JP3123149U - 建物用開き扉の開き角度制限装置 - Google Patents

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尚志 鈴木
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Abstract

【課題】建物用の開き扉の開き角度を制限する装置において、破損しにくく、調整が簡単で点検も容易な装置を提供する。
【解決手段】化学繊維材料で織製した織布ベルト製の帯状のベルト本体(5)の一端に取付部材(6)を設け、他端に固定部材(7)を設ける。取付部材(6)を支軸(23)に着脱可能に取り付ける。固定部材(7)には、ベルト本体(5)の長さを調節可能に保持する折り返し保持部(9)を設けてある。上記支軸(23)は開口部枠に設けられ、固定部材(7)は扉に固定され、扉の開き角度はベルト本体の長さにより制限される。
【選択図】図3

Description

本考案は、建物の開口部枠にヒンジを介して開閉自在に取り付けられた扉の開放を、所定の角度まで開いた状態でストップするようにした建物用開き扉の開き角度制限装置に関する。
例えば、近年、ビルや集合住宅等における点検口の多くは通路に面して設けられている。この点検口に設けた扉が大きく開いて通路を塞いだり、風に煽られて不用意に急開して壁等を傷つけたり、通行人に怪我をさせたりしないよう上記扉には開口制限を行うためのストップ装置が使用されている。一般の扉の場合、開き角度を制限するためには、アーム等を使用する場合も多いが、点検口等のように、設備の点検時のみに開閉する扉の場合、構造がシンプルで安価で、かつ耐久性と強度を兼ね備えたワイヤーストッパーが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
上記ワイヤーストッパーは、通常スチール製の撚り線で構成されているため、扉の開き角度を任意に調節するためのワイヤー長さ調整機構が複雑になり、経済的に得にくい。また、扉が開いているときワイヤーは伸びているが、扉が閉じる際にワイヤーがゆるみ、ワイヤーの剛性により扉と枠の間にワイヤーが挟み込まれて扉を閉鎖できなくなったり、ワイヤーがねじれる等の不都合があった。特に、ワイヤーがねじれたままで扉が開くと、ワイヤーにいわゆるキンク現象という折れ曲がりが発生し、このような折れ曲がりが繰り返えされることにより、ワイヤー破断に至る場合もあった。
さらに、枠側の固定部とワイヤー、扉側固定部とワイヤーが、扉を開いた状態で鋭角に折れ曲がるため、鋭角に曲がらぬような工夫が必要であった。その上、上述のような屈曲を生じていると、扉が風で煽られたとき急開した扉が衝撃的に停止することにより、ワイヤーに過負荷が加わり、一層不都合を生じやすい。また、枠や扉に取り付けたり、点検等する際に、取付部を簡単に着脱したり、安全状態に容易に取り付けできるように構成されていない。
特許第3509650号公報(特許請求の範囲、図1、図2)
本考案の解決課題は、ビルや集合住宅の開口部の扉、点検口の扉等の建物用開き扉において、スチールワイヤーのようにねじれを生じることがなく、破損しにくく、枠や扉に簡単に取り付けでき、着脱も可能でかつ開き角度の調整も容易にできるようにした建物用開き扉の開き角度制限装置を提供することである。
本考案によれば、帯状のベルト本体と該ベルト本体の端部に取り付けられる取付部材及び固定部材を具備し、建物の開口部枠若しくは該開口部枠に開閉自在に取り付けられた開き扉のいずれか一方に上記固定部材を固定し他方に上記取付部材を着脱可能に取り付け、上記固定部材に上記ベルト本体を長さ調節可能に保持する折り返し保持部を設けたことを特徴とする建物用開き扉の開き角度制限装置が提供され、上記ベルト本体は好ましくは耐久性のある化学繊維材料で織製された織布ベルトで構成されている。
本考案は上記のように構成され、帯状のベルト本体を用い、好ましくは化学繊維材料で織製した織布ベルトを用いたので、スチールワイヤーのようなねじれやキンク現象を生じることもなく、鋭角的な折れ曲がりも生じないから破損するおそれも少ない。その上、固定部材をねじ等で固定し、取付部材を着脱可能に設けたから、開口部枠や扉への取り付けが容易でかつ安定であり、点検時には取付部材を簡単に取り外して開き扉を自由に開放することもできる。さらに、ベルト本体の長さは、折り返し保持部でベルト本体の折り返し長さを調整すれば、手軽に可変できるから、開き角度の調節も容易であり、構成が簡単で経済的に得ることができる。
図1、図2は本考案の一実施例を示す説明図であり、扉(1)はヒンジ(2)を介して開口部枠(3)に開閉自在に取り付けられ、該扉(1)と開口部枠(3)間に扉の開き角度を制限する装置本体(4)が設けられている。
上記装置本体(4)は、帯状のベルト本体(5)と、該ベルト本体(5)の端部に取り付けられる取付部材(6)及び固定部材(7)を具備している。上記ベルト本体(5)は、耐久性のあるナイロン繊維、ポリエステル繊維等の化学繊維材料を織製した織布ベルトで好ましくは構成されているが、その他の耐久性を有するベルト材料で構成することもできる。
上記取付部材(6)及び固定部材(7)は、金属材料やプラスチック材料で略板状に作られ、上記開口部枠(3)若しくは上記扉(1)のいずれか一方に取付部材(6)を着脱可能に取り付け、他方に上記固定部材(7)をねじ(8)等で固定的に取り付けている。
上記固定部材(7)には、上記ベルト本体(5)を長さ調節可能に保持する折り返し保持部(9)が設けられている。該折り返し保持部(9)は、支持片(10)と挿通孔(11)を有し、爪片(12)を設けた開口溝(13)に通したベルト本体(5)を挿通孔(11a)に通して折り返し、支持片(10)の下をくぐらせた後、挿通孔(11b)から引き出し、上記開口溝(13)から上記ベルト本体(5)の裏面側に折り重ねてある。該ベルト本体(5)には、挿通孔(14)を有する調整部材(15)が長手方向に移動可能に取り付けられ、上記折り返し保持部(9)で折り返されたベルト本体(5)の端部(16)を上記挿通孔(14)間に設けた支持片(17)に巻回して縫着(18)してある。なお、調整部材(15)に代えてベルト本体(5)と上記端部(16)の接触面間に適宜の面ファスナーを設けて任意位置で上記端部を止着できるようにしてもよい(図示略)。
上記取付部材(6)には、上記ベルト本体(5)の他方の端部(19)を挿通して折り返し縫着(20)することができるよう挿通孔(21)が形成され、該挿通孔(21)に隣接して開口部枠(3)若しくは扉(1)に設けたフランジ状の径大部(22)を有する支軸(23)に着脱可能に嵌着するための装着孔(24)が形成されている。該装着孔(24)は、上記支軸(23)の径大部(22)の通過を許容する抜取孔部(25)と、通過を阻止する支持孔部(26)を有し、該抜取孔部(25)と支持孔部(26)は首孔部(27)で連通している。なお、該支持孔部(26)に取付部材(6)が安定状態で回動可能に嵌着するよう支軸(22)には頭(31)を設けてある。
上記支軸(23)に取付部材(6)を着脱する機構は適宜に構成することができる。図4に示す実施例では、上記支軸(23)に、径大部(22)の軸方向に隣接して上記首孔部(27)を通過可能な径小部(28)を形成し、該支軸を軸方向に移動可能に設けてある。図4に示す実施例では、開口部枠(3)の上枠若しくは扉(1)の上辺部等の取付部(29)に埋込ナット等の雌ねじ部(30)を設け、該雌ねじ部(30)にねじ係合するよう支軸(23)に雄ねじ部を形成し、該雄ねじ部を径小部(28)としてある。この構成により、径大部(22)を有する頭(31)が上記支持孔部(26)に嵌入している状態で支軸(23)をねじ込めば、図4(A)に示すように取付部材(6)は脱落しないように支軸(23)に連結される。そして、上記支軸(23)を回転してねじをゆるめると、上記径小部(28)が表われるから、該径小部(28)に首孔部(27)を対応させて取付部材(6)を横移動し、径大部(22)に抜取孔部(25)が対応するようにすれば、該取付部材(6)を支軸(23)から外すことができる(図4(B)、(C))。なお、上記支軸をねじ係合する代わりに、適宜のばね部材により径小部が没入する方向に支軸を付勢しておき、取付部材を外す際に、該ばね部材に抗して支軸を引き出し、径小部が表われるように構成してもよい(図示略)。
図5、図6は着脱する機構の他の実施例を示し、この実施例に用いる取付部材(6)は、首孔部(27)の孔縁を弾性的な挟持部片(32)で拡幅可能に形成した着脱プレート(33)と、ベルト本体(5)と支軸(23)間の引張り力を保持するためのベースプレート(34)を有し、該ベースプレート(34)を着脱プレート(33)の受溝(35)に嵌着して組み立てられる。この構成によれば、支軸(23)が支持孔部(26)に対応しているときは、取付部材(6)は脱落しないが、首孔部(27)を支軸(23)に対応させて取付部材(6)を押し込めば、上記挟持部片が弾性的にたわんで該支軸(23)と抜取孔部(25)が対応する位置に移動し、取付部材(6)を支軸(23)から外すことができる。
上記の構成により、扉(1)を開くと、該扉の開放は上記ベルト本体(5)の長さにより制限された位置で停止する。この際、ベルト本体(5)は、従来のスチールワイヤーのようにねじれを生じることはない。開き角度は、折り返し保持部でベルト本体の折り返し長さを可変することにより簡単に調整することができる。また、点検時には、上記取付部材を支軸から外せば、扉を全開でき、作業がしやすい。
本考案の一実施例を示し、扉を開いた状態の説明図。 扉を閉じた状態の説明図。 装置本体の一部省略斜視図。 取付部材の着脱機構の一実施例を示す説明図。 取付部材の他の実施例である着脱プレートを示し、(A)は正面図、(B)は断面図、(C)は背面図。 ベースプレートを示し、(A)は正面図、(B)は側面図。
符号の説明
1 扉
3 開口部枠
4 装置本体
5 ベルト本体
6 取付部材
7 固定部材
9 折り返し保持部
15 調整部材
23 支軸

Claims (6)

  1. 帯状のベルト本体と該ベルト本体の端部に取り付けられる取付部材及び固定部材を具備し、建物の開口部枠若しくは該開口部枠に開閉自在に取り付けられた開き扉のいずれか一方に上記固定部材を固定し他方に上記取付部材を着脱可能に取り付け、上記固定部材に上記ベルト本体を長さ調節可能に保持する折り返し保持部を設けたことを特徴とする建物用開き扉の開き角度制限装置。
  2. 上記固定部材の折り返し保持部は支持片と挿通孔を有し、該挿通孔に挿通したベルト本体の端部を折り返し該ベルト本体に移動可能に取り付けた調整部材に連結した請求項1に記載の建物用開き扉の開き角度制限装置。
  3. 上記開口部枠若しくは扉には、径大部を有する支軸が設けられ、上記取付部材には上記径大部の通過を許容する抜取孔部と通過を阻止する支持孔部を有する装着孔が形成され該抜取孔部と支持孔部は首孔部で連通している請求項1に記載の建物用開き扉の開き角度制限装置。
  4. 上記支軸は、上記径大部の軸方向に隣接して上記首孔部を通過可能な径小部を有し、該支軸を軸方向に移動可能に設けた請求項3に記載の建物用開き扉の開き角度制限装置。
  5. 上記首孔部の孔縁は、弾性的な挟持部片で拡幅可能に形成されている請求項3に記載の建物用開き扉の開き角度制限装置。
  6. 上記ベルト本体は、耐久性のある化学繊維材料で織製された織布ベルトである請求項1に記載の建物用開き扉の開き角度制限装置。
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