JP3122633U - 暖房機能つき履物 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリッパや靴等の履物において、使い捨てカイロを良好な状態で収容保持し、且つ簡単に出し入れし得るようにする。
【解決手段】内装材22と外装材23からなる甲部材12を有した履物において、内装材22と外装材23との間に扁平状の使い捨てカイロ5を収容し得るカイロ収容部6を設けている一方、外装材23に、使い捨てカイロ5をカイロ収容部6内に出し入れするための開口部24と、該開口部24を開閉する開閉手段4とを設けていることにより、暖房機能つき履物に対して使い捨てカイロ5を良好な状態で収容できるとともに使い捨てカイロの出し入れが簡単に行えるようにした。
【選択図】図1

Description

本願考案は、使い捨てカイロによる暖房機能をそなえた暖房機能つき履物に関するものである。
近年、身体を局部的に暖めることのできる使い捨てカイロが多用されているが、これらの使い捨てカイロは通常の場合、シャツのポケットに入れたり、肌着の上側に固定したりして使用されている。ところで、人体の胴体部分は上記のようにして、使い捨てカイロを着用することができるが、これまでのところ、人体の足先部分に使い捨てカイロを被着できるようにしたものは知られていない。人体の胴体部は、肌着、セーターなどの中着、上着などのように重ね着することに加えて、必要に応じ上記の使い捨てカイロ等によって必要な保温を図ることができるが、人体の足先部は、せいぜい厚手の靴下や足袋を着用して保温を図るくらいのことしかできない。このため、寒い日の屋外作業時、通勤・通学時(特に自転車乗車時)、冬期のスポーツ(スキーやスノーボード等)時又はその観戦時、オートバイ乗車時、登山時、アウトドアやレジャー時、冬のゴルフ時(コース移動時や観戦時)等には、人々は特にその足先部に寒冷感を憶えることになる。又、屋内においては、病院、介護施設、事務所は勿論、一般家庭においても、例え屋内暖房は完備していても、足先部の寒冷感をカバーする事は出来ないし、足先部の完全暖房は、手の先の完全暖房と共に、人々にとって特別必要な事柄で有りながら、残念ながら現時点では、満足するものが無かった。
なお、本願考案者が調査した範囲では、履物に何らかの暖房機能をもたせたものは発見することができなかった。
本願考案は、上記のような問題に鑑みてなされたもので暖房機能をもつ暖房機能つき履物を提案することを目的とするものである。
そこで、本願考案は、スリッパや靴などの履物において、使い捨てカイロを良好な状態で且つ簡単に出し入れし得るようにすることを目的としてなされたものである。すなわち、近年では、上記のように簡易に暖をとれる使い捨てカイロが普及しており、この使い捨てカイロを履物内部(足先が差し込まれる部分)に収納して足先の暖房を行うことが考えられる。ところが、履物内部に使い捨てカイロを収納する(履物内面に貼着する)と、そのカイロ入り履物を装着したときに、使い捨てカイロが直接足先に接触するため、低温やけどの懸念が生じるとともに装着感が極めて悪くなり、使用に耐え得るものではない。尚、使い捨てカイロを履物の外面に貼付けた場合には、使い捨てカイロの発熱が外気中に逃げるので、暖房用として機能しない。
そこで、本願考案は、スリッパや靴等の履物において、使い捨てカイロを良好な状態で収容保持し、且つ簡単に出し入れし得るようにすることを目的としてなされたものである。
本願考案は、上記課題を解決するための手段として、次の構成を有している。
すなわち、本願考案の暖房機能つき履物は、底部材の上側を甲部材で被覆した履物であって、甲部材の適所に偏平状の使い捨てカイロを収容し得るカイロ収容部を設けている一方、さらに使い捨てカイロをカイロ収容部内に出し入れするための開口部を開閉することができる開閉手段を設けて構成されている。
この暖房機能つき履物に使用される使い捨てカイロの大きさ(サイズ)は、特に限定するものではないが135×100mm乃至95×70mm程度のものが適当である。この使い捨てカイロには、片面に多数の針孔を形成した通気部を有しており(通気性のある不織布を使用したものもある)、他面に剥離紙付きの粘着剤を塗布している。尚、この種の使い捨てカイロは、使用前には通気性のない収納袋内に収納されており(発熱しない)、一旦使用後でも通気性のない収納袋内に収納することで、不要な発熱を抑えることができるようになっている。
本願考案の暖房機能つき履物は、その甲部材に、カイロ収容部を有している。カイロ収容部は、内装材と外装材からなっており、内装材には肌触りのよい生地(例えば布生地)が使用される一方、外装材には一般に比較的耐久性のある生地(例えば天然皮革、合成皮革、合繊繊維素材等)が使用される。
本願考案の暖房機能つき履物では、カイロ収容部に扁平状の使い捨てカイロを出し入れ自在に収容し得るようになっているが、該使い捨てカイロを収容する部分は、履物の甲部材側である。
カイロ収容部に設けたカイロ出し入れ用の開口部は、少なくとも使い捨てカイロを出し入れし得る大きさを有しているが、その開口部の形態としては、甲部材における外装材側部分にかなりの長さ範囲に亘って切り目を入れたものや、甲部材におけるカイロ収容部の外装材に使い捨てカイロを出し入れし得る大面積の切欠窓を設けたもの等が採用できる。
又、上記開口部を開閉する開閉手段としては、開口部が上記切り目の場合は該切り目をジッパーで開閉可能としたものを採用でき、開口部が上記切欠窓の場合は該切欠窓を被覆する蓋片(一辺が外装材表面に縫着されている)を例えば面ファスナー等で開閉し得るようにしたものを採用できる。
本願考案の暖房機能つき履物は、寒い日に使い捨てカイロを入れて使用するには、開閉手段を開操作して開口部を開放し、その開口部から使い捨てカイロをカイロ収容部に収容した後、開閉手段を閉操作して開口部を閉塞する。尚、使い捨てカイロは、その粘着剤塗布部を内装材に貼着することで、定位置に固定できる。
そして、カイロ収容部に使い捨てカイロを収容した状態では、該カイロの外面側に内装材又は外装材の生地(通気部)を介して空気が接触するので、該カイロの発熱組成物が発熱して履物内部を暖房できる。
履物から使い捨てカイロを取り出すには、開閉手段を開操作し、開口部からカイロ収容部にある使い捨てカイロを取り出せばよい。尚、使い捨てカイロに発熱の余力が残っている場合には、履物から取り出した後、その使い捨てカイロを通気性のない収納袋内に密封する(空気と遮断する)ことで、発熱組成物の未発熱部分の発熱を止めることができる(再使用できる)。
本願考案の暖房機能つき履物は、次のような効果がある。
(1) 上記のように使い捨てカイロを履物の甲部材に形成したカイロ収容部に出し入れ自在に収容できるので、寒い日に使い捨てカイロで履物内部を暖房できる。
(2) 使い捨てカイロをカイロ収容部の中に収容できるので、該使い捨てカイロが直接足先に接触することがなく、カイロ入りの暖房機能つき履物であっても装着感が悪くならない。
(3) 使い捨てカイロを袋状のカイロ収容部内に収容できるので、使い捨てカイロの収容状態が安定する。
(4) 開閉手段により開口部を開閉することで、使い捨てカイロをカイロ収容部内に出し入れできるので、該使い捨てカイロの出し入れ操作が簡単に行える。
図1〜図3には本願第1実施例の暖房機能つき履物(屋内履き用スリッパ)が示され、図4には本願第2実施例、図5には本願第3実施例、図6には本願第4実施例、図7には本願第5実施例、図8〜図9には本願第6実施例、図10〜図12には本願第7実施例、図13〜図14には本願第8実施例の暖房機能つき履物1が示されている。
図1〜図3の第1実施例
この第1実施例の屋内履き用スリッパ1は図2に示すように底部材11の上側に甲部材12を接合して構成されている。
甲部材12は、内装材22と外装材23からなる2層構成とされている(図2参照)。
内装材22には、肌触りがよく、また低温ヤケド防止に適した適度の熱伝導性をもつ生地(例えばフリース等の布生地)が使用されている。他方、外装材23には、一般に耐久性のある生地が使用されるが、外装材23として皮革素材等の通気性に乏しい生地を用いた場合には、後述するように使い捨てカイロ5に対応する位置に通気用の多数の小孔25,25・・(図1参照)を形成するか又は、他の実施例を示す図4、図5、図6、図7中で符号35で示す様に、通気性の有る素材(例えばオペロンニット等)の部分使用、又は通気可能な他の手法により、カイロの発熱を促進する。
この暖房機能つき履物1には、内装材22と外装材23との間に扁平状の使い捨てカイロ5を収容し得るカイロ収容部6を設けている。又、外装材23には、使い捨てカイロ5をカイロ収容部内に出し入れするための開口部24と、該開口部24を開閉する開閉手段4とを設けている。
本願の各実施例で使用される使い捨てカイロ5は、扁平状袋内に空気と接触して発熱する発熱組成物を収容したものである。この使い捨てカイロ5の大きさ(サイズ)は、特に限定するものではないが135×100mm乃至95×70mm程度のものが適当である。この使い捨てカイロ5には、片面に針孔等の通気部を有し(針孔にかえて生地に不織布を使用したものもある)、他面に剥離紙付きの粘着剤が塗布されている。
使い捨てカイロ5は、使用前には通気性のない収納袋内に収納されており(発熱しない)、一旦使用した後でも、図3に鎖線図示するように使い捨てカイロ5′を通気性のない密封袋26内に収納することで、以後の発熱を中断させることができるようになっている。尚、図3に鎖線図示する密封袋26は、カイロ5の使用前に収納されている収納袋とは別のもので、該密封袋26の開口部には密封用の嵌合ファスナー27が設けられていて、使用を中断した使い捨てカイロを密封袋26内に収納した後、該嵌合ファスナー27を閉じることで、該使い捨てカイロ5′の発熱を停止させることができる。
この第1実施例の暖房機能つき履物1では、カイロ出し入れ用の開口部24として、甲部材12における外装材23に切り目を入れて形成している。
この第1実施例の暖房機能つき履物1では、開口部24を開閉する開閉手段4としてジッパー41が採用されている。このジッパー41は、図1において、ツマミ42が実線図示位置にあるときに閉状態であり、該ツマミを符号42′で示す鎖線図示位置まで移動させると開口部24を全開させることができるようになっている。ジッパー41を全開位置まで開操作した状態では、図2に示すように外装材23における開口部24が対応する部分(開閉蓋片7)を外側にめくってカイロ収容部6を開放状態とすることができる。
この第1実施例の暖房機能つき履物1は、次のようにして使用される。尚、使い捨てカイロ5は、販売時には通気性のない包装袋内に密封収納した状態で保管されており、この保管状態ではカイロの発熱組成物が空気(外気)と接触しないので、発熱が起こらない。そして、使い捨てカイロ5が必要なときに、該カイロ5を包装袋から取り出せば、該カイロの発熱組成物に空気(外気)が接触して発熱が始まる。尚、この使い捨てカイロ5は、空気が接触し続けると10時間程度発熱が継続するが、途中で空気を遮断する(別に用意した図3の密封袋26内に再収納する)と発熱が中断する性質がある。
この暖房機能つき履物1のカイロ収容部6に使い捨てカイロ5を収容させるには、図2の鎖線図示状態(外装材23の開口部対応部分に形成される開閉蓋片7をめくった状態)で、内装材22と外装材23との間の所定位置に使い捨てカイロ5を差し入れて、該カイロ5の粘着剤塗布面を内装材22の外面に貼着させればよい。そして、使い捨てカイロ5を内装材22と外装材23間の所定位置に収容した後、ジッパー41のツマミ42を閉位置まで移動させることで開口部24を閉塞でき、図1及び図2に示すカイロ装着状態となる。
このカイロ装着状態では、使い捨てカイロ5に外装材23の小孔25,25・・及び符号35で示す通気素材(又は通気手法)を介して空気が接触しているので、該使い捨てカイロ5が発熱を継続しており、その熱でスリッパ内部を暖房するようになる。
図4の第2実施例
図4に示す第2実施例の暖房機能つき履物は、第1実施例の暖房機能つき履物と同様の屋内履き用スリッパであって、カイロ収容部6の開閉蓋片7に通気性の素材35をもって通気部を形成したもので、他の構成は第1実施例のものと同じであるのでその説明を省略する。
図5の第3実施例
図5に示す第3実施例は、本願考案をルームシューズに応用したもので、同図において符号1はルームシューズ、11はその底部材、12は甲部材である。このルームシューズ1の甲部材12の足先部には、開閉手段4(ジッパー41)で開閉できるカイロ収容部6があり、そのカイロ収容部6の中に使い捨てカイロ5を出し入れ自在に収納し得るようになっている。カイロ収容部6の開閉蓋片7には、色々な形状にデザイン化された通気性素材からなる通気部35,35が形成されている。
図6の第4実施例
図6に示す第4実施例は、第3実施例と同様、本願考案をルームシューズに応用したもので、同図において符号1はルームシューズ、11はその底部材、12は甲部材である。
この実施例のルームシューズでは、甲部材12の足先部に形成したカイロ収容部6を2本の開閉手段4(ジッパー41A,41Bと面ファスナー41C)で開閉し得るようにしている。符号42A,42Bは各ジッパー41A,41Bの開閉操作用ツマミである。この実施例のルームシューズ1では、使い捨てカイロをカイロ収容部6に出し入れするときは、前方のジッパー41Aと後方のジッパー41Bを開閉し、さらに面ファスナー41Cを引きはがして、使い捨てカイロ5の出し入れを行うことができる。前後のジッパー41A,41Bの中間位置には帯状の通気性の素材からなる通気部35が形成されている。
図7の第5実施例
図7には本願考案の第5実施例に係る暖房機能つき履物(ルームシューズ)が示されている。この実施例のルームシューズも底部材11の上側に甲部材12が接合されており、さらに甲部材12の足先部分に形成されるカイロ収容部6の入口部の開閉手段4として、左・右2本のジッパー41L・41R及び面ファスナー41Cを採用している。
左右2本のジッパー41L・41Rのそれぞれのツマミ42L・42Rは飾り兼用のチェーン43によってつながれており、この実施例のルームシューズにおいてカイロ収容部6を開放する際には、このチェーン43を前方(足先方向)に引くことにより、2本のジッパー41L・41Rを同時に開くことができる。そして、2本のジッパー41L・41Rが開いたあとは、開閉蓋片7のツマミ7aをもって開閉蓋片7を前方(足先方向)にめくり上げれば面ファスナー41Cが開くとともにカイロ収容部6を開放することができ、そのカイロ収容部6に使い捨てカイロ5を収容することができる。カイロ収容部6の開閉蓋片7を閉じるときには、チェーン43を手前側に引いて2本のジッパー41L・41Rを同時に閉じ、さらに開閉蓋片7のツマミ7aを上方から押さえつけて面ファスナー41Cを閉じればよい。なお、この実施例のものにおいても、カイロ収容部6の開閉蓋片7には通気性の素材からなる通気部35が形成されている。
なお、この2つのジッパー41L・41Rをチェーン43で同時に開閉する手法は、対象履物の形状、用途、デザイン等の条件によっては、ジッパー41L・41Rの開閉方向を逆方向にする(ジッパー41L・41Rを閉じたとき、チェーン43の引き手が足先部にある)ことも可能である。
なお、この2本のジッパー41L・41Rをチェーンなどで同時に開閉する手法は、本願考案の対象である履物以外の、例えば手袋、膝部当て、その他身体の一部に開口部を作る場合、又、あらゆる物品の出し入れに際して、それを容易にする為に、ワンタッチで大きな開口部を作る事が必要とされる場合の、全ての場面で使用する事が出来る。
なお、上記図4〜図7に示す第2〜第5実施例の各暖房機能つき履物においても、甲部材12が内装材と外装材の2層構造とされており、そして同内装材と外装材の間に使い捨てカイロ5を収容するためのカイロ収容部6が形成されていることは図1〜図2に示す第1実施例と同様である。
図8〜図10の第6実施例
図8〜図10には本願考案の第6実施例にかかる暖房機能つき履物(ルームシューズ)が示されている。この第6実施例のルームシューズは、上記の第1〜第5の各実施例にかかる暖房機能つき履物が、そのカイロ収容部の開閉手段としてジッパーを使用していたのに対し、カイロ収容部の開閉手段として面ファスナーのみを使用したものである(図10に示す第7実施例についても同じ)。
図8に示すルームシューズ1は、底部材11の足先側をつま先部まで甲部材12で覆って構成されているとともに、甲部材12の一側端12B側に使い捨てカイロ5の収容部6を構成するための開閉蓋片7を接合している。甲部材12の他の一側端12Aには開閉蓋片7側の一側辺に設けた面ファスナー31Bと接合し合う(又は剥離する)面ファスナー31Aが設けられている。
甲部材12の周辺は、甲部材12の形状を保つために、補強部材32A,32B,32C,32Dで補強されている。甲部材12の上面には使い捨てカイロ5が貼りつけられるようになっており、同甲部材12の上面部分(使い捨てカイロ5が貼りつけられる部分)は使い捨てカイロ5からの熱が適度に足先部に伝達されるような材料(しかも、低温ヤケドをおこさないような材料)、たとえばフェルト材等で構成されている。開閉蓋片7のほぼ中央部には使い捨てカイロ5に発熱作用をおこさせる空気を供給するために、通気性の素材からなる通気部35が設けられている。
図8に示す暖房機能つき履物(ルームシューズ)1を使用する場合は、先ず甲部材12の上面に使い捨てカイロ5を貼りつけ、さらにその上から開閉蓋片7をかぶせて、面ファスナー31A,31Bを押しつけて相互に接合する(図9参照)。そのようにすると、通気部材35を介して流通する空気との接触によって使い捨てカイロ5が発熱し、ルームシューズ着用者の足先を暖めることができる。
この第6実施例のルームシューズは、開閉蓋片7が大きく、それによってカイロ収容部6を大きく開放することができるので、使い捨てカイロ5の貼りつけ又は取り外しが容易に行えるメリットがある。
なお、図10は図9におけるX−X断面図であり、図10において符号11は底部材、12は甲部材、5は使い捨てカイロ、6はカイロ収容部、7はカイロ収容部の開閉蓋片、35は開閉蓋片7に形成した通気部材、31A,31Bは相互に接合又は剥離する面ファスナー、32B,32Cは補強部材を示している。
図11〜図12の第7実施例
図11〜図12に示す第7実施例の暖房機能つき履物(ルームシューズ)は、第6実施例の場合と同様、カイロ収容部6の開閉蓋片7が大きく開放されて使い捨てカイロ5の着脱が容易に行えるようにしたものである。この第7実施例のルームシューズ1では、甲部材12の左右両側辺上面に面ファスナー31A,31Cが設けられており、これに対して開閉蓋片7の両側辺下面には面ファスナー31B,31Dが設けられている。
この実施例のルームシューズにおいてもカイロ収容部6の開閉蓋片7のほぼ中央部に使い捨てカイロ5へ反応用の空気を供給するための通気部材35が設けられている。この実施例のルームシューズを使用する場合は、開閉蓋片7をめくって甲部材12の上面に使い捨てカイロ5を貼りつけ、その後その上から開閉蓋片7をかぶせて両サイドの面ファスナー部分(31A・31B),(31C・31D)を上方から押しつけて開閉蓋片7を固定する。
また、使い捨てカイロ5を取り外すときは、その逆に操作するとよい。
図13〜図14の第8実施例
上記各実施例(第1〜第7実施例)は、それぞれ屋内履き用のスリッパあるいはルームシューズに本願考案を応用したものであったが、本願考案は図13〜図14に示すような屋外履き用の靴にも応用することができる。
図13〜図14において符号1は本願考案の第8実施例にかかる暖房機能つき履物(靴)、11は底部材、12は甲部材を示している。この実施例の靴においても、甲部材12の足先部分には使い捨てカイロ5を収容するためのカイロ収容部6が形成されている。甲部材12が内装材と外装材の2層構造とされているのは図1〜図2に示す第1実施例の場合と同様であり、カイロ収容部6の上面を覆う開閉蓋片7の周囲にカイロ収容部6開閉用の開閉手段4(ジッパー41)が設けられていることも図1〜図2に示す第1実施例の場合と同様である。なお、図13において符号35はカイロ収容部6内に収容された使い捨てカイロ5を発熱させるための通気性素材からなる通気部材である。この実施例の靴1において、カイロ収容部6内に使い捨てカイロ5を収容する場合は、ツマミ42をもってジッパー41を開放し、開閉蓋片7を手前側へめくり上げ、その下に使い捨てカイロ5を収容し、そのあと開閉蓋片7をおろしてジッパー41を閉める。又、カイロ収容部6から使い捨てカイロ5を取り出すときも、先ずジッパー41を開放して開閉蓋片7をめくり上げ、使い捨てカイロ5を取り出したあと、開閉蓋片7をおろしてジッパー41を閉める。
本願考案のその他の実施形態
本願考案の暖房機能つき履物は、その実施対象として、上記の屋内履き用スリッパ、ルームシューズ、屋外履き用靴以外にもソックスカバーやサンダル等を選定することもできる。
本願第1実施例の暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 図1のII−II断面図である。 図1の暖房機能つき履物において使用された使用途中の使い捨てカイロの収納状態図である。 本願第2実施例の暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 本願第3実施例の暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 本願第4実施例の暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 本願第5実施例の暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 本願第6実施例の暖房機能つき履物における開閉蓋片を開放した状態での平面図である。 図8に示す暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 図9のX−X断面図である。 本願第7実施例の暖房機能つき履物における開閉蓋片を開放した状態での平面図である。 図11に示す暖房機能つき履物における使い捨てカイロを収容した状態での平面図である。 本願第8実施例の暖房機能つき履物(靴)の平面図である。 図13に示す靴の側面図である。
符号の説明
1は暖房機能つき履物、4は開閉手段、5は使い捨てカイロ、6はカイロ収容部、7は開閉蓋片、11は底部材、12は甲部材、22は内装材、23は外装材、24は開口部(切り目)、25は小孔、31A,31B,31C,31Dは面ファスナー、35は通気部材、41はジッパーである。

Claims (1)

  1. 底部材(11)の上側を甲部材(12)で被覆した履物(1)であって、前記甲部材(12)の適所に偏平状の使い捨てカイロ(5)を収容するカイロ収容部(6)を設け、さらに該カイロ収容部(6)の開口部(24)を開閉手段(4)により開閉可能としたことを特徴とする暖房機能つき履物。
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