JP3122123U - X線防護箱及びこのx線防護箱を使用するx線検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製作の容易なX線防護箱およびX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線防護箱1は、前面、後面パネル11、12、上面、下面パネル13、14及び右側、左側パネル15、16の各パネルの内面にX線遮蔽部材18を装着するとともに、X線源3から放射されるX線4が照射する右側パネル15と前面パネル11、後面パネル12、上面パネル13及び下面パネル14が形成する角部の外側にX線遮蔽部材19A、19Bを固着してX線4の直接線4A及び右側パネル15の内側の金属板18aに当たって散乱する散乱線4Bの外部への漏洩を防護する。
【選択図】 図1
【解決手段】X線防護箱1は、前面、後面パネル11、12、上面、下面パネル13、14及び右側、左側パネル15、16の各パネルの内面にX線遮蔽部材18を装着するとともに、X線源3から放射されるX線4が照射する右側パネル15と前面パネル11、後面パネル12、上面パネル13及び下面パネル14が形成する角部の外側にX線遮蔽部材19A、19Bを固着してX線4の直接線4A及び右側パネル15の内側の金属板18aに当たって散乱する散乱線4Bの外部への漏洩を防護する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、X線源を内蔵し被検査物にX線を照射するためのX線防護箱及びこのX線防護箱を使用して被検査物の形状、形状欠陥、物理、化学特性を検査するX線検査装置に関する。
X線は内蔵物の形状検査や試料分析に広く利用されている。例えばX線を被検査物に照射しその透過光を検出して画像を合成し、被検査物の形状や特性の判別、良否の判定等を行うX線検査装置6は、図3に示すように例えばベルトコンベア7によって搬入された被検査物2を収容してX線4を照射しその形状を検査し合否を判定する装置であって、X線4を発生するX線源3と、透過したX線4の強度を検出する個々のX線センサを平面状に集合させたX線検出器5を内設するとともに、X線4の外部への漏洩を防護する手段を備えたX線防護箱100と、その下部に配設されたX線検査装置6全体を制御する制御ユニット8からなるX線検査装置本体9と検査結果の合否を表示する表示ユニット10から構成されている。前記X線検査装置本体9はX線防護箱100と制御ユニット8を図示しないが機械的にはネジを用い、電気的にはケーブルを用いて結合している。また前記制御ユニット8と表示ユニット10とはケーブルを用いて結合されている。
前記制御ユニット8は、図4に示すように前記X線源3を作動するための高電圧電源81、前記X線検出器5を動作させる駆動部82と、X線防護箱100内のX線源3からのX線4を被検査物2に照射してX線検出器5で検出されたX線強度に比例した検出信号を順次画像処理して画像化する画像処理部83、合成された画像を判別してその合否を決定してその判定結果を記憶し、表示部ユニット10に表示データを送信するとともにX線検査装置本体9を制御する制御部84及びこれらの構成要素に必要な電圧を供給する電源部85から構成されている(例えば特許文献1参照)。
図3に示したX線検査装置6において、前記ベルトコンベア7によって搬送されてくる被検査物2は一定速度でX線防護箱100内を通過するが、その間X線4が照射され、透過したX線4の強度はX線検出器5によって検出されるとともにその検出信号は順次前記画像処理部83に送られ画像化される。この画像は予め制御部84内に記憶されている標準画像と比較され、その合否が判定される。この判定結果は制御部84から表示ユニット10に送られ表示される。
前記X線防護箱100には、従来種々のX線漏洩防止手段が採用されているが、その一例を図5に示す。このX線防護箱100は、前記被検査物2を搬入するための鉛ゴム製のれん101aを設けた前面パネル101、後面パネル102、上面、下面パネル103、104及び右側、左側パネル105、106をL形フレーム107に溶接またはネジ止めにより結合して構成されている。各パネルは鉛製のX線遮蔽部材108が嵌め込まれ金属板109により一体的に固定されている。前記L形フレーム107にはX線源110から発射されるX線4で直接照射される直接線4Aを遮蔽するための直接線・散乱線遮蔽部材111が固着され、さらに直接線4Aが右側パネル105の内壁に当たって散乱する散乱線4Bを遮蔽するための散乱線遮蔽部材112が右側パネル105とL形フレーム107の境界を覆うように固着されている。
特開2000−39406号公報
上記X線防護箱100は、その角部から漏洩するX線4の直接線4Aと散乱線4Bを遮蔽するために直接線・散乱線遮蔽部材111と散乱線遮蔽部材112の2種類のX線遮蔽部品が必要となる。また、これらの遮蔽部品はすべてX線防護箱100のパネル内側に取り付けられるために作業者はX線防護箱100の内部に身体を入れて作業をしなければならず特に角部における作業性が困難であるという問題がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、X線遮蔽部品の取り付けが容易なX線防護箱及びこのX線防護箱を使用するX線検査装置を提供することを目的とするものである。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、X線遮蔽部品の取り付けが容易なX線防護箱及びこのX線防護箱を使用するX線検査装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本考案のX線防護箱は、被検査物に照射するX線を発射するX線源を内蔵し、X線の外部への漏洩を遮蔽するX線遮蔽手段を内部に備えたX線防護箱において、X線防護箱の外角部に沿ってX線の漏洩を遮蔽するX線遮蔽部材を外部に設けている。
さらに、本考案のX線防護箱は前記X線防護箱に前記外角部に設けたX線遮蔽部材を覆うための外装カバーを設けている。
また、本考案のX線検査装置は前記X線防護箱を使用している。
さらに、本考案のX線防護箱は前記X線防護箱に前記外角部に設けたX線遮蔽部材を覆うための外装カバーを設けている。
また、本考案のX線検査装置は前記X線防護箱を使用している。
本考案のX線防護箱及びこのX線防護箱を使用したX線検査装置は、角部からの散乱線の漏洩を遮蔽する散乱線遮蔽用部材を無くすことができるので部品コストが下がる。また、角部からの直接線、散乱線の漏洩を遮蔽する直接線・散乱線遮蔽部材の内部取付作業を外部取付作業に変更されるので作業性が良くなり組立工数が減少する。さらには外装カバーを設けることで装置全体の見栄えを向上させることができる。
本考案の最良の形態のX線防護箱は、被検査物に照射するX線を発射するX線源を内蔵し、X線の外部への漏洩を遮蔽するX線遮蔽手段を内部に備えたX線防護箱において、X線防護箱の外角部に沿ってX線の漏洩を遮蔽するX線遮蔽部材を設け、さらにその外側を覆う外装カバーを設けたものである。また、本考案のX線検査装置は前記X線防護箱を使用するものである。
本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本考案の実施例によるX線防護箱1の外観斜視図(A)とそのB−B断面右上図(B)、図2は他の実施例によるX線防護箱1の外観斜視図(A)とそのC−C断面右上図(B)である。
前記X線防護箱1は、図1(A)に示すように前記被検査物2(図3参照)を搬入するために鉛ゴム製の短冊形ののれん11aが設けられた前面パネル11と、検査された被検査物2を搬出するために前記のれん11aと同様なのれん(図示省略)が設けられた後面パネル12と、上面パネル13及び下面パネル14と、右側パネル15と左側パネル16を図1(B)に示すL形フレーム17に図示しないが溶接又は螺合により互いに密着するように結合して形成されている。これら各パネル11、12、13、14、15、16には厚さが約10mm程度の鉛製のX線遮蔽部材18が嵌め込まれ金属板18aで一体的に固定されている。そしてさらに、このX線防護箱1には内設されているX線源3から発射されるX線4が前記X線遮蔽部材18を通って外部へ直接漏洩する直接線4Aと、一旦右側パネル15の内面に当たって散乱する散乱線4Bを遮蔽するために、同質のX線遮蔽部材19A、19Bが右側パネル15の周辺の角部の外面に沿って貼着されている。
上記X線防護箱1内のX線源3から発射されたX線4は円錐状に広がって右側パネル15に向かって放射され、前記被検査物2を透過するかあるいは透過光を検出する後述のX線検出器5(図2参照)を直接照射する。X線4の一部は直接線4Aとして図1(B)に示すようにL形フレーム17部分に照射され右側パネル15の遮蔽力の弱い角部から直接線4Aが外部へ漏洩しようとするが、X線遮蔽部材19A、19Bによって漏洩が阻止される。また、右側パネル15の内壁に当たった後内壁に沿って四方に散乱する散乱線4Bも右側パネル15の角部から外部に漏洩しようとするが外側に貼着されたX線遮蔽部材19A、19Bにより外部への漏洩が阻止される。これにより、X線防護箱1の各部からの漏洩X線量は1マイクロシーベルト(μSv)以下に抑えられる。
図2は本考案の他の実施例によるX線防護箱1Aの形状を示す外観斜視図(A)とC−C断面右上図(B)である。このX線防護箱1Aは前記X線防護箱1のX線遮蔽部材19A、19Bを覆う樹脂又は金属製の外装カバー20を装着したもので、このX線防護箱1Aの外観を良好にすることができる。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば前面パネル11ののれん11aの代わりにX線遮蔽部材を装着した開閉扉を設けるようにしてもよい。また、X線防護箱1の形状は直方体に限るものではなく例えば円筒型にすることも可能である。
本考案のX線防護箱は、X線を照射して物体の形状や形状の欠陥を検査するX線検査装置、物理的、化学的特性を検査するX線分析計に用いることができる。
1 X線防護箱
11 前面パネル
11a のれん
12 後面パネル
13 上面パネル
14 下面パネル
15 右側パネル
16 左側パネル
17 L形フレーム
18 X線遮蔽部材
19A X線遮蔽部材
19B X線遮蔽部材
2 被検査物
3 X線源
4 X線
4A 直接線
4B 散乱線
5 X線検出器
6 X線検査装置
7 ベルトコンベア
8 制御ユニット
81 高電圧電源
82 駆動部
83 画像処理部
84 制御部
85 電源部
9 X線検査装置本体
10 表示ユニット
20 外装カバー
100 X線防護箱
101 前面パネル
101a のれん
102 後面パネル
103 上面パネル
104 下面パネル
105 右側パネル
106 左側パネル
107 L形フレーム
108 X線遮蔽部材
109 金属板
110 X線源
111 直接線・散乱線遮蔽部材
112 散乱線遮蔽部材
11 前面パネル
11a のれん
12 後面パネル
13 上面パネル
14 下面パネル
15 右側パネル
16 左側パネル
17 L形フレーム
18 X線遮蔽部材
19A X線遮蔽部材
19B X線遮蔽部材
2 被検査物
3 X線源
4 X線
4A 直接線
4B 散乱線
5 X線検出器
6 X線検査装置
7 ベルトコンベア
8 制御ユニット
81 高電圧電源
82 駆動部
83 画像処理部
84 制御部
85 電源部
9 X線検査装置本体
10 表示ユニット
20 外装カバー
100 X線防護箱
101 前面パネル
101a のれん
102 後面パネル
103 上面パネル
104 下面パネル
105 右側パネル
106 左側パネル
107 L形フレーム
108 X線遮蔽部材
109 金属板
110 X線源
111 直接線・散乱線遮蔽部材
112 散乱線遮蔽部材
Claims (3)
- 被検査物に照射するX線を発射するX線源を内蔵し、X線の外部への漏洩を遮蔽するX線遮蔽手段を内部に備えたX線防護箱において、X線防護箱の外角部に沿ってX線の漏洩を遮蔽するX線遮蔽部材を外部に設けたことを特徴とするX線防護箱。
- 請求項1に記載されたX線防護箱であって、前記外角部に設けたX線遮蔽部材を覆うための外装カバーを設けたことを特徴とするX線防護箱。
- 請求項1または2に記載されたX線防護箱を使用することを特徴とするX線検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002069U JP3122123U (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | X線防護箱及びこのx線防護箱を使用するx線検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006002069U JP3122123U (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | X線防護箱及びこのx線防護箱を使用するx線検査装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009063895A Continuation JP4888504B2 (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | X線防護箱及びこのx線防護箱を使用するx線検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3122123U true JP3122123U (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=43472197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006002069U Ceased JP3122123U (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | X線防護箱及びこのx線防護箱を使用するx線検査装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3122123U (ja) |
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- 2006-03-23 JP JP2006002069U patent/JP3122123U/ja not_active Ceased
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