JP3122090U - 防火扉・防火壁の防火断熱構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】防火扉・防火壁の防火断熱構造の提供。
【解決手段】一種の防火扉・防火壁の防火断熱構造、特に耐火材の中空枠体より作製する戸板または壁板内部の構造に関わるもので、この防火断熱構造は、発泡材支持板に1層のセメント断熱材組成の板ブロックを設け、セメント断熱材は少なくとも膨張素材を他の有機または無機防火材と混合して作製する。本考案は火事のとき、発泡支持板は熱を受けて、素早く溶融し、その熱によりセメント断熱材を直ちに膨張させ、枠体全体に充満する。セメント断熱材を膨張した後、枠体と緊密に接合し、より良い防火断熱効果を実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】一種の防火扉・防火壁の防火断熱構造、特に耐火材の中空枠体より作製する戸板または壁板内部の構造に関わるもので、この防火断熱構造は、発泡材支持板に1層のセメント断熱材組成の板ブロックを設け、セメント断熱材は少なくとも膨張素材を他の有機または無機防火材と混合して作製する。本考案は火事のとき、発泡支持板は熱を受けて、素早く溶融し、その熱によりセメント断熱材を直ちに膨張させ、枠体全体に充満する。セメント断熱材を膨張した後、枠体と緊密に接合し、より良い防火断熱効果を実現できる。
【選択図】図1
Description
本考案は一種の防火扉・防火壁の防火断熱構造、特に一種の構造簡単、施工便利、モジュール化可能、防火断熱機能を有効に実現するほか、戸板または壁板構造強度を向上する防火扉・防火壁の断熱構造に関わる。
公知技術の防火扉・防火壁の防火断熱構造は、金属製または特殊耐火素材の板を用いた中空の板ブロック構造である。たいていは金属製の薄板または耐火材の火特性を利用し、防火仕切りを実現している。しかしながら、前記公知技術の構造は火事発生のとき、短時間しか遮断できなく、熱を防火扉・防火壁の向こう側に隔離することができない。熱を隔離する効果がないため、焼損により変形され、熱と火が他端に延焼してしまう結果、防火断熱機能を有効に果たせない。公知技術の中空板ブロックは、内部が中空状態のため、耐衝撃強度が低い、防音効果も良くない。さらに、板表面が変形しやすく、実用性になお不足している。
前記公知技術の欠点を改善するため、もう一種の構造が開発された。主に、中空の防火扉・防火壁構造体内部に防火のグラスウール、石綿またはプラスチック製の発泡材を使用することにより、火の燃える勢いと延焼速度を緩める効果を図っている。しかしながら、その公知技術の構造体は、中空形状の扉・壁板内部に充填された防火材は軟性で、しかも密度の低いグラスウール、石綿または発泡材のため、耐衝撃強度および耐熱効果はレンガ壁またはセメントより劣る。
本考案の主な目的は、構造簡単、施工便利、規格を体系化、防火断熱機能を実現する一種の防火扉・防火壁防火断熱の構造を提供する。
本考案のさらに一つの目的は、戸板または壁板の耐衝撃強度と防音効果を向上できる防火扉・防火壁の防火断熱構造を備えた一種の防火扉・防火壁防火断熱の構造を提供する。
上記目的を達成するため、本考案の防火扉・防火壁の防火断熱構造は主に、発泡支持板に、セメント系断熱組成の板ブロックを設け、セメント系断熱材は膨張素材とその他の有機または無機物あるいは、その他の有機または無機防火材より構成する。
前記の組み合わせ構造を使用するとき、本考案の防火断熱構造は板ブロック形状のため、扉・壁板の大きさと形状に沿って裁断した上、既成の枠体に取り付けることができる。火事のとき、内部に備える発泡支持板は熱により溶融され、セメント断熱材を直ちに膨張させる。セメント断熱材が扉・壁板の枠体内部で膨張し、膨張後の形態は枠体の形状で枠体全体に充満し、隙間を残らずに枠体を満遍なく緊密に接合するため、密度が高く、丈夫さも向上され、より良い防火断熱効果が得られるほか、本考案はぎっしり詰めた扉・壁板構造のため、耐衝撃強度も向上されきる。
請求項1の考案は、一種の防火扉・防火壁の防火断熱構造であり、該防火断熱構造は耐火材より作製された枠体の戸板または壁板内部に設け、
防火断熱構造は発泡支持板にセメント断熱材組成の板ブロックを設け、このセメント断熱材は膨張素材とその他有機または無機防火材より作製されることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、防火断熱構造は数枚の発泡支持板とセメント断熱材を交差配列により構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項3の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板とセメント断熱材の接触面は高さが異なる波状の荒い表面構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項4の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板の表面に凹み溝を設け、その内部にセメント断熱材を設けて構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項5の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板の表面に1層の薄いセメント断熱材を設けて構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項6の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、セメント断熱材に含まれる膨張素材は石墨材であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
防火断熱構造は発泡支持板にセメント断熱材組成の板ブロックを設け、このセメント断熱材は膨張素材とその他有機または無機防火材より作製されることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、防火断熱構造は数枚の発泡支持板とセメント断熱材を交差配列により構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項3の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板とセメント断熱材の接触面は高さが異なる波状の荒い表面構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項4の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板の表面に凹み溝を設け、その内部にセメント断熱材を設けて構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項5の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板の表面に1層の薄いセメント断熱材を設けて構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
請求項6の考案は、請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、セメント断熱材に含まれる膨張素材は石墨材であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造としている。
本考案に開示した防火扉・防火壁の防火断熱構造が簡単、施工便利、防火断熱機能の実用性を確実に実現できる。
図1から図5に示すものは、本考案の防火扉・防火壁の防火断熱構造である。この防火断熱構造10は、一種の耐火材の空枠体20を戸板または壁板内部に設ける構造である。
防火断熱構造10は発泡支持板11にセメント断熱材12より構成する板ブロックを設け、セメント断熱材12は膨張素材とその他有機または無機防火材を水との混合により作り上げて、発泡支持板11に塗布または注入し、乾燥させた後、セメント板の状態になる。前記の膨張素材は石墨またはその他同じ特性を有する素材を使用しても良い。
防火断熱構造10は発泡支持板11にセメント断熱材12より構成する板ブロックを設け、セメント断熱材12は膨張素材とその他有機または無機防火材を水との混合により作り上げて、発泡支持板11に塗布または注入し、乾燥させた後、セメント板の状態になる。前記の膨張素材は石墨またはその他同じ特性を有する素材を使用しても良い。
図3から図5に示すとおり、防火断熱構造10は2枚の発泡支持板11により、1層のセメント断熱材12(図3)を挟み、または発泡支持板11の両側に、1層のセメント断熱材12(図4)を塗布して、3層状態、あるいは数枚の交差配列により、4層、5層もしくはより多くの層を設けても良い。このほか、前記の発泡支持板11の表面に凹み溝111をえぐってから、セメント断熱材12をその内部に設けて(図5)モジュール化の防火断熱構造10を構成する。前記のセメント断熱材12外部はさらに、蓋板112を被せた上、セメント断熱材12を発泡支持板11内部に設けても良い。
前記の構造により、セメント断熱材12の付着効果を向上させるため、防火断熱構造10の発泡支持板11とセメント断熱材12の接触面は平面体または高さが異なる波状の荒い表面に仕上げる。この荒い表面は波状、網状、突起粒状またはその他不規則の起伏状の表面を設ける。
前記の組み合わせ構造を使用するとき、本考案の防火断熱構造10は板ブロック形状のため、扉・壁板の枠体20大きさと形状に沿って裁断した上、既成の枠体20へ簡単に取り付けられる。火事のとき、内部に備える発泡支持板12は熱により溶融し、セメント断熱材12を直ちに膨張させる。セメント断熱材12が扉・壁板の枠体内部で膨張し、膨張後の形態は枠体20の形状で枠体20全体に充満し、隙間を残らずに枠体を満遍なく緊密に接合するため、密度が高く、丈夫さも向上され、より良い防火断熱効果が得られるほか、本考案はぎっしり詰めた扉・壁板構造のため、耐衝撃強度も向上されきる。
前記の構造の発泡支持板11はセメント断熱材12と結合する前または結合した後に、発泡支持板11の表面に、塗装または浸漬け方式により、薄いセメント断熱材12をその表面に覆うこともできる。この構造により、火事のとき、セメント断熱材12によって覆われていたため、発泡支持板11が熱により溶融されたとき、着火による濃い煙や炎または有毒物質の発生を防止でき、実用効果が向上される。
10 防火断熱構造
20 枠体
11 発泡支持板
12 セメント断熱材
111 凹み溝
112 蓋板
20 枠体
11 発泡支持板
12 セメント断熱材
111 凹み溝
112 蓋板
Claims (6)
- 一種の防火扉・防火壁の防火断熱構造であり、該防火断熱構造は耐火材より作製された枠体の戸板または壁板内部に設け、
防火断熱構造は発泡支持板にセメント断熱材組成の板ブロックを設け、このセメント断熱材は膨張素材とその他有機または無機防火材より作製されることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造。 - 請求項1記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、防火断熱構造は数枚の発泡支持板とセメント断熱材を交差配列により構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造。
- 請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板とセメント断熱材の接触面は高さが異なる波状の荒い表面構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造。
- 請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板の表面に凹み溝を設け、その内部にセメント断熱材を設けて構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造。
- 請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、発泡支持板の表面に1層の薄いセメント断熱材を設けて構成する構造であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造。
- 請求項1または請求項2記載の防火扉・防火壁の防火断熱構造において、セメント断熱材に含まれる膨張素材は石墨材であることを特徴とする防火扉・防火壁の防火断熱構造。
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---|---|---|---|---|
JPH0575286U (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-15 | セイレイ工業株式会社 | 高所作業車並びにその作業台構造 |
CN108049562A (zh) * | 2017-11-24 | 2018-05-18 | 贵州楚智建材科技有限公司 | 一种竹木纤维墙板 |
CN112878876A (zh) * | 2021-01-20 | 2021-06-01 | 福建诚安蓝盾实业有限公司 | 一种无缝闭合隔烟阻燃防火门 |
CN114876097A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-08-09 | 南阳市至德建材有限公司 | 轻型组合式防火墙板 |
CN115059194A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-09-16 | 应急管理部四川消防研究所 | 一种换流站阀厅注水冷却式防火封堵方法 |
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