JP3121962B2 - 追跡機能付画像形成装置 - Google Patents
追跡機能付画像形成装置Info
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Description
製禁止物を複写した場合に,該複写物に判読可能な特定
の識別パターンを付加し,該パターンからその複写物を
出力した装置を特定できるデジタルカラー複写機等の追
跡機能付画像形成装置に関するものである。
力画像の高画質化に伴い,紙幣や有価証券等の複製禁止
物を偽造するという社会的な問題点がさらにクローズア
ップされてきた。このような悪用複写の問題に対して,
例えば,特開平4−294682号公報に開示されてい
る「画像形成装置」がある。これは人間の目ではほとん
ど識別しにくい色の特定パターンを画像信号に付加して
画像形成を行うもので,例えば,装置特有の認識番号や
符号を特定パターンとして付加することにより,その装
置を特定し,最終的に偽造複写を行った人物を追跡する
ことができるようにしたものである。
ような従来における画像形成装置にあっては,付加され
る特定パターンは,その性質上,人間の目では容易に識
別できないようにする必要があり,また,その特定パタ
ーンが英数字等の人間が識別しやすいパターンであって
は画像データに好ましくない影響を与えてしまうという
問題点があった。一方,付加するパターンに符号を用い
て該符号を印写し,識別しにくくすることもできるが,
その印写された符号は見にくいため,パターン解読が困
難になり,追跡作業に時間がかかり,追跡作業が難しく
なるという問題点があった。
って,紙幣や有価証券等の複製禁止物の複写処理時にお
いて,該複写面に解読の容易な符号パターンを印写し,
その追跡作業の迅速化と確実性を図ることを目的とす
る。
達成するために,原稿から読み取った画像データに対し
所定の画像処理を実行して画像を出力する追跡機能付画
像形成装置において,内部に基準位置となる基準パター
ンを含む符号パターンを格納するパターンデータ格納手
段と,前記パターンデータ格納手段から符号パターンを
繰り返し読み出して前記画像データと合成する合成手段
とを具備する追跡機能付画像形成装置を提供するもので
ある。
する符号パターンは,方向性を有したパターンである。
信号に付加する符号パターンを,パターン内部に該パタ
ーンの基準位置となる基準パターンを設けた符号パター
ンとして,その基準パターン部分が示す基準位置を明ら
かにすることにより符号パターンの解読を容易にする。
て説明する。図1は,本発明に係る追跡機能付画像形成
装置の主要構成を示すブロック図である。図において,
101は原稿情報を走査により,あるいはメモリ等の記
憶手段から順次,画像データとして読み取る画像読取
部,102は画像読取部101により読み取られた画像
データに対して所定の加工処理(後述する)を実行する
画像処理部,103は画像処理部102により処理され
た画像データを記録紙等に出力する画像記録部である。
101により読み取られた画像データは画像処理部10
2に入力され,各種画像処理が実行された後,画像記録
部103に対して出力される。該画像記録部103にお
いては上記画像データを記録紙に出力する。
を示すブロック図である。図において,201はRGB
画像データ信号の各データ信号毎に独立して主走査変倍
処理を実行する変倍処理部,202はレンズ光学系(図
示せず)のぼけ等を補正するためにRGB画像データ信
号にMTF補正(鮮鋭化)処理を実行するRGBフィル
タ,203はRGB画像データ信号のグレーバランス等
のγ補正処理を実行するRGBγ補正部,204はRG
B画像データ信号に対して必要に応じて,例えば,ミラ
ー処理,斜体処理,影付け処理,ペイント処理,移動処
理等の各種加工処理を実行する加工処理部,205は一
次のマスキング方程式に基づいてRGB画像データ信号
からYMCK画像データ信号にデータ系を変換するカラ
ー変換処理等を行う色補正部である。
に応じてγ補正処理を実行するYMCKγ補正部,20
7は画像記録部103のMTF特性に応じて平滑化や鮮
鋭化等のフィルタリング処理を実行するYMCKフィル
タ,208は中間調処理を実行してYMCKの各信号を
Y’,M’,C’,K’(但し,ビット数はC>C’,
M>M’,Y>Y’,K>K’)の色信号に変換するデ
ィザ処理部,209はディザ処理部208から出力され
てきた画像信号に符号パターンを付加する追跡パターン
部(後述する)である。
明する。RGB画像データは変倍処理部201におい
て,各画像データ信号毎に独立して主走査変倍処理が実
行され,RGBフィルタ202において,MTF補正
(鮮鋭化)処理が実行され,RGBγ補正部203にお
いて,グレーバランス等のγ補正処理が実行され,加工
処理部204において,例えば,ミラー処理,斜体処理
等の各種加工処理が実行され,色補正部205におい
て,RGB画像データ信号からYMCK画像データ信号
にデータ系を変換する。
γ補正部206において,画像記録部103のγ特性に
応じてγ補正処理が実行され,YMCKフィルタ207
において,MTF特性に応じて平滑化や鮮鋭化等のフィ
ルタリング処理が実行され,ディザ処理部208におい
て,中間調処理を実行してYMCKの各信号をY’,
M’,C’,K’の色信号に変換するディザ処理が実行
され,追跡パターン部209において,符号パターンが
付加される。
構成を示すブロック図である。図において,301は主
走査方向の同期信号に同期して画素クロック0〜255
を繰り返しカウントし,A0 〜A7 の信号を出力する主
走査カウンタである。なお,この場合におけるLSBは
A0 である。また,302は副走査方向の同期信号に同
期してライン同期信号0〜255を繰り返しカウント
し,A0 〜A7 の信号を出力する副走査方向カウンタで
ある。なお,この場合におけるLSBはA0 である。
力側に接続されるセレクタ,304は副走査方向カウン
タ302の出力側に接続されるセレクタである。また,
セレクタ303および304の入力Aには,主走査カウ
ンタ301および副走査方向カウンタ302の各出力を
入力し,入力Bには,CPU(図示せず)からのアドレ
ス信号を入力するように構成されている。また,出力Y
は,CPUから入力Aを出力するか,入力Bを出力する
かを選択するように構成されている。
レスがA0 〜A13であって,セレクタ303および30
4の各出力を入力側に接続しているメモリである。さら
に,該メモリ305のWEはCPUからメモリライン信
号を入力し,D1 はデータ入力であり,CPUからのデ
ータを入力する。また,D0 はデータ出力であり,CP
Uからのデータを出力するように構成されている。上記
WEがHIGHのとき,メモリ書込動作によりアドレス
A0 〜A13に対応してD1 のデータ書き込みが実行され
る。また,WEがLOWのとき,メモリ読出動作により
アドレスA0 〜A13に対応するD0 からデータを出力す
る。
を合成する合成部である。該合成部306の入力Dに
は,主走査方向カウンタ301および副走査方向カウン
タ302の両出力を入力してEX−OR(排他的論理
和)論理処理を実行するEX−ORゲート307の出力
と,メモリ305の出力D0 とのAND論理処理を実行
するANDゲート308の出力ラインを接続し,さらに
IMGIN・YMCKにはYMCKの画像データを入力
することにより両方の入力データを合成して,IMGO
UT・YMCKから出力するように構成されている。な
お,この合成部306による合成は,OR合成や加算合
成,あるいは他の合成方法を用いる。また,特定の色
(例えば,視覚的に判別しにくい黄色)だけに合成する
ようにしてもよい。
て説明する。まず,複写処理開始前に,CPU(図示せ
ず)からパターンデータをメモリ305に書き込む。そ
の後,複写処理が開始されると,主走査方向カウンタ3
01および副走査方向カウンタ302の各カウント値に
より,メモリ305に格納したパターンデータの読み出
しを実行する。さらに,EX−ORゲート307に入力
している主走査方向カウンタ301および副走査方向カ
ウンタ302のLSBが一致しているとき,その入力レ
ベルがHIGHとなり(図4に示した黒部分がHIG
H),パターン合成が許可されて,メモリ305のパタ
ーンデータを符号パターンとして合成部306において
画像データに対して合成処理を実行する。
の状態を示す説明図であり,図示の如く,128ドット
×128ドットの大きさとなる。また,パターンデータ
は,人間が識別しやすい英数字等を用いたデータとする
と,本来の画像データに対して好ましくない影響がある
ため,符号をパターンとして用いる。そして,この符号
パターン内に基準パターンを図5に示すように入力して
おくことにより,符号パターンの解読が容易となる。こ
の場合の基準パターンは符号化に用いる符号とは異なる
ように形成する。
6に示すように,主走査方向を4分割,副走査方向を6
分割とした24分割の領域を形成し,この領域に符号を
書くか否かにより,224−1で約1.6×107 通りの
符号パターン形成を可能にしている。さらに,この符号
の種類を増やすことにより,識別可能数を増加させるこ
とができる。さらに,上記において,基準パターンと符
号に方向性を持つパターンにおいて,その線幅を判別で
きる最小の線幅に設定することもできる。
印写を実行することが考えられる。例えば,操作内容
を,1回目に紙幣や有価証券等の複写禁止物を複写し,
さらに,その複写した複写禁止物を給紙トレイに再セッ
トして,原稿を白紙にした状態で複写を行うことが考え
られる。このような場合に対応するため,本発明による
追跡パターンを図7に示すようなものを用いることによ
り悪用を防止することができる。
ることにより,符号パターン(追跡パターン)を判別す
ることができる。また,符号パターンの方向性が同一方
向であっても,可能な限り細い線幅で印写されるため,
複写処理毎の相互の印写位置がずれることを利用して,
基準パターンを基準とした判別が可能となる。
機能付画像形成装置によれば,原稿から読み取った画像
データに対し所定の画像処理を実行して画像を出力する
追跡機能付画像形成装置において,内部に基準位置とな
る基準パターンを含む符号パターンを格納するパターン
データ格納手段と,前記パターンデータ格納手段から符
号パターンを繰り返し読み出して前記画像データと合成
する合成手段とを具備して,その基準パターン部分が示
す基準位置を明らかにすることにより,その追跡作業の
迅速化と確実性を図ることができる。
成を示すブロック図である。
ック図である。
ブロック図である。
す説明図である。
ーン例を示す説明図である。
す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿から読み取った画像データに対し所
定の画像処理を実行して画像を出力する追跡機能付画像
形成装置において,内部に基準位置となる基準パターン
を含む符号パターンを格納するパターンデータ格納手段
と,前記パターンデータ格納手段から符号パターンを繰
り返し読み出して前記画像データと合成する合成手段と
を具備することを特徴とする追跡機能付画像形成装置。 - 【請求項2】 前記パターンデータ格納手段に格納する
符号パターンは,方向性を有したパターンであることを
特徴とする請求項1記載の追跡機能付画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05139378A JP3121962B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 追跡機能付画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05139378A JP3121962B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 追跡機能付画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06334841A JPH06334841A (ja) | 1994-12-02 |
JP3121962B2 true JP3121962B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15243930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05139378A Expired - Lifetime JP3121962B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 追跡機能付画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3121962B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005144857A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8205086B2 (en) | 2003-04-22 | 2012-06-19 | Oki Data Corporation | Watermark information embedding device and method, watermark information detecting device and method, watermarked document |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP05139378A patent/JP3121962B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005144857A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06334841A (ja) | 1994-12-02 |
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