JP3121764U - 外装パネル - Google Patents

Abstract

【課題】温度変化によりパネル材に伸縮が生じたときでも、音が生じないようにした外装パネルを提供する。
【解決手段】断面略三角形状の突条３を連続的に繰り返してなる形状を備えていることを特徴とする外装パネル。換言すれば、外装パネル１は、断面略三角形状の突条（山部）３と断面略三角形状の谷部５とを交互に連続的に繰り返してなる形状を備えている。外装パネル１は、一側縁に係止部７を備え、他側縁に受け部９を備えている。
【選択図】図１

Description

本考案は、建物の外装パネルに関するものである。

外装パネルとしては、従来より種々の金属製パネルが用いられている。

例えば実開平５−８７１２６号公報には、略平板状の外装パネルが開示されている。
実開平５−８７１２６号公報

しかるに、上記従来の外装パネルは、温度変化によるパネル材の伸縮時に音が生ずるという問題がある。

本考案は、上記従来の外装パネルにおける上述の問題を解決し、温度変化によりパネル材に伸縮が生じたときでも、音が生じないようにした外装パネルを提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は下記の外装パネルを提供する。

断面略三角形状の突条を連続的に繰り返してなる形状を備えていることを特徴とする外装パネル。

［考案の作用］
本考案による外装パネルは、従来の外装パネルと同様に、建物の外面に取り付けられる。

温度変化に伴ってパネル材が伸縮したときには、外装パネルは各突条の高さを変える方向に変形することによりパネル材の伸縮を吸収する。

即ち、パネル材が伸張したときには、外装パネルは、図１の符号ａに示すように、突条の高さを大きくする方向に変形することによりパネル材の伸張を吸収する。

また、パネル材が収縮したときには、外装パネルは、図１の符号ｂに示すように、突条の高さを小さくする方向に変形することによりパネル材の伸張を吸収する。

本考案によれば、前述の如く、温度変化に伴ってパネル材が伸縮したときには、外装パネルは各突条の高さを変える方向に変形することによりパネル材の伸縮を吸収するため、外装パネルにおける他の外装パネルとの連結部ないし建物のパネル支持体に対する固着部に無理な力が加わることがない。その結果、温度変化によりパネル材に伸縮が生じたときでも、音が生ずるおそれはない。

符号１に示すものは本考案による外装パネルである。

外装パネル１は、断面略三角形状の突条３、３・・・を連続的に繰り返してなる形状を備えている。

換言すれば、外装パネル１は、断面略三角形状の突条（山部）３と断面略三角形状の谷部５とを交互に連続的に繰り返してなる形状を備えている。

図示の外装パネル１は、一側縁に係止部７を備え、他側縁に受け部９を備えている。

即ち、一つの外装パネル１を別の外装パネル１’と継合する際には、当該一つの外装パネル１における係止部７を当該別の外装パネル１’における受け部９に係止させる。

外装パネル１は断面略三角形状の突条３、３・・・が上下方向になるように配設してもよいが、断面略三角形状の突条３、３・・・が左右方向になるように配設してもよい。

外装パネル１は、例えば、鉄、ステンレス鋼、銅等の金属により形成する。

外装パネル１の板厚は、一例として０．４ｍｍとする。外装パネル１の大きさと形状は随意であるが、一例として、長さ１８０ｃｍ、幅３０３ｍｍとする。

本考案による外装パネルを示す平面図である。 同上外装パネルを継合した状態を示す平面図である。

符号の説明

１ 外装パネル
１’ 外装パネル
３ 突条
５ 谷部
７ 係止部
９ 受け部

Claims (1)

1. 断面略三角形状の突条を連続的に繰り返してなる形状を備えていることを特徴とする外装パネル。
   

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