JP3121335U - 装飾野球バットスタンド - Google Patents

Abstract

【課題】野球バットを室内の装飾のため、あるいは特別の思い出等のある野球バットを記念のため保存・展示し、鑑賞するための装飾野球バットスタンドを提供する。
【解決手段】野球バットの柄部を支えて斜めの状態で支持できるようにした支持体と、該支持体を立設するための嵌込み凹部及び前記野球バットの先端部を嵌込むよう曲面凹部とが設けられた基盤からなる装飾野球バットスタンドである。支持体及び基盤は、屋久杉材など高樹齢木質材が用いられ、自然木の形状や感触をできるだけ残すようにして製作される。
【選択図】図１

Description

本考案は、野球バットを装飾あるいは記念等のため展示・鑑賞するときに用いる装飾野球バットスタンドに関する。

野球バットスタンドとしては、一般の野球グランドで野球やソフトボールをする時、使用するバットを複数本差込んで立てかけることができ、容易に運搬できる野球バットスタンドが登録されている（例えば、特許文献１参照。）。
しかし、この考案は、野球グランドで使用するものであり、装飾等の目的とは全く関係がない。

装飾用としては、室内における各種旗類の装飾的かつ審美性に優れた飾り付けを簡便に行うことができるとともに、運搬や収納に便利な構成とすることができる旗立て用装飾スタンドが公開されている（例えば、特許文献２参照。）。

また、丸太材の年輪模様を活かして木質感に溢れる木材装飾体も公開されている（例えば、特許文献３参照。）。

実用新案登録第３１０５４８８号公報 特開２００２−１４６３６号公報 特開平６−２７０５９８号公報

特許文献１記載の野球バットスタンドは、野球グランドで、一時的に野球バットを保管するもので、装飾又は展示のためのものではない。
特許文献２記載の発明は旗に関する装飾スタンドであり、特許文献３記載の発明は、写真スタンド等に関するものであり、野球バットスタンドとは使用目的が全く異なっている。
本考案は、野球バットを室内の装飾用として、あるいは特別の思い出等がある野球バットを記念のため、保存・展示し、鑑賞するための野球バットスタンドを提供しようとするものである。

本考案は、前記目的を達成するために以下の手段を提供する。
（１）野球バットの柄部を支えて斜めの状態で支持できるようにした支持体と、該支持体を立設するための嵌込み凹部及び前記野球バットの先端部を嵌め込むよう曲面凹部を設けた基盤とからなる装飾野球バットである。
（２）支持体と基盤がそれぞれ高樹齢木質材であることを特徴とする前項（１）記載の装飾野球バットである。
（３）高樹齢木質材が屋久杉であることを特徴とする前項（１）又は（２）記載の装飾野球バットスタンドである。

本考案は、木材の年輪模様を活かして装飾価値を高めようとすることを目的とし、そのためには木目の美しい高樹齢木質材、特に屋久杉材の使用が好ましい。
また独特の質感を与えることができる、長年月、風雨にさらされた風倒木とか流木とかを用いることもできる。

以上のようにしてなる本考案によれば、以下に記載するような効果を奏する。
（１）屋久杉材などの高樹齢木質材の有する素材特有の質感が装飾野球バットスタンドの装飾価値を高める効果がある。
（２）室内に置いて装飾美を醸し出すと共に、野球バットを簡単に取り出して素振りなどをすることも出来、また取り出した野球バットを元にもどすことも簡単にできる。
（３）本考案の装飾野球バットスタンドは、簡単に支持体と基盤とに分解でき、また組立ても容易かつ迅速にできる。

以下、本考案を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図１は、本考案の実施例を示す斜視図であり、野球バット１と、該野球バットの柄部を支持する支持体２と、該支持体２を立設し、野球バット１の先端部を嵌め込むようにした基盤３とにより構成されている。
野球バット１，支持体２，及び基盤３は、屋久杉材などそれぞれ同じ高樹齢木質材を加工して製作されるか、あるいは、特別の野球バットがあり、それを記念のため展示しようとする場合は、支持体２，基盤３のみを屋久杉材等で製作することもできる。

野球バットを高樹齢木質材で製作するときは、通常の野球バットの形状に加工するが、表面仕上処理して木目を表出させ模様を活かすようにする。
支持体２は、上端部に野球バット１の柄部１ａを支えるべく略Ｙ字状の支持部２ａがあり、下端部に嵌め込み凸部２ｂが設けられている。支持体２の表面はできるだけ無垢原形を残すようにして仕上げする。

基盤３は、野球バット１の先端を傾斜させて載置すべく、野球バット１の先端部１ｂに合わせて設けた曲面凹部３ａと、支持体２の嵌め込み凸部２ｂにあわせて設けた凹部３ｂが設けられている。

前記支持体２と基盤３は、できるだけ屋久杉材などの高樹齢木質材の原形を保つように加工し、表面仕上して装飾美を醸し出すようにする。従って、支持体２、基盤３は加工する部分を除いては、必ずしも図示するような形状にはならない。例えば、基盤３は、自然木を輪切りにして自然木の輪郭をそのまま残すようにするとよい。

本考案の実施例を示す斜視図である。 支持体の斜視図である。 基盤の斜視図である。

符号の説明

１ 野球バット
１ａ 柄部
１ｂ 先端部
２ 支持体
２ａ 支持部
２ｂ 嵌込み凸部
３ 基盤
３ａ 曲面凹部
３ｂ 嵌込み凹部

Claims (3)

1. 野球バットの柄部を支えて斜めの状態で支持できるようにした支持体と、該支持体を立設するための嵌込み凹部及び前記野球バットの先端部を嵌め込むよう曲面凹部とを設けた基盤とからなる装飾野球バットスタンド。
2. 支持体と基盤がそれぞれ高樹齢木質材からなることを特徴とする請求項１記載の装飾野球バットスタンド。
3. 前記高樹齢木質材が屋久杉材であることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の装飾野球バットスタンド。

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