JP3121226U - 方向性を有するテープ付きスナップファスナ - Google Patents

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Abstract

【課題】縫製作業者が設定方向を間違えないように、明快な方向性を示す表示を付したスナップファスナを提供する。
【解決手段】合成樹脂製の雄側スナップ部材(1)を任意の間隔で生地テープに成形固定した雄側テープ(3)と、合成樹脂製の雌スナップ部材(4)を任意の間隔で生地テープに成形固定した雌側テープ(6)とからなる。前記雄スナップ部材(1)と前記雌スナップ部材(4)は引き剥がしの方向性を有するものである。前記雌側テープ(3)及び前記雌側テープ(6)の少なくとも一方に方向性を示す表示(7)を付している。この表示(7)は、例えば、矢印、指図形、三角形の何れかである。この表示は、テープの地色とは異なる色彩の糸で表現したり、プリントしたり、シールを貼り付けたりすることにより目立たせるのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は方向性を有するテープ付きスナップファスナに関し、特に、その方向性を示す表示を備えたテープ付きスナップファスナに関する。ここで「方向性を有するスナップファスナ」とは、そのファスナの雌雄部材をそれぞれ生地に取り付けると、生地同士をある方向からは容易に引き剥がすことができないが、別の方向からは簡単に引き剥がすことができるという性質をいう。このような方向性を有するスナップファスナは衣料、袋物、履き物などさまざまな分野で使用可能である。
方向性を有するテープ付きスナップファスナとしては、本出願人自身の下記先願の発明が知られている(下記特許文献1,2参照)。
特許文献1の考案は、樹脂成形手段によって、合成樹脂製の雄スナップ部材を任意の間隔で生地テープに成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌スナップ部材を任意の間隔で生地テープに成形固定した雌側テープとからなるテープ付きスナップファスナである。
生地テープに固定されている雄基体の中心から係着用突起が突設された雄スナップ部材の係着用突起について、該係着用突起部分を構成する頸部と係着用頭の内、頸部は雄基体に対して同一中心とするが、係着用頭は頸部の軸中心から偏心させて係合用縁を形成した構成とする。
一方、生地テープに固定されている雌基体に前記係着用突起を挿入する頭挿入用ガイド穴と係着用頭が弾性変形して通過する係着用穴及び通過した係着用頭が納まる頭室穴を形成した雌スナップ部材を、頭挿入ガイド穴については、頭挿入用ガイド穴と係着用穴とを同一中心で形成し、頭室穴については、前記雄スナップ部材の係着用頭の偏心に対応して挿入側中心から偏心した位置に形成し、その底部周囲の少なくとも偏心側に係止段を形成した構成とする。
このようにして形成されたスナップファスナは、引き剥がし方向により係着強度が異なる。
特許文献2は、特許文献1の係着強度をさらに強めた考案である。
特開平10−33210号公報 特開2000−270906公報
方向性を有するスナップファスナは、前記の通り、ある方向からは容易に引き剥がすことができないが、別の方向からは簡単に引き剥がすことができるものである。従って、衣服や履物等の製品には、正しい方向に設定されることが必須である。そのためには、縫製中に作業者が間違えないようにファスナの方向性が明確に表示されていることが望ましい。
この方向性を示す目印として上記2先願では、スナップファスナ自身の表面に貫通孔や切り欠きを設けている。
しかし、貫通孔や切り欠きでは直感的に理解しにくいし、ファスナの表面なので小さく、しかも特別に着色しない限り同じ色彩であって、見づらいという欠点がある。
本考案は、この問題を解決するために行われたもので、縫製作業者が直感的に理解できるような明快な方向性を示す表示を付したスナップファスナを提供することを目的とする。
本考案の引き剥がしの方向性を有するスナップファスナは、合成樹脂製の雄側スナップ部材を任意の間隔で生地テープに成形固定した雄側テープと、合成樹脂製の雌スナップ部材を任意の間隔で生地テープに成形固定した雌側テープとからなり、前記雄スナップ部材と前記雌スナップ部材は引き剥がしの方向性を有するものであるテープ付きスナップファスナにおいて、前記雌側テープ及び前記雌側テープの少なくとも一方に方向性を示す表示を付したことを特徴とする。
本考案では、スナップファスナ自身の表面ではなく、テープに方向性を示す表示を付したので、表示を付する位置や形状の選択が自由になり、糸、プリント、シール等で表示できるので着色が容易となった。その結果、縫製作業者が直感的に理解できるような明快な方向性を示す表示を設けることが可能となった。
引き剥がしの方向性を有するものであるテープ付きスナップファスナとしては、前記特許文献1,2で開示したものを使用できるのはもちろん、それ以外のものでも方向性を有するものであれば使用可能である。
方向性を示す表示としては、例えば矢印、指図形、三角形等が使用可能である。その際、表示をテープの地色とは異なる色彩の糸で表現したり、プリントしたり、シールを貼り付けたりすることにより目立たせるのが好ましい。
方向性を示す表示は、普通は、雄側テープと雌側テープのどちらか一方に設ければ十分であるが、もちろん両方に設けてもよい。
本考案の実施例を図面に基づいて詳説すると、図1は本考案の実施例に係る一対のテープ付きスナップの部分平面略図、図2は図1のA−A線における雄スナップ部材の拡大断面図、図3は雄スナップ部材の係着面側から見た拡大平面図、図4は図1のB−B線における雌スナップ部材の拡大断面図、図5は雌スナップ部材の係着面の反対面側から見た拡大平面図である。
図1に示すように、このスナップファスナは、合成樹脂製の雄スナップ部材1の複数個を所定間隔でナイロン製又は綿製の生地テープ2に成形固定した雄側テープ3と、前記雄スナップ部材1と同材質の雌スナップ部材4の複数個を前記雄スナップ部材1と同一間隔又は異なる間隔で生地テープ5に成形固定した雌側テープ6との一対のテープ付きスナップから構成されている。なお、一対のテープ付きスナップは長尺物に製作されたものであるが、図示の都合上一部のみを示している。
図1に示すように、方向性を示す表示7が雄側テープ3に設けられている。この表示7は複数の矢印であり、テープの片側縁に沿ってプリントにより形成されている。ある実施例ではテープの地色が黒色であるのに対して、この矢印のプリントは白色である。
生地テープ2 に固定した雄スナップ部材1は、雄基体11の中心から係着用突起12が突設されたものである。該係着用突起12部分を構成する頸部13と係着用頭14の内の頸部13は円柱とし、頸部13の先端部には、該頸部13の中心軸線(c) から僅かに偏心して、頸部13の円周より大きくした円周の係着用頭14が形成されている。
この係着用頭14は、図1、図2に示すように、長軸線上の二個の中心点間隔(e) を偏心量とし、その一方の中心点を頸部13の中心軸線(c) に一致させ、周囲には偏心側が大きくなる係合用縁16を形成している。そのため、平面視すれば長円形となっている。
雄スナップ部材1の雄基体11については、頸部13の根元部分であって前記偏心方向側周囲に、引っ掛かりの大きい係合用縁16を簡単な割金型で形成するための型抜き及び頸部13の弾性変形許容を兼ねる貫通空間15を半円形に形成した構成となっている。この貫通空間15が係合方向を示す位置決めの目印となる。
一方、生地テープ5に成形固定した雌スナップ部材4は、雌基体41に、前記雄スナップ部材1の係着用突起12を挿入する頭挿入用ガイド穴42と、係着用突起12の係着用頭14が弾性変形して通過する係着用穴43及び通過した係着用頭14が納まる頭室穴44とが形成されている。頭挿入ガイド穴42は、頭挿入用ガイド穴42と係着用穴43とを同一中心で形成している。頭室穴44は、前記雄スナップ部材1の係着用頭14の中心点間隔(e)分だけ挿入側中心から偏心した位置に形成して、その底部周囲に前記係着用穴43に対する頭室穴44の偏心と寸法差によって形成される係止段45を形成している。該係止段45が形成されている側の雌基体41の表面に係合方向を示す凹み46が形成されている。
なお、図面中の符号(a) は、成形段階において生地テープ2、5を挟着するために成形金型のピンによって形成されたピン孔である。
上記のように構成された雄スナップ部材1と雌スナップ部材4との係着状態及び分離状態は図6、図7に示す通りである。係着状態を図6を参考に説明すると、係合方向を示す位置決めの目印となる貫通空間15と凹み46とを同一方向に一致させた状態で、雄スナップ部材1の係着用突起12を、雌スナップ部材4の頭挿入用ガイド穴42から係着用穴43に押し込み、該係着用穴43と係着用頭14に弾性変形を与えながら係着用頭14を頭室穴45に納めることによって、係着用頭14の係合用縁16が係止段45に係止され、雄スナップ部材1と雌スナップ部材4とは係着される。
このように係着された状態で生地テープ2 、5 が互いに横方向(ブロック矢印で示すが、これは本考案における方向性を示す表示ではない)に引っ張られると、雄スナップ部材1の係着用突起14の頸部13が、雌スナップ部材4の係着用穴43内を偏心方向に移動して、偏心によって形成された幅広側の係止段45に、偏心によって形成された張り出し量の大きくなった係着用頭14の係合用縁16が係合されて、両者の係着強度が強くなり、不用意に外れることがなくなる。
次に、雄スナップ部材1と雌スナップ部材4 との係着を解除する場合について図7を参考にして説明する。前記とは逆の引っ張りと分離方向(ブロック矢印で示すが、これは本考案における方向性を示す表示ではない)の力を生地テープ5に作用させると、係着用突起14の頸部13が、雌スナップ部材4 の係着用穴43内を前記とは逆方向に移動して、係着用穴43の幅広側の係止段45と係着用頭14の係合用縁46との係合状態が緩くなることと、係着用突起12の根元部分に形成した貫通空間15によって、係着用突起12の貫通空間方向への弾性変形スパンが長くなり、したがって分離方向に作用する力によって係着用突起12が弾性変形(想像線の状態)し易くなることから、僅かの力を加える分離操作によって簡単に雄スナップ部材1と雌スナップ部材4との係着を外すことができる。
本考案の実施例に係る一対のテープ付きスナップの部分平面略図である。 図1のA−A線における雄スナップの拡大断面図である。 雄スナップの係着面側から見た拡大平面図である。 図1のB−B線における雌スナップの拡大断面図である。 雌スナップの係着面の反対面側から見た拡大平面図である。 雄スナップと雌スナップとの係着状態を示す断面図である。 雄スナップと雌スナップとの分離状態を示す断面図である。
符号の説明
1 雄スナップ部材
2、5 生地テープ
3 雄側テープ
4 雌スナップ部材
6 雌側テープ
7 方向性を示す表示
11 雄基体
12 係着用突起
13 頸部
14 係着用頭
15 貫通空間
16 係合用縁
41 雌基体
42 頭挿入用ガイド穴
43 係着用穴
44 頭室穴
45 係止段
46 凹み
(c) 中心軸線
(e) 中心点間隔
(a) ピン孔

Claims (6)

  1. 合成樹脂製の雄側スナップ部材(1)を任意の間隔で生地テープに成形固定した雄側テープ(3)と、合成樹脂製の雌スナップ部材(4)を任意の間隔で生地テープに成形固定した雌側テープ(6)とからなり、前記雄スナップ部材(1)と前記雌スナップ部材(4)は引き剥がしの方向性を有するものであるテープ付きスナップファスナにおいて、
    前記雌側テープ(3)及び前記雌側テープ(6)の少なくとも一方に方向性を示す表示(7)を付したことを特徴とする引き剥がしの方向性を有するスナップファスナ。
  2. 方向性を示す前記表示(7)が、矢印、指図形、三角形の何れかである請求項1記載のスナップファスナ。
  3. 方向性を示す前記表示(7)が、テープの地色とは異なる色彩の糸で表現されている請求項1又は2記載のスナップファスナ。
  4. 方向性を示す前記表示(7)が、テープの地色とは異なる色彩の色素でプリントされている請求項1又は2記載のスナップファスナ。
  5. 方向性を示す前記表示(7)が、テープの地色とは異なる色彩のシールを付着させたものである請求項1又は2記載のスナップファスナ。
  6. 方向性を示す前記表示(7)が、テープの縁に沿って設けられた複数の矢印である請求項1ないし4の何れかに記載のスナップファスナ。

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