JP3121178B2 - 原子炉の受動式冷却装置 - Google Patents
原子炉の受動式冷却装置Info
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Description
部から水その他の凝縮液を捕集し、緊急時における熱交
換プロセスでの再使用のため凝縮液を再循環させ、それ
により過剰の熱を炉心から取り出して格納容器に伝達す
るよう構成された装置に関する。
原子炉のような最新式の原子炉は核燃料を収容している
加圧水型原子炉容器を有し、この原子炉容器は、一次冷
却材を原子炉容器内の燃料を覆うようにして循環させる
原子炉一次冷却材回路に結合されると共に燃料により一
次冷却材に与えられたエネルギを抽出する発電システム
に結合されている。原子炉は、問題が生じても環境中へ
の放射能の大規模な漏出を阻止する格納容器によって包
囲されている。たとえば、もし熱を炉心から発電システ
ムに伝える一次冷却系が例えば連結ラインに生じた漏れ
又は破裂に起因する一次冷却材圧力の低下がもとで故障
すると、原子炉はすぐに過熱する。公知の原子炉の中に
は、核事故が発生した場合に熱シンクとして用いられる
熱質量(thermal mass)となる大型水貯蔵タンクが格納
容器の内部に設けられているものがある。水貯蔵タンク
内に配置された熱交換器が、熱を原子炉及び燃料から貯
蔵タンク内の水に伝達し、それにより熱を炉心から運び
去るためのシンクと伝熱手段の両方の機能を果たす。
第4,668,467号は、大型リザーバが格納容器の
外部で冷却水を貯蔵している原子炉の安全冷却設備を開
示している。核緊急時の場合、冷却水がリザーバから格
納容器内に差し向けられ、格納容器の頂部近傍に設けら
れたスプレーマニホルドを通って放出され、或いは単純
に格納容器内へ圧送され、格納容器の底部の水溜め(su
mp)に溜まり、それにより冷却液体が所定レベルに達す
るまで増量する。緊急事態発生の原因が一次冷却材回路
の破裂によるものであれば、冷却水は一次冷却材と混合
状態になる。冷却液が所定レベルに達すると、冷却液は
水溜めから外気熱交換器を通って圧送され、炉心の熱を
運び去るようになった熱交換ループで格納容器内に戻さ
れる。もし必要であれば、追加の水をリザーバから注入
することができる。
度にし、かくして格納容器内の圧力を下げるのに役立
つ。しかしながら、上記米国特許では、格納容器の外部
に位置する水供給源及び定期的な保守を必要とする多く
の要素、例えばポンプ及び熱交換器を必要とする。
米国特許第3,929,567号は、事故の場合に炉心
に大量の水を注入するよう動作できる安全装置を教示し
ている。或る量の水が格納容器内の高い位置に設けられ
たタンク内に貯蔵され、事故の場合に放出される。貯蔵
状態の水が高い位置にあるので、一次回路内の圧力に打
ち勝つ圧力ヘッドが得られる。一旦放出されると、格納
容器の外部に位置した熱交換器を含む熱交換ループは、
過剰の熱を除去するよう動作する。上記米国特許第4,
668,467号と同様、この構成は、冷却水を熱交換
ループを通って移動させるためのポンプ及び弁を用いて
おり、導管、弁及びポンプの保守だけでなくそれらの経
費が必要になる。
交換手段を介して熱的に炉心に結合された或る量の冷却
水の形態の熱シンクを提供する。しかしながら、本発明
は、受動操作で冷却水を補集し、再循環させる安全冷却
装置を提供する。
ンクタンク内の水は昇温し、数時間で沸騰するようにな
る。水は一定の沸点の温度状態を保ち(圧力は一定とす
る)、ついには熱エネルギは水全てを液相から気相、即
ち蒸気の状態に変化させるに充分なものになる。熱シン
クタンク内の水の沸騰により生じる蒸気は、格納容器の
内部へ放出される。格納容器シェルの壁は蒸気よりも比
較的低温であるが、凝縮して壁に水が付着し、格納容器
の下方部分内へ流れ落ち、そこに留まる。この水を回収
するための手段がなければ、熱シンクタンクの内容物は
沸騰して格納容器中の中に蒸気として放出され、例えば
数日経てば、無くなってしまう。もし先に別の冷却手段
が確保されていなければ、原子炉の温度は制御できない
状態で上昇することになり、炉心の溶融が生じる場合が
ある。
に、かかる炉心溶融の阻止のため、熱交換器が、本質的
には無期限に亘り動作できるようにする必要がある。こ
れは、水を熱シンク水貯蔵タンク内に補給することによ
って達成できる。水は外部の源から補給できるが、問題
は本質的には無期限にわたり水を貯蔵タンクに供給し続
けなければならないことである。さらに、信頼性に関連
した理由で、外部の源に依存しない、或いは保守を必要
とするポンプ、弁その他の装置を使用しない受動方式に
よる水野供給を行うことが望ましい。
れる冷却液の受動方式再循環装置を提供する。蒸発した
冷却液は、空気の自然対流及び水の蒸発(コンウエー
(Conway) 氏に付与された米国特許第4,753,77
1号参照)を用いる受動式システムによってそれ自体冷
却される格納容器の内部上で凝縮する。凝縮液は、適当
な液滴補集ガッタ及び導管内に補集され、重力の作用で
熱シンク水貯蔵タンクに戻される。冷却液をいつまでも
再循環させることができるので、格納容器を外部から冷
却することによって冷却の能力を補充することができる
けれども、冷却液の外部からの供給は不要である。さら
に、格納容器内に放出された放射能はそこに留まってい
る。というのは、外部熱交換器を含む流路を設ける必要
がないからである。
冷却を必要とする事故の場合、冷却のため或いは冷却能
力を補充するために凝縮液を加熱状態のリザーバに再循
環させる原子炉格納容器用受動式冷却装置を提供するこ
とにある。
常時冷却系内においてポンプ、弁等への依存性を最小限
に抑えることにある。
バを収納している格納容器の内壁に付着している凝縮液
を回収し、再循環させることにより非常時水熱シンクリ
ザーバの寿命を延ばすことにある。
縮液の一部から格納容器内にスプレーを生じさせる方法
で凝縮液を補集することにある。
は、格納容器によって包囲された原子炉の受動式冷却装
置によって達成され、この格納容器の中には冷却液貯蔵
タンクが設けられ、この冷却液貯蔵タンクは熱を炉心か
ら引き出すよう熱的に結合されていて、貯蔵タンク内の
冷却液が蒸気として格納容器の内部に放出されるように
なっている。格納容器の内壁上で凝縮し、重力により下
方に流れる凝縮液は、内壁に沿って設けられていて、内
壁から凝縮液の少なくとも幾分かを受け入れる1または
2以上の液滴キャッチャ、ガッタ及び/または導管を介
して補集され、かかるガッタ等は、凝縮液をガッタから
貯蔵タンクに導く。凝縮液の流れをドレンタンクまたは
液体貯蔵タンクかのいずれかに差し向けるための弁装置
を設けるのがよい。円筒形状であって頂部がドーム状の
代表的な格納容器については、液体貯蔵タンクを作業デ
ッキの下方で格納容器構造内に低い位置に設けるのがよ
く、ガッタを液体貯蔵タンクと連通した状態で、内壁に
沿って作業デッキ上に円周方向に設けられている。好ま
しくはもう1つのガッタがドームからしたたる傾向のあ
る凝縮液を受け入れるためにドームにリング状に設けら
れるのがよく、さらにもう1つのガッタがクレーンを格
納容器内に支持するガーダ上に設けるのがよい。管手段
は、格納容器内で高い位置に設けられた1または2以上
のガッタに結合された管手段内における凝縮液の流れを
制限するための弁を有するのがよく、それにより、これ
らガッタによって補集された凝縮液は、ガッタからオー
バーフローして格納容器内の空気内の放射能を除去する
ための受動式スプレーを生じさせるようになっている。
管手段はまた、熱シンクタンク内における放射性ヨード
の捕捉及び保持を改善するために、化学添加剤、例えば
塩基を収容したパージタンクを有する枝管又はブランチ
を含むのがよい。弁手段は、枝管を通る凝縮液の流れを
選択的に可能にするよう動作でき、それにより、化学添
加物の幾分かが凝縮液中に溶解し、冷却液の状態に影響
を及ぼすよう液体貯蔵タンクに移される。
られる本発明の実施例が示されている。しかしながら、
本発明は図面に示す構造そのもの及び配列状態に制限さ
れるものではないことはいうまでもない。
却する本発明の受動式冷却装置が図1に示されている。
原子炉容器22と蒸気発生器24を有する原子炉が、貯
蔵タンク30を収納した格納容器によって包囲されてい
る。貯蔵タンク30は、過剰の熱を吸収するよう沸騰可
能な冷却液、例えば水を収容している。事故の場合、冷
却液貯蔵タンク30は熱的に原子炉の炉心に結合され、
格納容器内の周囲圧力状態で沸騰するようになる。
を原子炉容器22に、原子炉容器内の燃料に、または原
子炉容器22と蒸気発生器24を互いに連結する一次冷
却材回路ダクト32を含む一次冷却材回路の一部にそれ
ぞれ熱的に接触させることができる。事故の際、或いは
異常運転状態が検知されると、原子炉は通常、核反応を
抑制する制御棒を炉心内の燃料集合体の中へ完全挿入す
ることにより、直ちに運転停止され、即ち「スクラム」
される。しかしながら、残留熱が残っており、事故の場
合に完全な運転停止をすることができない恐れがある。
炉心の残りの熱は、損傷または起こり得る溶解を回避す
るために炉心から取り出さなければならない緊急時の熱
負荷である。
30は熱交換器34を介して原子炉容器22を通過する
一次冷却材とループをなしてこの緊急時熱負荷に結合さ
れている。一次冷却材は原子炉容器22内の炉心燃料に
より加熱され、それにより対流によって強力な軸方向流
れが作り出される。貯蔵タンク30内の熱交換器を、一
次冷却材回路32の入口側及び出口側に通じる導管を介
して原子炉容器22に結合でき、緊急時の場合には弁3
6は結合部を開く。弁36はそれにより、例えば遠隔セ
ンサ42による有害条件の検出時または制御信号が炉心
の緊急停止またはスクラム時に発生したときに、緊急時
または非常用冷却装置を作動することができる。
成し、少なくとも1つのポート52を介して格納容器2
6内の空気に曝され、それにより貯蔵タンク30は格納
容器の内部と同一の圧力状態を保つ。好ましくは水であ
る冷却液50は、加熱され、最終的には沸騰し、そして
蒸気(水蒸気)として格納容器内へ放出される。
ら放出された蒸気よりも一段と低い温度状態にある。蒸
気は格納容器26の内壁上で凝縮し、そして重力の作用
で内壁54の表面に沿って下方に流れる。この凝縮液の
ための補集手段60は、内壁から凝縮液の少なくとも幾
分かを補集するために内壁54に沿って設けられてい
て、管、水路、ガッタ(樋)及び/またはそれと類似の
導管62を介して連絡していて、補集した凝縮液を補集
手段から貯蔵タンク30に導くようになっている。冷却
液20は貯蔵タンク30において、液相から気相への変
化の際に吸熱し、そして、凝縮により液体に戻る際に格
納容器26の内壁54の所で放熱し、次いで貯蔵タンク
30に流れて戻り、上記プロセスを繰り返す。
の実質的に全周にわたって配設されている。円筒形の格
納容器に関しては、補集手段は内壁54の下方部分に沿
って円周方向に設けられたガッタ64を含むのがよい。
作業デッキ66を有する格納容器手段については、ガッ
タ64は作業デッキ66のレベルに配置されるのが有利
であり、リザーバ30はそれよりも下方のレベルに配置
されていて補集した凝縮液が重力の作用でリザーバ30
に戻るようになっている。補集効率を上げるには、多く
のガッタを異なる高さ位置で格納容器26の内壁54上
に配置し、各ガッタを補集した水をリザーバに送り戻す
ための管手段62に結合するのがよい。また、1本のガ
ッタを螺旋状に配設し、それにより内壁54上で異なる
レベルにある凝縮液を補集することができる。
ル、例えばドーム68を形成する内壁を備える格納容器
に関しては、補集手段60は、ドーム68の下に配置さ
れると共にドームから凝縮液を補集するよう適切に構成
されたガッタ72を有する。この目的のため、ガッタ7
2はリング状であるのがよく、また、特にドーム68の
最も水平な部分の下に配置されたガッタに通じる液滴補
集延長部を有するのがよい。
成要素を取り扱うのに用いられるポーラクレーン(図示
せず)を支持したガーダ74を有する場合が多い。この
場合、補集手段は、ガーダ74で支持され且つ内壁54
に沿って凝縮液を補集するよう配設されたガッタ76を
含むのがよい。ガッタ64,72,76の各々は好まし
くは、格納容器の内壁に沿って下方に流れ、次に重力の
作用で貯蔵タンク30に流れる凝縮液の液滴を補集する
ようになった溝形または開放上側部分を有する。
々、補集した凝縮液を貯蔵タンク30に導く管手段62
のレッグに連結されている。また、管手段62を、補集
手段60と貯蔵タンク30との間に配置されたドレンタ
ンク78に結合するのが良い。連携して設けられた弁8
2が、ドレンタンク78または貯蔵タンク30のいずれ
かに対する凝縮液の流れを選択的に制御するよう動作で
きる。
54の表面温度が低いので、原子炉の通常運転条件のも
とでは補集される凝縮液は少量である。かかる非緊急状
態の下では凝縮液を、ドレンタンク78に差し向けて、
戻り中の凝縮液が貯蔵タンク30内の液体50の化学的
性質に悪影響を及ぼさないようにするのがよい。緊急時
は、凝縮液が貯蔵タンク30に直接流れることができる
よう弁82を動作させるのがよい。管手段62は、ガッ
タ64,72,76から貯蔵タンク30及びドレンタン
ク78に通じる2または3本以上の導管84を含むのが
よい。
等を格納容器内の大気から除去する液体スプレーを格納
容器26内に生じさせることができる。図3に示すよう
に、スプレーによる除去能力を備えた実施例は、管手段
62内の凝縮液の流れを制限するよう動作できる弁86
を含む管手段を有している。弁86を用いてガッタのう
ちの或るものからの流れを絞り、或いは遮断することに
より、ガッタ内の凝縮液は増量してガッタからオーバー
フローし、凝縮液の液滴88は格納容器26内の空気中
を通過して、作業デッキ26のレベルまで落下し、その
落下の間に放射性ダストを捕捉する。弁は自動制御で
き、例えば格納容器内の圧力が高いこと又は放射線が存
在することを示す遠隔センサ42からの信号に応答して
開く。また、これらの弁は自動式のものであるのがよ
く、例えば火災用スプリンクラーシステムで用いられて
いる。このようにして作業デッキ66上に溜った液体を
デッキのガッタ64に差し向け、最終的に貯蔵タンク3
0に戻すことができる。
入ったパージタンク92を補集した凝縮液の流路の中に
設けることができる。パージタンク92は、格納容器2
6内に放出される可能性がある放射性イオン、例えばヨ
ードを一層良好に捕捉してこれらを保持するよう液体冷
却剤50のpHを上昇させるpH調節用添加剤、例えば
水酸化ナトリウムを収容するのが良い。図3に示すよう
なこの実施例では、管手段62は、枝管またはブランチ
94を有し、この枝管94は、パージタンク94及びパ
ージタンク92を有するブランチを通る凝縮液の流れを
可能にし、それにより化学添加剤の幾分か又は全部を凝
縮液中で溶解させ、冷却液50の化学組成を調節するた
めに貯蔵タンク30に移すようにする弁を有する。
非常時冷却水を単に使用して失うというのではなく、回
収して再使用できるという点で有利である。これによ
り、非常用冷却装置の防護期間が長くなり、また、本発
明の装置だけを設けても良く、或いは格納容器を冷却す
るための外部手段98、例えば外面に差し向けられる水
の流れ、または他の冷却手段の能力補充手段と併用可能
である。
炉の受動式冷却装置の横断面図である。
る。
の構成を示す略図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 実質的に格納容器内に収納されていて、
格納容器内に設けられた液体貯蔵タンクを備えた原子炉
の受動式冷却装置において、液体貯蔵タンクは緊急時に
原子炉の熱源に熱的に結合可能であり、また格納容器内
の空気に曝された冷却液体を収容しており、それにより
貯蔵タンク内の冷却液体が蒸気となって格納容器内の内
部の中へ放出され、格納容器の内壁上に凝縮液を生じ、
そして重力の作用で下方に流れるようになっており、前
記受動式冷却装置は、内壁に沿って設けられていて、凝
縮液の少なくとも幾分かを前記内壁から補集する補集手
段と、補集手段と貯蔵タンクを互いに結合し、凝縮液を
補集手段から貯蔵タンクに導くことができる管手段とを
有し、それにより冷却液体は再循環して再使用されるこ
とを特徴とする受動式冷却装置。 - 【請求項2】 貯蔵タンク内の冷却液体と原子炉の熱源
とを結合するよう熱的に動作できる熱交換器を更に有す
ることを特徴とする請求項1の受動式冷却装置。 - 【請求項3】 前記管手段によりドレンタンクが補集手
段と貯蔵タンクとの間に結合されており、ドレンタンク
と貯蔵タンクとの間の結合部を開閉するよう選択的に動
作できる弁手段を更に有し、該弁手段は緊急時にドレン
タンクの内容物を貯蔵タンク内へ移動させるよう構成さ
れていることを特徴とする請求項1の受動式冷却装置。 - 【請求項4】 補集手段は、格納容器の実質的に全内周
にわたって延びる少なくとも1つのガッタを含むことを
特徴とする請求項1の受動式冷却装置。 - 【請求項5】 補集手段は、互いに異なる高さ位置で、
格納容器の内周に延びる複数のガッタを含むことを特徴
とする請求項5の受動式冷却装置。 - 【請求項6】 格納容器の内壁は円筒形であり、前記少
なくとも1つのガッタは内壁に沿って円周方向に設けら
れていることを特徴とする請求項5の受動式冷却装置。 - 【請求項7】 格納容器は少なくとも1つの実質的に水
平なパネルを有し、補集手段は実質的に水平なパネルの
下に配置された液滴捕集構造部材を含むことを特徴とす
る請求項1の受動式冷却装置。 - 【請求項8】 管手段は、比較的高い位置に在る少なく
とも1つのガッタからの凝縮液の流れを絞るよう動作で
きる弁手段を含み、従って凝縮液の一部がガッタからオ
ーバーフローして格納容器内を通って落下するようにな
っていることを特徴とする請求項6の受動式冷却装置。 - 【請求項9】 管手段のうちの1つ及び貯蔵タンクに結
合されたパージタンクを更に有し、パージタンク内に
は、貯蔵タンク内の冷却液体を化学的に変化させるため
の化学添加剤が入っていることを特徴する請求項1の受
動式冷却装置。
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