JP3121084U - 多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造 - Google Patents

多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造

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Abstract

【課題】製造コストを減少でき、正確に作動できる多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造を提供する。
【解決手段】補助軸構成部材300は、補助軸シャフト301の両端に補助軸スプロケット308aと嵌合片とが貫装されている。主軸機構200は、中心シャフト201及び補助軸制御ブロック229aを具え、中心シャフト201の両端にはペダル用クランク243aが結合している。ペダル用クランク243aの結合穴に一方向軸受240aが嵌め設けられ、一方向軸受240aの内側に主軸スプロケット215aが嵌め設けられ、チェーン501aで後輪ハブ50と連結されている。主軸スプロケット215aの内側に駆動台208aとクラッチリング224aとが同軸で貫装され、駆動台208aの間に制御手段400の係りクリップ401aが嵌め設けられている。
【選択図】図4

Description

本考案は、多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造に関り、特に、自転車またはフィットネス用機器自転車の伝動機構に多様な運動モードを発生させ、且つ、専用のハブを使用することなく、また、制御手段を具えた係りクリップによる制御手段によってクラッチを使用した制御を提供することに関するものである。
目下、自転車は、変速器装置を有することにより、走行速度を自由に変更することはできるが、運動効果は不十分であるため、考案者がかつて中国第91226879.4号実用新案として、多機能を具えた自転車用伝動機構を出願し、それは、従来の自転車の回転伝動方法を具備する他に、更に、梃子式運動をさせ、このような多機能を具えた伝動機構を介して多様な運動モードを提供することができ、且つ、このような機構もフィットネス用機器自転車に適用できる。
伝動機構
しかしながら、これらには次のような欠点がある。
(イ)梃子式運動を発生するために、後輪のハブは専用のハブを使用することが必要となり、このため、生産コストが増加する。
(ロ)専用の後輪ハブの重量は重いので、使用は極めて不便である。
(ハ)前記機構の故障率が高い。
これに鑑み、本考案者は、多様な欠陥に対して研究観察を重ね、本考案の前考案である中国200520001872.6号として、多機能を具えた自転車伝動手段の改良を開発し、実地試用を経た後、該前考案の既定した機能目標を有効的に達成することができたが、作動時において、精度が不足しているため、本考案者は更に研究に励むことで、正確で実用的な本考案の開発に到った。
請求項1の考案は、前記主軸機構は中心シャフトを有し、前記中心シャフトの両端にはペダル用クランクが結合してあり、前記ペダル用クランクの端部にある結合穴には一方向軸受がそれぞれ設けてあり、その一端の一方向軸受の内側にはチェーンで後輪ハブと連結する主軸スプロケットが結合してあり、それらの部材は自転車の伝動手段に適用可能であることを特徴とする多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造としている。
請求項2の考案は、請求項1記載の前記主軸機構は中心シャフトを有し、前記中心シャフトの両端にはペダル用クランクが結合してあり、前記ペダル用クランクの端部にある結合穴には一方向軸受がそれぞれ設けてあり、その一端の一方向軸受の内側にはチェーンで後輪ハブと連結する主軸スプロケットが結合してあり、それらの部材は自転車の伝動手段に適用可能であることを特徴とする多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造としている。
請求項3の考案は、請求項1記載の主軸スプロケットの内側には駆動台が同軸で貫装してあり、且つ、数本のレバーにより前記駆動台はクラッチリングに固定され、これにより、駆動台とクラッチリングとは主軸スプロケットの側で移動し、且つ、交差制御ブロックと補助軸制御ブロックとの間を移動し、チェーンにより前記補助軸制御ブロックは補助軸構成部材の補助軸スプロケットと連結して駆動されることを特徴とする多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造としている。
請求項4の考案は、請求項1記載の駆動台は制御手段の係りクリップに嵌め設けられ、前記係りクリップの一端に支持ロッドが設けてあり、中央側に引張具が設けてあり、且つ、連接ロープにより連接台と連接し、前記連接台に連接したばねと、ばねに連接した引張ロープとにより前記係りクリップが制御され、支持ロッドの間にある固定ブロックにより前記係りクリップがフレームの制御手段台側に固定され、引張ロープにより係りクリップが駆動台とクラッチリングとを制御して補助軸制御ブロックと交差制御ブロックを駆動することを特徴とする多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造としている。
請求項5の考案は、自転車フレーム上に設置して回転でき、また、2つのペダル用クランクが一方向軸受を介してその上に結合するための二軸方向の末端を具え、ペダル用クランクと中心シャフトの間の既定回転方向において駆動連結を形成し、且つ、ペダル用クランクが逆回転方向に回転する時、該連結を解除できる中心シャフトと、中心シャフトに嵌め設けられて回転できる交差制御ブロックと、前記ペダル用クランクに回転できるように設けられ、また、軸方向に沿って交差制御ブロックと既定距離を取り、作動上において角度をもった制御装置と相互に連結する補助軸制御ブロックと、回転ができて前記中心シャフトに設けられ、且つ、前記中心シャフトに相対するように軸方向に移動することで、第1位置及び第2位置の間に移動することができ、選択性をもって交差制御ブロック及び補助軸制御ブロックと噛合することで、それぞれ第1作動モード及び第2作動モードを実施するクラッチリングを含み、第1作動モードにおいて、これらペダル用クランクがクラッチリングと交差制御ブロックとの間の噛合関係によって前記逆回転方向において中心シャフト上に固定され、これにより、これらペダル用クランクは前記既定回転方向及び前記逆回転方向に沿って連続した回転を行うことができ、第2作業モードにおいて、これらペダル用クランクは角度を持った制御装置と連結することで、前記角度を持った制御装置が設定した角度範囲内において往復回転を行うことを特徴とする伝動機構としている。
請求項6の考案は、請求項5記載の各ペダル用クランクには交差制御ブロック、補助軸制御ブロック及びクラッチリングが設けられ、選択性をもって前記交差制御ブロック及び前記補助軸制御ブロックと噛合することができ、且つ、各クラッチリングは軸方向に沿って第1位置と第2位置の間に位置する中央位置上で移動できることで、前記クラッチリングが交差制御ブロックを補助軸制御ブロックと離れさせ、これらペダル用クランクに個別の独立した回転を行わせることを特徴とする伝動機構としている。
請求項7の考案は、請求項5記載の前記交差制御ブロックと前記クラッチリングの間の噛合は前記制御ブロック側の歯部と前記クラッチリング側の歯部の噛合によって達成することを特徴とする伝動機構としている。
請求項8の考案は、請求項7記載の前記交差制御ブロック側の歯部と前記クラッチリング側の歯部の2者のいずれかに傾斜面を設けることで、逆回転時に2者を軸方向に沿って離れさせることができることを特徴とする伝動機構としている。
本考案に係る多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造によれば、次のような効果がある。
(イ)構成が簡単であり、専用のハブを使用しなくても、各種の運動モードの変換を実現することができ、したがって、製造コストが安く、経済的で、実用性のある価値を有する。
(ロ)全体の重量が軽くなることにより、使用が便利になる。
(ハ)設計が精巧なため、故障率は低く、使用寿命が長くなる。
(二)制御機構及び係りクリップの制御を有することで、動作が更に正確で確実になる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図4及び図5を見ると、本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造は、自転車のフレーム10、特に、自転車フレームの五方管104に設置することにある。自転車のフレーム10はクランク軸201を具え、それは本実施例である自転車伝動機構内の主軸機構200の中心シャフトを構成しているため、以下の文章内において中心シャフトと言う。中心シャフト201に2つの末端を具えることで、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bをそれぞれその上に結合して、各ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bはペダル502(図6を参照)を具え、自転車搭乗者の脚503を使って踏み込むことで、中心シャフト201上にトルクを生じさせる。本実施例の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造は、多様な作動モード間において切り換えることができ、これには自転車を一般自転車方法による搭乗のノーマルモードとして供することができ、つまり、ペダル用クランク243a、ペダル用クランク243b及びペダルの連続した前方(或いは時計回り方向)回転と、2つのペダル用クランク243aとペダル用クランク243bに分かれて独立した個別回転の独立モードと、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが往復回転することができるフィットネス用機器自転車モードとを含む。下記にそれぞれ本実施例の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の各部品について説明する。
図1に示すように、本実施例の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造は、主軸機構200を具え、前記中心シャフト201の両端にそれぞれペダル用クランク243aとペダル用クランク243bを結合してあり、中心シャフト201の末端を挿入するため、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bの端部にある結合穴には一方向軸受240aと一方向軸受240bがそれぞれ設けてあり、一端の一方向軸受240bの内側には後輪ハブと連結するための主軸スプロケット215が設けてある。これら一方向軸受240aと一方向軸受240bは、例えば、前方回転或いは時計回り方向のような既定回転方向において、ペダル502にトルクが生じ、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bを経て中心シャフト201に伝えることができるが、逆方向の回転方向(即ち、後方への回転或いは時計回りと逆の方向)の時は、トルクを伝えることができない。主軸スプロケット215は、中心シャフト201上に結合されることで、一緒に回転できる。本実施例において、該主軸スプロケット215はチェーン(未表示)を経由して後輪ハブ50に連結していることにより、自転車搭乗者はペダル用クランク243aとペダル用クランク243bを通じて中心シャフト201上に加わったトルクを後輪ハブ50に伝えることができるため、自転車を駆動させて移動する。
図2、図7及び図7Aに示すように、本実施例の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造は、フレーム10の五方管104上に設置され、且つ、該主軸機構200の後方(図5及び図6を参照)に位置する補助軸部材300を具備する。該補助軸部材300は、両端にそれぞれ補助軸スプロケット308aと補助軸スプロケット308bが設けてあることで、これら補助軸スプロケット308aと補助軸スプロケット308bが該補助軸シャフト301と一緒に回転させることができる補助軸シャフト301を含む。これら補助軸スプロケット308aと補助軸スプロケット308bに嵌合片312aと嵌合片312bを枢結した後、更に、チェーン501aとチェーン501bの一端と連結するための位置調整用穴3081aと位置調整用穴3081bを開設する。これらチェーン501aとチェーン501bの他端は、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229b(下記文章内で説明)に枢結する。補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bはチェーン501と枢結し、チェーン501の他端はフレーム10上の適当な箇所に固定される。これらチェーン502、チェーン501a及びチェーン501bは、フィットネス用機器自転車モード内の往復回転運動における回転できる角度を制限することに用い、下記に説明する。
図3、図5及び図6に示すように、制御手段400は、制御手段台106上で固定され、該制御手段台106はフレーム10の五方管104上から突出する突出部位である。該制御手段400は留め具或いは任意の公知技術の制御手段台106上に結合する固定ブロック406及び2つの係りクリップ401aと係りクリップ401bを含み、該係りクリップ401aと係りクリップ401bは固定ブロック406に相対して回転するため、枢着用ピン405aと枢着用ピン405bによって固定ブロック406の両側末端上に枢着して相互に離れることにより、係りクリップ401aと係りクリップ401bが第1位置及び第2位置の間(それぞれノーマルモード及びフィットネス用機器自転車モードに対応する)と第1位置及び第2位置の間に位置する中央位置(独立モードに対応する)において移動することができる。連接台407を2つの係りクリップ401aと係りクリップ401bの間に設置し、且つ連接ロープ4071aと連接ロープ4071bにより支持ロッドは係りクリップ401aと係りクリップ401b上に枢設した引張具403aと引張具403bまで連接し、また、ばね408に連接した引張ロープ40によって前記係りクリップ401aと係りクリップ401bが制御される。
図4に示すように、主軸機構200は、フレーム10の五方管104上に嵌め設けられ、且つ両側が五方管104の両側に位置するペダル用クランク243aとペダル用クランク243bに延伸するように設置されている。主軸機構200の伝動モードの切り換えを制御し、且つ該補助軸部材300の補助を介してノーマルモード、フィットネス用機器自転車モード、独立モードを行うために、フレーム10に該制御手段400を設ける。
主軸機構200には、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bに対応するクラッチリング224aとクラッチリング224b及び鋸歯リング226aと鋸歯リング226bを含み、その機能を下記に説明する。図1に示すように、クラッチリング224aとクラッチリング224bと鋸歯リング226aと鋸歯リング226bは、それぞれ製造された後で一緒に結合される。ただし、図16に示すように、製造工程及び組立作業を簡略化するためのその他の方法は、クラッチリング224aとクラッチリング224b及び鋸歯リング226aと鋸歯リング226bを、直接鋸歯リングを具えるクラッチリング224a及びクラッチリング224bと一体成型して製造する。説明を簡略にするため、下記の文章で述べるクラッチリング224a及びクラッチリング224bは一体成型されたクラッチリング224a及びクラッチリング224bとする。つまり、図1を除き、全ての図内のクラッチリング224aとクラッチリング224bは、一体成型されたクラッチリングである。このような状況下において、図16に示すように、クラッチリング224a及びクラッチリング224bが軸方向において両側末端上に多数個の第一歯部2243bと第二歯部2242bを設け、各歯部はリング周辺に沿って一定間隔で配置されるため、第二歯部2242bは鋸歯リング226bの代替とすることができる。クラッチリング224a及びクラッチリング224bにおいて、第一歯部と第二歯部との間に環状溝2244を設ける。
クラッチリング224aとクラッチリング224bは、内歯2241aと内歯2241bを具え、可動的にガイドリング231aとガイドリング231bの歯形表面2311aと歯形表面2311b上に嵌設し、これらガイドリング231aとガイドリング231bをペダル用クランク243aとペダル用クランク243bに圧入することで、一緒に回転できる。これにより、クラッチリング224aとクラッチリング224bが中心シャフト201及びペダル用クランク243aとペダル用クランク243bに相対するように軸方向の移動を行わせることができる。
主軸スプロケット215の内側には駆動台208a及び駆動台208bと駆動ディスク215a及び駆動ディスク215bを同軸で貫装し、且つ管状延伸部214aと管状延伸部214bに沿って軸方向に移動できる。該管状延伸部214aと管状延伸部214bは、主軸スプロケット215の中心穴2153d内に嵌め設けられている。駆動ディスク215a及び駆動ディスク215bは、数本の軸方向に延伸するレバー217a及びレバー217b(図1内では、この中の1本のレバーのみを表示)を介してクラッチリング224aとクラッチリング224b上に連接して固定される。レバー217aとレバー217bは、一端が固定リング216aと固定リング217b上に固定され、他端が駆動ディスク215aと駆動ディスク215b上の穴2152aと穴2152bを貫通してナット219a及びナット219bと相互に結合するねじを設ける。レバー217a及びレバー217bは、主軸スプロケット215の穴2152bを貫通して相対するように軸方向上の移動ができる。
固定リング216a及び固定リング216bは、クラッチリング224aとクラッチリング224bの溝2244内に収納される。ばね218aとばね218bがレバー217aとレバー217b上に嵌め設けられ、且つ固定リング216a及び固定リング216bと主軸スプロケット215の間に固定され、その間に押圧の弾力を提供することで、クラッチリング224a及びクラッチリング224bと駆動ディスク215a及び駆動ディスク215b間の相対位置を確保し、且つ該相対位置は十分な外力作用の下で変更させることができ、それを下記に説明する。
駆動台208aと駆動台208bは、係りクリップ401aと係りクリップ401bで駆動されて第1位置及び第2位置の間において軸方向の移動を行うことができる。駆動台208aと駆動台208bが駆動されて移動する時、駆動ディスク215a及び駆動ディスク215bとレバー217a及びレバー217bによってクラッチリング224a及びクラッチリング224bと連動して第1位置、第2位置の間を移動する。第1位置の時、クラッチリング224aとクラッチリング224bは交差制御ブロック223aと交差制御ブロック223bと相互に噛合し、第2位置において、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bと相互に噛合する。これら交差制御ブロック223a及び交差制御ブロック223bと補助軸制御ブロック229a及び補助軸制御ブロック229bは、駆動台208aと駆動台208bの両側に位置する。補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bは、チェーン501aとチェーン501bを介して補助軸部材300の補助軸スプロケット308aと補助軸スプロケット308bと連結して駆動できる。
図5及び図6に示すように、係りクリップ401aと係りクリップ401bをロックするため、フレーム10から制御手段台106を突出し、フレーム10の制御関連装備は引張ロープ40、ばね408、連接台407、連接ロープ4071a、連接ロープ4071bを経て係りクリップ401a及び係りクリップ401bの挟み込み動作を制御できる。引張ロープ40を緩めた場合、係りクリップ401aと係りクリップ401bが弾力によってはね返されることで相互に離れ、引張ロープ40を締め付けた場合、係りクリップ401aと係りクリップ401bを相互に近づかせることができる。
以下、図に図符号を表示していない場合、aとbは相互対称となるため、a位置の図示と図符号を省略する。
図6に示すように、ペダル用クランク243a及びペダル用クランク243bは、中心シャフト201を踏み込む動作を提供することで、主軸スプロケット215を回転させ、係りクリップ401aと係りクリップ401bが固定ブロック406上に枢設され、相互締め付け或いは緩める動作を行うことができ、締め付け動作は、制御関連装備が引張ロープ40、ばね408、連接台407、連接ロープ4071a、連接ロープ4071bを経て連接駆動し、係りクリップ401aと係りクリップ401bの最先端フック部4011aと最先端フック部4011bを駆動台208aと駆動台208bのフック溝506内にフック留めすることで、係りクリップ401aと係りクリップ401bが動作した時、駆動台208aと駆動台208bも引っ張られて動き、駆動台208aと駆動台208bがクラッチリング224aとクラッチリング224bを交差制御ブロック223a及び交差制御ブロック223bと補助軸制御ブロック229a及び補助軸制御ブロッ229bとの間に移動し、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bとの噛合、交差制御ブロック223aと交差制御ブロック223bとの噛合或いはその間で完全に噛合していない状況を呈することになる。
各駆動台208a及び駆動台208bと中心シャフト201の間において、駆動台208aと駆動台208bが第2位置に向かって押圧して補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bに噛合させるためのばね207aとばね207bを設ける。
図8と図8Aに示すように、該駆動台208bを回転させる時も、レバー217bを動作させることができ、レバー217b上にも区分片216bを当接するためのばね218bを嵌め設け、また、区分片216bがクラッチリング224bを係止し、クラッチリング224bが補助軸制御ブロック229bの傾斜面のクラッチ面の反力によって補助軸制御ブロック229bをはね返す時、ばね218bが区分片216bとクラッチリング224bに退縮余裕を具え、且つ外力が消失した時、補助軸制御ブロック229bに係合して固定できる。
図8、図8A、図9、図9A、図10及び図10Aに示すように、ユーザは、フレーム10の適当な箇所に設置した制御装備で引張ロープ40によってばね408と連接台407を経由して係りクリップ401a及び係りクリップ401bの動作を制御することができ、引張ロープ40で係りクリップ401aと係りクリップ401bを緩める時、ばね207aとばね207bが直ちに駆動台208aと駆動台208bに入ると共に、係りクリップ401aと係りクリップ401bが開き、クラッチリング224aとクラッチリング224bが補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bの凹溝に係合することを制御し、この時、使用者が踏み込む動力は補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bを経由して補助軸構成部材300(図4を参照)の補助軸スプロケット308aと補助軸スプロケット308bまで導引され、補助軸スプロケット308aと補助軸スプロケット308bがペダル用クランク243aとペダル用クランク243bと連結し、且つチェーン501、チェーン501a及びチェーン501bが限界位置角度の連動関係を行うことで、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが一方向軸受240aと一方向軸受240bに合わせて間歇的な連続動力を生じることにより、中心シャフト201が持続してペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが両方を同時に上下回転しながらの踏み込み或いは交互に上下踏み込み回転動力を得られ、この時、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが同方向に上下運動することで、主軸スプロケット215が後輪ハブ50に伝えることができる。
前記図8と図8Aに示すように、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bを踏み込んで伝動する時、一方向軸受240aと一方向軸受240bが直接中心シャフト201に伝えることで、主軸スプロケット215が後輪ハブ50まで伝え、クラッチリング224aとクラッチリング224bは位置固定にのみ用いるもので、大トルクに耐えないため、伝送することができない。
図11、図11A、図12及び図12Aに示すように、引張ロープ40により係りクリップ401aと係りクリップ401bは駆動台208aと駆動台208bを制御してレバー217aとレバー217bで区分片216bと連動し、クラッチリング224aとクラッチリング224bで補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bの位置から離れ、且つ交差制御ブロック223aと交差制御ブロック223bと接触しない時、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bの間は各自独立した動作を呈し、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが一方向軸受240aと一方向軸受240bを介して中心シャフト201を直接駆動することで、中心シャフトに持続的或いは間歇的な動力を得させ、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bをそれぞれ片側上下踏み込み或いは片側回転踏み込みによる回転の動力とすることができ、多様な形態の踏み込み変化によって主軸スプロケット215が直接動力を後輪ハブに伝える。
図13、図13A、図14、図14Aに示すように、引張ロープ40により係りクリップ401aと係りクリップ401bが駆動台208a、駆動台208b、レバー217a、レバー217b、区分片216bを制御することで、クラッチリング224aとクラッチリング224bが交差制御ブロック223aと交差制御ブロック223bに大まか係合する時、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが従来の向かい合った交互状で変換することができるため、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bが交互連続回転の踏み込み方法で動力を中心シャフト201に入力することができ、これにより、主軸スプロケット215の動力を後輪ハブ50へ伝えられる。
全体の操作内において、引張ロープ40によって係りクリップ401aと係りクリップ401bを制御して駆動台208aと駆動台208bに偏移を生じさせることで、クラッチリング224aとクラッチリング224bが制御ブロック223a、制御ブロック223b及び補助軸制御ブロック229a、補助軸制御ブロック229bの間において係合方法を選ぶことができ、中心シャフト201に必要な動力を得させることで、後輪ハブ50側に作用する。
図15、図15Aに示すように、逆回転状況はクラッチリング224a、クラッチリング224bと補助軸制御ブロック229a、補助軸制御ブロック229bが噛合している時にのみ発生し、図16に示すように、噛合の場合、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bに軸方向に向かって突出する突出歯2291bを設け、クラッチリング224aとクラッチリング224bにも合わせて突出歯2241aを設けて、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bの突出歯2291bと歯当たりすることで、限界位置の目的を達し、該操作上において発生した逆回転は、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bで踏み込み完成の回復動作を進めた時、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bを逆回転させるが、主軸スプロケットにおいて回転停止が発生し、これにより、ペダル用クランク243aとペダル用クランク243bは逆回転することができず、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bの傾斜面形状のクラッチ面2294bの傾斜押力がばね218aとばね218bの圧力を超えることで、クラッチリング224aとクラッチリング224bが補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bから離れ、且つばね218bを圧迫することで、補助軸制御ブロック229aと補助軸制御ブロック229bの逆回転期間において空転を発生するため、特殊な専用の後輪ハブ50を必要とせず、直接従来の後輪ハブ50を使用することができる。
本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸機構を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の補助軸構成部材を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の制御構成部材を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の組合状態を示す断面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸をフレームに組付けた状態を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸をフレームに組付けた状態を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のチェーンの作動を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のチェーンの作動を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸の図9と図10の作動を示す模式図である。 図8の局部を拡大した図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のペダルの左右両方同期に踏まれて上下移動する状態を示す正面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のペダルの上下の踏み込み作動状態を示す側面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のペダルの踏み込み状態を示す正面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のペダルの踏み込み状態を示す側面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸の図12の動作を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸の図12の動作を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のペダルの踏み込み作動を示す正面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のペダルの踏み込み作動を示す側面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸の図14の作動を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の主軸と補助軸の図14の作動を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の従来のペダルを交互に踏み込むことで連続回転して上下移動する状態を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の従来のペダルを交互に踏み込むことで連続回転して上下移動する状態を示す側面図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の逆回転して鋸歯リングが脱離状況にある作動を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造の逆回転して鋸歯リングが脱離状況にある作動を示す模式図である。 本考案の一実施例による多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造のクラッチリングと補助軸制御ブロックの噛合関係を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 フレーム、40 引張ロープ、50 後輪ハブ、104 五方管、106 制御手段台、200 主軸機構、201 中心シャフト、207a ばね、207b ばね、207b ナット、208a 駆動台、208b 駆動台、214a 管状延伸部、214b 管状延伸部、215 主軸スプロケット、215a 駆動ディスク、215b 駆動ディスク、216a 区分片、216b 区分片、217a レバー、217b レバー、218a ばね、218b ばね、219a ナット、219b ナット、223a 交差制御ブロック、223b 交差制御ブロック、224a クラッチリング、224b クラッチリング、226a 鋸歯リング、226b 鋸歯リング、229a 補助軸制御ブロック、229b 補助軸制御ブロック、231a ガイドリング、231b ガイドリング、240a 一方向軸受、240b 一方向軸受、243a ペダル用クランク、243b ペダル用クランク、300 補助軸部材、301 補助軸シャフト、308a 補助軸スプロケット、308b 補助軸スプロケット、312a 嵌合片、312b 嵌合片、400 制御手段、401a 係りクリップ、401b 係りクリップ、402a 支持ロッド、402b 支持ロッド、403a 引張具、403b 引張具、405a 枢着ピン、405b 枢着ピン、406 固定ブロック、407 連接台、408 ばね、501 チェーン、501a チェーン、501b チェーン、502 ペダル、503 脚、2152a 穴、2152b 穴、2152d 穴、2153d 中心穴、2241a 内歯、2241b 内歯、2242b 第二歯部、2243b 第一歯部、2244 環状溝、2294b クラッチ面、2311a 歯形表面、2311b 歯形表面、3081a 位置調整用穴、3081b 位置調整用穴、4011a 先端フック部、4011b 先端フック部、4071a 連接ロープ、4071b 連接ロープ

Claims (8)

  1. 自転車またはフィットネス用機器自転車のフレームの五方管側に主軸機構が設置され、前記フレームの五方管のやや後方に補助軸構成部材が設置され、前記補助軸構成部材は補助軸シャフトの両端に補助軸スプロケットと嵌合片とが貫装され、前記主軸機構は中心シャフト及び補助軸制御ブロックを具え、前記中心シャフトの両端にはペダル用クランクが結合し、前記ペダル用クランクの結合側の結合穴に一方向軸受がそれぞれ嵌め設けられ、その一端の一方向軸受の内側に主軸スプロケットが嵌め設けられ、チェーンで後輪ハブとチェーン連結され、前記主軸スプロケットの内側も前記主軸スプロケット側で移動する駆動台とクラッチリングとが同軸で貫装され、前記駆動台の間に制御手段の係りクリップが嵌め設けられ、
    係りクリップの一端に支持ロッドが設置され、中央側に引張具が設けられ、連接ロープにより連接台と連接し、前記連接台に連接しているばねと、ばねに連接している引張ロープとにより前記係りクリップが制御され、支持ロッドの間にある固定ブロックにより前記係りクリップがフレームの制御手段台側に固定される制御手段と、
    補助軸制御ブロックに操作上において逆回転が生じる時、逆転状況はクラッチリングと補助軸制御ブロックが噛合する時にのみ発生し、主軸スプロケットが回転を停止することにより、ペダル用クランクは逆回転不可能であり、補助軸制御ブロックの傾斜面のクラッチ面の傾斜面の押力がばね圧力を超過させることで、クラッチリングを補助軸制御ブロックから脱離させ、ばねを圧迫して補助軸制御ブロックの逆回転期間によって空転させることで、特殊な専用ハブを必要とせず、直接従来の後輪ハブで行うことが可能であることを特徴とする多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造。
  2. 前記主軸機構は、中心シャフトを有し、前記中心シャフトの両端にはペダル用クランクが結合し、前記ペダル用クランクの端部にある結合穴には一方向軸受がそれぞれ設けてあり、その一端の一方向軸受の内側にはチェーンで後輪ハブと連結する主軸スプロケットが結合し、それらの部材は自転車の伝動手段に適用可能であることを特徴とする請求項1に記載の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造。
  3. 主軸スプロケットの内側には、駆動台が同軸で貫装され、数本のレバーにより前記駆動台はクラッチリングに固定され、これにより、駆動台とクラッチリングとは主軸スプロケットの側で移動し、交差制御ブロックと補助軸制御ブロックとの間を移動し、チェーンにより前記補助軸制御ブロックは補助軸構成部材の補助軸スプロケットと連結して駆動されることを特徴とする請求項1に記載の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造。
  4. 駆動台は、制御手段の係りクリップに嵌め設けられ、前記係りクリップの一端に支持ロッドが設けられ、中央側に引張具が設けられ、連接ロープにより連接台と連接し、前記連接台に連接しているばねと、ばねに連接している引張ロープとにより前記係りクリップが制御され、支持ロッドの間にある固定ブロックにより前記係りクリップがフレームの制御手段台側に固定され、引張ロープにより係りクリップが駆動台とクラッチリングとを制御して補助軸制御ブロックと交差制御ブロックを駆動することを特徴とする請求項1に記載の多機能を具えた自転車用伝動機構の改良構造。
  5. 自転車フレーム上に設置されて回転可能であり、2つのペダル用クランクが一方向軸受を介してその上に結合するための二軸方向の末端を具え、ペダル用クランクと中心シャフトの間の既定回転方向において駆動連結が形成され、ペダル用クランクが逆回転方向に回転する時、前記連結を解除可能な中心シャフトと、
    中心シャフトに嵌め設けられて回転可能な交差制御ブロックと、
    前記ペダル用クランクに回転可能に設けられ、軸方向に沿って交差制御ブロックと既定距離を取り、作動上において角度をもった制御装置と相互に連結する補助軸制御ブロックと、
    回転可能に前記中心シャフトに設けられ、前記中心シャフトに相対するように軸方向に移動することで、第1位置及び第2位置の間で移動可能であり、選択性をもって交差制御ブロック及び補助軸制御ブロックと噛合することで、それぞれ第1作動モード及び第2作動モードを実施するクラッチリングを含み、
    第1作動モードにおいて、ペダル用クランクがクラッチリングと交差制御ブロックの間の噛合関係によって前記逆回転方向において中心シャフト上で固定され、これにより、ペダル用クランクは前記既定回転方向及び前記逆回転方向に沿って連続する回転を行うことが可能であり、第2作業モードにおいて、ペダル用クランクは角度を持った制御装置と連結することで、前記角度を持った制御装置が設定した角度範囲内において往復回転を行うことを特徴とする伝動機構。
  6. 各ペダル用クランクには、交差制御ブロック、補助軸制御ブロック及びクラッチリングが設けられ、選択性をもって前記交差制御ブロック及び前記補助軸制御ブロックと噛合可能であり、各クラッチリングは軸方向に沿って第1位置と第2位置の間に位置する中央位置上で移動可能であり、前記クラッチリングが交差制御ブロックを補助軸制御ブロックと離れさせ、ペダル用クランクに個別の独立した回転を行わせることを特徴とする請求項5に記載の伝動機構。
  7. 前記交差制御ブロックと前記クラッチリングとの間の噛合は、前記制御ブロック側の歯部と前記クラッチリング側の歯部の噛合によって達成することを特徴とする請求項5に記載の伝動機構。
  8. 前記交差制御ブロック側の歯部と前記クラッチリング側の歯部の2者のいずれかに傾斜面が設けられ、逆回転時に2者を軸方向に沿って離れさせることが可能であることを特徴とする請求項7に記載の伝動機構。



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