JP3121065B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3121065B2
JP3121065B2 JP03271414A JP27141491A JP3121065B2 JP 3121065 B2 JP3121065 B2 JP 3121065B2 JP 03271414 A JP03271414 A JP 03271414A JP 27141491 A JP27141491 A JP 27141491A JP 3121065 B2 JP3121065 B2 JP 3121065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、フ
ィルム上の撮影画面サイズを切り換え可能なカメラの露
出制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一つのカメラで、その撮影画面の
大きさの切り換えを可能とするものが数多く提案され、
且つ、各種の仕様のものが市販されるようになった。先
に、本出願人が提案した特願平3−200877号の撮
影画面サイズ切り換えカメラは、フィルムパトローネの
大きさ、長さやDXコード等から装填されたフィルムが
通常の35mmサイズのものか、大型画面撮影用のもの
かの判断を行い、その判断に従って撮影画面サイズを定
める画面マスクを移動させ、画面サイズを切り換えるも
のであった。このカメラを用いると同一外形幅のフィル
ムに対しても、より大きな撮影画面、あるいは、より高
画質のプリントが得られるものである。
【0003】一方、近年では、画面の光量分布を分割し
て測光し、自動的に露出補正を行ったり、画面内の各領
域のパターン測光値に関して重視する度合いを設定する
ことが可能となるなどの測光装置を備えたカメラが多く
用いられるようになっている。上記従来のカメラに内蔵
されるパターン測光装置においては、例えば、被写体像
が投影される分割された受光素子からなる測光素子を
ており、図17に示す各測光パターン上を測光する3
つの受光素子のパターン測光出力は、デジタル信号に変
換される。その各パターン測光出力に対して重視する度
合いを考慮して平均被写体輝度を求め、その値から露出
値が演算され、その露出値に基づいて、シャッタユニッ
ト等で構成される露出制御部により露出制御が行われ
る。また、特開昭61−295534号公報には疑似望
遠カメラにおける露出制御について示されている。 この
カメラは、疑似望遠のために撮影画面の一部をマスキン
グするものであるが、そのときに測光素子の前にもマス
キングをして疑似望遠時の撮影範囲以外の光の影響を小
さくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記撮影画面サイズ切
り換えカメラに上述の従来のパターン測光装置を組み込
んだものを考えると、撮影レンズの焦点距離一定であれ
ば、上記測光素子の睨む角度も一定である。ところが、
撮影画面のサイズを変化させた場合、図17の(A)の
35mmのノーマルサイズでの通常サイズ画面(以下N
画面と称する)Gn上では、測光パターンPa,Pb,
Pcであるが、図17の(B)の拡大サイズ画面(以
下、B画面と称する)Gb上では、測光パターンP
a′,Pb′,Pc′となり、画面が拡大された分だけ
測光パターンの撮影画面に対する占有面積の割合が相対
的に減少する。このため、各サイズに設定して全く同一
のフレーミングで撮影されたN画面とB画面の写真を比
較した場合、撮影時の各測光パターンの測光値に対する
重視度合いを示す加重比率の測光特性の相違により、最
終的にプリントされたノートリミングの写真の露光状態
が異なってくる。
【0005】例えば、逆光自動補正として中央の測光パ
ターンPaの出力がその周辺の測光パターンPbの出力
と比べて一定以上低い場合、プラス補正を行って中央の
被写体が黒く潰れるのを防ぐようなアルゴリズムにより
測光処理を行うとする。このとき、N画面撮影時の測光
パターンPaの大きさの逆光被写体は、B画面撮影時に
同一のフレーミングを行うと測光パターンPb′の領域
にはみ出してしまう。一方、B画面撮影時の測光パター
ンPa′の大きさの逆光被写体は、N画面撮影時に同一
のフレーミングを行うと測光パターンPaより小さくな
ってしまう。このような場合は、逆光被写体とその周辺
輝度の差が逆光判定レベルにあったとしても、画面サイ
ズ切り換えにより両パターン間の輝度差が小さくなるた
め逆光状態として判定しない可能性がある。
【0006】また、この他にも、中央重点測光モードで
測光パターンPaの値を重視する測光を行う場合、N画
面撮影時よりもB画面撮影時の方が相対的により狭い範
囲を重視することになる。図18は、上記中央重点測光
モードでの各撮影画面サイズでの測光パターンの測光値
の重視度を示す加重比率Kの変化を示す測光特性線図を
示した図である。本図において、光軸より左側は、N画
面撮影時の画面での光軸O〜画面端GT間の測光パター
ンPa〜Pcに対する加重比率Kの測光特性線KL1を
示している。光軸より右側は、B画面撮影時の画面での
光軸O〜画面端GT′間の測光パターンPa′〜Pc′
に対する加重比率Kの測光特性線KL2を示している。
そして、露出制御を行う場合、各測光パターンの測光値
にパターンに対応する上記加重比率に基づいて、各測光
値に乗じる加重係数をもとめる。その加重係数と各測光
値とから求めた加重平均輝度Lより露出値を求め、露出
制御を行う。例えば、測光パターンPa〜Pcの測光値
をLa,Lb,Lcとし、各測光値の重視度を示す加重
比率Ka,Kb,Kとして、それらの加重比率から求
められる加重係数K1,K2,K3 により、上記加重平均
輝度Lは次式で示される。即ち、 L=K1×La+K2×Lb+K3×Lc…………………(1) となる。但し、上記加重係数K1,K2,K3は、次式で
示される。
【0007】 K1=Ka/(Ka+Kb+Kc) …………………(2) K2=Kb/(Ka+Kb+Kc) …………………(3) K3=Kc/(Ka+Kb+Kc) …………………(4) なお、図18の右側の特性線KL1′は、比較のために
N画面撮影時の特性線KL1を対称形状として示した線
である。
【0008】この図18から解るように、B画面では画
面サイズが広がったために、画面端GT′に対して中央
重点部分の測光パターン幅が相対的に狭くなり、特性線
KL2が特性線KL1よりもシャープになり、両者の測
光特性に差異が生じてしまう。撮影者がカメラの測光特
性を、N画面撮影におけるカメラのファインダに見える
範囲の比率として習熟しているような場合、B画面撮影
を実行しようとすると、上記N画面撮影とB画面撮影の
上述のような測光特性の違いから、意図した露出値とは
異なった露出値を算出してしまうといった不具合が生じ
ることになる。
【0009】更にまた、複数の受光素子を用いて露出値
を算出するような場合、画面サイズの切り換えにより、
その各パターンの画面全体に対する比率が実質的に変化
するので、同一の構成、同一のアルゴリズムでは、上記
画面サイズの変更時の露光値演算における露出算出特性
の同一性が失われてしまう可能性もある。また、特開昭
61−295534号公報のように測光素子の前にマス
キング部材を置くようにしたものでは、新たにマスキン
グ部材を設ける必要がある。また、このマスキング部材
をLCDにした場合は、LCD素子やこれを駆動する電
気回路などが必要になる。さらに、マスキング部材をメ
カ的な遮光材とした場合は、遮光材やこれを通常位置か
らマスク位置に移動させるためのメカ機構が必要になる
という問題がある。また、近年では測光素子は、非常に
小さくなっており、このような測光素子を正確にマスキ
ングすることは非常に困難である。本発明は、上述の不
具合を解決するためになされたものであり、撮影画面サ
イズを変更しても、露出の特性に関して撮影者が同一の
感覚で撮影することができ、撮影者の意志や慣れを損な
うことがないカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のカメ
ラは、撮影画面サイズの変更を指示する撮影画面サイズ
入力手段と、 撮影領域内の異なる領域を測光する複数
の受光素子と、上記複数の受光素子の出力に対して加重
係数を加味し露出演算を行う露出演算手段と、を具備し
ており、上記複数の受光素子に対応する加重係数の段階
的変化によって近似される特性線図の上記画面の中心か
ら画面の端にかけての形状が、上記画面サイズを変更す
る前と画面サイズを変更した後とで等しくなるように上
記複数の受光素子の出力値に対する加重係数を変更する
ことを特徴とする。また、本発明による第2のカメラ
は、撮影画面サイズの変更を指示する撮影画面サイズ入
力手段と、 撮影領域内の異なる領域を測光する複数の
受光素子と、上記複数の受光素子の中から選択された出
力に基づいて露出演算を行う露出演算手段と、を具備し
ており、上記画面の中心から画面の端にかけて選択され
た受光素子の画面に対する寸法比率の割合が上記画面サ
イズを変更する前と画面サイズを変更した後とで等しく
なるように上記複数の受光素子の選択を変更することを
特徴とする。
【0011】本発明によるカメラの他の1つは、撮影画
面サイズの変更を指示する撮影画面サイズ入力手段と、
撮影領域内の異なる領域を測光する複数の受光素子を有
する測光手段と、上記測光手段の出力に基づいて露出演
算を行う露出演算手段とを具備しており、上記画面サイ
ズを変更する前と画面サイズを変更した後とで、上記画
面の中心から画面の端にかけての測光分布特性カーブ
略同一になるように、上記複数の受光素子の選択を変更
することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】上記カメラの一つにおいては、撮影画面サイズ
を変更した場合、画面内の測光分布特性が略同一となる
ように上記複数の受光素子から得る測光値に対する加重
係数を変更して露出値を決定する。また、上記カメラの
他の一つにおいては、撮影画面サイズを変更した場合、
画面内の測光分布特性が略同一となるように上記複数の
受光素子を選択して、露出値を決定する。
【0014】
【実施例】以下図示の実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例を示すカメラに内蔵さ
れる測光装置の電気回路ブロック構成図である。本カメ
ラは、前記通常サイズのN画面サイズの撮影と拡大され
たB画面サイズの撮影との画面切り換え撮影が可能なカ
メラであって、更に、上記測光装置により、測光パター
ン上の測光を行い、該撮影画面切り換えに応動して重視
度の度合いを示す適正な加重比率から求められる加重係
数に基づいて平均輝度を求め、露出制御を行うものであ
る。
【0015】上記測光装置は、上記図1に示すようにカ
メラのファインダ光学系30(図5参照)上に配設さ
れ、測光手段であって、被写体像が投影される3つの第
1,2,3受光素子1a,1b,1cからなる分割され
た測光素子1と、上記各受光素子の測光出力を増幅する
増幅回路2a,2b,2cと、A/D変換を行うA/D
変換回路3と、露出演算手段であって、A/D変換され
た上記測光出力により露出値の演算を行う露出演算部4
と、その露出値に基づいて露出制御を実行するものであ
って、シャッタユニット等により構成される露出制御部
5により構成されている。なお、上記3つの第1,2,
3受光素子1a,1b,1cは、例えば、図17に図示
する測光パターンPa,Pb,Pc上の被写体像の測光
を行うものとする。
【0016】また、図2,3は、本実施例のカメラの正
面図、および、後蓋を外した状態での背面図である。図
2に示されるように、本カメラの本体10の前面には撮
影レンズ12,ズーミング操作スイッチ釦11,ファイ
ンダ光学系30の対物レンズ33,N画面とB画面との
サイズ切り換えスイッチ釦13等が配されている。ま
た、上面左側にはレリーズ釦16が配されている。な
お、上記撮影レンズ12は、そのイメ−ジサークルが上
記B画面に対応することができる大きさに設定してあ
る。そして、図3に示されるように、本カメラの後蓋側
には、ファインダ光学系30の接眼レンズ34,中央部
にB画面に対応するマスク開口部14,シャッタ15,
マスク開口部14を挟んでその両側にパトローネ装填室
17とフィルム巻き取り室29等が配設されている。そ
のフィルム巻き取り室29にはフィルム巻き取り軸18
とフィルムを押えつけ巻き取りを確実に行わせるための
押えローラ19が配されている。更に、カメラ本体10
内にはN画面とB画面の撮影マスクを切り換えるための
変更手段である撮影マスク切り換え機構20が組み込ま
れており、該機構で駆動されるマスク枠27,28の位
置により上記撮影画面サイズが決まる。
【0017】図4は、上記撮影画面マスク切換え機構2
0の構成を示した図である。このマスク切換え機構20
は、上述のようにカメラ本体10内に配設されていて、
画面サイズ切換えモータ21の作動によってB画面とN
画面との撮影マスクの大きさを切り換えるものである。
上記画面サイズ切り換えモータ21は、画面サイズ切り
換えスイッチ釦13の操作に従って、図示しないシステ
ムコントローラの指示により、その回動が制御されるよ
うになっている。この切換えモータ21の出力ギヤー2
2には回転自在にピニオン23が噛合されていて、更
に、このピニオン23には回転自在にピニオン24が噛
合されている。このピニオン23,24により切り換え
駆動されるマスク枠27および28は、L字状の枠板を
対向して形成されていて、互いに対角線方向に移動する
ようになっている。即ち、両マスク枠27および28の
両端部は、互いに対角線方向に延び出していて、上方に
延び出した端縁部にはそれぞれラック27a,28aが
形成されている。そして、この両ラック27a,28a
はそれぞれ上記ピニオン23,24に噛合している。ま
た、上記延出部には対角線方向にガイド長孔27b,2
8bおよび27c,28cが穿設されていて、同各ガイ
ド長孔は本体の固着されたガイドピン25,26に嵌入
している。
【0018】このように構成された撮影画面マスク切換
え機構20の切り換え動作について説明すると、いま、
図3、または、図4の状態にあったとする。この状態
は、マスク枠27および28がマスク開口部14より外
側に退避しており、撮影画面は開口部14でマスクされ
るので、B画面撮影サイズに設定されている状態であ
る。そこで、上記画面サイズ切換えモータ21が矢印λ
1 の向きに回転すると、ピニオン23および24がそれ
ぞれ矢印λ2 ,λ3 の向きに回転し、マスク枠27およ
び28のラック27a,28aがそれぞれ矢印λ4 ,λ
5 の向きに移動する。これにより、上記マスク枠27お
よび28が互いに内側に移動して枠内が小さくなり、N
画面サイズのマスク枠20Nが形成され、N画面撮影可
能状態になる。また、上記画面サイズ切換えモータ21
が矢印λ1 と逆の向きに回転すると、マスク枠27およ
び28は、上述とは逆の向き、即ち、枠内が大きくなる
向きに移動して、B画面サイズのマスク開口部14外に
退避しB画面撮影状態となる。
【0019】図5は、視野枠の大きさを変えることがで
きるようにした前記ファインダー光学系30の構成を示
した斜視図である。この光学系は、主に、対物レンズ群
33と、正立プリズム31と、接眼レンズ群34とから
なる実像式のファインダー光学系で構成されており、上
記正立プリズム31の入射面に、B画面用の視野枠32
aとN画面用の視野枠32bとを表示することが可能な
透過型液晶板32を設けて、電気的に視野枠の切り換え
ができるようにしてある。この透過型液晶板32の、B
画面撮影時の視野枠32aとN画面撮影時の視野枠32
bの表示は、それぞれ図6の(A),(B)に示すよう
に形成されている。なお、この表示の切り換えは、上記
画面サイズ切り換え動作に従いシステムコントローラに
より制御されるようになっている。
【0020】更に、図7に示すように上記正立プリズム
31の上部31aには測光用プリズム36が接合されて
おり、測光用プリズム36の上面には前記測光素子1が
配設されている。該測光用プリズム36とプリズム31
aは、同一素材で形成され、その接合面36aは、ハー
フミラーになっており、また、ハーフミラーを挟んで液
晶板32と上記測光素子1が光学的に共役な位置にある
ので、上記液晶板32上に結像する実像は、測光素子1
の受光面にも結像する。そして、該測光素子1は、前述
のように3つの第1,2,3受光素子1a,1b,1c
からなる分割された測光素子であって、図17の(A)
に示されるように測光パターンPa〜Pcに対応する領
域の測光を行う。但し、その測光する画角は、N画面撮
影時の画角で測光する。
【0021】次に、以上のように構成された本実施例の
カメラによる測光および露出制御動作について図8のフ
ローチャートと、図1のブロック構成図によって説明す
る。まず、前記図2のサイズ切り換え釦13により所望
の画面サイズに撮影マスクを設定する。そして、レリー
ズ釦16を半押しして1stレリーズスイッチをオンと
すると、測光モード処理がスタートし、ステップS10
1〜ステップS103において、測光パターンPa〜P
cに対する第1,2,3受光素子1a,1b,1cの測
光出力を増幅回路2a〜2cで増幅し、A/D変換回路
3によりA/D変換する。その出力は、露出演算制御回
路4に入力され、ステップS104〜ステップS106
において各測光パターンPa〜Pcに対する被写体の輝
度La,Lb,Lcを算出する。続いて、ステップS1
07〜ステップS110にて、選択されている撮影画面
サイズに基づき各輝度の重み付けを行って、加重平均輝
度Lを求める。即ち、選択されている撮影画面サイズが
N画面かB画面の判別を行い(ステップS107)、N
画面の場合はステップS108に進み、B画面の場合は
ステップS109に進み、それぞれの選択画面サイズに
適合した各パターンに対応する加重係数K1〜K3を設定
する。そして、ステップS110にて、上記輝度値La
〜Lcと加重係数K1〜K3から後述する加重平均輝度L
を算出し、ステップS111で上記加重平均輝度Lに基
づき露出値を演算する。続いて、レリーズ釦16の2段
押しによる2ndレリーズスイッチのオン信号で、該露
出値に基づいた露出を実行して本処理を終了する。
【0022】次に、上記加重平均輝度Lの演算方法につ
いて図9により詳細に説明する。本カメラは、所謂、中
央重点平均測光を行うカメラであり、前記測光パターン
Pa〜Pcの重視度を示す加重比率Ka,Kb,Kc
を、それぞれ 1,0.7,0.5とする。この加重比
率から前記(2)〜(4)式を用いて、実際の各測光値
に乗じられる加重係数K1,K2,K3 は求められる。図
9は、本実施例のカメラの各撮影画面サイズでの測光パ
ターンの測光値に対する上記加重比率を示す測光特性線
図であり、前述の図18と同様に光軸より左側は、N画
面撮影時の画面上の光軸O〜画面端GT間での測光パタ
ーンPa〜Pcに対する加重比率Kの変化の特性線KL
11を示ている。光軸より右側は、B画面撮影時の画面で
の光軸O 〜 画面端GT′間の測光パターンPa′〜
Pc′に対する加重比率Kを示す測光特性線KL22を示
している。なお、右側の特性線KL11′は、比較のため
にN画面撮影時の特性線KL11を対称形状として示した
線である。
【0023】本実施例のものは、前述の図18で説明し
たように従来例のカメラの測光装置ではB画面撮影時の
上記加重比率Kの特性線KL2がN画面撮影時のものに
比較して変化するのを防止するため、上記図9の加重比
率Kの測光特性線KL22に示すように、測光パターンP
b′に対する加重比率Kb′を0.7から0.8に変更
して、該特性線KL22をN画面撮影時の測光特性線KL
11にできるだけ近づけるようにする。なお、他の測光パ
ターンPa′,Pc′に対する加重比率Ka′,Kc′
は、N画面撮影時と同様に1,0.5とする。
【0024】そして、N画面撮影時には上記の測光特性
線KL11による加重比率から求めた加重係数を用いて加
重平均輝度Lを演算し、また、B画面撮影時には上記の
測光特性線KL22による加重比率から求めた加重係数を
用いて加重平均輝度Lを演算し、それぞれ露出値を求
め、露出制御を行う。その加重平均輝度演算処理は、前
記図9に示されるように、まず、設定サイズがN画面で
ある場合、上記通常のN画面用の加重比率Ka,Kb,
Kcの1,0.7,0.5をそのまま適用し、前記
(2),(3),(4)式より、加重係数K1,K2,K
3としては、 K1= 1 /(1+0.7+0.5)=0.455 K2=0.7/(1+0.7+0.5)=0.318 K3=0.5/(1+0.7+0.5)=0.227 が求められる。一方、設定サイズがB画面である場合、
上記B画面用の加重比率Ka,Kb,Kcの1,0.
8,0.5を適用し、前記(2),(3),(4)式よ
り、加重係数K1,K2,K3として、 K1= 1 /(1+0.8+0.5)=0.435 K2=0.8/(1+0.8+0.5)=0.348 K3=0.5/(1+0.8+0.5)=0.217 が求められる。
【0025】前記図8の測光露出制御処理上では、ステ
ップS108,109において撮影画面サイズに対応し
た上記各加重係数を設定する。続いて、ステップS11
0において、前記各パターン測光値La,Lb,Lcと
上記加重係数K1,K2,K3より、前記(1)式により
加重平均輝度Lを求め、露出を制御するならば、通常の
N画面撮影の加重率による中央重点平均測光に慣れた撮
影者でも、同じような感覚でB画面撮影を行ことが可能
になる。
【0026】このように、本実施例のカメラでは、画面
サイズが変化することに起因する測光パターンの画面全
体に対するサイズ比率の変化に生ずる測光特性の変化を
上記加算比率を変更することにより、全く同じアルゴリ
ズムで平均輝度を演算しても画面変更前に極めて近い特
性が得られる。従って、撮影者の意志や慣れを損なうこ
とがない。なお、本実施例のものは、測光素子として3
分割の受光素子を用いたが、勿論、該分割数は、幾つで
もよく、また、加重比率も前記の値に限らず測光に都合
のよい値をとることは可能である。
【0027】次に、本発明の第2実施例を示すカメラに
ついて説明する。本カメラは、前記第1実施例のカメ
ラ、同様、通常サイズのN画面サイズの撮影と拡大され
たB画面サイズの撮影との画面切り換え撮影が可能なカ
メラであって、撮影レンズ、および、ファインダ光学
系、更に、前記図4に示す変更手段である撮影マスク切
り換え機構20が組み込まれている。また、本カメラに
内蔵される測光装置は、同様に複数の受光素子からなる
測光素子を有するものであるが、撮影画面の切り換えに
対応して上記受光素子を選択して各パターン上の測光を
行い、その選択された測光出力により平均輝度を求め、
露出制御を行うものである。但し、上記測光装置の被写
体像が投影される測光手段である測光素子41(図11
参照)は、図10にその測光パターンのレイアウトを示
すように、画枠中央部に測光パターンPdをもつ第1受
光素子41dと、測光パターンPdの外側に配される測
光パターンPeをもつ第2受光素子41eと、測光パタ
ーンPeの外側であってN画面外枠Fnに対応する測光
パターンPfをもつ第3受光素子41fと、測光パター
ンPfの外側であってB画面外枠Fbに対応する測光パ
ターンPgをもつ第受光素子41gとを有している。
上記測光パターンPdの外径とPfの大きさの比は、上
記測光パターンPeの外径とPgの大きさの比は、互い
に等しいものとする。
【0028】図11は、上記カメラに内蔵される測光装
置の電気回路ブロック構成図である。上記測光装置にお
いて、被写体像が投影される上記第1,2,3,4受光
素子41d,41e,41f,41gからの測光出力
は、増幅回路42d,42e,42f,42gで増幅さ
れ、A/D変換回路43でデジタル変換されて、露出演
算手段である露出演算部44に入力される。そこで、対
応する測光出力を選択して露出値の演算を行い、その露
出値に基づいて、シャッタユニット等により構成される
露出制御部45により露出制御が実行される。
【0029】次に、以上のように構成された本実施例の
カメラによる測光および露出制御動作について図12の
フローチャートと、図13,14の測光パターンを示す
図によって説明する。まず、サイズ切り換え釦により所
望の画面サイズに撮影マスクを設定する。そして、レリ
ーズ釦を半押しして1stレリーズスイッチをオンとす
ると、測光モード処理がスタートする。選択されている
撮影画面サイズがN画面かB画面の判別を行い(ステッ
プS201)、N画面の場合はステップS202に進
み、B画面の場合はステップS206に進む。
【0030】ステップS202では、第1〜3受光素子
41d,41e,41fの測光出力をA/D変換する。
そして、測光パターンPe,Pfに関する測光出力であ
る第2,3受光素子41eと41fの測光出力を加算す
る(ステップS203)。その加算値により測光パター
ンPeとPfに対する輝度L2 を演算する(ステップS
204)。続いて、第1受光素子41dの測光出力によ
りパターンPdの輝度L1 を演算し(ステップS20
5)、ステップS211に進む。ここで、上記輝度L1
を示す中央部は、図13の(A)、または、(B)のN
画面Gnの中央部となるパターンPd(斜線部)が対応
する。そして、上記上記輝度L2 を示す周辺部は、図1
3の(A)、または、(B)のN画面Gnの周辺部とな
るパターンPeとパターンPfの加えられた部分が対応
することになる。ここで、図13の(B)は、(A)の
パターンPeとPfの境界線を示さなかった図である。
また、図13の(A)には、N画面Gnの外側にあるB
画面Gb用のパターンPfも破線で示している。
【0031】一方、ステップS206に進んだ場合、第
1〜4受光素子41d,41e,41f,41gの測光
出力をA/D変換する。そして、測光パターンPdとP
関する第1,2受光素子41dと41eの測光出
力、また、測光パターンPfとPgに関する第3,4受
光素子41fと41gの測光出力をそれぞれ加算する
(ステップS207、および、S208)。それらの加
算値により測光パターンPdとPeに対する中央部の輝
度L1 、および、測光パターンPfとPgに対する周辺
部の輝度L2 を演算する(ステップS209,21
0)。そして、ステップS211に進む。ここで、上記
輝度L1 を示す中央部は、図14の(A)、または、
(B)のB画面Gbの中央部となるパターンPdとパタ
ーンPe(斜線部)の加えられた部分が対応しており、
上記上記輝度L2 を示す周辺部は、図14の(A)、ま
たは、(B)のB画面Gbの周辺部となるパターンPf
とパターンPgの加えられた部分が対応することにな
る。なお、図14の(B)は、(A)のパターンP
の境界線を示さなかった図である。このように、各
設定画面に対応した中央部の輝度L1 および周辺部の輝
度L2 が求められるので、N画面設定時における輝度L
1 および輝度L2 と、B画面設定時における輝度L1 お
よび輝度L2 とは、設定画面間で区別することなしに、
輝度L1,L2として後処理の逆光判断や露出値演算に用
いることが可能となる。次に、上記ステップS211に
おいて、逆光状態かどうかの判定を行う。この判定は、
上記中央部の輝度L1 と周辺部の輝度L2 の差が2Ev
以上あるとき逆光状態と判定するものである。そして、
輝度差が2Ev未満であり、逆光でなかった場合は、ス
テップS212に進み、補正なしで上記輝度L1,L2の
平均値から露出値を算出する。一方、逆光と判定された
場合は、ステップS213に進み、上記輝度L1,L2の
平均値から求めた露出値に+1.5Evのプラス補正を
行って露出値を決定する。続いて、ステップS214に
て、レリーズ釦の2段押しによる2ndレリーズスイッ
チのオン信号によりステップS215に進み、上記露出
値に基づいた露出を実行して本処理を終了する。
【0032】各パターンサイズは、前記図10のパター
ンレイアウトにて説明した寸法に定められているので、
上記図14の(B)のB画面撮影用のB画面Gbの大き
さに対する中央部パターン(Pd+Pe)の大きさの比
率は、図13の(B)のN画面撮影用のN画面Gnの大
きさに対する中央部パターン(Pd)の大きさの比率と
等しくなる。従って、本実施例のものにおいては、上述
のようにN画面設定時における中央部の輝度L1 および
周辺部の輝度L2 と、B画面設定時における中央部の輝
度L1 および周辺部の輝度L2 とは、区別することなし
に後処理の逆光判断や露出値演算に用いることが可能と
なる。そして、画面サイズ切り換えに起因する測光特性
の変化をなくした状態で処理が可能となり、露出演算の
同一性の高い測光処理が可能になる。
【0033】次に、上記第2実施例のカメラの測光装置
の変形例について説明する。上記第2実施例のものでは
各パターンの測光出力がA/D変換後に加算処理がなさ
れたが、この変形例のものは、その加算を演算で行わ
ず、測光素子41の選択される所定の出力を回路上で加
算することによって行うものである。即ち、図15は、
本変形例の測光装置のブロック構成図であり、まず、受
光素子41dの出力は、直接増幅回路47aに接続され
る。また、受光素子41eの出力は、アナログスイッチ
46aを介して増幅回路47aに入力され、更に、アナ
ログスイッチ46bを介して増幅回路47bにも入力さ
れる。また、受光素子41fの出力は、直接増幅回路4
7bに入力される。更に、受光素子41gの出力は、ア
ナログスイッチ46cを介して増幅回路47bに入力さ
れる。そして、上記アナログスイッチ46a〜46c
は、画面サイズの選択に関連してそのオンオフがコント
ロールされる。なお、上記各受光素子の対応する測光パ
ターンは、第2実施例のものと同一とする。
【0034】上記増幅回路47aの出力は、第2実施例
のものの中央部輝度L1 対応値としてA/D変換回路4
3に入力される。一方、増幅回路47bの出力は、第2
実施例のものの周辺部輝度L2 対応値としてA/D変換
回路43に入力される。以下、第2実施例とのものと同
様に中央部輝度L1と周辺部輝度L2に基づいて、露出値
の演算、および、露出制御が実行される。
【0035】以上のように構成された本変形例の測光装
置は、まず、N画面撮影時には上記アナログスイッチ4
6bのみをオン状態とする。そして、受光素子41dの
出力を中央部輝度L1 の対応値として増幅回路47aか
ら取り込む。同時に、受光素子41eと41fの加算出
力を周辺部輝度L2 の対応値として増幅回路47bから
取り込み、露出値の演算を行う。一方、B画面撮影時に
は上記アナログスイッチ46aと46cをオン状態と
し、46bをオフ状態にする。そして、受光素子41
d,41eの加算出力を中央部輝度L1 の対応値として
増幅回路47aから取り込む。同時に、受光素子41f
と41gの加算出力を周辺部輝度L2 の対応値として増
幅回路47bから取り込み、露出値の演算を行う。以上
のように本変形例のものでは、簡単な回路で中央部と周
辺部の輝度が求められ、露出制御部内で測光出力の加算
演算を行う必要がなくなり、処理が単純化する。
【0036】次に、本発明の第3実施例を示すカメラに
ついて説明する。本実施例のカメラの測光装置は、その
画面サイズ切り換えに基づく測光パターンの大きさの画
枠に対する比率の変化を、前記各実施例のもののように
電気的な出力を制御するのではなく、複数の受光素子か
らなる測光素子部に補正光学系を挿入することにより複
数の受光素子の画角を変更することによって補正しよう
とするものである。
【0037】図16は、前記図7のファインダ光学系の
測光素子配置図に対応する本実施例の測光素子回りの配
置図である。ファインダ光学系の正立プリズム31aに
接合しているハーフミラー部36aを有する測光プリズ
ム36上には、測光手段であって複数の受光素子からな
る測光素子51が配設されている。その測光素子51
は、ピニオン55により入射光軸方向に移動されるラッ
ク54に固着されている。また、ピニオン57で駆動さ
れるラック56に固着された状態のコンバータレンズ5
2が、上記測光素子51が51′の位置に後退した状態
のとき、上記測光プリズム36上方の52′位置に挿入
可能とする。このコンバータレンズ52は、撮影画面サ
イズがB画面に切り換えられるとき、受光素子の対応画
角を変更するため上記の位置52′に挿入され、上記画
面サイズ切り換えの倍率の逆数の倍率の被写体像を測光
素子51の受光面上に結像させるものである。
【0038】以上のように構成された本実施例のカメラ
においては、N画面撮影時にはコンバータレンズ52は
後退した位置にあって、前記第1実施例のものと同様な
測光素子52の各測光パターン上にN画面の視野枠の被
写体像が結像する。そして、各測光パターンの測光値に
基づいて露出値が演算され、露出制御がなされる。一
方、撮影画面サイズがB画面に切り換えられたときに
は、その動作に連動して測光素子51が51′の位置に
後退し、コンバータレンズ52を52′の位置に挿入す
る。この状態ではファインダの視野枠は、B画面用に拡
大されるが測光素子51に対しては、その画角がコンバ
ータレンズ52により変更され、測光素子51上の被写
体像は縮小され、枠の大きさは、上記N画面撮影時の大
きさと同一となる。そして、画枠サイズの大きさに対す
る各測光パターンの大きさの比率は、前記N画面撮影時
の比率と同じ値になる。従って、本測光装置において
は、露出値の演算処理は、N画面撮影時とB画面撮影時
とで同じ演算処理を用いることができ、露出演算部にお
ける処理が簡単になる。但し、上記コンバータレンズ5
2により被写体光の光量が変化することがある場合に
は、補正演算が必要となる。以上、説明した実施例では
B画面とN画面とを切り換える例について説明したが、
これに限らず画面上の上下だけをマスキングする、所
謂、パノラマ撮影用カメラや、画面の縦横比を変えずに
画面面積を変える、所謂、疑似望遠撮影可能なカメラの
場合も同様な効果が得られるものである。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明のカメラによれば
画面サイズを変更する前と画面サイズを変更した後と
で、上記画面の中心から画面の端にかけての測光分布特
性カーブが略同一になるようにしたので、撮影画面サイ
ズを変更しても露出分布特性に関して撮影者が同一の感
覚で撮影をすることができるという顕著な効果が得られ
これが、画面サイズの切換によって感度分布特性カ
ーブが変わってしまうと、露出補正をかけたいと撮影者
が思った場合に、その補正量に対する感覚や出来上がり
写真に対する予測感覚が十分に生かされなくなってしま
特に熟練したユーザーの場合は、「画面の端の方に
明るい物体があるので、このくらい露出補正をかけた方
が美しい写真になる」とか「画面の中央よりもちょっと
右側が陰になって暗いので、このくらい補正した方がい
い」とか判断していることから、画面内の測光分布特性
カーブが画面サイズを変更しても変わらないということ
は、撮影者にとっては大きなメリットである。特にラボ
でのプリント補正がかからないリバーサルフィルムの場
合はもっとも顕著に効果が表れる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラに内蔵される
測光装置のブロック構成図。
【図2】上記図1のカメラの正面図。
【図3】上記図1のカメラの後蓋を外した状態での背面
図。
【図4】上記図1のカメラの撮影画面マスク切り換え機
構の正面図。
【図5】上記図1のカメラのファインダ光学系の斜視
図。
【図6】上記図1のカメラのファインダ光学系の液晶表
示板の正面図であって、(A)はB画面撮影時の表示状
態を示し、(B)はN画面撮影時の表示状態を示す。
【図7】上記図1のカメラのファインダ光学系の測光部
の側面図。
【図8】上記図1のカメラの測光露出制御処理のフロー
チャート。
【図9】上記図1のカメラの測光装置の測光特性線図。
【図10】本発明の第2実施例を示すカメラの測光素子
の測光パターンを示す図。
【図11】上記図10のカメラに内蔵される測光装置の
ブロック構成図。
【図12】上記図10のカメラの測光露出制御処理のフ
ローチャート。
【図13】上記10のカメラのN画面撮影時での撮影画
面上の測光パターンであって、(A)は各パターンを区
別した図であり、(B)は中央部と周辺部に分割して示
した図。
【図14】上記10のカメラのB画面撮影時での撮影画
面上の測光パターンであって、(A)は各パターンを区
別した図であり、(B)は中央部と周辺部に分割して示
した図。
【図15】上記第2実施例のカメラの測光装置の変形例
のブロック構成図。
【図16】本発明の第3実施例を示すカメラの測光装置
の測光部の側面図。
【図17】従来例のカメラの撮影画面に対する測光パタ
ーンを示す図であって、(A)はN画面撮影時の測光パ
ターンを示し、(B)はB画面撮影時の測光パターンを
示している。
【図18】上記図17のカメラの測光装置の測光特性線
図。
【符号の説明】
1,41,51…………………測光素子(測光手段) 1a,1b,1c,41d,41e,41f,41g…
………………受光素子(測光手段) 20………………………………撮影画面マスク切り換え
機構(画面サイズを変更する手段) 4,44 ………………………露出演算部(露出演算手
段) K1,K2,K3 …………………加重係数

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面サイズの変更を指示する撮影画
    面サイズ入力手段と、 撮影領域内の異なる領域を測光する複数の受光素子と、 上記複数の受光素子の出力に対して加重係数を加味し露
    出演算を行う露出演算手段と、 を具備しており、上記複数の受光素子に対応する加重係
    数の段階的変化によって近似される特性線図の上記画面
    の中心から画面の端にかけての形状が、上記画面サイズ
    を変更する前と画面サイズを変更した後とで等しくなる
    ように上記複数の受光素子の出力値に対する加重係数を
    変更することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影画面サイズの変更を指示する撮影画
    面サイズ入力手段と、 撮影領域内の異なる領域を測光する複数の受光素子と、 上記複数の受光素子の中から選択された出力に基づいて
    露出演算を行う露出演算手段と、 を具備しており、上記画面の中心から画面の端にかけて
    選択された受光素子の画面に対する寸法比率の割合が上
    記画面サイズを変更する前と画面サイズを変更した後と
    で等しくなるように上記複数の受光素子の選択を変更す
    ることを特徴とするカメラ。
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