JP3121024U - 枝切鋏 - Google Patents

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伊久男 岸本
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Abstract

【課題】枝径の小さいものから大きいものまで、広い範囲の枝径のものに対応して、スムーズに枝を切断し、切断した枝を確実に挟圧保持し得る枝切鋏を提供する。
【解決手段】柄部1の先端に固着された固定刃3と、固定刃3に枢結軸2にて枢結された可動刃4と、可動刃4の刃先縁4aから逃げる方向へ揺動可能に枢結軸2にて枢結される枝挟持部材7と、枝挟持部材7に対応して固定刃3に固着された枝受部材5と、枝挟持部材7を可動刃4の刃先縁4a方向へ弾発付勢する弾発部材8と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本考案は、枝切鋏に係り、より詳しくは、樹木の枝の整枝や果樹の採果作業で使用される枝切鋏に関する。
従来の枝切鋏は、図9に例示するように、柄部41の先端に固着された固定刃43と、固定刃43と枢結された可動刃44と、取付ねじ46にて可動刃44に着脱自在に固着された枝挟持部材47と、枝挟持部材47に対応して固定刃43に固着された枝受部材45と、を備えている。この枝切鋏は、固定刃43及び可動刃44によって切断された後の枝50を、枝挟持部材47と枝受部材45にて挟圧保持できるようになっている。これにより、高所の枝や果実を、取り入れることができるようになっている。
また、図9に似た構造の枝切鋏は、従来より種々開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、相互に枢結された固定刃と可動刃の各背縁を断面L字形になるように夫々同一側方へ折曲げさせて折曲縁を設けると共に、これらの折曲縁を形成させた側の側面に、一方の固定刃には枝受部材を、他方の可動刃には枝挟持部材を着脱自在に装着した枝切鋏が開示されている。特許文献1では、細い枝を切断する場合には、切断後の枝を、枝挟持部材と枝受部材にて挟圧保持するようになっている。また、太い枝を切断する場合には、可動刃に装着された枝挟持部材を取り外して使用することにより、切断後の枝を、可動刃の折曲縁と枝受部材にて挟圧保持できるようになっている。
実公昭62−22126号公報
図9に示したような従来の枝切鋏では、細い枝50aは、切断された後に枝挟持部材47及び枝受部材45にて挟圧保持される。しかしながら、太い枝50bの場合、可動刃44を枝50bに切り込ませていくと、切断途中で枝挟持部材47が枝50bに接触する。そして、この状態から可動刃44を枝50bにさらに切り込ませようとしても、可動刃44と枝挟持部材47とが一体状となっていることによって、可動刃44は動かず、結局、太い枝50bを切断できないという問題点があった。そして、太い枝50bを切断可能にするには、一旦取付ねじ46を取り外して切断する必要があり、切断作業が煩雑なものになっていた。
また、上記特許文献1は、可動刃に装着された枝挟持部材を取り外して使用することにより、太い枝の切断及び切断後の保持が可能な構成であったが、図9に示した従来の枝切鋏と同様、枝挟持部材を取り外す際に取付ねじを取り外す必要があり、切断作業が煩雑であった。
そこで、本考案は、枝径の小さいものから大きいものまで、広い範囲の枝径のものに対応して、スムーズに枝を切断し、切断した枝を確実に挟圧保持し得る枝切鋏を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係る枝切鋏は、柄部の先端に固着された固定刃と、該固定刃に枢結軸にて枢結された可動刃と、該可動刃の刃先縁から逃げる方向へ揺動可能に該枢結軸にて枢結される枝挟持部材と、該枝挟持部材に対応して該固定刃に固着された枝受部材と、該枝挟持部材を上記可動刃の上記刃先縁方向へ弾発付勢する弾発部材と、を備えたものである。
また、柄部の先端に固着された固定刃と、該固定刃に枢結軸にて枢結された可動刃と、該可動刃の刃先縁から逃げる方向へ揺動可能に該枢結軸にて枢結される枝挟持部材と、該枝挟持部材に対応して該固定刃に固着された枝受部材と、該枝挟持部材を上記可動刃の上記刃先縁方向へ弾発付勢する弾発部材と、を備え、上記枝挟持部材は、上記枢結軸が挿通される軸挿通孔と、該軸挿通孔よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部と、を有し、上記可動刃は、上記枢結軸から離れる方向へ突出状の突片部を有し、上記弾発部材は、引張コイルばねであって一方の端部が上記弾発部材取付片部に取り付けられると共に他方の端部が上記可動刃の上記突片部に取り付けられている。
また、柄部の先端に固着された固定刃と、該固定刃に枢結軸にて枢結された可動刃と、該可動刃の刃先縁から逃げる方向へ揺動可能に該枢結軸にて枢結される枝挟持部材と、該枝挟持部材に対応して該固定刃に固着された枝受部材と、該枝挟持部材を上記可動刃の上記刃先縁方向へ弾発付勢する弾発部材と、を備え、上記枝挟持部材は、上記枢結軸が挿通される軸挿通孔と、該軸挿通孔よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部と、を有し、上記可動刃は、上記枢結軸から離れる方向へ突出状の突片部を有し、上記弾発部材は、引張コイルばねであって一方の端部が上記弾発部材取付片部に取り付けられると共に他方の端部が上記可動刃の上記突片部に取り付けられ、さらに、上記枢結軸の軸心線方向から見て上記引張コイルばねのコイル状の部分が上記固定刃及び上記可動刃の外側に位置すると共に、上記枢結軸の軸心線と直交する方向から見て該コイル状の部分の中心線が該可動刃に沿うように、上記弾発部材が配設されている。
また、上記枝挟持部材は、横断面門型に折曲形成された金属板から成り、下端縁に滑り止め用凹凸波部を有する。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案の枝切鋏は、可動刃の動きと枝挟持部材の動きを独立させることができ、枝挟持部材と枝受部材とで枝を挟圧保持しつつ、可動刃及び固定刃にて枝を切断することができる。また、枝の切断後も枝を挟圧保持した状態にできる。特に、枝挟持部材を取り外すことなく、従来より太い(所定径より太い)枝を切断することができ、切断作業が煩雑にならない。
また、枝挟持部材を可動刃の刃先縁方向へ弾発付勢する弾発部材により、所定径以下の細い枝を切断する場合、切断後の細い枝をすぐに枝挟持部材と枝受部材とで挟圧保持できる。また、適度な力にて枝を確実に挟圧保持しておくことができ、切断途中で枝が移動するのを抑制でき、枝の切断がスムーズになる。
また、枝を掴む力を強力にすることができる。
また、木の入り込んだ枝の間に枝切鋏の先端を容易に差し込んでいくことができ、作業性を向上させ得る。また、捩じりコイルばねを枝挟持部材の枢着点に取付ける場合と比較して、固定刃及び可動刃の枝を切断する部分及びその近傍の容積を小さくしつつ、弾発力が大きくなるように容易に設定することができる。
また、枝挟持部材が、横断面門型に折曲形成された金属板から成ると共に下端縁に滑り止め用凹凸波部を有することによって、ブロック状の金属部材にて枝挟持部材を製作する場合と比較して、枝挟持部材の重量を軽くでき、製造コストを削減できる。また、枝を安定して挟圧保持でき、枝を確実に切断できる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1〜図3に於て、本考案の実施の一形態に係る枝切鋏は、柄部1と、柄部1の基端に設けられる握り部11と、柄部1の先端に固着された金属板状の固定刃3と、固定刃3にボルト・ナット等の枢結軸2にて枢結された金属板状の可動刃4と、可動刃4の刃先縁4aから逃げる方向へ揺動可能に枢結軸2にて枢結される枝挟持部材7と、枝挟持部材7に対応して固定刃3に固着された樹脂製の枝受部材5と、枝挟持部材7を可動刃4の刃先縁4a方向へ弾発付勢する弾発部材8と、を備えている。
柄部1は、可動刃4及び固定刃3を高所に持っていけるように長く形成されており、筒状である。柄部1の内部には、握り部11での操作を可動刃4に伝達するための伝達杆12が配設されている。伝達杆12の先端は、可動刃4と連結されている。
可動刃4は、枢結軸2から離れる方向(上方)へ突出状の突片部13を有している。この突片部13には、貫孔19が形成されている。また、可動刃4は、突出状の被係止部14を鋏基端側に有している。
ここで、枝挟持部材7は、枝受部材5とで枝50を挟圧保持するものであり、図2〜図5に示すように、横断面門型に折曲形成された金属板から成っている。また、枝挟持部材7は、下端縁に滑り止め用凹凸波部10,10を有している。凹凸波部10,10は、枝挟持部材7のうち先端部から中央部にかけた部分に設けられている。枝挟持部材7の下端縁は、可動刃4の刃先縁4aの形状に合わせて、湾曲状となるように形成されている。また、枝挟持部材7は、枢結軸2が挿通される軸挿通孔9と、軸挿通孔9よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部6と、弾発部材取付片部6に形成されたピン取付孔18と、係止ピン取付孔16と、を有している。
軸挿通孔9は、枝挟持部材7の中央寄りに形成されている。ピン取付孔18には、ピン17が取り付けられている。係止ピン取付孔16には、係止ピン15が取付けられている。
また、枝挟持部材7は、図3に示すように、平面視すると(枢結軸2の軸心線Oと直交する方向から見て)、可動刃4との間に固定刃3を挟むように配設されている。即ち、枝挟持部材7は、固定刃3の厚みと余裕代分だけ、可動刃4と離間した状態で配設されることとなる。
また、枝挟持部材7は、弾発部材8にて、可動刃4の刃先縁4a方向へ常に弾発付勢されるようになっているが、枝挟持部材7と枝受部材5とで枝50を挟圧保持していない状態では、枝挟持部材7に取り付けられた係止ピン15が可動刃4の被係止部14に当接することによって、枝挟持部材7の動きが抑制されるようになっている。そして、この状態では、枝挟持部材7の下端縁(凹凸波部10,10)は、可動刃4の刃先縁4aより所定寸法だけ後退した位置にある。
次に、枝受部材5は、固定刃3にボルト等の固着具にて固着されている。この枝受部材5は、固定刃3の刃先縁3aに略沿うように形成された波状の枝受面5aを有している。 弾発部材8は、引張コイルばねであって一方の端部8aが弾発部材取付片部6に取り付けられている(より正確には、端部8aは、弾発部材取付片部6に取り付けられたピン17に掛止されている)。また、弾発部材8の他方の端部8bが可動刃4の突片部13に取り付けられている(より正確には、端部8bは、突片部13に形成された貫孔19に掛止されている)。
弾発部材8は、枢結軸2の軸心線方向から見て引張コイルばねのコイル状の部分が固定刃3及び可動刃4の外側に位置するように配設されている。さらに、弾発部材8は、枢結軸2の軸心線Oと直交する方向から見てコイル状の部分の中心線Gが可動刃4に沿うように配設されている。
次に、図6〜図8に基いて、本考案の実施の一形態に係る枝切鋏の作用について説明する。
まず、図示省略するが、所定径(例えば直径8mm)以下の細い枝50aを切断する場合、従来の枝切鋏と同様、細い枝50aは、切断された後に枝挟持部材7の凹凸波部10,10と枝受部材5の枝受面5aにて挟圧保持される。
次に、所定径よりも太い枝50bを切断する場合を説明する。この場合、図6に示すように、可動刃4の刃先縁4aを下方に揺動させて可動刃4を枝50に切り込ませていくと、ある程度切り込ませたところで枝挟持部材7の凹凸波部10,10が枝50に当接(接点P)した状態になる。そして、枝50は、枝挟持部材7の凹凸波部10,10と枝受部材5の枝受面5aにて保持される。
このとき、図7に示すように、弾発部材8にて枝挟持部材7の弾発部材取付片部6に加えられる力F1 による力のモーメントM1 と、枝50からの反力F0 による力のモーメントM0 が釣り合っている(即ち、M1 =M0 となる)。この釣り合いにより、力F1 の作用線と枢結軸2の軸心線Oとの距離をR1 とし、力F0 の作用線と枢結軸2の軸心線Oとの距離をR0 とすると、F0 =F1 ×R1 ÷R0 の関係がある。つまり、R1 が大きければ大きいほど、R0 が小さければ小さいほど、力F0 の大きさが大きくなっていくこととなる。本実施形態では、枝挟持部材7は、枢結軸2が挿通される軸挿通孔9よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部6を有し、かつ、可動刃4は、枢結軸2から離れる方向(上方)へ突出状の突片部13を有しているので、R1 は充分大きくとられている。また、枝挟持部材7の軸挿通孔9は、枝挟持部材7の中央寄りに形成されているので、枝挟持部材7の基端部に軸挿通孔9が設けられている場合と比較して、R0 は充分に小さくなっている。従って、枝50を掴む力は充分大きく(F0 は充分大きく)、例えば、柿がなった枝50であって約2kgのものを強力に掴むことができるようになっている。
そして、さらに可動刃4を枝50に切り込ませていくと、その間、枝50は、枝挟持部材7の凹凸波部10,10と枝受部材5の枝受面5aにて挟圧保持された状態となる。また、弾発部材8の引張量が増えていき、枝50はより大きな力でもって挟圧保持される。
図8は、枝50が完全に切断された直後の状態を示しているが、このように、枝50が完全に切断されても、枝挟持部材7と枝受部材5とで枝50を挟圧保持した状態を維持できる。
なお、本考案は、上述の実施の形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、本実施形態では、枢結軸2の軸心線方向から見て弾発部材8(引張コイルばね)のコイル状の部分が固定刃3及び可動刃4の外側に位置すると共に、枢結軸2の軸心線Oと直交する方向から見てコイル状の部分の中心線Gが可動刃4に沿うように、弾発部材8(引張コイルばね)が配設されている場合を例示したが、本考案はこれに限らず、枢結軸の軸心線方向から見て弾発部材(引張コイルばね)のコイル状の部分が固定刃及び可動刃に重なり状となるように、弾発部材を配設してもよい。
また、本実施形態では、枝挟持部材7は、横断面門型に折曲形成された金属板から成り、下端縁に滑り止め用凹凸波部10,10を有する場合を示したが、本考案はこれに限らず、ブロック状の金属部材にて枝挟持部材を形成してもよい。
以上のように、本考案に係る枝切鋏は、柄部1の先端に固着された固定刃3と、固定刃3に枢結軸2にて枢結された可動刃4と、可動刃4の刃先縁4aから逃げる方向へ揺動可能に枢結軸2にて枢結される枝挟持部材7と、枝挟持部材7に対応して固定刃3に固着された枝受部材5と、枝挟持部材7を可動刃4の刃先縁4a方向へ弾発付勢する弾発部材8と、を備えるので、可動刃4の動きと枝挟持部材7の動きを独立させることができ、枝挟持部材7と枝受部材5とで枝50を挟圧保持しつつ、可動刃4及び固定刃3にて枝50を切断することができる。また、枝50の切断後も枝50を挟圧保持した状態にできる。特に、枝挟持部材7を取り外すことなく、従来より太い(所定径より太い)枝50bを切断することができる。例えば、直径15mm程度の枝50を切断することができる。また、太い枝50bを切断可能にするために取付ねじ及び枝挟持部材を取り外す必要があった(図9,特許文献1の)従来の枝切鋏と異なり、切断作業が煩雑にならない。
また、枝挟持部材7を可動刃4の刃先縁4a方向へ弾発付勢する弾発部材8により、枝挟持部材7の下端縁(凹凸波部10,10)が可動刃4の刃先縁4aにできるだけ近づいた状態を常に保つことができる。これにより、所定径以下の細い枝50aを切断する場合、切断後の細い枝50aを、すぐに枝挟持部材7と枝受部材5とで挟圧保持できる。
また、弾発部材8により、枝挟持部材7と枝受部材5とで枝50を挟圧保持した状態で可動刃4が動く際、適度な力にて枝50を確実に挟圧保持しておくことができるので、切断途中で枝50が移動するのを抑制でき、枝50の切断がスムーズになる。
また、枝挟持部材7は、枢結軸2が挿通される軸挿通孔9と、軸挿通孔9よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部6と、を有し、可動刃4は、枢結軸2から離れる方向へ突出状の突片部13を有し、弾発部材8は、引張コイルばねであって一方の端部8aが弾発部材取付片部6に取り付けられると共に他方の端部8bが可動刃4の突片部13に取り付けられているので、弾発部材8にて枝挟持部材7の弾発部材取付片部6に加えられる力F1 の作用線と枢結軸2の軸心線Oとの距離R1 を充分大きくとることができる。また、枝挟持部材7の基端部に軸挿通孔9を設ける場合と比較して、枝50からの反力F0 の作用線と枢結軸2の軸心線Oとの距離R0 を充分に小さくとることができる。これにより、枝50を掴む力を強力にすることができる。
また、枢結軸2の軸心線方向から見て引張コイルばねのコイル状の部分が固定刃3及び可動刃4の外側に位置すると共に、枢結軸2の軸心線Oと直交する方向から見てコイル状の部分の中心線Gが可動刃4に沿うように、弾発部材8が配設されているので、固定刃3及び可動刃4の枝50を切断する部分及びその近傍の容積を小さくすることができる。これにより、木の入り込んだ枝の間に枝切鋏の先端を容易に差し込んでいくことができ、作業性を向上させ得る。また、捩じりコイルばねを枝挟持部材の枢着点に取付ける場合と比較して、固定刃及び可動刃の枝を切断する部分及びその近傍の容積を小さくしつつ、弾発力が大きくなるように容易に設定することができる。
また、枝挟持部材7は、横断面門型に折曲形成された金属板から成り、下端縁に滑り止め用凹凸波部10,10を有するので、ブロック状の金属部材にて枝挟持部材7を製作する場合と比較して、枝挟持部材7の重量を軽くでき、製造コストを削減できる。また、下端縁の一対の凹凸波部10, 10を、枝50の長手方向へ所定の間隔を持って枝50に当接させることができる。これにより、枝50を安定して挟圧保持できるので、枝50を確実に切断できる。
本考案の実施の一形態に係る枝切鋏を示す側面図である。 要部拡大側面図である。 要部拡大平面図である。 枝挟持部材の斜視図である。 枝挟持部材の横断面図である。 枝を切断する際の動きを説明するための側面図である。 枝挟持部材と枝受部材とで枝を挟圧保持した状態での力の釣り合いを示す簡略図である。 枝を切断する際の動きを説明するための側面図である。 従来の枝切鋏の動きを説明するための側面図である。
符号の説明
1 柄部
2 枢結軸
3 固定刃
4 可動刃
4a 刃先縁
5 枝受部材
6 弾発部材取付片部
7 枝挟持部材
8 弾発部材
8a,8b 端部
9 軸挿通孔
10 凹凸波部
13 突片部
G 中心線
O 軸心線

Claims (4)

  1. 柄部(1)の先端に固着された固定刃(3)と、該固定刃(3)に枢結軸(2)にて枢結された可動刃(4)と、該可動刃(4)の刃先縁(4a)から逃げる方向へ揺動可能に該枢結軸(2)にて枢結される枝挟持部材(7)と、該枝挟持部材(7)に対応して該固定刃(3)に固着された枝受部材(5)と、該枝挟持部材(7)を上記可動刃(4)の上記刃先縁(4a)方向へ弾発付勢する弾発部材(8)と、を備えたことを特徴とする枝切鋏。
  2. 柄部(1)の先端に固着された固定刃(3)と、該固定刃(3)に枢結軸(2)にて枢結された可動刃(4)と、該可動刃(4)の刃先縁(4a)から逃げる方向へ揺動可能に該枢結軸(2)にて枢結される枝挟持部材(7)と、該枝挟持部材(7)に対応して該固定刃(3)に固着された枝受部材(5)と、該枝挟持部材(7)を上記可動刃(4)の上記刃先縁(4a)方向へ弾発付勢する弾発部材(8)と、を備え、
    上記枝挟持部材(7)は、上記枢結軸(2)が挿通される軸挿通孔(9)と、該軸挿通孔(9)よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部(6)と、を有し、
    上記可動刃(4)は、上記枢結軸(2)から離れる方向へ突出状の突片部(13)を有し、
    上記弾発部材(8)は、引張コイルばねであって一方の端部(8a)が上記弾発部材取付片部(6)に取り付けられると共に他方の端部(8b)が上記可動刃(4)の上記突片部(13)に取り付けられていることを特徴とする枝切鋏。
  3. 柄部(1)の先端に固着された固定刃(3)と、該固定刃(3)に枢結軸(2)にて枢結された可動刃(4)と、該可動刃(4)の刃先縁(4a)から逃げる方向へ揺動可能に該枢結軸(2)にて枢結される枝挟持部材(7)と、該枝挟持部材(7)に対応して該固定刃(3)に固着された枝受部材(5)と、該枝挟持部材(7)を上記可動刃(4)の上記刃先縁(4a)方向へ弾発付勢する弾発部材(8)と、を備え、
    上記枝挟持部材(7)は、上記枢結軸(2)が挿通される軸挿通孔(9)と、該軸挿通孔(9)よりも鋏基端側に突設された弾発部材取付片部(6)と、を有し、
    上記可動刃(4)は、上記枢結軸(2)から離れる方向へ突出状の突片部(13)を有し、
    上記弾発部材(8)は、引張コイルばねであって一方の端部(8a)が上記弾発部材取付片部(6)に取り付けられると共に他方の端部(8b)が上記可動刃(4)の上記突片部(13)に取り付けられ、さらに、上記枢結軸(2)の軸心線方向から見て上記引張コイルばねのコイル状の部分が上記固定刃(3)及び上記可動刃(4)の外側に位置すると共に、上記枢結軸(2)の軸心線(O)と直交する方向から見て該コイル状の部分の中心線(G)が該可動刃(4)に沿うように、上記弾発部材(8)が配設されていることを特徴とする枝切鋏。
  4. 上記枝挟持部材(7)は、横断面門型に折曲形成された金属板から成り、下端縁に滑り止め用凹凸波部 (10)(10) を有する請求項1,2又は3記載の枝切鋏。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016042829A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 アルスコーポレーション株式会社 被切断物挟持部材及びこれを備えた枝切り鋏
JP2019037214A (ja) * 2017-08-29 2019-03-14 株式会社デンソー エンドエフェクタ

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