JP3120910U - 薬剤塗布器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】後背部等のように自分自身で薬剤を塗りにくい部所に容易かつ確実に塗布でき、またバック等に容易に収納可能な薬剤塗布器具を提供する。
【解決手段】先部3aに薬剤塗布部2を設けた薬剤塗布部取付部材3の軸部3bの基端部4cに凹部7を形成する。また、先部4aに手で把持する把持部6を設けたハンドル部材4の軸部4bの基端部4cに凹部8を形成する。薬剤塗布部取付部材3の凹部7とハンドル部材4の凹部に板状の継ぎ手を差し込み、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を取り外し可能に接続する。
【選択図】図1
【解決手段】先部3aに薬剤塗布部2を設けた薬剤塗布部取付部材3の軸部3bの基端部4cに凹部7を形成する。また、先部4aに手で把持する把持部6を設けたハンドル部材4の軸部4bの基端部4cに凹部8を形成する。薬剤塗布部取付部材3の凹部7とハンドル部材4の凹部に板状の継ぎ手を差し込み、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を取り外し可能に接続する。
【選択図】図1
Description
本考案は、クリーム、乳液、ローション等の外用剤からなる薬剤等を後背部や腰部など手の届きにくい部所に自分自身で塗ることができる薬剤塗布器具に関する。
一般に、後背部や腰部など手の届きにくい部所に外用剤を塗る際、自分自身では必要な部所に的確かつ万遍なく均一に塗ることが難しく、他人に依存しなければならない場合が多かった。
そこで、従来、前記部所に自分自身で外用剤を塗ることのできる塗布器具が提案されている。例えば、孫の手の把持部の端部に薬剤を塗布するためのパフ保持盤を設けた薬剤を塗布する物が提案されている(特許文献1参照)。
また、塗布用のスポンジを開口部に取り付けた液状薬容器を保持した固定柄と手で握る可動柄を接続し、可動柄を固定柄に対して折り畳み可能にしてバックなどに入れて携帯に便利な液状薬塗布具が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、不織布等で表面層を形成し、この表面層に薬液を貯めておく凹部を形成するとともに、表面層の下にスポンジからなるクッション層を設け、このクッション層をベース板に取り付けて、ベース板を手にて直接保持して薬液を患部に塗布する塗布器具が提案されている(特許文献3参照)。
また、本願出願人は、塗布部を設けた第1の部材と手で把持する第2の部材をヒンジで接続して折り畳み可能とした薬剤塗布器具を提案している(特許文献4参照)。
しかしながら、前記登録実用新案第3088728号公報にあっては、棒状で携帯に不便であり、室内での使用に限定されるという問題があった。
また、前記登録実用新案第3035876号公報にあっては、可動柄を折り畳んでバックなどにより携帯可能であるが、この際に液状薬容器に蓋をしなければならないという行為が必要であり、また、液状薬容器を保持しているので固定柄と可動柄を同じ長さにでないため、折り畳んだ際に全体を半分の長さにできず、バックなどの内部で嵩張るという問題があった。
さらに、前記登録実用新案第3087999号公報にあっては、手でベース板を持つため、手の届く範囲にしか塗れず、手の届かない部所は他人に依存しなければならい問題があった。
また、前記登録実用新案第3106108号公報にあっては、同形状の第1の部材と第2の部材をヒンジで折り畳み可能に接続した構成であるので、折り畳むと略半分の長さになり全体の寸法をさほどとることなく、コンパクトにできることから保管面での利便性が高い等の点で優れており、例えばハンドバック等に入れて持ち運びが可能で出先でも使用することができるという利点がある。しかし、ヒンジで接続した構成であるので、第1の部材と第2の部材を開いた使用時の薬剤塗布器具の長さが一定であるという問題点があった。このため、器具寸法を長くするには第1の部材と第2の部材をそれぞれ長く形成する必要があり、結果的に折り畳んだ状態の薬剤塗布器具が長くなりコンパクト性が無くなってしまうという問題点があった。
本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、薬剤塗布部を設けた部材と把持部を設けた部材を取り外し可能に接続できるとともに、前記部材の長さ寸法を変化させることなく使用時に器具全体の寸法を任意に調整することのできる薬剤塗布器具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、 本考案の請求項1は、先部に薬剤等からなる塗布剤の薬剤塗布部を設けるとともに基端部に凹部を形成した第1の部材と、先部に手で把持する把持部を設けるとともに基端部に凹部を形成した第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とを接続する板形状の継ぎ手を備え、前記継ぎ手を前記第1の部材の凹部および第2の部材の凹部に差し込んで前記第1の部材と前記第2の部材を取り外し可能に接続し得るように構成したことを特徴とする。
本考案の請求項2は、先部に薬剤等からなる塗布剤の薬剤塗布部を設けるとともに基端部に凸部を形成した第1の部材と、先部に手で把持する把持部を設けるとともに基端部に凸部を形成した第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とを接続する中空形状の継ぎ手を備え、前記継ぎ手の中空部に前記第1の部材の凸部および第2の部材の凸部を差し込んで前記第1の部材と前記第2の部材を取り外し可能に接続し得るように構成したことを特徴とする。
本考案の請求項3は、請求項1または請求項2において、前記板形状の継ぎ手および前記中空形状の継ぎ手は、所要角度に湾曲または折曲させたことを特徴とする。
本考案の請求項4は、請求項1において、前記板形状の継ぎ手は、前記第1の部材の凹部と前記第2の部材の凹部の合計深さと同等またはそれより長く、請求項2において、前記中空形状の継ぎ手は、前記第1の部材の凸部と前記第2の部材の凸部の合計長さと同等またはそれより長いことを特徴とする。
本考案の請求項5は、請求項1または請求項2において、前記薬剤塗布部は、発泡ウレタン等からなるクッション材とウレタン、不繊布またはゴムからなる塗布部材からなり、クッション材をプラスチック製の第1の部材に固着するとともに、前記塗布部材をクッション材に固着したことを特徴とする。
本考案の請求項6は、請求項1または請求項2において、前記薬剤塗布部を略楕円形状とし、前記第1の部材の長手方向に対して楕円の長径を傾斜あるいは、前記第1の部材および第2の部材をそれぞれの長手方向に関してひねりを加えたことを特徴とする。
本考案の請求項1,2によれば、使用時に第1の部材と第2の部材を継ぎ手を介して接続し、手の届きにくい後背部や腰部等の部所に自分自身で容易かつ確実に薬剤を塗布することができる。また、第1の部材と第2の部材は、継ぎ手を介して取り外し可能に接続してあるので、第1の部材と第2の部材を取り外して保管でき、また持ち運ぶことができる。
本考案の請求項3によれば、第1の部材を第2の部材を接続する継ぎ手を所要の角度に湾曲または折曲させてあるので、継ぎ手を介して第1の部材と第2の部材を接続すると、薬剤塗布器具は、使用時には「くの字状」となり手の届きにくい後背部や腰部等に容易かつ確実に薬剤等の塗布を行うことができる。
本考案の請求項4によれば、第1の部材と第2の部材を、長さの異なる継ぎ手を用いて接続することで薬剤塗布器具の長さを任意に調整することができる。
本考案の請求項5,6によれば、塗布部を背中等の曲面に当接させ、フィット感を高めることができるとともに確実に薬剤を所望の場所に塗布することができる。
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
本考案の薬剤塗布器具の実施例1を図1〜図6に基づいて説明する。図1は第1の部材と第2の部材を接続した薬剤塗布器具を示す平面図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は継ぎ手を示し、図3(A)は平面図、図3(B)は側面図、図4は継ぎ手の変形例を示す側面図、図5は薬剤塗布部を示す断面図、図6は薬剤塗布器具の使用状態を示す図である。
図1に示すように、本実施例の薬剤塗布器具1は、体に塗る薬剤を保持する薬剤塗布部2を設けた第1の部材としての薬剤塗布部取付部材3と、手で把持する把持部6を設けた第2の部材としてのハンドル部材4と、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4とを取り外し可能に接続する継ぎ手5を備えている。ここで、薬剤塗布部2に塗布する薬剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品等の外用剤で、例えば、塗り薬、クリーム剤、乳液、ローション剤等のカユミ止め、保湿剤、日焼けオイル、日焼け止めオイル等を含むものである。
前記薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4は、プラスチック(PE)製板状部材からなり、それぞれの先部3a,4aを弧状(例えば略楕円形状)とした略同じ形状に形成されいる。前記薬剤塗布部取付部材3の先部3aには、その略中心に弧状の外形に沿ってその外形より小さい楕円形状の薬剤塗布部2が設けられており、ハンドル部材4の弧状の先端4aは把持部6となっている。また、薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4には、それぞれの先部3a、4aと滑らかに繋がる直線状の軸部3b,4bが一体に形成されており、軸部3b,4bの基端部3c,4cには、図2に示すように、テーパー状の凹部7,8が同じ形状に形成されている。
継ぎ手5は、図3に示すように、凹部7,8の深さ寸法より長い板状に形成され、その長手方向の両端部5aは前記凹部7,8のテーパーと同じ形状のテーパーが形成されており、凹部7,8に継ぎ手5の両端部5aを差し込むことで薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続し得るようになっている。このとき、薬剤塗布器具1は、継ぎ手5の両端部5a間の中間部5bの長さ分が、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4の長さを合算した寸法より長くなる。すなわち、継ぎ手5の中間部5bの長さを種々変え、これらの継ぎ手5を用いて薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続することで、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を交換することなく、薬剤塗布器具1の長さを調整することができる。なお、継ぎ手5に中間部5bを形成しない場合には、薬剤塗布器具1は剤塗布部取付部材3とハンドル部材4の長さを合算した寸法と同じになる。例えば、薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4の長さLを135mmとすると、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4のみからなる薬剤塗布器具1の全体の長さは270mmとなるが、中間部5bの長さを50mmとした継ぎ手5を用いて薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続すると、薬剤塗布器具1の全体の長さは320mmとなり、薬剤塗布器具1の全体の長さは50mm伸びたことになる。そして、継ぎ手5は、その中間部5bの長さを任意に設定して形成し得るものであり、この継ぎ手5の中間部5bの長さにより薬剤塗布器具1の全体の長さを容易に変えることができる。
前記継ぎ手5は、その中間部5bを直線状とした場合を示したが、図4(A)に示すように、中間部9bを湾曲させて継ぎ手9を形成しても良く、また、図4(B)に示すように、中間部9bを「くの字状」に折曲して形成しても良い。中間部9bの両端には、前記継ぎ手5の両端部5aを同じ形状の両端部9aが形成されており、この継ぎ手9を用いて薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続すると、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4は中間部9bの曲率に沿った角度αに傾斜して接続されるため、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4とが所定の角度αを有した状態で薬剤塗布器具1が形成され、この状態で手の届きにくい背中等に前記薬剤塗布部2に保持した薬剤が塗りやすくなり、例え肩甲骨などの出っ張り下方であっても容易に行うことができる。この角度αは120°〜150°程度が好ましい。
前記薬剤塗布部2は、図5に示すように、発泡ウレタン等のクッション材11とウレタンまたはゴム等の塗布部材12とからなっている。クッション材11は薬剤塗布部取付部材3に埋設固定されるとともに、塗布部材12はクッション材11の面上に固着され、塗布部材12上に保持した薬剤を適度の弾性を有して皮膚に塗布できるようになっている。なお、塗布部材12は不織布によりカバーしてもよい。
図7および図8は、本実施例の薬剤塗布器具1を収納する収納箱を示し、図7は斜視図、図8は平面図である。
図に示すように、収納箱15は、その横断形状が正方形の長方立方体形状に形成され、内径長さHは薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4の長さより長く形成されるとともに、対角線の内径長さDは薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4の最大横幅より若干大きく形成されている。例えば、図1に示すように、薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4の長さLを135mm、最大横幅Wを56mmとすると、収納箱15は内径長さHは145mm、辺の内径寸法Cを40mmとする長方立方体の形状に形成され、対角線の長さDは約56.6mmとなり、薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4を対角線上に沿わせて収納し得るとともに、継ぎ手5を収納するようになっている。このとき、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4の略楕円形状の先端を反対側にした状態で収容箱15内にガタ付くことなく収納できるとともに、中間部5bの長さが異なる複数の継ぎ手5を収納ことができる。
次に、本実施例の作用を説明する。
薬剤塗布器具1を使用する際には、図7に示す収納箱15から薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4および継ぎ手5を取り出し、継ぎ手5を介して薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続する。そして、薬剤塗布部2の塗布部材12の面上に必要な薬剤を供給して保持させ、図6に示すように、ハンドル部材4を手に持って肩口から薬剤塗布部取付部材3の薬剤塗布部2を背中に位置させ、手を上下左右に適宜動かして塗布部材12により薬剤を必要な部所に塗布する。
薬剤塗布器具1を使用する際には、図7に示す収納箱15から薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4および継ぎ手5を取り出し、継ぎ手5を介して薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続する。そして、薬剤塗布部2の塗布部材12の面上に必要な薬剤を供給して保持させ、図6に示すように、ハンドル部材4を手に持って肩口から薬剤塗布部取付部材3の薬剤塗布部2を背中に位置させ、手を上下左右に適宜動かして塗布部材12により薬剤を必要な部所に塗布する。
本実施例によれば、薬剤塗布器具1は、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を継ぎ手5を介して接続しているので、中間部5bの長さにより、薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4を交換することなく薬剤塗布器具1の全長を変えることができる。これにより、薬剤を塗布する部位に塗布部材12が届かない場合に、継ぎ手5を交換して薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続することで、所望の部位に薬剤を塗布することができる。
また、中間部9bを湾曲させた継ぎ手9または中間部9bを折曲した継ぎ手9を用いて薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続することで、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4は、塗布時に所定の角度αに維持されて「くの字」となっているので、手の届きにくい背中や腰部の曲面に合わせて無理なく塗布部材12を当接させ薬剤を容易に塗ることができる。さらに、肩甲骨等の出っ張り下方の部分であっても、容易に塗布することができる。
また、薬剤塗布器具1は、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4とを取り外して収納箱15に継ぎ手5と共に保管できるので、各部材がバラバラになることはなく、使用の際には直ちに収納箱15から取り出して薬剤を塗布することができる。さらに、収納箱15はバック等に収容できるとともに嵩張らない大きさであり、出先や旅先においても持ち運が可能で、必要に応じて適時に使用することができる。また、収納箱15に収納して保管することで、不使用時に薬剤塗布部2を衛生的に保つことができる。さらに、薬剤塗布器具1の使用直後に薬剤塗布部2を洗浄できない場合であっても、収納箱15に収納することで、薬剤塗布部2に残存する薬剤が不注意で衣服等に付着させることを防ぐことができ、またバック等に収納した際に内部を汚すのを防ぐことができる。さらに、海岸等の戸外でサンオイル等を使用した後に砂等の異物が付着するのを防げ、時間をおいても再度安心して使用することができる。
本考案の薬剤塗布器具の実施例2を図9〜図14に基づいて説明する。図9は第1の部材である薬剤塗布部取付部材と第2の部材であるハンドル部材を接続した薬剤塗布器具を示す平面図、図10は薬剤塗布部取付部材(ハンドル部材)の基端部を示す斜視図、図11は図9のB−B線拡大断面図、図12は継ぎ手を示し、図12(A)は斜視図、図12(B)は断面図、図13および図14は継ぎ手の変形例を示す断面図である。
本実施例の薬剤塗布器具20は、薬剤塗布部取付部材3の基端部3cに凸部22を形成するとともに、ハンドル部材4の基端部4cに凸部23を形成し、中空形状の継ぎ手21により、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を取り外し自在に接続し得るように構成しもので、その他の構成は実施例1と同様であり、その説明は省略する。
図9に示すように、本実施例の薬剤塗布器具20は、実施例1と同様に、体に塗る薬剤を保持する薬剤塗布部2を設けた第1の部材としての薬剤塗布部取付部材3と、手で把持する把持部6を設けた第2の部材としてのハンドル部材4と、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4とを取り外し可能に接続する継ぎ手21を備えている。薬剤塗布部取付部材3の基端部3cには、図10に示すように、截頭四角錐形状の凸部22が一体に形成されている。ハンドル部材4の基端部4cにも薬剤塗布部取付部材3と同様に凸部23が一体に形成されている。
継ぎ手21は、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4の軸部3b,4bの幅および厚さと略同じ大きさに形成され、図12に示すように、その内部には前記凸部22,23と同じ形状に形成した有底状の凹部24,25が形成されている。凹部24,25の深さは凸部22,23の長さと略同じ大きさに形成されるとともに、凹部24,25の底部の間に中間部21aが形成されており、凹部24,25に薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4の凸部22,23を差し込むことで、図9および図11に示すように、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続し得るようになっている。このとき、薬剤塗布器具20は、継ぎ手21の長さ分が、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4の長さを合算した寸法より長くなる。すなわち、継ぎ手21の長さを種々変え、これらの継ぎ手21を用いて薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続することで、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を交換することなく、薬剤塗布器具20の長さを調整することができる。そして、継ぎ手21は、その長さを任意に設定して形成し得るものであり、この継ぎ手21の長さにより薬剤塗布器具20の全体の長さを容易に変えることができる。なお、凹部24,25は、薬剤塗布部取付部材3およびハンドル部材4の凸部22,23の長さより大きく形成して実施することができる。また、継ぎ手21は、図13に示すように、凹部の底部を形成せず、中間部21aにおいて凹部24,25をつなげるようにして形成しても良い。
前記継ぎ手21は、その中間部21aを直線状とした場合を示したが、図14(A)に示すように、中間部30aを湾曲させて継ぎ手30を形成しても良く、また、図14(B)に示すように、中間部30aを「くの字状」に折曲して形成しても良い。継ぎ手30は、中間部30aを挟んで凹部24,25が形成されており、この継ぎ手30を用いて薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4を接続すると、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4は中間部30aの曲率に沿った角度αに傾斜して接続されるため、薬剤塗布部取付部材3とハンドル部材4とが所定の角度αを有した状態で薬剤塗布器具20が形成され、この状態で手の届きにくい背中等に前記薬剤塗布部2に保持した薬剤が塗りやすくなり、例え肩甲骨などの出っ張り下方であっても容易に行うことができる。
本考案の薬剤塗布器具40の実施例3を図15に基づいて説明する。図15は薬剤塗布部取付部材とハンドル部材を接続した状態を示す斜視図である。
薬剤塗布部取付部材41およびハンドル部材42は、同じ状態で同じ方向にひねりを入れて形成されている。その他の構成は実施例1,2と同様である。
本実施例によれば、薬剤塗布部取付部材41およびハンドル部材42にひねりを入れたので、ハンドル部材42の持つ手を大きくひねることなく、薬剤塗布部取付部材41に設けた薬剤塗布部2を背中等の曲面に当接させ、フィット感を高めることができ、確実に薬剤を塗布することができる。その他の作用、効果は実施例1と同様である。
本考案の薬剤塗布器具の実施例4を図16に基づいて説明する。図16は本実施例の薬剤塗布部取付部材を示す平面図である。
本実施例の薬剤塗布器具45は、薬剤塗布部2の長径を薬剤塗布部取付部材3の長手方向に対して傾けて薬剤塗布部取付部材3に取り付けられている。その他の構成は実施例1,2と同様である。
本実施例によれば、実施例3と同様な作用、効果を得ることができる。
本考案の薬剤塗布器具の実施例5を図17に基づいて説明する。図17は本実施例に備えた薬剤塗布部を側方から見た図である。
薬剤塗布部50は、クッション材11に対して塗布部材12が着脱可能に設けられている。薬剤塗布部取付部材3に埋設固着したクッション材11の上面には多数の繊維状の輪部を形成したシート材11aが設けられ、塗布部材12の下面には多数の繊維状のかぎ部を形成したシート材12aが設けられており、シート材11aの輪部にシート材12aのかぎ部が着脱可能に係合するようになっている。その他構成は実施例3と同様である。
本実施例によれば、薬剤を塗布する背中の位置およびその曲面状態により、塗布部材12を薬剤塗布部取付部材3の長手方向に対して必要に応じて任意の量だけ傾斜させてフィット感を高めることができる。その他の作用、効果は実施例3と同様である。
本考案の薬剤塗布器具の実施例6を図18に基づいて説明する。図18は本実施例に備えた薬剤塗布部を示し、図18(A)は側方から見た部分断面図、図18(B)は平面図である。
薬剤塗布部51は、前記実施例1と同様に、クッション材11と塗布部材52とからなり、薬剤塗布部取付部材3に配置されている。塗布部材52の薬剤保持面には、凹状の窪み52aが形成されている。その他の構成は、実施例1,2と同様であり、実施例3,4,5にも適用することができる。
本実施例によれば、塗布部材52の窪み52aに薬剤を供給し、塗布部材52から薬剤が容易に滴下しないようにすることができる。すなわち、塗布部材52の窪み52aで薬剤を保持することできるので、背中等に薬剤を塗布する際に、薬剤が塗布部材52から落ちずらくなり、例えば粘度の低い薬剤(例えばローション等)であっても容易に塗布することができる。その他の作用、効果は実施例1と同様である。
1,20,40,45 薬剤塗布器具
2,50,51 薬剤塗布部
3,41 薬剤塗布部取付部材
3a,4a 先部
3b,4b 軸部
3c,4c 基端部
4,42 ハンドル部材
5,9,21,30 継ぎ手
5a,9a,21a 両端部
5b,9b,30a 中間部
6,7,24,25 凹部
11 クッション材
11a シート材
12,52 塗布部材
15 収納箱
22,23 凸部
52a 窪み
2,50,51 薬剤塗布部
3,41 薬剤塗布部取付部材
3a,4a 先部
3b,4b 軸部
3c,4c 基端部
4,42 ハンドル部材
5,9,21,30 継ぎ手
5a,9a,21a 両端部
5b,9b,30a 中間部
6,7,24,25 凹部
11 クッション材
11a シート材
12,52 塗布部材
15 収納箱
22,23 凸部
52a 窪み
Claims (6)
- 先部に薬剤等からなる塗布剤の薬剤塗布部を設けるとともに基端部に凹部を形成した第1の部材と、先部に手で把持する把持部を設けるとともに基端部に凹部を形成した第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とを接続する板形状の継ぎ手を備え、前記継ぎ手を前記第1の部材の凹部および第2の部材の凹部に差し込んで前記第1の部材と前記第2の部材を取り外し可能に接続し得るように構成したことを特徴とする薬剤塗布器具。
- 先部に薬剤等からなる塗布剤の薬剤塗布部を設けるとともに基端部に凸部を形成した第1の部材と、先部に手で把持する把持部を設けるとともに基端部に凸部を形成した第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とを接続する中空形状の継ぎ手を備え、前記継ぎ手の中空部に前記第1の部材の凸部および第2の部材のと凸部を差し込んで前記第1の部材と前記第2の部材を取り外し可能に接続し得るように構成したことを特徴とする薬剤塗布器具。
- 前記板形状の継ぎ手および前記中空形状の継ぎ手は、所要角度に湾曲または折曲させたことを特徴とする請求項1または2記載の薬剤塗布器具。
- 前記板形状の継ぎ手は、前記第1の部材の凹部と前記第2の部材の凹部の合計深さと同等またはそれより長く、前記中空形状の継ぎ手は、前記第1の部材の凸部と前記第2の部材の凸部の合計長さと同等またはそれより長いことを特徴とする請求項1または2記載の薬剤塗布器具。
- 前記塗布部は、発泡ウレタン等からなるクッション材とウレタン、不繊布またはゴムからなる塗布部材からなり、クッション材をプラスチック製の第1の部材に固着するとともに、前記塗布部材をクッション材に固着したことを特徴とする請求項1または2記載の薬剤塗布器具。
- 前記塗布部を略楕円形状とし、前記第1の部材の長手方向に対して楕円の長径を傾斜あるいは、前記第1の部材および第2の部材をそれぞれの長手方向に関してひねりを加えたことを特徴とする請求項1または2記載の薬剤塗布器具。
Priority Applications (1)
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JP2006000779U JP3120910U (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | 薬剤塗布器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006000779U JP3120910U (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | 薬剤塗布器具 |
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Family Applications (1)
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JP2006000779U Expired - Lifetime JP3120910U (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | 薬剤塗布器具 |
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JP (1) | JP3120910U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019155034A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 有限会社ホープK | 一人で軟膏が背中に塗布できる補助具 |
-
2006
- 2006-02-08 JP JP2006000779U patent/JP3120910U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2019155034A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 有限会社ホープK | 一人で軟膏が背中に塗布できる補助具 |
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