JP3120579U6 - 高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド - Google Patents
高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP3120579U6 JP3120579U6 JP2006000303U JP2006000303U JP3120579U6 JP 3120579 U6 JP3120579 U6 JP 3120579U6 JP 2006000303 U JP2006000303 U JP 2006000303U JP 2006000303 U JP2006000303 U JP 2006000303U JP 3120579 U6 JP3120579 U6 JP 3120579U6
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic deformation
- head
- golf club
- side wall
- head body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 title claims abstract description 134
- 230000005484 gravity Effects 0.000 abstract description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 6
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 5
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 5
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001240 Maraging steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000861 Mg alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000746 Structural steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Abstract
【課題】ヘッド本体に弾性変形部を設けてヘッド本体の弾性変形を高めると共に、弾性変形部にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成されるため、ヘッド本体の重量を低く抑えることができる。
【解決手段】ヘッド本体1、弾性変形部2、フェース板3と重りゾーン4が含まれる。弾性変形部2にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成され、弾性変形部2はヘッド本体1のクラウン部に位置してヘッド本体1のトー側壁部12とヒール側壁部14との間に連続して延伸するように形成される。弾性変形部2はフェース板3に対応して延伸することにより、弾性変形部2はフェース板3の打球の応力を直接吸収することができる。重りゾーン4はヘッド本体1の特定の位置に適当に設置され、重りゾーン4によりヘッド本体1と弾性変形部2の重心位置と慣性モーメントを調整することができるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ヘッド本体1、弾性変形部2、フェース板3と重りゾーン4が含まれる。弾性変形部2にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成され、弾性変形部2はヘッド本体1のクラウン部に位置してヘッド本体1のトー側壁部12とヒール側壁部14との間に連続して延伸するように形成される。弾性変形部2はフェース板3に対応して延伸することにより、弾性変形部2はフェース板3の打球の応力を直接吸収することができる。重りゾーン4はヘッド本体1の特定の位置に適当に設置され、重りゾーン4によりヘッド本体1と弾性変形部2の重心位置と慣性モーメントを調整することができるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドに関するもので、特にヘッド本体に弾性変形部を設置し、弾性変形部はヘッド本体に連続して延伸するように形成されることにより、高弾性変形の自由度を高めることができるゴルフクラブヘッド構造に係るものである。
従来のゴルフクラブヘッド構造としては、本体と上蓋部が含まれる。上記本体の前側において一体成形になるようにフェースが形成される。上記フェースの片側からホーゼルが形成され、上記フェースの後側には凹欠口が形成される。上記上蓋部は上記凹欠口に対応して上記本体に結合される。上記本体のソール部にはねじ孔が設けられ、上記ねじ孔に充填部材が固設される。上記上蓋部は炭素繊維の材質により製成され、その後側には少なくとも一個の組立孔が開設され、上記組立孔には少なくとも一個の重りが固設される。上記炭素繊維の材質そのものは比較的高い振動吸収性の効果と材質が軽いとの利点を有するため、ヘッド全体の振動吸収性を高めることができると共に、ゴルフクラブヘッドの全体の体積を増やすのに役立つことができる。また、上記炭素繊維の材質の上蓋部によりゴルフクラブヘッドの上半部の重量を減らすことにより、ゴルフクラブヘッドの全体の重心を相対的に低く下げることができるため、比較的よい制球性を有することができるようにとしたものがある(例えば、特許文献1、2を参照)。
中華民国第450822号公報
アメリカ第2004/0034986号
上記のような従来のゴルフクラブヘッド構造においては、実際に使用すると、上記炭素繊維の材質の上蓋部は上記ヘッド本体のフェースの左側、右側と上側に結合されるため、上記上蓋部はゴルフクラブヘッドの左側、右側と上側の弾性変形の能力を提供することができ、そして上記上蓋部と本体との間には連接するための隙間が形成されることにより、最も理想的な弾性変形の能力を提供することができないため、全体の弾性変形の能力を相対的に制限してしまい、さらに打球の弾性回復力を低く下げてしまうという問題点があった。このように、ゴルフクラブヘッドの設計上において、全体の構造の強度を高めるべく、複合式ゴルフクラブヘッドの設計の概念を捨てなければならなくなり、一体成形の設計の概念を新たに考慮し、そしてゴルフクラブヘッドの弾性変形の能力のアップと全体の重量の軽減を図らなければならない。
本考案はこのような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とするところは、ヘッド本体に弾性変形部を設置し、打球時において上記弾性変形部により上記ヘッド本体の弾性変形を高めることができ、さらに上記弾性変形部にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成されるため、上記ヘッド本体の重量を低く抑えることができる。さらに、上記ヘッド本体において薄い肉厚が配置される位置はフェース板とは予定された距離を隔てなければならず、そうでなければ上記弾性変形部により上記ヘッド本体の全体の構造の強度に影響を及ぼしてしまう。
本考案の第一の目的は、ヘッド本体に弾性変形部を設置し、打球時において弾性変形部によりヘッド本体の弾性変形を高めることができるため、弾性回復力を高めることができる高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
本考案の第二の目的は、ヘッド本体に弾性変形部を設置し、弾性変形部にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成されるため、全体の重量を低く抑えることができる高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案による高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドは、下記のようになるものである。すなわち、
ヘッド本体、弾性変形部およびフェース板により構成される。ヘッド本体には少なくとも一個の前側部位と一個のクラウン部が形成されると共に、ヘッド本体には内表面と外表面が形成される。弾性変形部は少なくとも選択的にヘッド本体のクラウン部に凹むように配置され、弾性変形部はヘッド本体の内表面または外表面の内の一つに配置され、弾性変形部にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成される。フェース板はヘッド本体の前側部位に配置され、さらに弾性変形部とフェース板との間に予定された距離を隔てるように形成される。
ヘッド本体、弾性変形部およびフェース板により構成される。ヘッド本体には少なくとも一個の前側部位と一個のクラウン部が形成されると共に、ヘッド本体には内表面と外表面が形成される。弾性変形部は少なくとも選択的にヘッド本体のクラウン部に凹むように配置され、弾性変形部はヘッド本体の内表面または外表面の内の一つに配置され、弾性変形部にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成される。フェース板はヘッド本体の前側部位に配置され、さらに弾性変形部とフェース板との間に予定された距離を隔てるように形成される。
本考案による高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体には他にトー側壁部とヒール側壁部が含まれ、弾性変形部はヘッド本体のトー側壁部とヒール側壁部との間に連続して延伸するように形成されることもできる。また、他に重りゾーンが含まれ、重りゾーンには重りが設置され、重りゾーンの配置する位置は弾性変形部の配置する位置に基づいて弾性的かつ選択的に設置することもできる。また、他に重りゾーンが含まれ、重りゾーンには重りが設置され、重りゾーンの重量の規格は弾性変形部のサイズの規格に基づいて弾性的かつ選択的に設置することもできる。また、ヘッド本体には他にトー側壁部とヒール側壁部が含まれ、弾性変形部はヘッド本体のトー側壁部、クラウン部とヒール側壁部に連続して延伸するように形成されることもできる。また、ヘッド本体には他にトー側壁部、ソール部とヒール側壁部が含まれ、弾性変形部はヘッド本体のクラウン部、トー側壁部、ソール部とヒール側壁部に連続して延伸するように形成されることにより、弾性変形のリング体が形成されることもできる。また、弾性変形部は上記ヘッド本体の内表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体の内表面と弾性変形部との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に階段状部を形成することもできる。また、弾性変形部は上記ヘッド本体の外表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体の外表面と弾性変形部との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に階段状部を形成することもできる。また、弾性変形部は上記ヘッド本体の内表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体の内表面と弾性変形部との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に傾斜部を形成することもできる。また、弾性変形部は上記ヘッド本体の外表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体の外表面と弾性変形部との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に傾斜部を形成することもできる。
本考案の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドによれば、ヘッド本体に弾性変形部を設置し、打球時において弾性変形部によりヘッド本体の弾性変形を高めることができるため、弾性回復力を高めることができるという利点がある。
本考案の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドによれば、ヘッド本体に弾性変形部を設置し、弾性変形部にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成されるため、全体の重量を低く抑えることができるという利点がある。
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
本考案の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドはウッド型ヘッド、アイアン型ヘッドまたはユーティリティー型ヘッド(utility)などのヘッド本体に適用することができるが、本考案は下記においてウッド型ヘッドを例に挙げてゴルフクラブヘッドの高弾性変形の構造を説明し、他のタイプのヘッド本体については再び詳細に記述しない。
図1、2を参照すると、本考案の実施例1の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドにはヘッド本体1、弾性変形部2、フェース板3および重りゾーン4が含まれる。一般として弾性変形部2はヘッド本体1の中間部位に配置され、フェース板3はヘッド本体1の前側部位に配置され、そして重りゾーン4はヘッド本体1の後側部位の配置される。
再び図1を参照すると、ヘッド本体1にはクラウン部11、トー側壁部12、ソール部13とヒール側壁部14が含まれる。クラウン部11とソール部13はそれぞれヘッド本体1の上方と下方に配置され、さらにトー側壁部12とヒール側壁部14はヘッド本体1の両側に配置されることにより、ヘッド本体1の殻体を形成する。鋳造する上において、ヘッド本体1の材質は好ましくは比重の高い金属または合金材料から選択することができ、例えばステンレス、炭素鋼、低炭素鋼、合金鋼、マルエージング鋼、フェロ−マンガン−アルミ合金、鋳鉄、ニッケル基合金または構造用鋼などから選択することができる。構造上、ヘッド本体1は一般のゴルフボールが打球時に受けた打球の応力を充分に受けることができ、さらに適当な弾性変形の能力を有するように形成される。
再び図1、2を参照すると、弾性変形の能力を高め、さらに全体の重量を低く抑えるべく、弾性変形部2をヘッド本体1のクラウン部11に配置させることにより、ヘッド本体1の重心を低く抑えることができる。弾性変形部2にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成され、そしてヘッド本体1のクラウン部11、トー側壁部12、ソール部13とヒール側壁部14に連続して環設されることにより、弾性変形のリング体を形成する。弾性変形部2の肉厚では一般のゴルフボールが打球時に受けた打球の応力を充分に受けることができ、さらに高弾性変形の能力を提供することができる。製品の設計上、弾性変形部2の肉厚は好ましくは0.8mm以下を維持するように形成される。その他に、弾性変形部2の内表面においても適当な技術を利用して選択的にその他の構造補強装置または振動吸収装置(図示せず)を固設することができる。
再び図2、2Aを参照すると、弾性変形部2は一体になるようにヘッド本体1の内表面上において凹むように設けられるため、弾性変形部2によりゴルフクラブヘッドの外観に影響を及ぼしてしまうのを避けることができる。その他に、ヘッド本体1の内表面と弾性変形部2との間には必然的に連接部が形成され、上記連接部は好ましくは階段状部15を形成したり、または上記連接部は選択的に傾斜部15’を形成したりする。空間的な配置において、ヘッド本体1の前側部位からヘッド本体1の後側部位までの弾性変形部2の縦方向における最大距離は80mm以下より小さくなるように形成される。その他に、弾性変形部2の薄い肉厚によりゴルフクラブヘッドの全体の重量を軽減することができるため、定められた全体重量の制限の下でゴルフクラブヘッドの全体の体積を相対的に増やすことができ、例えば本考案のウッド型ゴルフクラブヘッドではその体積が約380ccから500ccの間まで増やすことができる。
その他に、ヘッド本体1において弾性変形部2を配置した位置はフェース板3との間には予定された距離を隔てることにより、弾性変形部2によってヘッド本体1の全体の構造の強度に影響を及ぼしてしまうのを避けることができ、さらに充分な弾性回復力を提供することができる。例えば、一旦弾性変形部2とフェース板3との間の距離が小さ過ぎると、弾性変形部2はヘッド本体1の全体の構造の強度を影響したり弱くしたりする。それに反して、一旦弾性変形部2とフェース板3との間の距離が大き過ぎると、弾性変形部2では充分な弾性回復力を提供することができない。
再び図1、2を参照すると、全体の重量をさらに低くするべく、フェース板3の材料はチタン合金、フェロ−マンガン−アルミ合金、アルミ合金とマグネシウム合金などの材料から選択する。フェース板3はヘッド本体1の前側部位に固設され、さらに弾性変形部2はフェース板3に対応するように横方向へ延伸するように形成されることにより、弾性変形部2はフェース板3の打球の応力を直接吸収することができると共に、弾性変形部2により充分な弾性回復力をゴルフボール(図示せず)まで直接提供することができる。
再び図1、2を参照すると、ゴルフクラブヘッドの打球の性能を高めるべく、重りゾーン4はヘッド本体1の後側部位に配置される。重りゾーン4を配置する位置は弾性変形部2を配置する位置に基づいて弾性的かつ選択的に設置することができ、例えばヘッド本体1のトー側壁部12、ソール部13またはヒール側壁部14において打球の習慣に基づいて重りゾーン4の配置する位置を選択することができる。同様に、重りゾーン4には少なくとも一個の重り41が形成され、重り41の重量の規格は弾性変形部2のサイズの規格に基づいて弾性的かつ選択的に設置することにより、打球の習慣に基づいて重りゾーン4の重り41の重量の規格を選択することができる。重り41によりヘッド本体1および弾性変形部2の重心位置と慣性モーメント(moment of inertia)を調整することができる。
図3、4を参照すると、本考案の実施例2の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドにはヘッド本体1、弾性変形部2’、フェース板3と重りゾーン4が含まれる。実施例1と比較してみると、実施例2においては弾性変形部2’はヘッド本体1のトー側壁部12、クラウン部11とヒール側壁部14の内表面上だけに連続して延伸するように形成されることにより、ヘッド本体1の弾性変形のゾーンを制限することができるため、ヘッド本体1のソール部13は相変わらず充分な構造の強度を保有することができるが、弾性変形部2’は相変わらずヘッド本体1のトー側壁部12とヒール側壁部14との間に連続して延伸するように形成される。
図5を参照すると、本考案の実施例3の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドにはヘッド本体1、弾性変形部2”、フェース板3と重りゾーン4が含まれる。実施例1と比較してみると、実施例3においては弾性変形部2”はヘッド本体1のクラウン部11の内表面上だけに連続して延伸するように形成されることにより、ヘッド本体1の弾性変形のゾーンをさらに制限することができるため、ヘッド本体1のトー側壁部12、ソール部13とヒール側壁部14は相変わらず充分な構造の強度を保有することができるが、弾性変形部2”は相変わらずヘッド本体1のトー側壁部12とヒール側壁部14との間に連続して延伸するように形成される。
図6、6Aを参照すると、本考案の実施例4の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドにはヘッド本体1、弾性変形部2a、フェース板3と重りゾーン4が含まれる。実施例1、2、3と比較してみると、実施例4において弾性変形部2aは少なくともヘッド本体1のクラウン部11の外表面上に延伸するように形成され(図5を参照)、好ましくは連続的にヘッド本体1のクラウン部11、トー側壁部12とヒール側壁部14の外表面上に延伸するように形成され(図3、4を参照)、特に連続的にヘッド本体1のクラウン部11、トー側壁部12、ソール部13とヒール側壁部14の外表面上に延伸するように形成される(図1、2を参照)。ヘッド本体1の外表面と弾性変形部2aとの間には連接部が形成され、上記連接部は階段状部15または傾斜部15’に形成される。これにより、ヘッド本体1の外表面の弾性変形部2aも同様に弾性変形のリング体を形成するのに用いることができる。弾性変形部2aの肉厚では一般のゴルフボールが打球時に受けた打球の応力を充分に受けることができ、さらに高弾性変形の能力を提供することができる。また、図1から6に示すように、ヘッド本体1においても同時に内表面または外表面から弾性変形部2、2’、2”、2aを形成することができる。
上述の如く、従来のゴルフクラブヘッド構造によれば、本体の凹欠口において炭素繊維の材質の上蓋部と結合し、上記上蓋部と本体との間には連接するための隙間が形成されることにより、最も理想的な弾性変形の能力を提供することができないため、全体の弾性変形の能力を相対的に制限してしまい、さらに打球の弾性回復力を低く下げてしまうという問題点があったが、図1に示す本考案の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドによれば、ヘッド本体1には一体成形になるように弾性変形部2が設置され、さらに弾性変形部2とフェース板3との間には予定された距離が隔てられることにより、弾性変形部2によってヘッド本体1の全体の構造の強度に影響を及ぼしてしまうのを避けることができると共に、さらに充分な弾性回復力を提供することができる。
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
1 ヘッド本体 11 クラウン部
12 トー側壁部 13 ソール部
14 ヒール側壁部 15 階段状部
15’ 傾斜部 2 弾性変形部
2’ 弾性変形部 2” 弾性変形部
2a 弾性変形部 3 フェース板
4 重りゾーン 41 重り
12 トー側壁部 13 ソール部
14 ヒール側壁部 15 階段状部
15’ 傾斜部 2 弾性変形部
2’ 弾性変形部 2” 弾性変形部
2a 弾性変形部 3 フェース板
4 重りゾーン 41 重り
Claims (10)
- ヘッド本体(1)、弾性変形部(2)およびフェース板(3)により構成される高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッドであって、ヘッド本体(1)には少なくとも一個の前側部位と一個のクラウン部(11)が形成されると共に、ヘッド本体(1)には内表面と外表面が形成され、弾性変形部(2)は少なくとも選択的にヘッド本体(1)のクラウン部(11)に凹むように配置され、弾性変形部(2)はヘッド本体(1)の内表面または外表面の内の一つに配置され、弾性変形部(2)にはその他の部位の肉厚より相対的に薄い肉厚が形成され、フェース板(3)はヘッド本体(1)の前側部位に配置され、さらに弾性変形部(2)とフェース板(3)との間に予定された距離を隔てるように形成されることを特徴とする高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- ヘッド本体(1)には他にトー側壁部(12)とヒール側壁部(14)が含まれ、弾性変形部(2)はヘッド本体(1)のトー側壁部(12)とヒール側壁部(14)との間に連続して延伸するように形成されることを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- 他に重りゾーン(4)が含まれ、重りゾーン(4)には重り(41)が設置され、重りゾーン(4)の配置する位置は弾性変形部(2)の配置する位置に基づいて弾性的かつ選択的に設置することを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- 他に重りゾーン(4)が含まれ、重りゾーン(4)には重り(41)が設置され、重りゾーン(4)の重量の規格は弾性変形部(2)のサイズの規格に基づいて弾性的かつ選択的に設置することを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- ヘッド本体(1)には他にトー側壁部(12)とヒール側壁部(14)が含まれ、弾性変形部(2)はヘッド本体(1)のトー側壁部(12)、クラウン部(11)とヒール側壁部(14)に連続して延伸するように形成されることを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- ヘッド本体(1)には他にトー側壁部(12)、ソール部(13)とヒール側壁部(14)が含まれ、弾性変形部(2)はヘッド本体(1)のクラウン部(11)、トー側壁部(12)、ソール部(13)とヒール側壁部(14)に連続して延伸するように形成されることにより、弾性変形のリング体が形成されることを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- 弾性変形部(2)は上記ヘッド本体(1)の内表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体(1)の内表面と弾性変形部(2)との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に階段状部(15)を形成することを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- 弾性変形部(2)は上記ヘッド本体(1)の外表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体(1)の外表面と弾性変形部(2)との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に階段状部(15)を形成することを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- 弾性変形部(2)は上記ヘッド本体(1)の内表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体(1)の内表面と弾性変形部(2)との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に傾斜部(15’)を形成することを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
- 弾性変形部(2)は上記ヘッド本体(1)の外表面に延伸するように形成され、そして上記ヘッド本体(1)の外表面と弾性変形部(2)との間には連接部が形成され、上記連接部は選択的に傾斜部(15’)を形成することを特徴とする請求項1記載の高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW94217290 | 2005-10-06 | ||
TW094222818U TWM294957U (en) | 2005-10-06 | 2005-12-28 | Golf club head with high elastic deformation structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3120579U JP3120579U (ja) | 2006-04-13 |
JP3120579U6 true JP3120579U6 (ja) | 2007-05-24 |
Family
ID=
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4642091B2 (ja) | 非金属後側本体を有するゴルフクラブヘッド | |
JP4745807B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
US20070082751A1 (en) | Golf club head having a high-degree elastically deformable structure | |
JP6434953B2 (ja) | 多材料ゴルフクラブヘッド | |
US7507168B2 (en) | Golf club head | |
US7455600B2 (en) | Golf club head | |
JP3663620B2 (ja) | メタルウッド用ゴルフクラブヘッド | |
US8764579B2 (en) | Golf club head | |
JP2005342244A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JPH07204301A (ja) | ゴルフクラブヘッドとその製造方法 | |
AU2005220185A1 (en) | Golf club head | |
JP2001204863A (ja) | アイアンゴルフクラブヘッド | |
US20190168087A1 (en) | Multi-material golf club head | |
US20180056146A1 (en) | Iron golf club with badge | |
US11786785B2 (en) | Golf club head | |
JP3315618B2 (ja) | ゴルフクラブのヘッド | |
JP2011072661A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP4097666B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2020044128A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
US20030236132A1 (en) | Golf club head with porous sole plate | |
JP4629536B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2006305170A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP5156994B2 (ja) | アイアンゴルフクラブヘッドおよびアイアンゴルフクラブ | |
JP3120579U6 (ja) | 高弾性変形の構造を有するゴルフクラブヘッド | |
JP5075047B2 (ja) | アイアン型ゴルフクラブヘッド |