JP3120229B2 - 焼却炉の被焼却物投入装置 - Google Patents
焼却炉の被焼却物投入装置Info
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- JP3120229B2 JP3120229B2 JP10310524A JP31052498A JP3120229B2 JP 3120229 B2 JP3120229 B2 JP 3120229B2 JP 10310524 A JP10310524 A JP 10310524A JP 31052498 A JP31052498 A JP 31052498A JP 3120229 B2 JP3120229 B2 JP 3120229B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被焼却物を燃焼室に
投入する際に用いて好適な焼却炉の被焼却物投入装置に
関する。
投入する際に用いて好適な焼却炉の被焼却物投入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生活廃棄物や産業廃棄物等の被
焼却物を焼却するための焼却炉は各種知られている。
焼却物を焼却するための焼却炉は各種知られている。
【0003】従来、企業や病院等に設置される比較的中
規模な焼却炉は、燃焼バーナー及びエア供給部を付設し
た燃焼室(一次燃焼室)を備えている。そして、使用時
には、投入口の開閉扉を開き、被焼却物を燃焼室の内部
へ直接投入するとともに、燃焼バーナーを点火し、エア
供給部からエアを供給しながら焼却する。また、被焼却
物を追加投入する場合には、投入口の開閉扉を開いて、
追加の被燃焼物を燃焼中の燃焼室に順次投入する。
規模な焼却炉は、燃焼バーナー及びエア供給部を付設し
た燃焼室(一次燃焼室)を備えている。そして、使用時
には、投入口の開閉扉を開き、被焼却物を燃焼室の内部
へ直接投入するとともに、燃焼バーナーを点火し、エア
供給部からエアを供給しながら焼却する。また、被焼却
物を追加投入する場合には、投入口の開閉扉を開いて、
追加の被燃焼物を燃焼中の燃焼室に順次投入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
ク等を燃焼させた際に発生するダイオキシン等の生態系
に与える有害物質が社会的問題になっており、このよう
な有害物質の発生原因は焼却炉の性能や構造に起因する
ことも多い。一般に、ダイオキシンは摂氏800℃以上
の高温で分解するため、性能面においてダイオキシン等
の有害物質の発生を抑制することは可能である。
ク等を燃焼させた際に発生するダイオキシン等の生態系
に与える有害物質が社会的問題になっており、このよう
な有害物質の発生原因は焼却炉の性能や構造に起因する
ことも多い。一般に、ダイオキシンは摂氏800℃以上
の高温で分解するため、性能面においてダイオキシン等
の有害物質の発生を抑制することは可能である。
【0005】しかし、従来の焼却炉では、作業者が開閉
扉を開けて被焼却物を燃焼室(一次燃焼室)に直接投入
するため、作業者は投入口から熱さを直接受けることに
加え、一次燃焼室における完全には焼却していない被焼
却物から発生するダイオキシン等の有害物質が、投入口
から外部に漏れる問題を生じる。特に、この問題は有害
物質が大気中に放出されるのみならず、作業者の有害物
質吸入量も多くなり、労働環境の低下を来す観点からも
無視できない。なお、二重扉方式を採用するなどによ
り、有害物質が外部に漏れにくくすることも考えれる
が、作業者の操作ミス等から投入口の漏れを完全に防止
することはできない。
扉を開けて被焼却物を燃焼室(一次燃焼室)に直接投入
するため、作業者は投入口から熱さを直接受けることに
加え、一次燃焼室における完全には焼却していない被焼
却物から発生するダイオキシン等の有害物質が、投入口
から外部に漏れる問題を生じる。特に、この問題は有害
物質が大気中に放出されるのみならず、作業者の有害物
質吸入量も多くなり、労働環境の低下を来す観点からも
無視できない。なお、二重扉方式を採用するなどによ
り、有害物質が外部に漏れにくくすることも考えれる
が、作業者の操作ミス等から投入口の漏れを完全に防止
することはできない。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、投入口からのダイオキシン
等の有害物質の漏れを確実に防止し、自然環境への悪影
響を最小限に止めるとともに、作業者の労働環境をより
向上させることができる焼却炉の被焼却物投入装置の提
供を目的とする。
課題を解決したものであり、投入口からのダイオキシン
等の有害物質の漏れを確実に防止し、自然環境への悪影
響を最小限に止めるとともに、作業者の労働環境をより
向上させることができる焼却炉の被焼却物投入装置の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、被焼却物Bを燃焼室Cに投入する焼却炉Hの被焼却
物投入装置1を構成するに際して、入口部2iと出口部
2oを有し、当該出口部2oを燃焼室Cに臨ませて設け
た投入ダクト2と、入口部2iを開閉する外扉3と、出
口部2oを開閉する内扉4と、外扉3の開閉状態を検出
する外扉センサ5と、内扉4の開閉状態を検出する内扉
センサ6と、外扉3を閉位置にロック可能な外扉ロック
機能部7と、内扉4を閉位置にロック可能な内扉ロック
機能部8と、内扉センサ6が開状態を検出したなら外扉
ロック機能部7により外扉3を閉位置Pcにロックし、
かつ内扉センサ6が閉状態を検出したなら外扉ロック機
能部7によるロックを解除するとともに、外扉センサ5
が開状態を検出したなら内扉ロック機能部8により内扉
4を閉位置Qcにロックし、かつ外扉センサ5が閉状態
を検出したなら内扉ロック機能部8によるロックを解除
する制御部9を備えてなることを特徴とする。
は、被焼却物Bを燃焼室Cに投入する焼却炉Hの被焼却
物投入装置1を構成するに際して、入口部2iと出口部
2oを有し、当該出口部2oを燃焼室Cに臨ませて設け
た投入ダクト2と、入口部2iを開閉する外扉3と、出
口部2oを開閉する内扉4と、外扉3の開閉状態を検出
する外扉センサ5と、内扉4の開閉状態を検出する内扉
センサ6と、外扉3を閉位置にロック可能な外扉ロック
機能部7と、内扉4を閉位置にロック可能な内扉ロック
機能部8と、内扉センサ6が開状態を検出したなら外扉
ロック機能部7により外扉3を閉位置Pcにロックし、
かつ内扉センサ6が閉状態を検出したなら外扉ロック機
能部7によるロックを解除するとともに、外扉センサ5
が開状態を検出したなら内扉ロック機能部8により内扉
4を閉位置Qcにロックし、かつ外扉センサ5が閉状態
を検出したなら内扉ロック機能部8によるロックを解除
する制御部9を備えてなることを特徴とする。
【0008】また、制御部9は、外扉3に対する開指令
を出した際に、内扉4が閉位置になければ、表示部38
により異常が発生している旨を表示し、かつ内扉4に対
する開指令を出した際に、外扉3が閉位置になければ、
表示部38により異常が発生している旨を表示する機能
を備えている。
を出した際に、内扉4が閉位置になければ、表示部38
により異常が発生している旨を表示し、かつ内扉4に対
する開指令を出した際に、外扉3が閉位置になければ、
表示部38により異常が発生している旨を表示する機能
を備えている。
【0009】これにより、外扉3を開ける際に、内扉4
が故障或いは前回投入した被焼却物Bの一部が挟まるな
どにより、閉位置Qcになければ、内扉センサ6により
開状態が検出されるため、外扉3は外扉ロック機能部7
により閉位置Pcにロックされる。一方、点検等により
異常を取り除き、内扉4を閉位置Qcにすれば、内扉セ
ンサ6により閉状態が検出されるため、外扉ロック機能
部7によるロックは解除される。よって、外扉3を開け
ることができ、被焼却物Bは入口部2iから投入ダクト
2の内部に収容できる。次いで、投入ダクト2に収容し
た被焼却物Bは、内扉4を開けて燃焼室Cの内部に投入
する。内扉4を開ける際に、外扉3が故障或いは前回投
入した被焼却物Bの一部が挟まるなどにより、閉位置P
cになければ、外扉センサ5により開状態が検出される
ため、内扉4は内扉ロック機能部8により閉位置Qcに
ロックされる。一方、点検等により異常を取り除き、外
扉3を閉位置Pcにすれば、外扉センサ5により閉状態
が検出されるため、内扉ロック機能部8によるロックは
解除される。よって、内扉4を開けることができ、投入
ダクト2の内部に収容した被焼却物Bは、出口部2oを
通して燃焼室Cの内部に投入できる。なお、被焼却物B
の燃焼室Cへの投入は、押装置11に対する駆動制御或
いは被焼却物Bの自重落下により行われる。このよう
に、被焼却物Bの投入時には、常に、外部(作業者)と
燃焼室Cが遮断されるため、外部に対するダイオキシン
等の有害物質の漏れは確実に阻止される。
が故障或いは前回投入した被焼却物Bの一部が挟まるな
どにより、閉位置Qcになければ、内扉センサ6により
開状態が検出されるため、外扉3は外扉ロック機能部7
により閉位置Pcにロックされる。一方、点検等により
異常を取り除き、内扉4を閉位置Qcにすれば、内扉セ
ンサ6により閉状態が検出されるため、外扉ロック機能
部7によるロックは解除される。よって、外扉3を開け
ることができ、被焼却物Bは入口部2iから投入ダクト
2の内部に収容できる。次いで、投入ダクト2に収容し
た被焼却物Bは、内扉4を開けて燃焼室Cの内部に投入
する。内扉4を開ける際に、外扉3が故障或いは前回投
入した被焼却物Bの一部が挟まるなどにより、閉位置P
cになければ、外扉センサ5により開状態が検出される
ため、内扉4は内扉ロック機能部8により閉位置Qcに
ロックされる。一方、点検等により異常を取り除き、外
扉3を閉位置Pcにすれば、外扉センサ5により閉状態
が検出されるため、内扉ロック機能部8によるロックは
解除される。よって、内扉4を開けることができ、投入
ダクト2の内部に収容した被焼却物Bは、出口部2oを
通して燃焼室Cの内部に投入できる。なお、被焼却物B
の燃焼室Cへの投入は、押装置11に対する駆動制御或
いは被焼却物Bの自重落下により行われる。このよう
に、被焼却物Bの投入時には、常に、外部(作業者)と
燃焼室Cが遮断されるため、外部に対するダイオキシン
等の有害物質の漏れは確実に阻止される。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本発明を明確にするため、本実施例
に係る被焼却物投入装置1を備える焼却炉Hの概略構成
について、図7〜図9を参照して説明する。
に係る被焼却物投入装置1を備える焼却炉Hの概略構成
について、図7〜図9を参照して説明する。
【0012】焼却炉Hにおいて、50は燃焼室(一次燃
焼室)Cを有する一次燃焼ユニットであり、この一次燃
焼ユニット50の内部下部にはロストル51を介して焼
却灰収容室Caを備える。そして、この一次燃焼ユニッ
ト50における正面部50fに、本実施例に係る被焼却
物投入装置1が付設される。なお、52は焼却灰収容室
Caの焼却灰Mfを外部に取り出す際に、焼却灰Mfが
飛散しないように散水する散水装置、53は一次燃焼室
Cに臨ませた一基の一次燃焼バーナー,54…は一次燃
焼室Cにエアを供給する複数のエア供給部である。
焼室)Cを有する一次燃焼ユニットであり、この一次燃
焼ユニット50の内部下部にはロストル51を介して焼
却灰収容室Caを備える。そして、この一次燃焼ユニッ
ト50における正面部50fに、本実施例に係る被焼却
物投入装置1が付設される。なお、52は焼却灰収容室
Caの焼却灰Mfを外部に取り出す際に、焼却灰Mfが
飛散しないように散水する散水装置、53は一次燃焼室
Cに臨ませた一基の一次燃焼バーナー,54…は一次燃
焼室Cにエアを供給する複数のエア供給部である。
【0013】また、55はサイクロン型の二次燃焼室C
sを有する二次燃焼ユニットであり、この二次燃焼ユニ
ット55の側面部上部と一次燃焼ユニット50の側面部
上部は、導管56により連通接続する。この導管56に
は二次燃焼室Cs側に向けた二基の二次燃焼バーナー5
3,53を備える。
sを有する二次燃焼ユニットであり、この二次燃焼ユニ
ット55の側面部上部と一次燃焼ユニット50の側面部
上部は、導管56により連通接続する。この導管56に
は二次燃焼室Cs側に向けた二基の二次燃焼バーナー5
3,53を備える。
【0014】一方、57は二次燃焼ユニット55に隣接
した排ガス処理ユニットであり、内部には、集塵塔58
と除湿塔59を備えるとともに、この集塵塔58と除湿
塔59の下方に中和槽60を備える。集塵塔58と除湿
塔59の下端部開口は、中和槽60を介して連通する。
また、中和槽60は二次燃焼ユニット55の底部とも連
通する。そして、集塵塔58の上面部は、湾曲した煙導
管61を介して二次燃焼ユニット55に連通接続し、特
に、煙導管61の入口は二次燃焼室Csの中間位置に臨
ませる。集塵塔58はスクラバー方式を採用し、内部に
は複数のシャワーユニット62…を配設する。一つのシ
ャワーユニット62(他も同じ)は、水平方向へ霧状に
噴射する複数の噴射ノズル63…及びこのシャワーユニ
ット62の下端部に設けた傘形のガイド64を有する。
除湿塔59は内部に幾層にも配した水滴除去板66…を
有し、これにより複雑流路を形成する。そして、除湿塔
59の上面部には煙突67を起設する。なお、68は煙
突67内を排出方向に送風する送風装置である。
した排ガス処理ユニットであり、内部には、集塵塔58
と除湿塔59を備えるとともに、この集塵塔58と除湿
塔59の下方に中和槽60を備える。集塵塔58と除湿
塔59の下端部開口は、中和槽60を介して連通する。
また、中和槽60は二次燃焼ユニット55の底部とも連
通する。そして、集塵塔58の上面部は、湾曲した煙導
管61を介して二次燃焼ユニット55に連通接続し、特
に、煙導管61の入口は二次燃焼室Csの中間位置に臨
ませる。集塵塔58はスクラバー方式を採用し、内部に
は複数のシャワーユニット62…を配設する。一つのシ
ャワーユニット62(他も同じ)は、水平方向へ霧状に
噴射する複数の噴射ノズル63…及びこのシャワーユニ
ット62の下端部に設けた傘形のガイド64を有する。
除湿塔59は内部に幾層にも配した水滴除去板66…を
有し、これにより複雑流路を形成する。そして、除湿塔
59の上面部には煙突67を起設する。なお、68は煙
突67内を排出方向に送風する送風装置である。
【0015】また、中和槽60の底面部には煤塵回収装
置69を付設する。煤塵回収装置69は煤塵Msを沈殿
させる煤塵沈殿槽70及びこの煤塵沈殿槽70に沈殿し
た泥状の煤塵Msをスクリュ71sにより回収タンク
(不図示)に回収する排出機構71を備える。中和槽6
0には中和液が収容され、この中和液が循環機構により
シャワーユニット62a…に供給されて噴射される。中
和液のpHはpH計により検出され、一定のpH(通
常、pH7)となるように中和剤供給部から中和剤が供
給されるとともに、必要に応じて水が供給される。な
お、72は貯熱タンクである。
置69を付設する。煤塵回収装置69は煤塵Msを沈殿
させる煤塵沈殿槽70及びこの煤塵沈殿槽70に沈殿し
た泥状の煤塵Msをスクリュ71sにより回収タンク
(不図示)に回収する排出機構71を備える。中和槽6
0には中和液が収容され、この中和液が循環機構により
シャワーユニット62a…に供給されて噴射される。中
和液のpHはpH計により検出され、一定のpH(通
常、pH7)となるように中和剤供給部から中和剤が供
給されるとともに、必要に応じて水が供給される。な
お、72は貯熱タンクである。
【0016】次に、本実施例に係る被焼却物投入装置1
の具体的な構成について、図1〜図4を参照して説明す
る。
の具体的な構成について、図1〜図4を参照して説明す
る。
【0017】被焼却物投入装置1において、2は一次燃
焼ユニット50の正面部50fに取付けた投入ダクトで
あり、一次燃焼ユニット50から水平方向に突出する。
投入ダクト2は角筒形に形成し、一端部が燃焼室Cに連
通する出口部2oとなるとともに、上面部に入口部2i
を有する。投入ダクト2は入口部2iと出口部2oを除
いて密閉される。
焼ユニット50の正面部50fに取付けた投入ダクトで
あり、一次燃焼ユニット50から水平方向に突出する。
投入ダクト2は角筒形に形成し、一端部が燃焼室Cに連
通する出口部2oとなるとともに、上面部に入口部2i
を有する。投入ダクト2は入口部2iと出口部2oを除
いて密閉される。
【0018】また、入口部2iには外扉3を付設する。
外扉3は、投入ダクト2の上面部であって入口部2iの
両側に配したガイドレール21,22によりスライド自
在にガイドされるとともに、開閉機構部23により、入
口部2iを開放する図1に示す開位置Po又は入口部2
iを閉塞する図4に示す閉位置Pcに選択的に移動せし
められる。開閉機構部23は、図2に示すように、外扉
3に一端を固定したラック24,投入ダクト2の上面部
に取付けた駆動モータ及び減速ギア機構を有する駆動部
25及びこの駆動部25の回転出力軸に取付けたピニオ
ン26により構成でき、ピニオン26はラック24に噛
合する。これにより、駆動部25が作動すれば、ピニオ
ン26が回転し、ラック24が進退移動することによ
り、外扉3は開位置Po又は閉位置Pcに移動する。
外扉3は、投入ダクト2の上面部であって入口部2iの
両側に配したガイドレール21,22によりスライド自
在にガイドされるとともに、開閉機構部23により、入
口部2iを開放する図1に示す開位置Po又は入口部2
iを閉塞する図4に示す閉位置Pcに選択的に移動せし
められる。開閉機構部23は、図2に示すように、外扉
3に一端を固定したラック24,投入ダクト2の上面部
に取付けた駆動モータ及び減速ギア機構を有する駆動部
25及びこの駆動部25の回転出力軸に取付けたピニオ
ン26により構成でき、ピニオン26はラック24に噛
合する。これにより、駆動部25が作動すれば、ピニオ
ン26が回転し、ラック24が進退移動することによ
り、外扉3は開位置Po又は閉位置Pcに移動する。
【0019】一方、出口部2oには内扉4を付設する。
内扉4は、投入ダクト2の上方に位置する正面部50f
であって出口部2oの両側に配したガイドレール27,
28によりスライド自在にガイドされるとともに、開閉
機構部29により、出口部2oを閉塞する図1に示す閉
位置Qc又は出口部2oを開放する図4に示す開位置Q
oに選択的に移動せしめられる。この場合、投入ダクト
2の内部にも外側に配したガイドレール27,28に連
続するガイドレールが形成されている。また、開閉機構
部29は、図3に示すように、内扉4に一端を固定した
ラック30,一次燃焼ユニット50の正面部50fに取
付けた駆動モータ及び減速ギア機構を有する駆動部31
及びこの駆動部31の回転出力軸に取付けたピニオン3
2により構成でき、ピニオン32はラック30に噛合す
る。これにより、駆動部31が作動すれば、ピニオン3
2が回転し、ラック30が進退移動することにより、内
扉4は閉位置Qc又は開位置Qoに移動する。
内扉4は、投入ダクト2の上方に位置する正面部50f
であって出口部2oの両側に配したガイドレール27,
28によりスライド自在にガイドされるとともに、開閉
機構部29により、出口部2oを閉塞する図1に示す閉
位置Qc又は出口部2oを開放する図4に示す開位置Q
oに選択的に移動せしめられる。この場合、投入ダクト
2の内部にも外側に配したガイドレール27,28に連
続するガイドレールが形成されている。また、開閉機構
部29は、図3に示すように、内扉4に一端を固定した
ラック30,一次燃焼ユニット50の正面部50fに取
付けた駆動モータ及び減速ギア機構を有する駆動部31
及びこの駆動部31の回転出力軸に取付けたピニオン3
2により構成でき、ピニオン32はラック30に噛合す
る。これにより、駆動部31が作動すれば、ピニオン3
2が回転し、ラック30が進退移動することにより、内
扉4は閉位置Qc又は開位置Qoに移動する。
【0020】さらに、投入ダクト2の内部には、当該投
入ダクト2に収容した被焼却物Bを押して燃焼室Cに投
入する押装置11を配設する。押装置11は投入ダクト
2の他端部に取付けたエアシリンダ35及びこのエアシ
リンダ35のピストンロッド36に固定した押板37を
備え、ピストンロッド36を最後退させた状態で、押板
37が入口部2iよりも外側に位置するように設定す
る。
入ダクト2に収容した被焼却物Bを押して燃焼室Cに投
入する押装置11を配設する。押装置11は投入ダクト
2の他端部に取付けたエアシリンダ35及びこのエアシ
リンダ35のピストンロッド36に固定した押板37を
備え、ピストンロッド36を最後退させた状態で、押板
37が入口部2iよりも外側に位置するように設定す
る。
【0021】他方、外扉3の開閉状態を検出する外扉セ
ンサ5及び内扉4の開閉状態を検出する内扉センサ6を
設ける。外扉センサ5は図1及び図2に示すように、投
入ダクト2の上面部に取付けたリミットスイッチ5sを
利用できる。このリミットスイッチ5sは、外扉3が図
2及び図4に示す閉位置Pcに移動すれば、リミットス
イッチ5sに対するラック24による押操作が解除され
るため、外扉3の閉状態を検出できるとともに、外扉3
が図1に示す開位置Poに移動すれば、後退するラック
24によりリミットスイッチ5sが押操作されるため、
外扉3の開状態を検出できる。また、内扉センサ6は図
1及び図3に示すように、一次燃焼ユニット50の正面
部50fに取付けたリミットスイッチ6sを利用でき
る。このリミットスイッチ6sは、内扉4が図1及び図
3に示す閉位置Qcに移動すれば、リミットスイッチ6
sに対するラック30による押操作が解除されるため、
内扉4の閉状態を検出できるとともに、内扉4が図4に
示す開位置Qoに移動すれば、上昇するラック30によ
りリミットスイッチ6sが押操作されるため、内扉4の
開状態を検出できる。
ンサ5及び内扉4の開閉状態を検出する内扉センサ6を
設ける。外扉センサ5は図1及び図2に示すように、投
入ダクト2の上面部に取付けたリミットスイッチ5sを
利用できる。このリミットスイッチ5sは、外扉3が図
2及び図4に示す閉位置Pcに移動すれば、リミットス
イッチ5sに対するラック24による押操作が解除され
るため、外扉3の閉状態を検出できるとともに、外扉3
が図1に示す開位置Poに移動すれば、後退するラック
24によりリミットスイッチ5sが押操作されるため、
外扉3の開状態を検出できる。また、内扉センサ6は図
1及び図3に示すように、一次燃焼ユニット50の正面
部50fに取付けたリミットスイッチ6sを利用でき
る。このリミットスイッチ6sは、内扉4が図1及び図
3に示す閉位置Qcに移動すれば、リミットスイッチ6
sに対するラック30による押操作が解除されるため、
内扉4の閉状態を検出できるとともに、内扉4が図4に
示す開位置Qoに移動すれば、上昇するラック30によ
りリミットスイッチ6sが押操作されるため、内扉4の
開状態を検出できる。
【0022】一方、コンピュータ機能を有する制御部
(コントローラ)9を備える。制御部9には、入力側に
リミットスイッチ5s及び6sを接続するとともに、出
力側に駆動部25及び31、さらに表示部38を接続す
る。この場合、制御部9は各駆動部25及び31を駆動
制御するため、リミットスイッチ6sが開状態を検出し
たなら駆動部25の駆動を中止、即ち、外扉3を閉位置
Pcにロックする外扉ロック機能部7を構成するととも
に、リミットスイッチ5sが開状態を検出したなら駆動
部31の駆動を中止、即ち、内扉4を閉位置Qcにロッ
クする内扉ロック機能部8を構成する。制御部9は、駆
動部25及び31、さらにエアシリンダ35に対して、
予め設定した制御プログラムに従ってシーケンス制御す
る。なお、シーケンス制御時における各部の状態は、表
示部38において表示ランプ等により表示される。
(コントローラ)9を備える。制御部9には、入力側に
リミットスイッチ5s及び6sを接続するとともに、出
力側に駆動部25及び31、さらに表示部38を接続す
る。この場合、制御部9は各駆動部25及び31を駆動
制御するため、リミットスイッチ6sが開状態を検出し
たなら駆動部25の駆動を中止、即ち、外扉3を閉位置
Pcにロックする外扉ロック機能部7を構成するととも
に、リミットスイッチ5sが開状態を検出したなら駆動
部31の駆動を中止、即ち、内扉4を閉位置Qcにロッ
クする内扉ロック機能部8を構成する。制御部9は、駆
動部25及び31、さらにエアシリンダ35に対して、
予め設定した制御プログラムに従ってシーケンス制御す
る。なお、シーケンス制御時における各部の状態は、表
示部38において表示ランプ等により表示される。
【0023】次に、同被焼却物投入装置1の使用方法及
び動作を図6に示すフローチャート及び図1〜図4を参
照して説明するとともに、焼却炉全体の動作について図
9を参照して説明する。
び動作を図6に示すフローチャート及び図1〜図4を参
照して説明するとともに、焼却炉全体の動作について図
9を参照して説明する。
【0024】まず、正常時には、外扉3及び内扉4はそ
れぞれ閉位置Pc及びQcにあるため、各リミットスイ
ッチ5s及び6sとも閉状態を検出し、外扉ロック機能
部7及び内扉ロック機能部8はいずれもロック解除状態
になっている。
れぞれ閉位置Pc及びQcにあるため、各リミットスイ
ッチ5s及び6sとも閉状態を検出し、外扉ロック機能
部7及び内扉ロック機能部8はいずれもロック解除状態
になっている。
【0025】したがって、始動スイッチをオンにすれ
ば、外扉3に対する開指令が出されるため、制御部9に
より駆動部25が駆動制御され、外扉3は図1に示す開
位置Poに移動する。これにより、入口部2iが開放さ
れるため、作業者は被焼却物Bを入口部2iから投入ダ
クト2の内部に収容する(ステップS1〜S4)。そし
て、開始スイッチをオンにすれば、制御部9により駆動
部25が駆動制御され、外扉3が閉位置Pc(図4)に
移動して入口部2iが閉塞される(ステップS5)。以
後、制御部9によるシーケンス制御に従って自動処理さ
れる。
ば、外扉3に対する開指令が出されるため、制御部9に
より駆動部25が駆動制御され、外扉3は図1に示す開
位置Poに移動する。これにより、入口部2iが開放さ
れるため、作業者は被焼却物Bを入口部2iから投入ダ
クト2の内部に収容する(ステップS1〜S4)。そし
て、開始スイッチをオンにすれば、制御部9により駆動
部25が駆動制御され、外扉3が閉位置Pc(図4)に
移動して入口部2iが閉塞される(ステップS5)。以
後、制御部9によるシーケンス制御に従って自動処理さ
れる。
【0026】ところで、始動スイッチをオンにした際
に、内扉4が故障或いは前回投入した被焼却物Bの一部
が挟まるなどにより、閉位置Qcになければ、リミット
スイッチ6sにより開状態が検出されるため、制御部9
は外扉ロック機能部7により外扉3を閉位置Pcにロッ
クするロック処理を行う(ステップS1,S2,S
6)。即ち、制御部9は駆動部25に対する駆動制御を
中止し、異常が発生している旨を表示部38における表
示ランプ等により表示する。この場合、作業者は必要な
点検処理を行う。例えば、パージ処理を行えば、内扉4
に被焼却物Bの一部が挟まった異常は解消できる。パー
ジ処理では、パージスイッチをオンすることにより、外
扉3を閉じたままで内扉4を開き、押装置11を1〜数
回進退移動させた後、内扉4を閉じる。これにより、内
扉4が閉位置Qcに移動すれば、リミットスイッチ6s
により閉状態が検出されるため、外扉ロック機能部7に
よるロック処理は解除されるとともに、制御部9により
駆動部25が駆動制御され、外扉3は図1に示す開位置
Poに移動する(ステップS7,S3)。
に、内扉4が故障或いは前回投入した被焼却物Bの一部
が挟まるなどにより、閉位置Qcになければ、リミット
スイッチ6sにより開状態が検出されるため、制御部9
は外扉ロック機能部7により外扉3を閉位置Pcにロッ
クするロック処理を行う(ステップS1,S2,S
6)。即ち、制御部9は駆動部25に対する駆動制御を
中止し、異常が発生している旨を表示部38における表
示ランプ等により表示する。この場合、作業者は必要な
点検処理を行う。例えば、パージ処理を行えば、内扉4
に被焼却物Bの一部が挟まった異常は解消できる。パー
ジ処理では、パージスイッチをオンすることにより、外
扉3を閉じたままで内扉4を開き、押装置11を1〜数
回進退移動させた後、内扉4を閉じる。これにより、内
扉4が閉位置Qcに移動すれば、リミットスイッチ6s
により閉状態が検出されるため、外扉ロック機能部7に
よるロック処理は解除されるとともに、制御部9により
駆動部25が駆動制御され、外扉3は図1に示す開位置
Poに移動する(ステップS7,S3)。
【0027】一方、シーケンス制御に従って、内扉4に
対する開指令が出されるため、制御部9により駆動部3
1が駆動制御され、内扉4は図4に示す開位置(全開位
置)Qoに移動(上昇)して出口部2oを開放する(ス
テップS8〜S10)。次いで、制御部9により押装置
11が駆動制御される(ステップS11)。これによ
り、押板37は最前進位置まで前進し、被焼却物Bを押
して燃焼室Cに投入するとともに、この後、ホームポジ
ションまで後退する(ステップS12)。押板37が前
進した状態を図4に示す。そして、押装置11による被
焼却物Bの投入が終了したなら、制御部9により駆動部
31が駆動制御され、内扉4は図1に示す閉位置Qcに
移動(下降)して出口部2oが閉塞される(ステップS
13)。
対する開指令が出されるため、制御部9により駆動部3
1が駆動制御され、内扉4は図4に示す開位置(全開位
置)Qoに移動(上昇)して出口部2oを開放する(ス
テップS8〜S10)。次いで、制御部9により押装置
11が駆動制御される(ステップS11)。これによ
り、押板37は最前進位置まで前進し、被焼却物Bを押
して燃焼室Cに投入するとともに、この後、ホームポジ
ションまで後退する(ステップS12)。押板37が前
進した状態を図4に示す。そして、押装置11による被
焼却物Bの投入が終了したなら、制御部9により駆動部
31が駆動制御され、内扉4は図1に示す閉位置Qcに
移動(下降)して出口部2oが閉塞される(ステップS
13)。
【0028】ところで、内扉4を開ける際に、外扉3が
故障或いは前回投入した被焼却物Bの一部が挟まるなど
により、閉位置Pcになければ、リミットスイッチ5s
により開状態が検出されるため、制御部9は内扉ロック
機能部8により内扉4を閉位置Qcにロックするロック
処理を行う(ステップS8,S9,S14)。即ち、制
御部9は駆動部31に対する駆動制御を中止し、異常が
発生している旨を表示部38における表示ランプ等によ
り表示する。この場合、作業者は必要な点検処理を行
う。点検処理により異常が取り除かれ、外扉3が閉位置
Pcに移動すれば、リミットスイッチ5sにより閉状態
が検出されるため、内扉ロック機能部8によるロック処
理は解除されるとともに、制御部9により駆動部31が
駆動制御され、内扉4は図4に示す開位置Qoに移動す
る(ステップS15,S10)。
故障或いは前回投入した被焼却物Bの一部が挟まるなど
により、閉位置Pcになければ、リミットスイッチ5s
により開状態が検出されるため、制御部9は内扉ロック
機能部8により内扉4を閉位置Qcにロックするロック
処理を行う(ステップS8,S9,S14)。即ち、制
御部9は駆動部31に対する駆動制御を中止し、異常が
発生している旨を表示部38における表示ランプ等によ
り表示する。この場合、作業者は必要な点検処理を行
う。点検処理により異常が取り除かれ、外扉3が閉位置
Pcに移動すれば、リミットスイッチ5sにより閉状態
が検出されるため、内扉ロック機能部8によるロック処
理は解除されるとともに、制御部9により駆動部31が
駆動制御され、内扉4は図4に示す開位置Qoに移動す
る(ステップS15,S10)。
【0029】以上が投入処理の一サイクルである。この
後は、予め設定したインターバル時間或いは一次燃焼室
Cの温度状態等の検出結果に基づいて、表示装置38に
次の被焼却物Bの投入を許可する表示が行われるため、
作業者は当該表示を確認して始動スイッチをオンにすれ
ばよく、これにより、外扉3が開位置Poに移動する
(ステップS1…)。よって、被焼却物Bの投入時に
は、常に、外部(作業者)と燃焼室Cが遮断されるた
め、一次燃焼室Cが燃焼中であっても外部に対するダイ
オキシン等の有害物質の漏れは確実に阻止される。
後は、予め設定したインターバル時間或いは一次燃焼室
Cの温度状態等の検出結果に基づいて、表示装置38に
次の被焼却物Bの投入を許可する表示が行われるため、
作業者は当該表示を確認して始動スイッチをオンにすれ
ばよく、これにより、外扉3が開位置Poに移動する
(ステップS1…)。よって、被焼却物Bの投入時に
は、常に、外部(作業者)と燃焼室Cが遮断されるた
め、一次燃焼室Cが燃焼中であっても外部に対するダイ
オキシン等の有害物質の漏れは確実に阻止される。
【0030】他方、一次燃焼室Cに投入された被焼却物
Bの焼却処理は次のように行われる。なお、図9中、矢
印Wは被焼却物Bの投入経路を示す。
Bの焼却処理は次のように行われる。なお、図9中、矢
印Wは被焼却物Bの投入経路を示す。
【0031】まず、被焼却物Bは一次焼却室Cにおいて
一次焼却される。この場合、一次燃焼バーナー53が点
火され、また、複数のエア供給部54…からはエアが供
給されることにより、被焼却物Bに対する焼却が行われ
る。この際、一次燃焼室Cの温度は摂氏800℃以上に
加熱する。なお、焼却灰Mfはロストル51を通して焼
却灰収容室Caに蓄積される。
一次焼却される。この場合、一次燃焼バーナー53が点
火され、また、複数のエア供給部54…からはエアが供
給されることにより、被焼却物Bに対する焼却が行われ
る。この際、一次燃焼室Cの温度は摂氏800℃以上に
加熱する。なお、焼却灰Mfはロストル51を通して焼
却灰収容室Caに蓄積される。
【0032】一方、焼却時に発生する排ガス(煙)は、
送風装置68の作動により煙突67側に吸引される。図
9中、矢印Fは気流の方向を示している。したがって、
一次焼却室C内の排ガスは、導管56を通って二次燃焼
室Csに流入する。この場合、導管56を通過する排ガ
スは、二基の二次燃焼バーナー53,53により加熱さ
れ、サイクロン型の二次燃焼室Csにおいて二次焼却さ
れる。これにより、ダイオキシン等の有害物質は完全に
分解される。なお、二次燃焼室Csでは粉塵の一部が底
部に収容された中和液中に落下する。
送風装置68の作動により煙突67側に吸引される。図
9中、矢印Fは気流の方向を示している。したがって、
一次焼却室C内の排ガスは、導管56を通って二次燃焼
室Csに流入する。この場合、導管56を通過する排ガ
スは、二基の二次燃焼バーナー53,53により加熱さ
れ、サイクロン型の二次燃焼室Csにおいて二次焼却さ
れる。これにより、ダイオキシン等の有害物質は完全に
分解される。なお、二次燃焼室Csでは粉塵の一部が底
部に収容された中和液中に落下する。
【0033】さらに、二次燃焼室Cs内の排ガスは、煙
導管61を通って集塵塔58に流入する。スクラバー方
式の集塵塔58では、シャワーユニット62…から噴射
されるシャワー(中和液)により排ガス中の粉塵が除去
されるとともに、排ガスが冷却される。粉塵の除去され
た排ガスは、除湿塔59に流入し、排ガス中の湿気が除
去された後、煙突67から大気中に放出される。また、
シャワーユニット62…から噴射されたシャワー及び除
湿塔59で除去された水分(水滴)は中和槽60に落下
する。
導管61を通って集塵塔58に流入する。スクラバー方
式の集塵塔58では、シャワーユニット62…から噴射
されるシャワー(中和液)により排ガス中の粉塵が除去
されるとともに、排ガスが冷却される。粉塵の除去され
た排ガスは、除湿塔59に流入し、排ガス中の湿気が除
去された後、煙突67から大気中に放出される。また、
シャワーユニット62…から噴射されたシャワー及び除
湿塔59で除去された水分(水滴)は中和槽60に落下
する。
【0034】なお、焼却処理が終了したなら、散水装置
52から焼却灰収容室Caに蓄積された焼却灰Mfに散
水する。これにより、焼却灰Mfを外部に取り出す際
に、例えば、風が強い場合であっても焼却灰Mfの飛散
は防止される。また、中和槽60における中和液中の粉
塵Msは煤塵回収装置69により回収される。即ち、煤
塵Msは煤塵沈殿槽70に沈殿し、この沈殿した泥状の
煤塵Msは排出機構71におけるスクリュ71sの回転
により回収タンク(不図示)に回収される。
52から焼却灰収容室Caに蓄積された焼却灰Mfに散
水する。これにより、焼却灰Mfを外部に取り出す際
に、例えば、風が強い場合であっても焼却灰Mfの飛散
は防止される。また、中和槽60における中和液中の粉
塵Msは煤塵回収装置69により回収される。即ち、煤
塵Msは煤塵沈殿槽70に沈殿し、この沈殿した泥状の
煤塵Msは排出機構71におけるスクリュ71sの回転
により回収タンク(不図示)に回収される。
【0035】他方、図5には本発明の変更実施例に係る
被焼却物投入装置1を示す。図1〜図4に示した実施例
は、投入ダクト2に押装置11を設けることにより、投
入ダクト2に収容した被焼却物Bを押して燃焼室Cに投
入する例を挙げたが、変更実施例は、投入ダクト2に収
容した被焼却物Bが自重により燃焼室Cに落下するよう
に、投入ダクト2を傾斜させて設けた。したがって、変
更実施例では押装置11が不要になる。また、図1〜図
4に示した実施例は自動処理する例を挙げたが、変更実
施例は外扉3及び内扉4を人為的に開閉する場合を示
す。
被焼却物投入装置1を示す。図1〜図4に示した実施例
は、投入ダクト2に押装置11を設けることにより、投
入ダクト2に収容した被焼却物Bを押して燃焼室Cに投
入する例を挙げたが、変更実施例は、投入ダクト2に収
容した被焼却物Bが自重により燃焼室Cに落下するよう
に、投入ダクト2を傾斜させて設けた。したがって、変
更実施例では押装置11が不要になる。また、図1〜図
4に示した実施例は自動処理する例を挙げたが、変更実
施例は外扉3及び内扉4を人為的に開閉する場合を示
す。
【0036】変更実施例における外扉3は、ヒンジ部4
1により投入ダクト2の上面部に回動自在に取付け、取
手部42を持つことにより人為的に開閉操作する。ま
た、内扉4は投入ダクト2の上方に付設したカバー部材
43及び投入ダクト2の一端部により形成されるガイド
通路44により上下スライド自在にガイドされ、引張ワ
イヤ45w等を含む操作機構45により人為的に開閉操
作できる。さらに、投入ダクト2の上面部には外扉3側
における外扉センサ5及び外扉ロック機能部7を配設す
るとともに、内扉4側における内扉センサ6及び内扉ロ
ック機能部8を配設する。なお、図5中、図1と同一部
分には同一符号を付すことにより構成を明確化し、その
詳細な説明は省略する。
1により投入ダクト2の上面部に回動自在に取付け、取
手部42を持つことにより人為的に開閉操作する。ま
た、内扉4は投入ダクト2の上方に付設したカバー部材
43及び投入ダクト2の一端部により形成されるガイド
通路44により上下スライド自在にガイドされ、引張ワ
イヤ45w等を含む操作機構45により人為的に開閉操
作できる。さらに、投入ダクト2の上面部には外扉3側
における外扉センサ5及び外扉ロック機能部7を配設す
るとともに、内扉4側における内扉センサ6及び内扉ロ
ック機能部8を配設する。なお、図5中、図1と同一部
分には同一符号を付すことにより構成を明確化し、その
詳細な説明は省略する。
【0037】これにより、投入時には、まず、外扉3を
人為的に開け、被焼却物Bを入口部2iから投入ダクト
2の内部に収容する。そして、外扉3を完全に閉めた
後、操作機構45を操作し、内扉4を開位置へ上昇させ
る。この結果、出口部2oが開放され、投入ダクト2に
収容した被焼却物Bは、自重で一次燃焼室C内に落下す
る。
人為的に開け、被焼却物Bを入口部2iから投入ダクト
2の内部に収容する。そして、外扉3を完全に閉めた
後、操作機構45を操作し、内扉4を開位置へ上昇させ
る。この結果、出口部2oが開放され、投入ダクト2に
収容した被焼却物Bは、自重で一次燃焼室C内に落下す
る。
【0038】一方、作業者が外扉3を開ける際に、内扉
4が閉位置になければ、内扉センサ6により開状態が検
出されるため、外扉3は外扉ロック機能部7により閉位
置に機械的にロックされる。この結果、外扉3は開ける
ことができなくなる。そして、点検等により異常を取り
除き、内扉4を閉位置にすれば、内扉センサ6により閉
状態が検出されるため、外扉ロック機能部7によるロッ
クは解除され、外扉3を開けることができる。したがっ
て、作業者は被焼却物Bを入口部2iから投入ダクト2
の内部に収容できる。また、内扉4を開ける際に、外扉
3が閉位置になければ、外扉センサ5により開状態が検
出されるため、内扉4は内扉ロック機能部8により閉位
置に機械的にロックされる。この結果、内扉4は開ける
ことができなくなる。そして、点検等により異常を取り
除き、外扉3を閉位置にすれば、外扉センサ5により閉
状態が検出されるため、内扉ロック機能部8によるロッ
クは解除され、内扉4を開けることができる。
4が閉位置になければ、内扉センサ6により開状態が検
出されるため、外扉3は外扉ロック機能部7により閉位
置に機械的にロックされる。この結果、外扉3は開ける
ことができなくなる。そして、点検等により異常を取り
除き、内扉4を閉位置にすれば、内扉センサ6により閉
状態が検出されるため、外扉ロック機能部7によるロッ
クは解除され、外扉3を開けることができる。したがっ
て、作業者は被焼却物Bを入口部2iから投入ダクト2
の内部に収容できる。また、内扉4を開ける際に、外扉
3が閉位置になければ、外扉センサ5により開状態が検
出されるため、内扉4は内扉ロック機能部8により閉位
置に機械的にロックされる。この結果、内扉4は開ける
ことができなくなる。そして、点検等により異常を取り
除き、外扉3を閉位置にすれば、外扉センサ5により閉
状態が検出されるため、内扉ロック機能部8によるロッ
クは解除され、内扉4を開けることができる。
【0039】よって、この場合にも、被焼却物Bの投入
時には、常に、外部(作業者)と燃焼室Cが遮断される
ため、一次燃焼室Cが燃焼中であっても外部に対するダ
イオキシン等の有害物質の漏れは確実に阻止される。
時には、常に、外部(作業者)と燃焼室Cが遮断される
ため、一次燃焼室Cが燃焼中であっても外部に対するダ
イオキシン等の有害物質の漏れは確実に阻止される。
【0040】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除すること
ができる。例えば、図1の実施例に、図5に示した人為
的に開閉する外扉3及び内扉4を適用してもよいし、図
5に示した変更実施例に、図1に示した駆動部25,3
1により開閉する外扉3及び内扉4を適用してもよい。
図1の実施例に、図5に示した人為的に開閉する外扉3
及び内扉4を適用した場合には、押装置11におけるエ
アシリンダ35の代わりに、投入ダクト2の端面部から
外部に突出させた操作棒により押板37を人為的に進退
操作できるようにしてもよい。また、被焼却物Bを入口
2iから投入ダクト2に収容する作業は、ピットクレー
ン方式等により自動化してもよいし、投入ダクト2の内
部には微細化処理装置,撹拌処理装置,搬送装置等の各
種周辺装置を内蔵させることもできる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除すること
ができる。例えば、図1の実施例に、図5に示した人為
的に開閉する外扉3及び内扉4を適用してもよいし、図
5に示した変更実施例に、図1に示した駆動部25,3
1により開閉する外扉3及び内扉4を適用してもよい。
図1の実施例に、図5に示した人為的に開閉する外扉3
及び内扉4を適用した場合には、押装置11におけるエ
アシリンダ35の代わりに、投入ダクト2の端面部から
外部に突出させた操作棒により押板37を人為的に進退
操作できるようにしてもよい。また、被焼却物Bを入口
2iから投入ダクト2に収容する作業は、ピットクレー
ン方式等により自動化してもよいし、投入ダクト2の内
部には微細化処理装置,撹拌処理装置,搬送装置等の各
種周辺装置を内蔵させることもできる。
【0041】
【発明の効果】このように、本発明に係る焼却炉の被焼
却物投入装置は、入口部と出口部を有し、当該出口部を
燃焼室に臨ませて設けた投入ダクトと、入口部を開閉す
る外扉と、出口部を開閉する内扉と、外扉の開閉状態を
検出する外扉センサと、内扉の開閉状態を検出する内扉
センサと、外扉を閉位置にロック可能な外扉ロック機能
部と、内扉を閉位置にロック可能な内扉ロック機能部
と、内扉センサが開状態を検出したなら外扉ロック機能
部により外扉を閉位置にロックし、かつ内扉センサが閉
状態を検出したなら外扉ロック機能部によるロックを解
除するとともに、外扉センサが開状態を検出したなら内
扉ロック機能部により内扉を閉位置にロックし、かつ外
扉センサが閉状態を検出したなら内扉ロック機能部によ
るロックを解除し、さらに、外扉に対する開指令を出し
た際に、内扉が閉位置になければ、表示部により異常が
発生している旨を表示し、かつ内扉に対する開指令を出
した際に、外扉が閉位置になければ、表示部により異常
が発生している旨を表示する制御部を備えてなるため、
次のような顕著な効果を奏する。
却物投入装置は、入口部と出口部を有し、当該出口部を
燃焼室に臨ませて設けた投入ダクトと、入口部を開閉す
る外扉と、出口部を開閉する内扉と、外扉の開閉状態を
検出する外扉センサと、内扉の開閉状態を検出する内扉
センサと、外扉を閉位置にロック可能な外扉ロック機能
部と、内扉を閉位置にロック可能な内扉ロック機能部
と、内扉センサが開状態を検出したなら外扉ロック機能
部により外扉を閉位置にロックし、かつ内扉センサが閉
状態を検出したなら外扉ロック機能部によるロックを解
除するとともに、外扉センサが開状態を検出したなら内
扉ロック機能部により内扉を閉位置にロックし、かつ外
扉センサが閉状態を検出したなら内扉ロック機能部によ
るロックを解除し、さらに、外扉に対する開指令を出し
た際に、内扉が閉位置になければ、表示部により異常が
発生している旨を表示し、かつ内扉に対する開指令を出
した際に、外扉が閉位置になければ、表示部により異常
が発生している旨を表示する制御部を備えてなるため、
次のような顕著な効果を奏する。
【0042】 被焼却物の投入時には、常に、外部
(作業者)と燃焼室が遮断されるため、燃焼室が燃焼中
であっても外部に対するダイオキシン等の有害物質の漏
れは確実に防止され、自然環境への悪影響を最小限に止
めることができる。
(作業者)と燃焼室が遮断されるため、燃焼室が燃焼中
であっても外部に対するダイオキシン等の有害物質の漏
れは確実に防止され、自然環境への悪影響を最小限に止
めることができる。
【0043】 いかなる状況においても作業者は燃焼
室の熱を直接受けないため、作業者の労働環境をより向
上させることができる。
室の熱を直接受けないため、作業者の労働環境をより向
上させることができる。
【図1】本発明の好適な実施例に係る被焼却物投入装置
の断面側面構成図、
の断面側面構成図、
【図2】同被焼却物投入装置における外扉及びその周辺
の平面図、
の平面図、
【図3】同被焼却物投入装置における内扉及びその周辺
の正面図、
の正面図、
【図4】同被焼却物投入装置における押装置の押板を前
進させた状態を示す断面側面構成図、
進させた状態を示す断面側面構成図、
【図5】本発明の変更実施例に係る被焼却物投入装置の
断面側面構成図、
断面側面構成図、
【図6】図1〜図4に示した実施例に係る被焼却物投入
装置の動作を順を追って示すフローチャート、
装置の動作を順を追って示すフローチャート、
【図7】焼却炉の全体外観図、
【図8】焼却炉のレイアウトを示す模式的な全体斜視
図、
図、
【図9】焼却炉の原理を示す模式的な全体構成図、
1 被焼却物投入装置 2 投入ダクト 2i 入口部 2o 出口部 3 外扉 4 内扉 5 外扉センサ 6 内扉センサ 7 外扉ロック機能部 8 内扉ロック機能部 9 制御部 11 押装置 38 表示部 B 被焼却物 C 燃焼室 H 焼却炉 Pc 閉位置 Qc 閉位置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23G 5/44 F23G 5/50 F23M 7/00 - 7/04 F23K 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 被焼却物を燃焼室に投入する焼却炉の被
焼却物投入装置において、入口部と出口部を有し、当該
出口部を前記燃焼室に臨ませて設けた投入ダクトと、前
記入口部を開閉する外扉と、前記出口部を開閉する内扉
と、前記外扉の開閉状態を検出する外扉センサと、前記
内扉の開閉状態を検出する内扉センサと、前記外扉を閉
位置にロック可能な外扉ロック機能部と、前記内扉を閉
位置にロック可能な内扉ロック機能部と、前記内扉セン
サが開状態を検出したなら前記外扉ロック機能部により
外扉を閉位置にロックし、かつ前記内扉センサが閉状態
を検出したなら前記外扉ロック機能部によるロックを解
除するとともに、前記外扉センサが開状態を検出したな
ら前記内扉ロック機能部により内扉を閉位置にロック
し、かつ前記外扉センサが閉状態を検出したなら前記内
扉ロック機能部によるロックを解除し、さらに、外扉に
対する開指令を出した際に、前記内扉が閉位置になけれ
ば、表示部により異常が発生している旨を表示し、かつ
前記内扉に対する開指令を出した際に、前記外扉が閉位
置になければ、表示部により異常が発生している旨を表
示する制御部を備えてなることを特徴とする焼却炉の被
焼却物投入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10310524A JP3120229B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 焼却炉の被焼却物投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10310524A JP3120229B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 焼却炉の被焼却物投入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130724A JP2000130724A (ja) | 2000-05-12 |
JP3120229B2 true JP3120229B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=18006275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10310524A Expired - Fee Related JP3120229B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 焼却炉の被焼却物投入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120229B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101279005B1 (ko) * | 2010-08-20 | 2013-07-02 | 박운섭 | 숯불점화용 열회수 보일러 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100781631B1 (ko) * | 2007-01-18 | 2007-12-05 | 유병숙 | 고체연료를 사용하는 온수보일러의 개폐장치 |
JP2023061895A (ja) * | 2021-11-19 | 2023-05-02 | 株式会社寺岡精工 | 容器減容装置、プログラム及び容器減容方法 |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP10310524A patent/JP3120229B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101279005B1 (ko) * | 2010-08-20 | 2013-07-02 | 박운섭 | 숯불점화용 열회수 보일러 |
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