JP2023061895A - 容器減容装置、プログラム及び容器減容方法 - Google Patents
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Abstract
Description
物品回収装置は、物品を載置可能な載置部と、
前記載置部を支持する計量部と、
前記計量部の支持範囲外に構成され、前記載置部を露出可能に開閉する外扉と、を備え、
前記外扉は、開位置から、前記載置部に向かって閉位置へ移動するように構成されていることを特徴とする。
また、載置部に載置された物の質量を高精度に計量することができる物品回収装置を提供することができる。
また、簡単な構造で小型の物品回収装置を提供することができる。
なお、本発明の実施形態として、例えば、容器回収装置を説明する。
物品としては、PETボトル、缶、ビンに限定されず、例えば、牛乳パック、トレー、インクカートリッジ、図書館やレンタル店への返却物(本やDVDなど)、クリーニング品、電池、電球など、回収の対象となる物品であればよい。つまり、容器回収装置は物品回収装置の一実施例である。
また、物品回収装置は、異物などの非回収対象物が容器投入部に投入された場合、内扉が閉状態で、その非回収対象物を装置本体部内の容器収容部に回収しないように制御を行う。そして、物品回収装置は、所定時間、その非回収対象物が容器投入部の載置部から取り除かれない場合、内扉を閉状態で維持し、外扉が閉状態となるように駆動制御する。すなわち、容器収容部への非回収対象物のさらなる投入等を防止することができる。
また、空容器回収装置100の装置本体部100Bは、容器収容部140を載置した引出し100Cを有し、正面側には引出用取手100eや、鍵孔100rが設けられており、鍵を鍵孔100rに差込み施解錠可能に構成されている。
尚、キャップ用通路72は、キャップと、キャップよりも小さなものを仕分けする機構を有してもよい。具体的には、キャップ用通路72が分岐されて、分岐部に網の目状の部材にて、飲み残し吸い殻、雨水等は別経路で排出、蓄積し、キャップのみキャップ収容部145へ収まるようにしてもよい。
また、載置部116は、載置面の表面に表面処理が施され凹凸部が形成されており、投入された物品が載置部に貼りつくことを防止する構造を有する。物品回収装置が容器回収装置である場合、容器が濡れていたとしても、容器表面と載置部の凹凸形状の表面との接触面積が比較的小さいので濡れによる表面張力が小さくなり、容器が容器収容部140側へ容易に移動する。すなわち、濡れている容器が容器収容部側へ落ちないといった不具合を防ぐことができる。
内扉112は、載置部116と減容部120との間の通路71に設けられている。内扉駆動部6は、内扉112を開閉自在に駆動する。この内扉112には、図5、図7に示すように、空容器の載置状態を案内する案内部112Dが設けられている。案内部112Dは、露出され装置本体部から視認可能な位置に設けられている。案内部112Dは、物品(PETボトルなどの空容器等)を規定の向き、規定の位置(例えば、350ml、500ml、2000mlなど)に載置するように情報として案内表示されている。この案内部112Dは、内扉112の表面に設けられた凹部、凸部、ステッカー、LED表示部、LCDなどであってもよい。
また、物品回収装置は、撮像部などの検出センサにより、案内部112Dにより示された載置位置に、正しく物品が載置されているかを判定するための判定手段を備えていてもよい。また、撮像処理や光学センサなどの検知部により、載置向き及び位置が正しくない場合は、報知などを行うこともできる。
扇形状の外扉用支持部S111には、内扉112の回転軸C112が貫通する孔部S111hが設けられている。
すなわち、空容器回収装置100は、外扉111に設けられた第1の制限部K111と、内扉112に設けられた第2の制限部K112を有するので、機械的に簡単な構造で、外扉111と内扉112それぞれの開閉状態に応じて、各扉の開閉動作を制限することができる。
詳細には、本実施形態では、空容器回収装置100は、外扉111が開状態の場合、内扉112が閉状態のまま、開状態となることを制限するように構成されている。すなわち、外扉111が開口状態で、投入された物が載置部116に載置された時には、内扉112は閉状態であり、開状態とはならず、載置部116に載置された物が、回収対象物、又は非回収対象物であるに関わらず、装置本体部100B内の容器収容部140にそれを収容しないように構成されている。すなわち、この状態では、内扉112に物品(回収対象物、又は非回収物)が当接した状態であり、内扉112は載置部の一部を兼ねる構造となっている。
すなわち、本発明の実施形態では、上述したように、外扉111が開状態の場合、内扉112が閉状態で、第1の制限部K111により、第2の制限部K112の移動が制限されるので、内扉112が閉状態のまま維持され、開状態にはならない。
例えば、外扉111の閉状態から開状態への移動を禁止可能な禁止手段として、外扉用のソレノイドの可動ピン(プランジャ)が、第1の制限部K111に設けられた孔部に係合可能に構成されていてもよく、第1の制限部K111の閉状態を維持し、開状態への動きを禁止する場合には、その孔部に可動ピンを係合し、動きを禁止しない場合には、可動ピンを非係合状態とするように、制御部により制御が行われる構成となっている。すなわち、禁止手段は、簡単な構造で、第1の制限部K111の閉状態から開状態への動きを禁止することができる。
また、内扉112の閉状態から開状態への移動を禁止可能な禁止手段として、内扉用のソレノイドの可動ピン(プランジャ)が、第2の制限部K112に設けられた孔部に係合可能に構成されていてもよく、第2の制限部K112の閉状態を維持し、開状態への動きを禁止する場合には、その孔部に可動ピンを係合し、動きを禁止しない場合には、可動ピンを非係合状態とするように、制御部により制御が行われる構成となっている。すなわち、禁止手段は、簡単な構造で、第2の制限部K112の閉状態から開状態への動きを禁止することができる。
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置としての空容器回収装置100は、図5,図9に示したように、閉位置に外扉111が待機する待機部AAを有する。待機部AAは、外扉111が載置部116に触れない位置に設けられており、外扉111に対するストッパーとして機能する。
減容部120は、略板形状の2つの支持部材により、一対の回転軸811、911が回転自在に軸支された構造となっている。
一方の回転軸に設けられた圧縮ローラの外周部が、他方の回転軸に設けられた圧縮ローラの間に配置されており、当該他方の回転軸に設けられた当該圧縮ローラの間に設けられたスペーサsに対して所定の距離LPだけ離れた位置に配置されている。また、回転軸811に設けられたスペーサsと、そのスペーサsに対向する、回転軸911に設けられた圧縮ローラ91との間の距離LPは、空容器Aの胴部Agの最大外径LAgよりも小さく設定されている。
また、支持部材871の内側面から、回転軸811の側面側に配置された圧縮ローラ81までの距離LCは、空容器Aの首部Abの長さLAbよりも長くなるように構成されている。
また、本実施形態では、距離LCは、回転軸811の側面側に配置されたスペーサws(s)の軸方向の長さよりも長く設定されている。スペーサws(s)の軸方向の長さ(厚み)は、他のスペーサの軸方向の長さLsと比較して約2倍の長さに設定されている。
つまり、空容器Aの首部Abと、肩部Afや胴部Agと切り離されないように、回転軸811に設けられた支持部材871側の圧縮ローラが、支持部材871の側面から所定距離だけ離れた位置に配置されている。すなわち、減容部120は、容器減容時に、空容器Aの首部Abが、肩部や胴部Agと繋がった状態で減容する構造となっている。
図12に示したように、物品回収装置(空容器回収装置100)は、制御部1(CPU)、記憶部2、表示操作部3、送受信部4、外扉駆動部5、内扉駆動部6、計量部7、金属センサ8、光センサ9、扉位置センサ10、扉ロック部11、減容駆動部15等を有する。各構成要素は、信号線等により電気的に接続されている。
また、計量部7は、容器投入部110の載置部116に載置された容器内の飲み残し等を検出することで、回収可否を判断するセンサとして利用される。また、計量部7は、回収可と判断した容器の重量値を積算することで、容器収容部140に収容されている総重量を特定することも可能に構成されている。この機能により、容器収容部140に計量部を設ける必要がなく、大きな容量の容器収容部140を確保することができ、かつ計量部7自体を小さくすることができる。計量する対象が比較的小さいため、大きな計量部7を設ける必要がない。
制御部1は、容器投入部の載置部に載置された透光性の空容器を透過して受光した光を、光センサ9で検出し、その光センサ9からの検出信号に基づいて、回収対象の空容器であるか否かを判別する。
一方、本発明の実施形態に係る物品回収装置は、装置の投入口にあたる載置部に回収要否を判定するセンサ類が設けられているため、装置内に回収対象物を取り込む必要がない構成となっている。よって、排出口を設ける必要がなく、小型の物品回収装置を提供することができる。
また、ステップST2において、制御部1は、例えば、「容器を投入してください」などと表示操作部3の表示部に表示する処理を行う。
なお、制御部1は、検出処理の結果、例えば、載置部116に載置された物品が空容器であると判断した場合であっても、例えば、容器内に飲み残しの液体が所定量存在することを検出したとき、異物を含んでいると判断してもよい。
なお、ステップST9において、制御部1は、例えば、「リサイクル中です 容器○○本」などと表示操作部3の表示部に表示する処理を行う。後述するように、容器の連続投入処理の場合、制御部1は、容器の本数をカウントアップし、表示部にそれを表示する処理を行う。また、連続投入でない場合、制御部は、容器1本と表示部に表示する処理を行う。
なお、ステップST11において、制御部1は、例えば、「次の容器を投入してください 無ければ画面をタッチしてください」などと表示操作部3の表示部に表示する処理を行う。なお、後述するように、操作者(ユーザ等)が表示操作部3の画面をタッチした場合、終了を宣言したことになる。
物品が検出された場合に、ステップST4の処理に進み、物品が検出されない場合にステップST14の処理に進む。
なお、上述したようにステップST4に進むことで、容器の連続投入処理を行うことができる。具体的には、減容部が空容器を減容処理している最中に、新しい容器を載置部に投入可能な状態となっているため、載置部のセンサ(検出部)による検出処理と減容部による減容処理とを並行処理することができる。すなわち、物品回収装置は、効率的に空容器の減容を行うことができる。
また、連続投入処理でない場合であっても、減容処理の際、内扉112が閉状態となっており、載置部と減容部120とが分離した状態(区切られた状態)となっているので、減容部による減容処理により容器等の破片などが飛散したとしても、その破片などが載置部へ到達しない。
また、制御部1の報知処理としては、外部端末装置(不図示)に対して上記報知を行ってもよい。外部端末装置は、例えば、店舗に設置されているPOS端末、店員やシステム管理者により携帯される携帯型端末装置、上位サーバー等である。制御部1は、送受信部4により、外部端末装置に対して無線式または有線式の通信路を介して上記報知(ポップアップ画面表示、ランプ点灯、音出力など)を行ってもよい。また、制御部1は、直接各端末装置で報知できるようにエラー出力してもよいし、上位サーバーにエラー出力しそのサーバーを介してPOS端末等が上記報知を行ってもよい。また、制御部1は、その他のエラー情報(満杯検知、消耗部品の交換サイン、その他故障エラーなど)についても同様に報知するようにしてもよい。
なお、ステップST54の処理の後、容器の回収者を特定する場合、容器の回収者を特定しない場合を詳細に説明する。
回収者を特定する場合、前記報知を受けた店員などが、管理者用の識別情報が付されたICカード(ICカードの記憶部に管理者用の識別情報が記憶されている)等を送受信部4にかざす又はタッチする(または近づける)と、制御部は、管理者に関し正しく認証処理が行われたことを確認した後、外扉111を開状態とする制御を行う。外扉111が開状態となり店員などが非回収物を取り除くことができる。すなわち、限られた人間にだけエラー時の外扉を開ける権限を与えることにより、更なる異物の投入やいたずらを防止することができる。
回収者を特定しない場合、ST52、ST53にて外扉111が閉じて、異物が投入不可の状態であっても、送受信部4でICカード等から識別情報を読み出されると、制御部1は、管理者であるか否かを問わず、外扉111を開状態とする処理を行ってもよい。これにより当該物品回収装置を利用したい利用客に非回収対象物を取り除いてもらうことができる。すなわち、店員等が来て非回収対象物を取り除くまで物品回収装置を利用できないという、チャンスロスを防ぐことができる。
次に、本発明の実施形態に係る空容器回収装置の容器収容部140の一例を図14を参照しながら説明する。詳細には、図14(a)は容器収容部の一例を示す斜視図であり、図14(b)は容器収容用袋とキャップ収容用袋を装着した容器収容部の一例を示す図である。
容器収容部140は、角部の側面上部付近に、鈎部などの係止部が設けられている。容器収容部140は、この係止部に、キャップ収容用袋BSの持ち手部分を係止して、袋の開口部をキャップ通路の出口付近に配置することで、簡単な構造で、キャップを容易に収容することができる。
すなわち、計量部7上に載置部116が配置されており、計量部7の支持範囲外に設けられた外扉111により異物の挟み込みがあった場合に容易にそれを検出することができる物品回収装置(空容器回収装置)を提供することができる。
つまり、空容器回収装置100などの物品回収装置は、載置部116と、外扉111を分離した構造となっている。すなわち、台座118の外扉用支持部S111により外扉駆動部5や外扉111が支持され、台座118上に配置された計量部7の上部に載置部116が設けられているので、計量部7により、載置部116に載置された回収対象物などの質量を高精度に計量することができる。詳細には、計量部7上には、外扉111や外扉駆動部5を支持していない構造であるので、計量部7は、外扉111や外扉駆動部5の振動等の影響を受けにくい構造となっており、載置部116上の回収対象物の質量を高精度に計量することができる。
また、計量部7上に載置部116が配置されており、載置部116と外扉111とが分離した構造とすることで、外扉111により異物の挟み込みがあった場合に容易にそれを検出する空容器回収装置を提供することができる。
すなわち、制御部1は、外扉111が開位置から閉位置へ移動させる場合、計量部7による計量値の変化を検出したときに、外扉111の開位置から閉位置への移動を停止する制御を行うことで、ユーザの手や腕、異物などが外扉111と載置部116との間に挟まれることを防止することができ、外扉駆動部5の負荷の低減や、故障の防止を行うことができる。
すなわち、載置部116の載置面が収容部(容器収容部140側)へ傾斜しているので、載置部116の載置面に載置された物品が自重で収容部(容器収容部140)に向けて落下することができる。例えば、載置部116から収容部(容器収容部140)への搬送機構を設ける必要がないので、小型の物品回収装置を提供することができる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
2…記憶部
3…表示操作部
4…送受信部
5…外扉駆動部
6…内扉駆動部
7…計量部
8…金属センサ
9…光センサ
71…通路
10…扉位置センサ
11…扉ロック部
100…空容器回収装置(物品回収装置(容器減容装置))
100B…装置本体部
110…容器投入部(物品投入部)
111…外扉
112…内扉
116…載置部
120…減容部(減容機構)
140…容器収容部(収容部)
投入された容器を減容する減容部と、
前記容器を前記減容部に落下可能に動作する内扉と、
前記内扉が露出可能となるべく装置内部に収納されるものであって、自動開閉される外扉と、
操作者の操作を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により操作者の操作を受け付けたことにより前記外扉の開制御がされる第一開制御と、
前記第一開制御による処理の後、前記内扉を開制御し、かつ前記内扉を閉制御した後に前記受付手段による操作を受け付けることなく前記外扉の開制御がされる第二開制御と、を行う制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、一定条件を満たすまで第二開制御を連続して行う
ことを特徴とする容器減容装置である。
Claims (4)
- 物品を載置可能な載置部と、
前記載置部を支持する計量部と、
前記計量部の支持範囲外に構成され、前記載置部を露出可能に開閉する外扉と、を備え、
前記外扉は、開位置から、前記載置部に向かって閉位置へ移動するように構成されていることを特徴とする物品回収装置。 - 前記外扉の移動を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記外扉を前記開位置から前記閉位置へ移動させる場合、前記計量部が計量値の変化を検出したときに、前記外扉の前記開位置から前記閉位置への移動を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の物品回収装置。 - 前記物品を収容する収容部を備え、
前記載置部は、物品の投入口側よりも前記収容部側が低くなるように傾斜した載置面を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品回収装置。 - 前記閉位置に、前記外扉が待機する待機部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の物品回収装置
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