JP3119890B2 - 絶縁ゲート付サイリスタ - Google Patents

絶縁ゲート付サイリスタ

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JP3119890B2 JP03109602A JP10960291A JP3119890B2 JP 3119890 B2 JP3119890 B2 JP 3119890B2 JP 03109602 A JP03109602 A JP 03109602A JP 10960291 A JP10960291 A JP 10960291A JP 3119890 B2 JP3119890 B2 JP 3119890B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁ゲート付サイリス
タに関する。
【0002】
【従来の技術】GTOサイリスタは通常、ゲート電極が
ベース層に直接取り付けられて、ゲート回路により電流
を引き出すことによりターンオフがなされる。この方式
は電流駆動であるため、大きなゲート電力を必要とし、
したがってゲート回路も大きくなる。この欠点を改良す
るものとして、絶縁ゲート構造を用いて電圧制御型とし
たターンオフサイリスタが知られている。この絶縁ゲー
ト付サイリスタは例えば、MCT(MOS Controled
Thyristor)と呼ばれる。
【0003】しかしながら、絶縁ゲート付サイリスタ
は、通常のGTOサイリスタに比べてどうしても電流遮
断能力が低くなる。ゲート電極で囲まれる単位セルサイ
ズを小さくすれば、電流遮断能力を上げることが可能で
あるが、そうするとカソード・エミッタ面積が相対的に
小さくなって、エミッタ注入効率が低下し、所望のサイ
リスタ動作が困難になる。また、単位セルサイズが小さ
くなると、カソード・エミッタと、カソード・エミッタ
−ベース間のターンオフ用チャネル領域との位置合せが
困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように絶縁ゲー
ト付サイリスタでは、単位セルサイズを小さくして電流
遮断能力を高くしようとすると、エミッタ注入効率が低
下して所望のサイリスタ動作が困難になり、また位置合
せも困難になるという問題があった。
【0005】本発明は、エミッタ注入効率の低下をもた
らすことなく、また位置合せ精度も十分に出すことが可
能な状態で単位セルサイズを小さくして電流遮断能力を
上げた絶縁ゲート付サイリスタを提供することを目的と
する。
【0006】[発明の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る絶縁ゲート
付サイリスタは、第1導電型エミッタ層に第2導電型ベ
ース層が形成され、この第2導電型ベース層に接して
1導電型ベース層が形成され、この第1導電型ベース層
内に複数の溝が形成されてこの溝にゲート絶縁膜を介し
てゲート電極が埋込み形成される。第1導電型ベース層
内には、溝の側面に接して第2導電型のターンオフ用チ
ャネル層が形成され、このターンオフ用チャネル層表面
に第1導電型ドレイン層が形成される。第1導電型ベー
ス層にはまた、ターンオフ用チャネル層より深く形成さ
れた第2導電型エミッタ層が第1導電型ドレイン層と交
互に分散配置される。第1導電型ドレイン層および第2
導電型エミッタ層には、第1の主電極が形成され、第1
導電型エミッタ層には第2の主電極が形成される。
【0008】
【作用】本発明によれば、微細間隔の周期的な埋込みゲ
ート構造とすることによって、大きな電流遮断能力を得
ることができる。しかも、第2導電型エミッタ層をター
ンオフチャネル層よりも深く拡散形成することによっ
て、微細エミッタ構造であっても十分なエミッタ注入効
率を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施例に係る絶縁
ゲート付サイリスタのレイアウトであり、図2,図3,
図4および図5はそれぞれ、図1のA−A′,B−
B′,C−C′およびD−D′断面図である。
【0011】この絶縁ゲート付サイリスタは、高抵抗の
n型ベース層1の一方の面にn型バッファ層2を介して
p型エミッタ層3が形成されている。n型ベース層1の
他方の面には選択的にp型ベース層4が拡散形成されて
いる。
【0012】p型ベース層4には、ストライプ状をなす
複数本の溝5が周期的に形成されている。これらの溝5
の内部には、ゲート酸化膜6を介してゲート電極7が埋
込み形成されている。各溝5の間のストライプ状領域
は、一本おきにn型ターンオフチャネル層8が形成さ
れ、このターンオフチャネル層5の表面にはp型ドレイ
ン層9が形成されている。これにより、n型ターンオフ
チャネル層8の側面が埋込みゲート電極7により制御さ
れる縦型のpチャネルMOSトランジスタが構成されて
いる。残りのストライプ状領域には、ターンオフチャネ
ル層8よりも深く拡散形成されたn型エミッタ層10が
形成されている。
【0013】従ってカソード側レイアウトは、埋込みゲ
ート電極7−p型ソース層9−埋込みゲート電極7−n
型ソース層10という配列が繰り返されたパターンとな
っている。
【0014】ターンオン用チャネルはこの実施例では、
p型ベース層4のエッジ部に形成されている。すなわち
図2に示すように、p型ベース層4内に、そのエッジか
ら所定距離おいてn型ソース層11が形成され、このn
型ソース層11とn型ベース層1により挟まれたp型ベ
ース層4上にゲート酸化膜12を介して、埋込みゲート
電極7と連続するゲート電極7が配設されている。この
部分は、nチャネルIGBT構造となっている。
【0015】第1の主電極であるカソード電極13は、
n型エミッタ層10,p型ドレイン層9およびn型ソー
ス層11にコンタクトして配設されている。p型エミッ
タ層3には第2の主電極であるアノード電極14が形成
されている。
【0016】具体的な素子寸法は、例えば次の通りであ
る。n型ベース層1となる高抵抗はn型ウェハの厚みを
450μm とし、これに両側からn型バッファ層2およ
びp型ベース層4をそれぞれ15μm の深さで形成す
る。p型ベース層4に形成する溝5は、幅,間隔共に1
μm 、深さ2μm とする。ゲート酸化膜6は0.1μm
の熱酸化膜とする。n型ターンオフチャネル層8は、表
面にp型ドレイン層9が形成されて実質0.5μm のチ
ャネル長となる。n型エミッタ層10およびp型エミッ
タ層3は、約2μm の深さに拡散形成する。
【0017】この様に構成された絶縁ゲート付サイリス
タの動作は、次の通りである。ゲート電極7にカソード
に対して正の電圧を与えると、p型ベース層4周辺部の
ターンオンチャネルが導通してn型ソース層11から電
子がn型ベース層1に注入され、IGBT動作によって
ターンオンする。ゲート電極7に負の電圧を与えると、
埋込みゲート部のn型ターンオフチャネル層8の溝側面
部が反転して、pチャネルMOSトランジスタ動作によ
ってp型ベース層4のキャリアがp型ドレイン層9を介
してカソード電極13に吸い出され、ターンオフする。
【0018】この実施例によれば、単位セルサイズ4μ
m (即ち、埋込みゲート部1μm +p型ドレイン層1μ
m +埋込みゲート部1μm+n型エミッタ層1μm )と
いう微細寸法として、大きな電流遮断能力が得られる。
しかもn型エミッタ層10は、ターンオフチャネル層8
とは反対側の溝側面に接して、かつ溝5と同程度に深く
拡散形成されており、したがってエミッタ注入効率は十
分に高く、所望のサイリスタ動作が可能である。またn
型エミッタ層10は、溝5の間の1μm の領域に、p型
ドレイン層9が形成される領域にマスクをした状態で埋
込みゲート電極7に自己整合的に形成される。p型ドレ
イン層9も同様に埋込みゲート電極7に自己整合的に形
成される。したがって微細寸法であっても、高い位置合
せ精度をもって単位セルが構成される。
【0019】図6は、本発明の第2の実施例の絶縁ゲー
ト付サイリスタのレイアウトであり、図7,図8および
図9はそれぞれ図6のA−A′,B−B′およびC−
C′断面図である。先の実施例と対応する部分には先の
実施例と同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0020】この実施例では、周期的に配列される複数
本のストライプ状の溝5がp型ベース層4を突き抜ける
状態に深く形成されている。たとえば、p型ベース層4
が3μm として、溝5は6μm 程度とする。溝5にゲー
ト酸化膜6を介してゲート電極7が埋込み形成されるこ
とは先の実施例と同様である。またこの実施例では、溝
5の間隔を先の実施例より広く、たとえば3μm とし、
各溝5の間全てに、n型ターンオフチャネル層8とp型
ドレイン層9が溝5に接して形成され、溝5から所定距
離離れてn型エミッタ層10が形成されている。n型エ
ミッタ層10がn型ターンオフチャネル層8より深く形
成されることは、先の実施例と同様である。
【0021】この実施例の場合、n型ターンオフチャネ
ル層8の下にあるp型ベース層4の溝5の側面部がター
ンオンチャネルとなっている。即ち、溝5に埋込み形成
されたゲート電極7がターンオン用とターンオフ用を兼
ねており、ターンオフ用pチャネルMOSトランジスタ
とターンオン用nチャネルMOSトランジスタが縦方向
に連続的に形成された形になっている。
【0022】この実施例の素子は、埋込みゲート電極7
に正電圧を印加して、p型ベース層4の溝側面にn型チ
ャネルを形成することにより、ターンオンする。このと
きn型エミッタ層10からn型ターンオフチャネル層8
を介し、n型チャネルを介してn型ベース層1に電子が
注入されることになる。埋込みゲート電極7に負電圧を
印加すると、第1の実施例と同様にしてターンオフす
る。
【0023】この実施例によっても、先の実施例と同様
の効果が得られる。
【0024】図10は、両面に埋込みゲートを持つ本発
明の第3の実施例の絶縁ゲート付サイリスタの断面図で
ある。カソード側の構造は、ほぼ第1の実施例と第2の
実施例の折衷構造である。即ちp型ベース層4内に、第
1の実施例と同様に溝5が形成され、この溝5内にゲー
ト酸化膜6を介してゲート電極が埋込み形成されてい
る。溝5の間の領域に第2の実施例と同様の配置で、n
型ターンオフチャネル層9とp型ドレイン層9、および
n型エミッタ層10が形成されている。
【0025】p型ベース層4の一方の端部にn型ソース
層11が形成され、このn型ソース層11とn型ベース
層1によって挟まれたp型ベース層4の表面部をターン
オンチャネル領域として、この上にゲート電極7が配設
されている。
【0026】p型ベース層4の他方の端部には低濃度の
p型リサーフ層21が形成され、これからさらに所定距
離離れたチップ周辺部には高濃度n型層22が形成され
ている。そしてp型ベース層4と高濃度n型層22の間
に跨がって、絶縁膜23を介してSIPOS等の高抵抗
体膜24が配設されている。n型層22には高抵抗体膜
24の端部にも同時にコンタクトする電極25が形成さ
れている。
【0027】アノード側もほぼカソード側と同様に、p
型ベース層26が選択的に形成されこの中に溝27が形
成されて、この溝27にゲート酸化膜28を介してゲー
ト電極29が埋込み形成されている。溝27の間には、
n型チャネル層30が形成され、その表面部に溝27に
接してp型層31が形成され、p型層31に挟まれたn
型層32が形成されている。
【0028】アノード側のp型ベース層26の端部にも
低濃度のp型リサーフ層33が形成され、チップ周辺に
は高濃度n型層34が形成されている。そしてp型ベー
ス層26とn型層34の間に跨がって、絶縁膜37を介
して高抵抗体膜36が形成されている。n型層34には
高抵抗体膜36の端部にも同時にコンタクトする電極3
5が形成されている。
【0029】この実施例の素子では、ターンオン時、ア
ノード側の埋込みゲート電極28にもアノード電極に対
して負の電圧が印加される。これにより、n型層30の
溝側面に形成されるp型チャネルを介して、p型ベース
層がアノード電極14に接続されてアノード層として働
く。ターンオフ時は、アノード側の埋込みゲート電極2
8はアノード電極に対して零または正の電圧が印加され
る。これにより、p型ベース層26はアノード電極14
と切り離される。
【0030】この実施例によっても、先の実施例と同様
の効果が得られる。
【0031】図11は、本発明の第4の実施例の絶縁ゲ
ート付サイリスタのレイアウトであり、図12および図
13はそれぞれ図11のA−A′およびB−B′断面図
である。
【0032】この実施例では、溝5がn型ベース層1に
達する深さをもってp型ベース層4を矩形に取り囲むよ
うに形成され、さらにその中に複数本のストライプ状の
溝5が周辺の溝5と連続して形成されている。溝5内に
はゲート酸化膜6を介して埋込みゲート電極7が形成さ
れている。
【0033】溝5の間のストライプ状領域のp型ベース
層4内には、n型ターンオフチャネル層8が形成されて
いる。そしてこのn型ターンオフチャネル層8に、溝5
の長手方向に沿って交互に、p型ドレイン層9とn型エ
ミッタ層10が分散配置されて形成されている。p型ド
レイン層9はn型ターンオフチャネル層8の表面部に形
成され、n型エミッタ層10はn型ターンオフチャネル
層8よりも深く拡散形成されている。
【0034】この実施例の素子は、n型エミッタ層10
の下にあるp型ベース層4の溝5の側面部がターンオン
チャネルとなっている。またp型ドレイン層9下のn型
ターンオフチャネル層8の溝5側面部がターンオフチャ
ネルとなる。したがって第2の実施例と同様に、溝5に
埋込み形成されたゲート電極7がターンオン用とターン
オフ用を兼ねている。
【0035】この実施例の素子は、埋込みゲート電極7
に正電圧を印加して、p型ベース層4の溝側面にn型チ
ャネルを形成することにより、ターンオンする。埋込み
ゲート電極7に負電圧を印加すると、n型ターンオフチ
ャネル層8の溝側面部にp型チャネルが形成されて、先
の各実施例と同様にしてターンオフする。
【0036】この実施例によっても、先の各実施例と同
様の効果が得られる。またこの実施例の素子は、埋込み
ゲート部で耐圧を担うため、p型ベース層4の不純物濃
度を低いものとする事ができる。たとえば、p型ベース
層4のピーク不純物濃度を1×1016/cm3 程度とする
ことができ、これに伴ってn型ターンオフチャネル層8
のピーク不純物濃度を1×1017/cm3 程度とすること
ができる。その結果、n型ターンオフチャネル層8の溝
側面にp型チャネルを形成するに必要なしきい値はたと
えば5V程度の小さいものとすることができ、小さいゲ
ート電圧でオフ制御ができる。
【0037】第14図は、第5の実施例の絶縁ゲート付
サイリスタのレイアウトであり、図15および図16は
それぞれ図14のA−A′およびB−B′断面図であ
る。
【0038】この実施例の素子は、先の第4の実施例の
素子のp型ベース層4を省略したもので、所謂静電誘導
サイリスタとなっている。
【0039】すなわち、n型ベース層1の不純物濃度
と、溝5の幅(図15の断面に示される溝5に挟まれた
n型ベース層1の幅)を適当な値に設定すれば、溝5に
挟まれたn型ベース層1の部分全体の電位を埋込みゲー
ト電極7により制御する事ができる。ゲート電極7に正
の電圧を印加して、溝5に挟まれたn型ベース層1の電
位を上げると、n型エミッタ層10から電子が注入され
て、素子はターンオンする。ゲート電極7に負の電圧を
印加すると、n型ターンオフチャネル層8の溝側面にp
型チャネルが形成されて、n型ベース層1のキャリアが
p型ドレイン層9を介してカソード電極13に排出され
るようになり、素子はターンオフする。
【0040】図17は、第6の実施例の絶縁ゲート付サ
イリスタのレイアウトであり、図18および図19はそ
れぞれ図17のA−A′およびB−B′断面図である。
【0041】この実施例は、第4の実施例の素子を僅か
に変形したものである。すなわち複数本のストライプ状
の溝5は、互いに独立しており、これらの周囲は深いp
型ベース層4′により囲まれている。埋込みゲート部の
間のp型ベース層6に形成されるn型ターンオフチャネ
ル層8、p型ドレイン層9n型エミッタ層10の分布や
深さ等は第4の実施例と同様である。
【0042】図20は、第7の実施例の絶縁ゲート付サ
イリスタのレイアウトであり、図21および図22はそ
れぞれ図20のA−A′およびB−B′断面図である。
【0043】この実施例は、第5の実施例の素子を第6
の実施例と同様に変形したものである。
【0044】これら第6の実施例,第7の実施例によっ
ても、先の各実施例と同様の効果が得られる。
【0045】図23〜図26は、図6〜図9の実施例を
変形して、埋込みゲート部をp型ベース層4より浅く形
成した実施例である。
【0046】図27は、図10のアノード側の構造をよ
り単純化して、アノード側にカソード側と同様の埋込み
ゲート構造を採用した実施例である。すなわちn型バッ
ファ層2内に図10と同様の埋込みゲート構造が形成さ
れ、ゲート部の間にp型チャネル層40が形成され、こ
の中にn+ 型ソース層41、p+ 型エミッタ層42が形
成されている。
【0047】これらの実施例によっても、同様の効果が
得られる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、埋込
みゲートを持つ微細セル構造で大きい電流遮断能力を実
現し、しかもカソード・エミッタ層を深く形成して十分
なエミッタ注入効率を持たせた絶縁ゲート付サイリスタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る絶縁ゲート付サイ
リスタのレイアウト図。
【図2】図1のA−A′断面図。
【図3】図1のB−B′断面図。
【図4】図1のC−C′断面図。
【図5】図1のD−D′断面図。
【図6】本発明の第2の実施例の絶縁ゲート付サイリス
タのレイアウト図。
【図7】図6のA−A′断面図。
【図8】図6のB−B′断面図。
【図9】図6のC−C′断面図。
【図10】本発明の第3の実施例の絶縁ゲート付サイリ
スタの断面図。
【図11】本発明の第4の実施例の絶縁ゲート付サイリ
スタのレイアウト図。
【図12】図11のA−A′断面図。
【図13】図11のB−B′断面図。
【図14】本発明の第5の実施例の絶縁ゲート付サイリ
スタのレイアウト図。
【図15】図14のA−A′断面図。
【図16】図14のB−B′断面図。
【図17】本発明の第6の実施例の絶縁ゲート付サイリ
スタのレイアウト図。
【図18】図17のA−A′断面図。
【図19】図17のB−B′断面図。
【図20】本発明の第7の実施例の絶縁ゲート付サイリ
スタのレイアウト図。
【図21】図20のA−A′断面図。
【図22】図20のB−B′断面図。
【図23】図6の実施例を変形した実施例の絶縁ゲート
付サイリスタのレイアウト図。
【図24】図23のA−A′断面図。
【図25】図23のB−B′断面図。
【図26】図23のC−C′断面図。
【図27】図10の実施例を変形した実施例の絶縁ゲー
ト付サイリスタの断面図。
【符号の説明】
1…n型ベース層、 2…n型バッファ層、 3…p型エミッタ層、 4…p型ベース層、 5…溝、 6…ゲート酸化膜、 7…ゲート電極、 8…n型ターンオフチャネル層、 9…p型ドレイン層、 10…n型エミッタ層、 11…n型ソース層、 12…ゲート酸化膜、 13…カソード電極、 14…アノード電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/74 H01L 29/749

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型エミッタ層と、 前記第1導電型エミッタ層に形成された第2導電型ベー
    ス層と、 前記第2導電型ベース層に形成された第1導電型ベース
    層と、 前記第1導電型ベース層内に形成された複数の溝にゲー
    ト絶縁膜を介して埋込み形成されたゲート電極と、 前記第1導電型ベース層内に前記溝の側面に接して形成
    された第2導電型のターンオフ用チャネル層と、 前記ターンオフ用チャネル層表面に形成された第1導電
    型ドレイン層と、 前記第1導電型ベース層に前記ターンオフ用チャネル層
    より深く形成された第2導電型エミッタ層と、 前記第1導電型ドレイン層および第2導電型エミッタ層
    に形成された第1の主電極と、 前記第1導電型エミッタ層に形成された第2の主電極
    と、 を備えたことを特徴とする絶縁ゲート付サイリスタ。
  2. 【請求項2】前記溝は周期的ストライプ状をなして形成
    され、前記第1導電型ドレイン層と第2導電型エミッタ
    層とは各溝の異なる側面に接して溝の間に交互に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート付
    サイリスタ。
  3. 【請求項3】前記溝は周期的にストライプ状をなして形
    成され、前記第1導電型ドレイン層と第2導電型エミッ
    タ層は、前記溝に挟まれた領域に溝の長手方向に沿って
    交互に複数個ずつに分割されて配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の絶縁ゲート付サイリスタ。
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