JP3119734U - 逆貼付式防水シート材 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬質性HDPE膜層を直接片面型枠の外縁や床板の外縁に貼り、施工に便利で有効で且つ、その端の部分を施工面に固定するだけで防水シート材を施工面に平らに貼り付けることができ、敷設空間の拘束や制限を受けない、逆貼付式防水シート材の提供。
【解決手段】硬い高密度のポリエチレン(HDPE)膜層、圧力を受けると自然に接着する樹脂粘着層、保護性塗料の覆蓋層、および剥離紙から形成され、硬質HDPE膜層の粘着面上に樹脂粘着層を重ね、樹脂粘着層の上に覆蓋層を重ね、覆蓋層の上に剥離紙を重ねて保護し、施工時には硬質HDPE膜層を片面型枠の外縁など施工される面の上に裏返して貼り付け、外層の剥離紙をはがしてコンクリートを打ち込んだ後、コンクリートが覆蓋層および樹脂粘着層と化学反応を起こすことにより構造コンクリート面に全面的に強力に粘着し、水気が浸入するすき間をなくし、確実に防水効果を果たす。
【選択図】図3

Description

本考案は逆貼付式防水シート材に関し、詳細には、硬質HDPE膜層の防水シート材を施工する面に裏返して貼り付け、施工に便利で防水効果があり同時に樹脂粘着層は構造コンクリート面に強固に付着し、永久的全面的に接着し、水気が浸入するすき間をなくして確実に防水効果を発揮する、逆貼付式防水シート材に関する。
建築物あるいは土木建築にとって、防水工事は極めて重要な作業であり、防水工事が完ぺきでないと、軽度であれば建築物や土木建築に水が浸水する現象が発生し、重度であれば鉄筋の腐蝕やコンクリートの流失などにより建築構造の強度に影響を及ぼし危険である。目下、防水問題を処理するための地下建築物の防水工事で一番直接的な方法は、防水する物体の正水圧側に防水材料を被覆し、防水する物体に水が浸水するのを防ぐことで、防水効果を発揮している。目下、一般的な防水材料は、塗膜系とロール状のシート系防水材料の二種類に大別される。塗膜系防水材料は施工面に防水塗料を直接塗布し、防水塗料によってすき間を塞ぎ、塗料が乾いた後に防水保護層が形成され、防水工事が完成する。しかし、地下建築物は地面の下深くにあるため、防水塗料を塗布する過程で鉄筋コンクリート中に地中の水分が浸入し、一定の時間が経過すると風化現象が起こりやすく、使用寿命が短くなる。それだけでなく、防水塗料はコンクリートを打ち込む際に水に触れると鉄筋コンクリート(RC)構造の正水圧側の表面に付着することができないため、全く防水効果を果たさない。一方、ロール状のシート系防水材料は、図1に示すように、法切りオープンカット工法に用いられる防水材で、防水建材をシート材1に形成し、該シート材1は表層PE膜2、ゴムアスファルト3および剥離紙4によって形成されており、施工時には、まず施工面に基油を塗布し、基油が乾燥してしばらく経った後、シート材1の剥離紙4をゴムアスファルト3からはがし、ゴムアスファルト3の面を施工面に貼り付けてゆき、防水工事の敷設が完成する。しかし、この種のシート材はゴムアスファルトを直接施工面に貼り付けるため、シート材を広げてから剥離紙を最下層から剥離しなければならず、施工には比較的広い作業空間を必要とし、しかも雨天や湿度の高い天候の場合は施工には向かないため、往々にして工期の遅延を招く。事実上、地下室の床板や外壁の建築工事では、現状に基づいて、まず防湿層を完成させてからその上にRC構造層を構築するという、逆に施工するケースもある。しかし地層間には地下水が広範囲に流れているため、防水塗料やシート材を用いても、これまで防水問題は解決できなかった。原因は、防水塗料やシート材はコンクリートを打ち込む際に水に触れるとRCの表面に付着することができず、防水効果が失われて部分的な防湿作用を果たすだけだからである。また、目下、地下室外壁の構築方法は地盤掘削の方法によって、法切りオープンカット工法と、地中連続壁工法、親杭横矢板工法、プレキャストコンクリート工法などの二種類に大きく分けられる。そのうち法切りオープンカット工法は、両面型枠を組み立て壁体にコンクリートを打ち込む十分な作業空間があるため、あとで型枠を取り外してから壁体の外側(即ち正水圧側)に防水層を形成することができ、それから土をもどして埋める工事を行えばよい。しかし、プレキャストコンクリート工法、地中連続壁工法、親杭横矢板工法では、図2に示すように、構造要素の制限を受ける。親杭横矢板工法はH型鋼杭5の壁面に挟み板6を敷設し、挟み板6の面に防水層7を形成し、防水層7の完成後に壁面に沿って鉄筋と片面型枠8を組み立て、その後にコンクリートを打ち込みRC構造壁体9を形成する。地中連続壁工法は敷設空間がないため、防水塗料やシート材を防水する物体の外側から直接被覆することができず、また防水塗料やシート材はコンクリートを打ち込む際に水に触れるとRCの表面に付着することができないため、従来の防水塗料やシート材は片面型枠を設置した面や、床板でRC構造を逆に施工するケースには適さず、防水効果を有効に発揮することができない。
本考案は従来の防水材料の構造上、設計上の様々な欠陥が、施工や防水効果に多くの不良をもたらすことに鑑みて、上述の欠点に対して様々な解決方法を専心研究し、絶え間ないテストと改良を経て、ついに施工に便利で有効な逆貼付式防水シート材を考案し、従来技術の多くの欠陥を取り除くことを可能とした。
本考案の主な目的は、硬質性HDPE膜層を直接片面型枠の外縁や床板の外縁に貼り、施工に便利で有効で且つ、その端の部分を施工面に固定するだけで防水シート材を施工面に平らに貼り付けることができ、敷設空間の拘束や制限を受けない、逆貼付式防水シート材を提供することにある。
本考案のもう一つの目的は、HDPE膜層が硬性と湿気により変形しにくい特性を備えていることを利用して、施工面が湿っている時でも施工が可能で、天候の要素による工事の遅延を減らすことができる逆貼付式防水シート材を提供することにある。
本考案のさらにもう一つの目的は、HDPE膜層の強固で貫通に耐える性質を利用して一層の防水作用を形成し、樹脂粘着層と覆蓋層は、コンクリートを打ち込んだ後に永久的に全面が粘着し、コンクリート構造面に強力に付着し、水気が浸入するすき間をなくし、防水効果を十分に発揮する逆貼付式防水シート材を提供するものである。
本考案のさらにもう一つの目的は、RCコンクリートを打ち込む際の成型加圧過程で片面型枠に面している硬質HDPE膜層が縮んで変形してしまうことなく、逆貼付式防水シート材とコンクリートをしっかり付着させ、防水効果を高める逆貼付式防水シート材を提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案の逆貼付式防水シート材は、裏返しに貼る工法を利用し、HDPE膜層の粘着面上に圧力を受けると自然に接着する樹脂粘着層、および天候の変化に抵抗できる保護性塗料の覆蓋層を重ね、HDPE膜層の持つ硬い性質を利用して、その裏側を直接片面型枠の外縁や床板の外縁などに裏返しに貼り付ける。施工面が平らでさえあれば固定することができ、従来の施工法が持つ、ゴムアスファルトの一面を防水物体上(或いは施工面)に被覆しなければならず、剥離紙をはがすための敷設空間が必要だという不便性と防水効果が優れないという問題を解決する。また、HDPE膜層の強固で貫通に耐える性質を利用して一層の防水作用を形成し、樹脂粘着層と覆蓋層は、コンクリートを打ち込んだ後の養生期間に放出される化学物質と熱が起こす水和作用によって永久的全面的に粘着し、防水建材とコンクリートの間のすき間に水分や湿気が浸入するのを防ぎ、防水効果を十分に発揮する。同時に、いつでも施工が可能で、天候の変化や湿気の影響を全く受けない。
本考案の技術手段と構造の特徴について、以下、具体的な実施例と図面に基づき詳細に説明する。
図3に示すように、本考案の逆貼付式防水シート材は、防水シート10は高密度ポリエチレン(HDPE)膜層11に粘着面上に圧力を受けると自然に接着する樹脂粘着層12に重ね、樹脂粘膜層12の上に保護性塗料の覆蓋層13を重ね、覆蓋層13の上に剥離紙14を利用して保護し、そのうち、HDPE膜層11は強固な性質の硬性膜層で、湿気によって変形しない。そのため、湿度のある面にも対応できる、且つ施工時に施工面が凸凹で平らでないことから生じる不便を改善することができる。圧力を受けると自然に接着する樹脂粘着層12と保護性塗料の覆蓋膜13は、コンクリートとの間に永久的全面的に粘着することが可能で、コンクリート構造面に強力に付着し、水気が浸入するすき間がない。
さらに、図4に本考案の片面型枠構築外壁での使用状態を示す。本考案の逆貼付式防水シート材10は、現場の状況に応じて裁断あるいはシートごとの貼り付けが可能で、施工面はただ平らでさえあればよい(あらかじめ3枚の挟み板を設置することができる)。親杭横矢板工法(或いはプレキャストコンクリート工法、地中連続壁工法)の施工時、H型綱杭40構築が完成し、その内側の土を掘り出した後、まず硬質のHDPE膜層11の裏側を片面型枠20につけて、その端の部分を釘で片面型枠20の外縁に固定し、順に釘を打ってゆけば、HDPE膜層11を片面型枠20に平らにまっすぐに裏返して貼ることができるので、基油などを塗布して片面型枠20が平らに乾燥するのを待つ必要がない。逆貼付式防水シート材の敷設が完成するのを待って、剥離紙14をはがせば、表面は保護性を備えた覆蓋層13となる。覆蓋層13と樹脂粘着層12の材質はともにアクリル系なので、コンクリート30と接触し混じり合わない時、覆蓋層13は粘着性を備えず、粘着の問題は発生しない。このとき、鉄筋を縛るなどの後続工事を実施し、それからコンクリート30を打ち込みRC構造を構築することができる。コンクリート30を打ち込んだ後、養生期間に放出される化学物質と熱のために、覆蓋層13と樹脂粘着層12が徐々に化学反応を起こしてコンクリート30が硬化すると強力に付着し、構造コンクリート面に密着して水気が浸水するすき間をなくすので、防水効果を発揮することができる。
また、HDPE膜層11の強固で貫通に耐える性質を利用して、施工面に裏返して貼ると、一層目の防水作用を形成し、加えて樹脂粘着層12と覆蓋層13が、コンクリート30を打ち込んだ後、永久的全面的に粘着する防水層を形成し、防水層とコンクリートの間のすき間に水分や湿気が浸入するのを防止し、防水効果を十分に発揮する。且つRCコンクリート30を打ち込む際、加圧過程で片面型枠20に面する硬質HDPE膜層11は皺になったり変形したりせず、逆貼付式防水シート材とコンクリートをしっかり接着させ、防水効果を高める効果がある。そのほかに特筆すべきことは、本考案の樹脂粘着層12と覆蓋層13はあらかじめ調合して一層の混合層としてもよく、同じ効果を持つ。
上述のように、本考案の逆貼付式防水シート材は合理的で完ぺきな考案で、優秀な実用性を備えているだけでなく、水の浸透現象を除去する効果があり、構造設計上、これまでにない新しいアイデアで、斬新性を備え、従来の建材施工にみられる多くの制限が全くなく、防水工事の施工効率を大幅に引き上げることができる。そのため、本考案は特許法の規定に基づき、ここに実用新案登録を出願するものである。
従来の防水シート材の立体外観図である。 従来の親杭横矢板工法の断面図である。 本考案の防水シート材の立体外観図である。 本考案の片面型枠構築外壁に使用した際の拡大断面図である。
符号の説明
1 シート材
2 表層PE膜
3 ゴムアスファルト
4 剥離紙
5 H型綱杭
6 挟み板
7 防水層
8 片面型枠
9 RC構造壁体
10 防水シート材
11 HDPE膜層
12 樹脂粘着層
13 覆蓋層
14 剥離紙
20 片面型枠
30 コンクリート
40 H型綱杭

Claims (2)

  1. 硬い高密度のポリエチレン(HDPE)膜層、圧力を受けると自然に接着する樹脂粘着層、保護性塗料の覆蓋層、および剥離紙から形成され、硬質HDPE膜層の粘着面上に樹脂粘着層を重ね、樹脂粘着層の上に覆蓋層を重ね、覆蓋層の上に剥離紙を重ねて保護し、施工時には硬質HDPE膜層を片面型枠の外縁など施工される面の上に裏返して貼り付け、外層の剥離紙をはがしてコンクリートを打ち込んだ後、コンクリートが覆蓋層および樹脂粘着層と化学反応を起こすことにより構造コンクリート面に全面的に強力に粘着し、水気が浸入するすき間をなくし、確実に防水効果を果たす、逆貼付式防水シート材。
  2. 該樹脂粘着層はあらかじめ該覆蓋層と調合し、一層の混合層とすることができる、請求項1の逆貼付式防水シート材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108150202A (zh) * 2018-01-30 2018-06-12 中铁二十二局集团第工程有限公司 采用反粘式防水板的衬砌防排水结构

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