JP3119404B2 - フィルタ・デバイス - Google Patents
フィルタ・デバイスInfo
- Publication number
- JP3119404B2 JP3119404B2 JP05107738A JP10773893A JP3119404B2 JP 3119404 B2 JP3119404 B2 JP 3119404B2 JP 05107738 A JP05107738 A JP 05107738A JP 10773893 A JP10773893 A JP 10773893A JP 3119404 B2 JP3119404 B2 JP 3119404B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- multiplier
- data
- sram
- eeprom
- filter
- Prior art date
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- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアダプティブなフィル
タ・デバイスに関する。
タ・デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アダプティブなフィルタを実現す
るためには、一般にDSP等のプログラマブルなデジタ
ル素子が利用されていたが、DSPは高価格、大型であ
るため、1個のDSPに対して、計算結果をフィードバ
ックして、複数回の乗算を行っており、タップ数の多い
フィルタについては充分な計算速度が得られないという
問題があった。また、DSPを用いる場合これをコント
ロールするためのCPU等が必要であり、全体回路のコ
ンパクト化が困難であった。
るためには、一般にDSP等のプログラマブルなデジタ
ル素子が利用されていたが、DSPは高価格、大型であ
るため、1個のDSPに対して、計算結果をフィードバ
ックして、複数回の乗算を行っており、タップ数の多い
フィルタについては充分な計算速度が得られないという
問題があった。また、DSPを用いる場合これをコント
ロールするためのCPU等が必要であり、全体回路のコ
ンパクト化が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
従来の問題点を解消すべく創案されたもので、アダプテ
ィブなフィルタでありながら、高速であり、かつ独立し
たデバイスとしての使用が可能なフィルタ・デバイスを
提供することを目的とする。
従来の問題点を解消すべく創案されたもので、アダプテ
ィブなフィルタでありながら、高速であり、かつ独立し
たデバイスとしての使用が可能なフィルタ・デバイスを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフィルタ
・デバイスは、複数の乗算器を並列接続して専用ハード
ウエアとしての高速性を実現し、さらに乗数を保持する
手段としてEEPROMを内蔵し、独立使用を可能とし
たものである。
・デバイスは、複数の乗算器を並列接続して専用ハード
ウエアとしての高速性を実現し、さらに乗数を保持する
手段としてEEPROMを内蔵し、独立使用を可能とし
たものである。
【0005】
【実施例】次に、この発明に係るフィルタ・デバイスの
1実施例を図面に基づいて説明する。図1において、フ
ィルタ・デバイスは複数の乗算器M及び遅延・加算器
A、メモリSRAM、アドレスカウンタADRCTR、
不揮発性メモリEEPROM及びコントロール部CON
TROLから構成される。並列に接続された乗算器には
SRAM及びEEPROMが接続されいる。このSRA
MとEEPROMは外付回路OCで接続され、これらS
RAM及びEEPROMにはコントロール部及びアドレ
スカンウンタが接続されている。
1実施例を図面に基づいて説明する。図1において、フ
ィルタ・デバイスは複数の乗算器M及び遅延・加算器
A、メモリSRAM、アドレスカウンタADRCTR、
不揮発性メモリEEPROM及びコントロール部CON
TROLから構成される。並列に接続された乗算器には
SRAM及びEEPROMが接続されいる。このSRA
MとEEPROMは外付回路OCで接続され、これらS
RAM及びEEPROMにはコントロール部及びアドレ
スカンウンタが接続されている。
【0006】このフィルタ・デバイスは、入力データX
に対して順次所定の乗数を乗じるものであり、その乗数
はまずSRAMにデジタルデータDとして入力される。
SRAMに入力されたデジタルデータDは、SRAMの
アドレスに書き込まれて保持され、乗算器Mに乗数とし
て出力される。なお、乗算器は複数個を並列しているの
で、1乗算サイクルごとに1回のフィルタ演算が実行さ
れ、その処理速度は高速である。ここに、DSPを用い
た演算では複数回の乗算を順次実行し、その出力を積算
することによって1回のフィルタ演算が完了する。従っ
て、従来の構成に比較して少なくとも乗算回路個数に比
例した倍率だけ処理速度が向上する。
に対して順次所定の乗数を乗じるものであり、その乗数
はまずSRAMにデジタルデータDとして入力される。
SRAMに入力されたデジタルデータDは、SRAMの
アドレスに書き込まれて保持され、乗算器Mに乗数とし
て出力される。なお、乗算器は複数個を並列しているの
で、1乗算サイクルごとに1回のフィルタ演算が実行さ
れ、その処理速度は高速である。ここに、DSPを用い
た演算では複数回の乗算を順次実行し、その出力を積算
することによって1回のフィルタ演算が完了する。従っ
て、従来の構成に比較して少なくとも乗算回路個数に比
例した倍率だけ処理速度が向上する。
【0007】このSRAMに書き込まれた全てのデジタ
ルデータDは、また、適宜コントロール部によりEEP
ROMの対応したアドレスに書き込み保持され、その後
乗算器Mに乗数として出力される。この様に本発明は、
SRAM及びEEPROMの両者が使用可能なアダプテ
ィブなフィルタ・デバイスである。
ルデータDは、また、適宜コントロール部によりEEP
ROMの対応したアドレスに書き込み保持され、その後
乗算器Mに乗数として出力される。この様に本発明は、
SRAM及びEEPROMの両者が使用可能なアダプテ
ィブなフィルタ・デバイスである。
【0008】前記EEPROMはDRAM、SRAMな
どと異なり、電力を供給せずとも前記乗数を保存でき、
EEPROMに所定の乗数を格納した後は、フィルタ・
デバイスはあたかも専用回路により構成されたフィルタ
・デバイスのように、何等コントロールを要することな
く所望のフィルタ特性が発揮される。例えば、オーディ
オ機器の回路に本フィルタ・デバイスを組込む場合、微
妙な素子ばらつきに対処すべく、乗数を調整、設定して
所望の特性を確保しておけば、フィルタ・デバイスは独
立した1個の部品として取扱うことが可能となる。なお
CPU、システムメモリ等を機器に組込んだ場合、ソフ
トウエア的に最適フィルタを実現し得るが、この場合、
回路規模、消費電力とも大になる。
どと異なり、電力を供給せずとも前記乗数を保存でき、
EEPROMに所定の乗数を格納した後は、フィルタ・
デバイスはあたかも専用回路により構成されたフィルタ
・デバイスのように、何等コントロールを要することな
く所望のフィルタ特性が発揮される。例えば、オーディ
オ機器の回路に本フィルタ・デバイスを組込む場合、微
妙な素子ばらつきに対処すべく、乗数を調整、設定して
所望の特性を確保しておけば、フィルタ・デバイスは独
立した1個の部品として取扱うことが可能となる。なお
CPU、システムメモリ等を機器に組込んだ場合、ソフ
トウエア的に最適フィルタを実現し得るが、この場合、
回路規模、消費電力とも大になる。
【0009】なお、SRAMからEEPROMへデータ
を書き込むためには充分な電圧を必要とするため、EE
PROMに接続されたSRAMからの外付回路OCを昇
圧回路として用いている。ここに昇圧回路をLSI内部
に持つ場合、内部全体の耐圧を高める必要があり、コス
トアップとなる。なお、これらSRAM及びEEPRO
Mのアドレスはアドレスカウンタによりカウントされ
る。
を書き込むためには充分な電圧を必要とするため、EE
PROMに接続されたSRAMからの外付回路OCを昇
圧回路として用いている。ここに昇圧回路をLSI内部
に持つ場合、内部全体の耐圧を高める必要があり、コス
トアップとなる。なお、これらSRAM及びEEPRO
Mのアドレスはアドレスカウンタによりカウントされ
る。
【0010】このアドレスカウンタにはクロックCKが
入力されており、またコントロール部にも同期のクロッ
クCKが入力されている。このコントロール部には、S
RAM及びEEPROM等の周辺デバイスの状態に関す
る情報(ステータス)が入力され、このコントロール部
はSRAMのライト・イネーブル(SWE)、アウト・
イネーブル(SOE)、アドレス(SA)、チップ・イ
ネーブル(SCE)並びにEEPROMのアウト・イネ
ーブル(EOE)、ライト・イネーブル(EWE)、チ
ップ・イネーブル(ECE)をコントロール信号CTR
Lによりそれぞれ制御している。
入力されており、またコントロール部にも同期のクロッ
クCKが入力されている。このコントロール部には、S
RAM及びEEPROM等の周辺デバイスの状態に関す
る情報(ステータス)が入力され、このコントロール部
はSRAMのライト・イネーブル(SWE)、アウト・
イネーブル(SOE)、アドレス(SA)、チップ・イ
ネーブル(SCE)並びにEEPROMのアウト・イネ
ーブル(EOE)、ライト・イネーブル(EWE)、チ
ップ・イネーブル(ECE)をコントロール信号CTR
Lによりそれぞれ制御している。
【0011】図2は、乗数が格納されるレジスタRを乗
算器Mの近傍に分散して配置したブロック図である。こ
の様にレジスタRを乗算器Mの近傍に配置することで、
レジスタから乗算器までの配線が短縮され、またデータ
精度が向上し、更に他の回路に対するノイズが低減す
る。
算器Mの近傍に分散して配置したブロック図である。こ
の様にレジスタRを乗算器Mの近傍に配置することで、
レジスタから乗算器までの配線が短縮され、またデータ
精度が向上し、更に他の回路に対するノイズが低減す
る。
【0012】
【発明の効果】前述のとおり、この発明に係るフィルタ
・デバイスは、複数の乗算器を並列接続して専用ハード
ウエアとしての高速性を実現し、さらに乗数を保持する
手段としてEEPROMを内蔵し、独立使用を可能とす
るので、アダプティブなフィルタでありながら、高速で
あり、かつ独立したデバイスとして使用が可能であると
いう効果を有する。
・デバイスは、複数の乗算器を並列接続して専用ハード
ウエアとしての高速性を実現し、さらに乗数を保持する
手段としてEEPROMを内蔵し、独立使用を可能とす
るので、アダプティブなフィルタでありながら、高速で
あり、かつ独立したデバイスとして使用が可能であると
いう効果を有する。
【図1】この発明に係るフィルタ・バイスの第1の実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】この発明に係るフィルタ・バイスの第2の実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
M 乗算器 SRAM メモリ EEPROM 不揮発性メモリ ADRCTR アドレスカウンタ CONTROL コントロール部 CTRL コントロール信号 CK クロック D デジタルデータ SWE SRAMのライト・イネーブル SOE SRAMのアウト・イネーブル SA SRAMのアドレス SCE SRAMのチップ・イネーブル EOE EEPROMのアウト・イネーブル EWE EEPROMのライト・イネーブル ECE EEPROMのチップ・イネーブル OUT 出力 OC 外付回路 R レジスタ A 遅延・加算器 X 入力データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高取 直 東京都世田谷区北沢3−5−18 株式会 社鷹山内 (72)発明者 山本 誠 東京都世田谷区北沢3−5−18 株式会 社鷹山内 審査官 畑中 博幸 (56)参考文献 特開 昭61−112417(JP,A) 特開 平2−19902(JP,A) 特開 平2−81398(JP,A) 特開 平3−73496(JP,A) 特開 平4−68709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 17/06 635 H03H 17/06 655 H03H 17/06 671
Claims (2)
- 【請求項1】並列に入力される入力データに所定の乗数
データを乗じる複数の乗算器と、これら乗算器の出力を
順次遅延及び加算する加算器とを用いてフィルタ動作す
るフィルタ・デバイスであって、 乗数データが入力され前記乗算器に供給するSRAM
と、 SRAMから乗数データが供給され前記乗算器に供給す
るEEPROMと、 SRAM内の乗数データを前記乗算器及びEEPROM
に供給する制御、及び、EEPROM内の乗数データを
前記乗算器に供給する制御を選択的にするコントロール
回路と、 を備えることを特徴とする フィルタ・デバイス。 - 【請求項2】並列に入力される入力データに所定の乗数
データを乗じる複数の乗算器と、これら乗算器の出力を
順次遅延及び加算する加算器とを用いてフィルタ動作す
るフィルタ・デバイスであって、 前記乗算器にそれぞれ接続され各乗算器に乗数データを
供給するレジスタと、 乗数データが入力され前記レジスタに供給するSRAM
と、 SRAMから乗数データが供給され前記レジスタに供給
するEEPROMと、 SRAM内の乗数データを前記レジスタ及びEEPRO
Mに供給する制御、及び、EEPROM内の乗数データ
を前記レジスタに供給する制御を選択的にするコントロ
ール回路と、 を備えることを特徴とするフィルタ・デバイス。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05107738A JP3119404B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | フィルタ・デバイス |
US08/216,826 US5502664A (en) | 1993-03-25 | 1994-03-23 | Filter device including SRAM and EEPROM devices |
US08/377,041 US5563812A (en) | 1993-03-25 | 1995-01-23 | Filter device including analog and digital circuitry |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05107738A JP3119404B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | フィルタ・デバイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296120A JPH06296120A (ja) | 1994-10-21 |
JP3119404B2 true JP3119404B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=14466709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05107738A Expired - Fee Related JP3119404B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-04-08 | フィルタ・デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119404B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3390762B2 (ja) | 1995-07-28 | 2003-03-31 | シャープ株式会社 | マッチドフィルタ回路 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP05107738A patent/JP3119404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06296120A (ja) | 1994-10-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |