JP3119069U - リフトボール式免震装置 - Google Patents

Abstract

【課題】地震だけでなく台風などの大きな風圧による建物の揺れや震動も防ぐことができる。
【解決手段】平常時建物は、地面に接している基礎底盤（１）の上に建物と一体の盤（２）が自重で圧着しており摩擦により安定性が良く、強風の揺れや震動をおこしずらく、地震発生時基礎底盤（１）と基礎上盤（２）の間に設置された球体（３）に圧力が注入されると、球体（３）が膨張し、基礎底盤（１）より建物と一体の基礎底盤（２）が持ち上がりその間の摩擦抵抗が無くなり、球体（３）の転がりにより地震の揺れを軽減する。
【選択図】図２

Description

本考案は建物の地震揺れを軽減する装置に関する。

従来はゴムやベアリングなどの緩衝材を、基礎間に常時挟むように設置し、地震の揺れを逃がし免震効果を得ていた。

従来は常時ゴムやベアリングなどの緩衝材の上に建物が乗っており不安定な為、台風などの大きな風圧により、揺れや震動を防ぐのが困難でした。

この課題を解決する為、この考案は図１の様に地面に基礎底盤（１）を設け、その上に建物と一体の基礎上盤（２）を乗せ、平常時は緩衝材の影響を受けないため、その自重で基礎間の摩擦により建物を安定させる事が出来る

本考案は以上の様な構造で、平常時は図１の様に、基礎底盤（１）の上面に建物と一体の基礎上盤（２）が乗っており、自重による摩擦で建物は強風などにも安定しているが、地震の揺れを感知すると、図２の様にバルブ（５）が開き圧力タンク（４）より圧力が球体（３）に注入され、その球体（３）の膨張により基礎底盤（１）より建物と一体の基礎上盤（２）が持ち上がり、その間の摩擦抵抗が無くなり、地震揺れを球体（３）の転がりにより軽減する。

地面に基礎底盤（１）を設置し、その上面に建物と一体の基礎上盤（２）を乗せ、その間に圧力を注入すると膨張する球体（３）を複数設け、地震時は圧力タンク（４）から揺れを感知すると開くバルブ（５）とホース（６）を介して球体（３）に圧力が注入される様にする。

本考案の平常時の断面図である。 本考案の地震時球体に圧力が注入された断面図である。

符号の説明

１ 基礎底盤
２ 建物と一体の基礎上盤
３ 球体
４ 圧力タンク
５ 地震揺れを感知して開くバルブ
６ ホース

Claims (1)

1. 地震発生時、基礎底盤と基礎上盤の間に設置した球体を膨らませて建物を持ち上げ、その球体の転がりにより地震の揺れを軽減する装置。

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