JP3119029B2 - 入力保護回路を有する半導体集積回路装置 - Google Patents

入力保護回路を有する半導体集積回路装置

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JP3119029B2
JP3119029B2 JP05101729A JP10172993A JP3119029B2 JP 3119029 B2 JP3119029 B2 JP 3119029B2 JP 05101729 A JP05101729 A JP 05101729A JP 10172993 A JP10172993 A JP 10172993A JP 3119029 B2 JP3119029 B2 JP 3119029B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力保護回路を有する半
導体集積回路装置に係り、特に所定の高いクランプレベ
ル値を容易に設定できるダイオードを含む入力保護回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】外部からの静電気や偶発的に加わる大き
な異常電圧から内部の半導体集積回路を保護するため
に、ダイオードを入力保護回路として入力ボンディング
パッドに接続して形成する従来技術の一例を図5に示
す。同図において、(A)は平面図、(B)は(A)の
B−B部の一部回路図を含む断面図であり、(C)は回
路図である。
【0003】半導体集積回路(図示省略)が形成された
P型半導体基板1上に、入力ボンディングパッド2およ
び入力配線層3がアルミニウムにより連続的に形成され
ており、この入力配線層3が内部の半導体集積回路の入
力接点に接続されている。また半導体集積回路に基準電
位(例えば、接地電位:GND)を供給する基準電位配
線層13もアルミニウムにより形成されている。そして
入力配線層3の分岐された部分に、高不純物濃度のN+
型半導体領域44がコンタクトホール11を通して接続
され、基準電位配線層13の分岐された箇所に、高不純
物濃度のP+ 型半導体領域45がコンタクトホール11
を通して接続されており、このN+ 型半導体領域44と
+ 型半導体領域45によるPN接合46により入力保
護回路40としてのダイオード46を形成して、図5
(C)の回路図に示す入力回路となっている。
【0004】通常、半導体集積回路の入力接点に位置す
るゲート電極に過大の電界が印加されると、その下のゲ
ート絶縁膜は膜厚が数十nm(ナノメータ)と薄いため
に絶縁膜破壊を起こし半導体集積回路の動作不良の原因
になるが、上記入力保護回路により外部から入力ボンデ
ィングパッド2を通して過大な異常電圧が印加された場
合、その電圧は上記保護ダイオード46によりクランプ
され、ゲート電極にかかる電界強度を低減させることが
でき、ゲート絶縁膜破壊が防止される。
【0005】しかしながら上記半導体集積回路装置の入
力保護回路においては、過大の異常電圧に対するPN接
合ダイオードのクランプレベル(ブレイクダウン電圧)
は、保護される半導体集積回路を製作する際に各配線層
とオーミックコンタクトをとるために半導体回路領域に
形成されるN+ 型半導体領域およびP+ 型半導体領域と
同時に形成されるN+ 型半導体領域44およびP+ 型半
導体領域45の不純物濃度によって決定される。すなわ
ち、オーミックコンタクトをとるための不純物濃度の組
合せにより一義的に決定される。そしてN+ 型半導体領
域44も入力配線層3とオーミックコンタクトをとるた
めの不純物濃度であり、P+ 型半導体領域45も基準電
位配線層13とオーミックコンタクトをとるための不純
物濃度である。
【0006】したがってクランプレベルを所望の値に高
くすることに制限を生じ、多岐にわたる半導体集積回路
に適した種々のクランプレベルの設定は不可能となり、
設計・製作の自由度に欠けるという欠点があった。
【0007】図6に他の従来技術として、半導体集積回
路内の保護される素子と保護ダイオードとを半導体基板
の同じ半導体領域に形成した例を示す。このような半導
体集積回路装置は、例えば特公昭60−56310号公
報に開示されている。
【0008】半導体基板61の一半導体領域であるP型
ウエル62内に、半導体集積回路を構成しかつ入力ボン
ディングパッド2に印加される過大な異常電圧から保護
されなければならないFET60とこの保護を行う保護
ダイオード66とを共存させている。すなわちFET6
0はVSSやGND等の基準電圧配線層13に接続するN
+ 型ソース領域63と、次段の素子にFET60の出力
信号を送るN+ 型ドレイン領域64と、両領域間のチャ
ンネル領域上のゲート絶縁膜68と、ゲート絶縁膜上に
形成され入力ボンディングパッド2に接続されて入力信
号を受けるゲ−ト電極69とを有して構成されている。
一方、Pウエル領域62にオーミックコンタクトをとる
+ 型半導体領域67が形成されてここに基準電圧配線
層13が接続され、保護ダイオード66を構成するため
のN+ 型半導体領域65が形成されて入力ボンディング
パッド2に接続されている。
【0009】この装置においてはN+ 型半導体領域65
とP+ 型半導体領域67とは離間しており、N+ 型半導
体領域65とその周囲のPウエル領域62とで生成され
るPN接合66により保護ダイオード66を構成してい
るから、そのクランプレベルは図5のものより高くな
る。しかしながらPウエル領域62の不純物濃度はFE
Tのしきい値電圧等の特性により決定されるから、保護
ダイオード66のブレイクダウン電圧すなわちクランプ
レベルを自由に所定の値にすることはやはり不可能とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
の保護回路におけるクランプダイオードのブレイクダウ
ン電圧はそれを構成する領域の不純物濃度にのみに依存
していたから、保護される半導体集積回路が種々のクラ
ンプレベルを必要とする場合は、その対応に困難を生じ
る。
【0011】したがって本発明の目的は、種々のクラン
プレベル(ブレイクダウン電圧)を自由に設定すること
ができるダイオードを含む入力保護回路を具備する半導
体集積回路装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板の第1の箇所に設けられた半導体集積回路と、前記
半導体基板の第2の箇所に設けられた入力ボンディング
パッドと、前記入力ボンディングパッドと前記半導体集
積回路との間を接続する入力配線層と、基準電位を供給
する基準電位配線層と、前記半導体基板の第3の箇所に
設けられかつ前記入力配線層と前記基準電位配線層との
間に結合されて前記入力ボンディングパッドからの異常
電圧をクランプする入力保護回路とを具備した半導体集
積回路装置において、前記入力保護回路が、前記入力配
線層に接続する高不純物濃度の第1導電型の第1の半導
体領域と、前記基準電位配線層に接続する高不純物濃度
の第2導電型の第2の半導体領域と、前記第1の半導体
領域と前記第2の半導体領域との間に配置され、該第1
および第2の半導体領域のいずれか一方とPN接合を形
成する低不純物濃度の電界強度緩和領域であって、前記
入力ボンディングパッドに前記異常電圧が加わったとき
前記PN接合から延在する空乏層を前記第1および第2
の半導体領域のいずれかの他方に到達させることにより
前記第1および第2の半導体領域間をブレイクダウンさ
せて前記異常電圧をクランプさせる電界強度緩和領域
を有して構成した半導体集積回路装置にある。ここで、
前記電界強度緩和領域は前記第1の半導体領域よりも低
い不純物濃度を有する第1の導電型の領域であって前記
第2の半導体領域と前記PN接合を形成し、前記第1の
半導体領域と前記第2の半導体領域とで入力保護ダイオ
ードを構成することができる。あるいは、前記電界強度
緩和領域は前記第2の半導体領域よりも低い不純物濃度
を有する第2の導電型の領域であって前記第1の半導体
領域と前記PN接合を形成し、前記第1の半導体領域と
前記第2の半導体領域とで入力保護ダイオードを構成す
ることができる。また、前記第1の半導体領域、前記第
2の半導体領域および前記電界強度緩和領域は、前記半
導体基板内に同じ深さで形成されていることが好まし
い。ここで、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体
領域とは1〜10μm離間し、その間を前記電界強度緩
和領域が充填配置していることが好ましい。さらに、前
記入力保護回路は、前記入力ボンディングパッドからの
異常電圧をクランプする際のブレイクダウンによって発
生する降伏電流を吸収する第1導電型の第3の半導体領
域を有し、該第3の半導体領域は前記第2の半導体領域
と共に前記基準電位配線層に接続して形成していること
が好ましい。
【0013】本発明の他の特徴は、半導体基板の第1の
箇所に設けられた半導体集積回路と、前記半導体基板の
第2の箇所に設けられた入力ボンディングパッドと、前
記入力ボンディングパッドと前記半導体集積回路との間
を接続する入力配線層と、基準電位を供給する基準電位
配線層と、前記半導体基板の第3の箇所に設けられかつ
前記入力配線層と前記基準電位配線層との間に結合され
て前記入力ボンディングパッドからの異常電圧をクラン
プする入力保護回路とを具備した半導体集積回路装置に
おいて、前記入力保護回路が、前記入力配線層に接続す
る第1導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体
領域よりも低い不純物濃度を有して該第1の半導体領域
を少くとも三方向から、好ましくは1〜10μmの幅を
有して、取り囲んで形成された第1導電型の電界強度緩
和領域と、前記基準電位配線層に接続しかつ前記電界強
度緩和領域とPN接合を生成して該電界強度緩和領域を
少くとも三方向から取り囲んで形成された第2導電型の
第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域と共に前記
基準電位配線層に接続し該第2の半導体領域を少くとも
三方向から取り囲んで形成された第1導電型の第3の半
導体領域とを具備して構成され、前記電界強度緩和領域
によりクランプレベルを設定し、かつ前記入力ボンディ
ングパッドからの異常電圧をクランプする際の前記第1
および第2の半導体領域間のブレイクダウンによって発
生する降伏電流を前記第3の半導体領域により吸収する
ようにした半導体集積回路装置にある。
【0014】本発明の別の特徴は、半導体基板の第1の
箇所に設けられた半導体集積回路と、前記半導体基板の
第2の箇所に設けられた入力ボンディングパッドと、前
記入力ボンディングパッドと前記半導体集積回路との間
を接続する入力配線層と、基準電位を供給する基準電位
配線層と、前記半導体基板の第3の箇所に設けられかつ
前記入力配線層と前記基準電位配線層との間に結合され
て前記入力ボンディングパッドからの異常電圧をクラン
プする入力保護回路とを具備した半導体集積回路装置に
おいて、前記入力保護回路が、前記入力配線層に接続す
る第1導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体
領域とPN接合を生成して該第1の半導体領域を、好ま
しくは1〜10μmの幅を有して、少くとも三方向から
取り囲んで形成された第2導電型の電界強度緩和領域
と、前記基準電位配線層に接続しかつ前記電界強度緩和
領域より高い不純物濃度を有して該電界強度緩和領域少
くとも三方向から取り囲んで形成された第2導電型の第
2の半導体領域と、前記第2の半導体領域と共に前記基
準電位配線層に接続し該第2の半導体領域を少くとも三
方向から取り囲んで形成された第1導電型の第3の半導
体領域とを具備して構成され、前記電界強度緩和領域に
よりクランプレベルを設定し、かつ前記入力ボンディン
グパッドからの異常電圧をクランプする際の前記第1お
よび第2の半導体領域間のブレイクダウンによって発生
する降伏電流を前記第3の半導体領域により吸収するよ
うにした半導体集積回路装置にある。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明を説明する。
【0016】図1は本発明の実施例の半導体集積回路装
置(半導体チップ)30の全体を概略的に示す平面図で
あり、半導体基板1の中央部31には半導体集積回路3
3が形成され、中央部31を除く周辺部32の各箇所に
は入力ボンディングパッド2および本発明の入力保護回
路10(20)がそれぞれ形成されている。入力配線層
3が入力ボンディングパッド2と半導体集積回路33の
入力接点(ノード)37との間を接続して形成され、半
導体集積回路33に基準電位を供給する基準電位配線層
13が接地端子等の基準電位端子38に接続して形成さ
れている。そして基準電位配線層13と入力配線層3と
の間に上記入力保護回路10(20)が結合されてい
る。
【0017】半導体集積回路33は素子34を含んで構
成され、この素子は、装置30が固体撮像装置の場合は
CCDであり、また他の装置ではMOS型FETとなる
こともある。CCDおよびMOS型FETのいずれの場
合でも、入力ノード37に接続するゲート電極35に正
規レベルの正電圧のクロック信号もしくは情報信号が印
加されることにより、そのチヤネル領域は導通状態とな
る。しかし、ゲート電極下のゲート絶縁膜は膜厚が数十
nmと薄いので、入力ボンディングパッド2に外部から
偶発的に加わる大きな異常電圧から保護するために入力
保護回路10(20)を必要とする。
【0018】図2(A)、(B)を参照して本発明の第
1の実施例の保護回路10の構成を説明する。入力ボン
ディングパッド2と半導体集積回路の入力ノード37と
を接続する入力配線層3がこの入力ボンディングパッド
2と連続的にアルミニウムで形成され、また、基準電位
端子38に接続して基準電位を供給する基準電位配線層
13もアルミニウムで形成されている。
【0019】入力配線層3と基準電位配線層13との間
に結合されて入力ボンディングパッド2からの異常電圧
をクランプする入力保護回路10は、入力配線層3の分
岐された部分に絶縁膜(図示省略)に設けられた複数の
コンタクトホール11を通して接続された不純物濃度
(ピーク濃度、以下同様)が5×1021/cm3 である
+ 型半導体領域4と、N+ 型半導体領域4よりも低い
5×1017/cm3 の不純物濃度を有し、3μmの幅w
をもってN+ 型半導体領域4を三方向から取り囲んで形
成されたN型の電界強度緩和領域9と、基準電位配線層
13の分岐された部分に複数のコンタクトホール11を
通して接続されかつ電界強度緩和領域9とPN接合6を
生成して該領域9を三方向から取り囲んで形成された不
純物濃度が1×1019/cm3 のP+ 型半導体領域5
と、P+ 型半導体領域5と共に基準電位配線層13に複
数のコンタクトホール11を通して接続されさらにP+
型半導体領域5を三方向から取り囲んで形成された不純
物濃度が5×1019/cm3 のN+ 型半導体領域7とを
具備している。
【0020】上記保護回路10は図2(C)に示すよう
に、N+ 型半導体領域4−P+ 型半導体領域5間に形成
された保護ダイオード6’とN型の電界強度緩和領域9
内に形成される抵抗素子12との直列体が入力配線層3
と基準電位配線層13との間に挿入されたものとなる。
この保護ダイオード6’のブレイクダウン電圧が、PN
接合6およびN型の電界強度緩和領域9内の空乏層の作
用により定められるのが本発明の特徴の一つである。
【0021】そして入力ボンディングパッドからの異常
電圧によって保護ダイオード6’がブレイクダウンを起
し、このブレイクダウン電圧により内部の半導体集積回
路33の入力ノード37の入力電圧がクランプされて、
素子34(図1)が保護される。
【0022】このようにこの実施例のN型の電界強度緩
和領域9はオーミックコンタクトと関係ないから、必要
とする高いクランプレベルに適した低い不純物濃度に設
定することができる。またN型の電界強度緩和領域9は
低い不純物濃度であるから、ダイオード6’がブレイク
ダウンを起こした後のリミッタとしての作用を行なう抵
抗素子12を形成することができる。実際の装置におい
て抵抗素子12の抵抗値は約50Ωであることが好まし
いから、N型の電界強度緩和領域9の不純物濃度および
形状を、所定のブレイクダウン電圧を得ると共にこの抵
抗値を得るように設定することができる。
【0023】一方、N+ 型半導体領域7は上記ブレイク
ダウンによって発生する降伏電流を効果的に吸収する作
用を行なう。すなわち、ブレイクダウンによって発生す
るホットな正孔がP+ 型半導体領域5に吸収されて基準
電位配線層13に流れると同様に、ホットな電子は本発
明のN+ 型半導体領域7に吸収されて基準電位配線層1
3に流すことができるから、ホットな電子が基板に浮遊
発散して内部の半導体集積回路33(図1)の動作が不
安定になることが回避できる。
【0024】次に電界強度緩和領域の作用を詳細に説明
する。N型の電界強度緩和領域9の役割りは、N型の電
界強度緩和領域9とP+ 型半導体領域5との間のブレイ
クダウン電圧を用いるのではなく、N+ 型半導体領域4
とP+ 型半導体領域5との間の電界強度を緩和させ、こ
れによりN+ 型半導体領域4とP+ 型半導体領域5間の
実効的なブレイクダウン電圧をシフトさせ、任意のブレ
イクダウン電圧(クランプレベル)を設定できるように
したことである。すなわち過大な正電圧が入力ボンディ
ングパッド2に印加されるとPN接合6は逆バイアスの
状態となりそこから電界強度緩和領域内を伸長する空乏
層がN+ 型半導体領域4に到達してブレイクダウン現象
が発生する。
【0025】このように伸長する空乏層がN+ 型半導体
領域4に到達する態様によりブレイクダウン電圧が定ま
るのであるから、電界強度緩和領域9の不純物濃度と共
に同領域の幅(N+ 型半導体領域4−P+ 型半導体領域
5間の距離)wにより同電圧が定められることになる。
【0026】したがって、電界強度緩和領域9を配置す
ることにより、N+ 型半導体領域4とP+ 型半導体領域
5間との距離wをパラメータとして複数の任意のブレイ
クダウン電圧(クランプレベル)を同一の半導体チップ
上で工程数を増やすことなく生成することができる。ち
なみに、wを長くするとブレイクダウン電圧は高くな
り、一方、wを長くして同じブレイクダウン電圧値を得
る場合は電界強度緩和領域の不純物濃度をより低くする
必要がある。
【0027】実際に装置を設計する場合には、最初に電
界強度緩和領域の不純物濃度を1×1017/cm3 〜1
×1018/cm3 の範囲のうちから所定の値を設定し、
次にその長さwを所定のブレイクダウン電圧(クランプ
レベル)が得られるように決定する。
【0028】第1の実施例では電界強度緩和領域9の不
純物濃度を5×1017/cm3 とし、その幅wを3μm
とすることにより、ブレイクダウン電圧を37.5Vに
設計している。
【0029】図3にブレイクダウン電圧(VBD[A.
U.](任意単位))と電界強度緩和領域の幅wとの関
係を示す。wが零のA点のVBDは従来技術の図5のもの
に相当する。wがw1 のB点からw2 のC点までのVBD
は、wを変化させることによりΔVBDの範囲変化させる
ことができる遷移領域で、この範囲で任意の種々の値の
ブレイクダウン電圧すなわちクラプレベルを得ることが
できる。例えばA点が25Vで、B点が27.5V、C
点が47.5Vとなり、wをw1 −w2 間で変化させる
ことによりB−C間の20Vの範囲におよんでブレイク
ダウン電圧を変化させることができる。ブレイクダウン
電圧を変化させることができるwの下限値w1 は、不純
物の導入・拡散を含めたリソグラフィ技術によるもので
あり、その値は1μmとなる。一方、ブレイクダウン電
圧を変化させることができる電界強度緩和領域のwの上
限値w2 は同領域の不純物濃度により異なり、上記した
実際に装置を設計する際に選択される濃度範囲のうちの
最低濃度である1×1017/cm3 の場合のw2 は10
μmとなる。そしてこの不純物濃度が高くなるにしたが
いw2 は小になり、例えば第1の実施例のように不純物
濃度を5×1017/cm3 に設定した場合のw2 は8μ
mとなる。wがw2 より大きい領域Dは、N型の電界強
度緩和領域9とP+ 型半導体領域5とで生成されたPN
接合6から伸長した空乏層がN+ 型半導体領域4に到達
する前に電界強度緩和領域9とP+ 型半導体領域5とで
ブレイクダウンする飽和領域であり、この場合、N+
半導体領域4は単にオーミックコンタクト領域としての
作用のみを行ない、VBDはwに無関係で、N型の電界強
度緩和領域9とP+型半導体領域5との不純物濃度のみ
に依存する通常のPN接合耐圧である。保護すべき集積
回路と同じ箇所に形成されかつP型とN型とが逆である
が、従来技術の図6における保護ダイオード66がこの
領域Dに相当する。
【0030】図4(A)〜(C)に本発明の第2の実施
例の保護回路20を示す。尚、図4(A)〜(C)にお
いて図2(A)〜(C)と同一もしくは類似の機能の箇
所は同じ符号を付してあるから重複する説明は省略す
る。
【0031】異なる点は、クランプレベル設定用の領域
として、N型の電界強度緩和領域9のかわりにP型の電
界強度緩和領域8を用いたことであるが、その作用は第
1の実施例と同様である。すなわち、P型の電界強度緩
和領域8とN+ 型半導体領域4との間にPN接合16を
生成し、PN接合16からP型の電界強度緩和領域8内
を伸長する空乏層がP+ 型半導体領域5に到達する態様
で、N+ 型半導体領域4とP+ 型半導体領域5間の保護
ダイオード16’のブレイクダウン電圧が決定される。
そしてP型の電界強度緩和領域8内にリミッタとして形
成される抵抗素子22は保護ダイオード6’と基準電位
配線層13との間に挿入されることとなる。この第2の
実施例においても、第1の実施例と同様の効果が得られ
る。
【0032】また、以上の第1および第2の実施例で
は、P型半導体基板に形成した入力保護回路について説
明したが、N型半導体基板に形成した入力保護回路に対
しても、P型半導体基板内のP型或いはN型ウエル層に
形成した入力保護回路に対しても、N型半導体基板内の
P型或いはN型ウエル層に形成した入力保護回路に対し
ても本発明は適用できる。さらに、入力ボンディングパ
ッドとポリシリコン或いは拡散層による前値抵抗を介し
て接続された入力保護回路に対しても本発明は適用でき
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力保護
回路のダイオードにクランプレベル設定用の電界強度緩
和領域9,8を設けてPN接合6,16を形成したか
ら、保護される半導体集積回路に応じたクランプレベル
の種々の値を、電界強度領域の幅wを選択するだけでに
設計し設定することができる。したがって特に、いろい
ろなクランプレベル値を必要とする固体撮像装置に本発
明を適用すると有効である。さらに、ブレイクダウンに
より発生した降伏電流のホット電子の基板への発散によ
る半導体集積回路内部への悪影響を、PN接合6,16
に近接して基準電位配線層13に接続するN+ 型半導体
領域7を形成することにより、防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の半導体集積回路装置の全体を
模式的に示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における入力保護回路を
示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−
B部における一部回路図を含む断面図、(C)は回路図
である。
【図3】第1の実施例の入力保護回路における、電界強
度緩和領域9の幅(第1および第2の半導体領域間の長
さ)wとブレイクダウン電圧VBDとの関係を示すグラフ
である。
【図4】本発明の第2の実施例における入力保護回路を
示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−
B部における一部回路図を含む断面図、(C)は回路図
である。
【図5】従来技術の入力保護回路を示す図であり、
(A)は平面図、(B)は(A)のB−B部における一
部回路図を含む断面図、(C)は回路図である。
【図6】他の従来技術を示す一部回路図を含む断面図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 入力ボンディングパッド 3 入力配線層 4 N+ 型半導体領域 5 P+ 型半導体領域 6,16 PN接合 6’,16’ 保護ダイオード 7 N+ 型半導体領域 8 P型電界強度緩和領域 9 N型電界強度緩和領域 10,20 入力保護回路 11 コンタクトホール 12,22 抵抗素子 13 基準電位配線層 30 半導体集積回路装置(半導体チップ) 31 半導体基板1の中央部 32 半導体基板1の周辺部 33 半導体集積回路 34 素子 35 ゲート電極 37 半導体集積回路33の入力接点(ノード) 38 基準電位端子 40 入力保護回路 44 N+ 型半導体領域 45 P+ 型半導体領域 46 PN接合(ダイオード) 60 FET 61 半導体基板 62 P型ウエル 63 N+ 型ソース領域 64 N+ 型ドレイン領域 65 N+ 型半導体領域 66 保護ダイオード 67 P+ 型半導体領域 68 ゲート絶縁膜 69 ゲ−ト電極

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の第1の箇所に設けられた半
    導体集積回路と、前記半導体基板の第2の箇所に設けら
    れた入力ボンディングパッドと、前記入力ボンディング
    パッドと前記半導体集積回路との間を接続する入力配線
    層と、基準電位を供給する基準電位配線層と、前記半導
    体基板の第3の箇所に設けられかつ前記入力配線層と前
    記基準電位配線層との間に結合されて前記入力ボンディ
    ングパッドからの異常電圧をクランプする入力保護回路
    とを具備した半導体集積回路装置において、 前記入力保護回路が、前記入力配線層に接続する高不純
    物濃度の第1導電型の第1の半導体領域と、前記基準電
    位配線層に接続する高不純物濃度の第2導電型の第2の
    半導体領域と、前記第1の半導体領域と前記第2の半導
    体領域との間に配置され、該第1および第2の半導体領
    域のいずれか一方とPN接合を形成する低不純物濃度の
    電界強度緩和領域であって、前記入力ボンディングパッ
    ドに前記異常電圧が加わったとき前記PN接合から延在
    する空乏層を前記第1および第2の半導体領域のいずれ
    かの他方に到達させることにより前記第1および第2の
    半導体領域間をブレイクダウンさせて前記異常電圧をク
    ランプさせる電界強度緩和領域とを有することを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記電界強度緩和領域が前記第1の半導
    体領域よりも低い不純物濃度を有する第1の導電型の領
    域であって前記第2の半導体領域と前記PN接合を形成
    し、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域とで
    入力保護ダイオードを構成していることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記電界強度緩和領域が前記第2の半導
    体領域よりも低い不純物濃度を有する第2の導電型の領
    域であって前記第1の半導体領域と前記PN接合を形成
    し、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域とで
    入力保護ダイオードを構成していることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体領域、前記第2の半導
    体領域および前記電界強度緩和領域は、前記半導体基板
    内に同じ深さで形成されているこ とを特徴とする請求項
    1に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の半導体領域と前記第2の半導
    体領域とは1〜10μm離間し、その間を前記電界強度
    緩和領域が充填配置していることを特徴とする請求項
    1、請求項2もしくは請求項3に記載の半導体集積回路
    装置。
  6. 【請求項6】 前記電界強度緩和領域が抵抗素子として
    の機能をも有することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3もしくは請求項4に記載の半導体集積回路
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の半導体領域と前記第2の半導
    体領域との間の前記電界強度緩和領域による抵抗は約5
    0Ωであることを特徴とする請求項5に記載の半導体集
    積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記入力保護回路が、前記入力ボンディ
    ングパッドからの異常電圧をクランプする際のブレイク
    ダウンによって発生する降伏電流を吸収する第1導電型
    の第3の半導体領域を有し、該第3の半導体領域は前記
    第2の半導体領域と共に前記基準電位配線層に接続して
    形成していることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5もしくは請求項6に記載の
    半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板の第1の箇所に設けられた半
    導体集積回路と、前記半導体基板の第2の箇所に設けら
    れた入力ボンディングパッドと、前記入力ボンディング
    パッドと前記半導体集積回路との間を接続する入力配線
    層と、基準電位を供給する基準電位配線層と、前記半導
    体基板の第3の箇所に設けられかつ前記入力配線層と前
    記基準電位配線層との間に結合されて前記入力ボンディ
    ングパッドからの異常電圧をクランプする入力保護回路
    とを具備した半導体集積回路装置において、 前記入力保護回路が、前記入力配線層に接続する第1導
    電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域より
    も低い不純物濃度を有して該第1の半導体領域を少くと
    も三方向から取り囲んで形成された第1導電型の電界強
    度緩和領域と、前記基準電位配線層に接続しかつ前記電
    界強度緩和領域とPN接合を生成して該電界強度緩和領
    域を少くとも三方向から取り囲んで形成された第2導電
    型の高不純物濃度の第2の半導体領域と、前記第2の半
    導体領域と共に前記基準電位配線層に接続し該第2の半
    導体領域を少くとも三方向から取り囲んで形成された第
    1導電型の第3の半導体領域とを具備して構成され、 前記電界強度緩和領域によりクランプレベルを設定し、
    かつ前記入力ボンディングパッドからの異常電圧をクラ
    ンプする際の前記第1および第2の半導体領域間のブレ
    イクダウンによって発生する降伏電流を前記第3の半導
    体領域により吸収するようにしたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記電界強度緩和領域が1〜10μm
    の幅を有して帯状に前記第1の半導体領域を取り囲んで
    いることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路
    装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板の第1の箇所に設けられた
    半導体集積回路と、前記半導体基板の第2の箇所に設け
    られた入力ボンディングパッドと、前記入力ボンディン
    グパッドと前記半導体集積回路との間を接続する入力配
    線層と、基準電位を供給する基準電位配線層と、前記半
    導体基板の第3の箇所に設けられかつ前記入力配線層と
    前記基準電位配線層との間に結合されて前記入力ボンデ
    ィングパッドからの異常電圧をクランプする入力保護回
    路とを具備した半導体集積回路装置において、 前記入力保護回路が、前記入力配線層に接続する第1導
    電型の第1の半導体領域と、前記第1の半導体領域とP
    N接合を生成して該第1の半導体領域を少くとも三方向
    から取り囲んで形成された第2導電型の電界強度緩和領
    域と、前記基準電位配線層に接続しかつ前記電界強度緩
    和領域より高い不純物濃度を有して該電界強度緩和領域
    少くとも三方向から取り囲んで形成された第2導電型の
    第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域と共に前記
    基準電位配線層に接続し該第2の半導体領域を少くとも
    三方向から取り囲んで形成された第1導電型の第3の半
    導体領域とを具備して構成され、 前記電界強度緩和領域によりクランプレベルを設定し、
    かつ前記入力ボンディングパッドからの異常電圧をクラ
    ンプする際の前記第1および第2の半導体領域間のブレ
    イクダウンによって発生する降伏電流を前記第3の半導
    体領域により吸収するようにしたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記電界強度緩和領域が1〜10μm
    の幅を有して帯状に前記第1の半導体領域を取り囲んで
    いることを特徴とする請求項10に記載の半導体集積回
    路装置。
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