JP3118976U - 放熱効率向上型冷却シート - Google Patents

Abstract

【課題】発熱や歯痛、打撲時等に熱を下げる冷却シートにおいては額など患部の面積の関係上、冷却シート（支持体）自体の大きさが、ある程度限られていることによる熱放出能力や、塗布される冷却ジェルなどの熱吸収体の量による熱吸収能力が限られていた。本考案では、冷却シート（支持体）の大きさ（貼付け面積）を拡大することなく、高い熱放出能力と熱吸収力を持った冷却シートを開発・提供するものである。
【解決手段】熱放出面に凸状の構造物を設け表面積拡大により熱放出能力を向上させる。また、凸部分にも冷却ジェルなどの熱吸収体を充填し、冷却ジェル量を増量したことを特徴とする冷却シート。凸状の構造物は例えば、複数設けられた帯状、円柱状または半球状である。
【選択図】図１

Description

本考案は、冷却シートの放熱効率の向上に関する。

従来の冷却シートは、発熱や歯痛、打撲や捻挫時などで、頭部や首筋、脇の下の熱もしくは、打撲や捻挫などの患部の冷却に使用するシートである。特に額や頬などに貼る場合、その患部の大きさの関係上、冷却シートの支持体の大きさ（貼付け面積）から熱放出面積に限りがあった。それ故に冷却シートに塗布された熱吸収ジェル量にも制約があり、熱吸収力は冷却用ジェルなどの熱吸収体の性能に関わっている。また、乳幼児や子供用などにおいては更に小さい冷却シートを使わざるを得ない状況である。

冷却シートの支持体の大きさ（貼付け面積）を拡大することなく冷却効率の向上と、冷却ジェルなどの熱吸収体の塗布量を増量した冷却シートを開発・提供することを目的とする。

本考案は冷却シートの熱放出面に、冷却効率の向上をねらった凸状の隆起部分を複数設けた冷却シート構造である。また、凸状に隆起した部分にも冷却ジェルを充填した構造の冷却シートである。

考案の実施例

本考案の実施例を図１に従って詳述すると、冷却シートＡの熱放出面に縦方向に帯状の凸部を設ける。表面上だけ隆起しているため、図３に示す従来品と比較した場合、この部分にも熱吸収ジェルを充填することが可能となる。

考案の効果

熱放出面へ凸部を複数設けることで表面積が拡大する。これに伴い冷却率が向上し、従来品に比べ患部の冷却作用が向上するともに、凸部が設けられた分、熱吸収ジェル量が増えることで熱吸収率が向上する。特に子供用など患部の面積（冷却シート自体）が小さい場合に有益な効果を奏でる。

本考案による冷却シートの放熱面を示した斜視図である。 冷却シートの放熱面を示した平面図である。 従来製品の冷却シートを示した斜視図である。

符号の説明

Ａ冷却シート
Ｂ冷却ジェルなどの熱吸収体

Claims (2)

1. 冷却シートの熱放出面に、表面積を増大させる構造を設けた事を特徴とする冷却シート。
2. 前記表面積を増大させる構造は、複数設けられた帯状、円柱状、または半円球状であることを特徴とする請求項１記載の冷却シート。

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