JP3118965U - ヒンジ機構及びそのヒンジ機構を備えた三面鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転抵抗力を有するヒンジ機構と、これにより連結された3つのパネルが所定の開放姿勢に保持される三面鏡の提供。
【解決手段】中間パネル2の一端縁部に屈曲部4を介して外パネル1が連結されると共に、中間パネル2の他端縁部に屈曲部5を介して内パネル3が連結され、中間パネル2と外パネル1が内パネル3を挟んで重なり合う状態に折畳まれる構成の三面鏡であり、中間パネル2と外パネル1及び内パネル3の折畳み側の面には鏡1M〜3Mが取り付けられる。屈曲部4,5は、第1ヒンジ胴41,51と第2ヒンジ胴42,52とを有するヒンジ機構から成り、外パネル1には第1ヒンジ胴41が固設され、中間パネル2には第2ヒンジ胴42,52が固設される。又、内パネル3には第1ヒンジ胴51が固設される。そして、第1ヒンジ胴41,42、及び51,52の間における相対的な回転抵抗力が調整可能とされる。
【選択図】図1

Description

本考案は、連結部材が重力などの作用によって不用意に回動することを防止できる回転抵抗力を有したヒンジ機構と、これを備えた三面鏡に関する。
一般に、三面鏡は鏡台のような大型の定置式が主流であるが、これに卓上式のものも知られる(例えば、特許文献1)。
係る卓上式三面鏡は、中間パネル(中間プレート)の一端縁部に第1の屈曲部を介して外パネル(蓋プレート)が連結されると共に、中間パネルの他端縁部に第2の屈曲部を介して内パネル(側部プレート)が連結され、中間パネルと外パネルが内パネルを挟んで重なり合う状態に折畳まれる構成であり、中間パネルと外パネル及び内パネルの折畳み側の面にはそれぞれ鏡が取り付けられている。
そして、以上のような三面鏡によれば、使用に際して中間パネルの両側に外パネルと内パネルとを折り曲げた状態にして開き、その状態で化粧や身だしなみの確認を行うことができる。
登録実用新案第3097659号公報
しかしながら、特許文献1などに記載される三面鏡によれば、第1の屈曲部と第2の屈曲部を構成する各パネルの連結部分(ヒンジ機構)は、「こま」と呼ばれる筒体内に軸を挿入しただけの構成であるから、外パネル(蓋プレート)を下にして、その上方に中間パネル(中間プレート)と内パネル(側部プレート)を開放しようとしても、それらは重力の作用により展開方向又は閉鎖方向に回動してしまう。
したがって、特許文献1の三面鏡は上下方向に開閉するものでなく、左右方向に開閉する使用態様とされるが、開放された各パネルは水平面に対して傾き無く直立するので、係る三面鏡を配置する面が低いと、化粧する場合に背中を大きく丸めなければならず、使い勝手が悪いという欠点がある。
本考案は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は三面鏡を構成する各パネルを上下方向に開放した場合でも、各パネルを所定の開放姿勢に保持することのできる回転抵抗力を有したヒンジ機構と、これを備えた三面鏡を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案のヒンジ機構は、筒状の第1ヒンジ胴と、該第1ヒンジ胴内に嵌入されてその軸線方向に摺動可能とされるスライダと、該スライダと第1ヒンジ胴の相対的な回転を規制する回転防止手段と、ヘッド部及び軸部を有して該軸部が前記スライダの中心部分に通される雄ネジ部材と、該雄ネジ部材の軸部を螺入するネジ孔を有する第2ヒンジ胴と、該第2ヒンジ胴と前記スライダとの間に挟まれる摩擦板と、前記スライダと雄ネジ部材のヘッド部との間に介在されて前記スライダをその端面部が前記摩擦板に圧接される方向に付勢する弾性部材とを具備することを特徴とする。
又、本考案の三面鏡は、中間パネルの一端縁部に第1の屈曲部を介して外パネルが連結されると共に、前記中間パネルの他端縁部に第2の屈曲部を介して内パネルが連結され、前記中間パネルと外パネルが内パネルを挟んで重なり合う状態に折畳まれる構成の三面鏡であり、前記中間パネルと外パネル及び内パネルの折畳み側の面にそれぞれ鏡が取り付けられると共に、前記第1の屈曲部と第2の屈曲部が請求項1記載のヒンジ機構から成り、
前記第1の屈曲部として中間パネルの一端縁部に前記ヒンジ機構を構成する第1ヒンジ胴と第2ヒンジ胴のうち何れか一方が固設されて他方が外パネルの一端縁部に固設されると共に、前記第2の屈曲部として中間パネルの他端縁部にも前記ヒンジ機構を構成する第1ヒンジ胴と第2ヒンジ胴のうち何れか一方が固設されて他方が内パネルの一端縁部に固設されていることを特徴とする。
加えて、外パネルに固定される手提げ用の把持部を有し、その把持部が第1の屈曲部側で外パネルの一端縁部より張り出していることを特徴とする。
又、外パネルには、内パネルを挟んで外パネルと中間パネルを重なり合う状態に折畳んだときに第2の屈曲部に圧接して外パネルに対する中間パネルの開放を抑制する弾性突片が設けられていることを特徴とし、更には外パネルと内パネルを中間パネルの左右両側に折れ曲がった状態に開放したときに、前記外パネルと内パネルの下向きの一端縁部を支持するための脚体を備えていることを特徴とする。
本考案に係るヒンジ機構によれば、雄ネジ部材のねじ込みにより摩擦板に対するスライダの端面部の圧接力を調整し、第1ヒンジ胴と第2ヒンジ胴との間における相対的な回転抵抗力を増減することができる。
よって、係るヒンジ機構を備えた三面鏡によれば、これを構成する各パネルの開放方向に拘らず、第1ヒンジ胴と第2ヒンジ胴の間における回転抵抗力により各パネルを所定の開放姿勢に保持することができ、各パネルを上下方向に開放する使用態様では各パネルの開き角度を調整して使用者が自らの頭頂部を合わせ鏡の原理により容易に視認することができる。
特に、請求項3の考案では、外パネルに手提げ用の把持部が固定されることから、各パネルを折畳んだ状態で把持部を手にして持ち歩くことができ、しかも係る把持部が第1の屈曲部側で外パネルの一端縁部より張り出していることから、外パネルを下にして中間パネルを外パネルの後方に傾斜する状態に開放した場合でも、把持部がアウトリガとして機能するので、外パネルの手前側が浮き上げってしまう事がなく、全体の安定性が増すという効果を得られる。
又、請求項4の考案では、外パネルに、内パネルを挟んで外パネルと中間パネルを重なり合う状態に折畳んだときに第2の屈曲部に圧接して外パネルに対する中間パネルの開放を抑制する弾性突片が設けられていることから、各パネルが不用意に開放してしまうことを防止できる。
更に、請求項5の考案では、外パネルと内パネルを中間パネルの左右両側に折れ曲がった状態に開放する使用態様でも、脚体により外パネルと内パネルの下向きの一端縁部を支持して中間パネルを後方に傾斜させることができ、このため使用者は背筋を伸ばした姿勢で化粧を行うことができる。
以下、図面に基づいて本考案を詳しく説明する。先ず、図1は本考案に係る三面鏡の使用態様を示す。図1において、1は外パネル、2は中間パネル、3は内パネルであり、外パネル1と中間パネル2は第1の屈曲部4を介して連結され、中間パネル2と内パネル3は第2の屈曲部5を介して連結される。尚、非使用時において、外パネル1と中間パネル2は内パネル3を挟んで重なり合う状態に折畳まれるが、それら各パネル1〜3の折畳み側の面にはそれぞれ鏡1M,2M,3Mが取り付けられる。
そして、係る三面鏡によれば、使用に際して図1のように外パネル1をテーブルなどの上に置き、その上方に中間パネル2と内パネル3を折れ曲がった状態に開き、その状態で使用者の頭頂部を上方に位置する内パネルの鏡3Mに写すことにより、使用者は自らの頭頂部を顔面に対向する外パネルの鏡1Mによって視認することができる。
従って、本願三面鏡を用いれば、頭頂部の毛髪が不足する者が、静電気の作用により毛髪に付着する短繊維状の人工毛を用いて頭頂部の毛髪不足を補う場合、係る人工毛による頭頂部の仕上がり状態を良好に確認することができる。
尚、第1の屈曲部4と第2の屈曲部5は回転抵抗力を有するヒンジ機構から構成され、これにより連結される各パネル1〜3を使用者が設定した初期の開放姿勢に保持することのできる構成とされるが、その具体的構成については後述する。
又、図1において、6は外パネルに固定される手提げ用の把持部であり、この把持部6は図1のような使用態様において外パネル1の寸法を増し、全体の安定度を増加するためのアウトリガとして機能する。つまり、把持部6は第1の屈曲部4側で外パネル1の一端縁部より張り出しており、このため鏡1Mを上向きにしてテーブル上などに配置された外パネル1に対し、中間パネル2を後方に傾斜する状態に開放した場合でも、その荷重を把持部6が受けて外パネル1の手前側が浮き上がることを防止できる。
次に、図2は以上のような三面鏡を折畳んだ状態を示す。この図から明らかなように、外パネル1と中間パネル2を連結する第1の屈曲部4は、外パネル1の一端縁部における左右両側に相対向して固設される第1ヒンジ胴41と、その内側となる位置で中間パネル2の一端縁部に相対向して固設される第2ヒンジ胴42とを具備して構成される。本例において、第1ヒンジ胴41は合成樹脂により図3に示すよう外パネル1と一体に成形され、第2ヒンジ胴42も合成樹脂により図4に示すよう中間パネル2と一体に成形される。
一方、把持部6は図2及び図3のように台形状の輪郭を有し、その両端は第1ヒンジ胴41を介して外パネル1に一体的に連結されている。尚、図2のように、第1ヒンジ胴41には把持部6の連結部分で凸部7が形成されると共に、中間パネル2の一端縁部には凸部7に対応して凹部8が形成され、その凸部7と凹部8の係合により、外パネル1と中間パネル2の開き角度θ(図1参照)が95〜150度(本例において約120度)に制限されるようにしてある。
又、本願三面鏡によれば、非使用時において、図2のように外パネル1と中間パネル2を重ね合わせた状態に折畳み、その状態で把持部6を手にして係る三面鏡を持ち歩くことができる。
図5は、外パネル1に対して中間パネル2を上方に開放した状態を示す斜視図である。尚、図5において内パネル3は閉じられている。この図で明らかなように、中間パネル2と内パネル3を連結する第2の屈曲部5も第1の屈曲部4と同様に二つ一組の第1ヒンジ胴51と第2ヒンジ胴52を具備して構成される。本例において、第1ヒンジ胴51は内パネル3の一端縁部の両側に相対向して固設される一方、第2ヒンジ胴52は第1ヒンジ胴51の外側となる位置で中間パネル2の一端縁部両側に固設されている。つまり、中間パネル2には、その一端縁部に第1の屈曲部を構成する第2ヒンジ胴42が固設されるほか、その他端縁部にも第2の屈曲部を構成する第2ヒンジ胴52が固設される。
尚、第1ヒンジ胴51は合成樹脂により内パネル3と一体に成形され、第2ヒンジ胴52も合成樹脂により中間パネル2と一体に成形される。
又、図5において、9は外パネル1に対する中間パネル2の開放を抑制する板バネ状の弾性突片であり、この弾性突片9は外パネル1の折畳み側の面(鏡1Mの取付面)上にあって、第2の屈曲部5と対応する位置に突設される。
しかして、内パネル3を挟んで外パネル1と中間パネル2を重なり合う状態に折畳んだとき、係る弾性突片9,9が図6のように第2の屈曲部を構成する第2ヒンジ胴51,51の間に挟み込まれ、その弾性突片9と第2ヒンジ胴51が弾性突片9の弾力をもって互いに圧接することにより、外パネル1に対する中間パネル2の開放が抑制されるようになっている。従って、本願三面鏡の非使用時に外パネル1と中間パネル2、及びその両者間に挟まれる内パネル3が不用意に開放してしまうことがなく、それらを確り閉じたまま持ち歩くことができる。
次に、本願三面鏡の他の使用態様を図7、図8に示す。図7及び図8では、外パネル1と内パネル3が中間パネル2の左右両側に折れ曲がった状態に開かれ、この状態で下向きとなる外パネル1と内パネル3の一端縁部が脚体10により支持されている。このような使用態様によれば、中間パネル2が後方に傾斜するのみならず、その傾斜角度を脚体10の支持位置により自由に調節することができるので、本願三面鏡の配置面の高さに拘らず背筋を伸ばした姿勢で化粧を行うことができ、しかも各パネルの鏡1M〜3Mにより化粧の仕上がりを正面方向と左右両側方向からチェックすることができる。
尚、脚体10は、図9のように土台部11とその上方に延びる起立部12ともつ逆T字形の合成樹脂製部品であり、外パネル1と内パネル3の一端縁部に接触される起立部12の上端には滑り止め用としてゴム板13が貼着される。
ここで、上記のような三面鏡を構成する第1の屈曲部と第2の屈曲部の具体的構成について説明する。
先ず、図10及び図11により、第1の屈曲部4を構成するヒンジ機構について説明すれば、係るヒンジ機構は上記のように第1ヒンジ胴41と第2ヒンジ胴42とを具備して構成される。第1ヒンジ胴41と第2ヒンジ胴42は何れも円筒状であるが、第1ヒンジ胴41の一端開口部は着脱自在な蓋41Aにより閉鎖され、第2ヒンジ胴42の一端は周壁と一体の壁体42Aにより閉鎖されている。
第1ヒンジ胴41内にはその軸線方向に摺動可能とされるスライダ43が嵌入され、係るスライダ43は円筒状の周壁部43Aとその一端を閉鎖する端面部43Bとを有した縦断面凹字形の形態とされる。又、スライダ43と第1ヒンジ胴41の相対的な回転を規制する回転防止手段として、第1ヒンジ胴41の内周部に直線状のキー部41Bが突設されると共に、スライダ43の外周部にはキー部41Bを嵌め込むキー溝部43Cが形成される。
更に、スライダ43の内部には2つのワッシャ44とこれにより挟まれる弾性部材45(圧縮コイルバネ)が収容され、それらワッシャ44と弾性部材45に雄ネジ部材46の軸部46Aが貫通されるようにしてある。
雄ネジ部材46は、ねじ山を有する軸部46Aの一端にそれより大径のヘッド部46Bを備えるものであり、係る雄ネジ部材の軸部46Aは、スライダ43の端面部43Bの中心部分に穿設される貫通孔43Dを通じて先端部が第2ヒンジ胴42側に突出される。
一方、第2ヒンジ胴42は、その内部に嵌め込まれるインナー部品47を含んで構成され、そのインナー部品47の中心部に雄ネジ部材の軸部46Aを螺入するためのネジ孔48Aを形成する袋ナット48が固設されている。尚、本例では、第2ヒンジ胴42とインナー部品47の相対的な回転を規制するため、第2ヒンジ胴42の内周部にキー部42Aを突設すると共に、インナー部品47の外周部にキー部42Aを嵌め込むキー溝部47Aを形成しているが、第2ヒンジ胴42をインナー部品47と一体の成型物とし、その中心に雄ネジ部材の軸部46Aを螺入するネジ孔を刻設するようにしてもよい。
ここに、第1ヒンジ胴41とインナー部品47を含む第2ヒンジ胴42は、雄ネジ部材46により直列状態に連結されるが、第1ヒンジ胴41内に設けたスライダ43と、第2ヒンジ胴42のインナー部品47との間には摩擦板49が挟み込まれ、この状態でスライダ43と雄ネジ部材のヘッド部46Bとの間に介在される弾性部材45によってスライダ43が摩擦板49に向けて付勢されることにより、摩擦板49の両面にスライダの端面部43Bとインナー部品の端面部47Bが圧接するようにしてある。尚、スライダの端面部43Bとインナー部品の端面部47Bはそれぞれ凹凸面(平面でもよい)とされ、これにより挟まれる摩擦板49は摩擦係数の大きいゴムなどの平板とされる。
しかして、以上のようなヒンジ機構から構成される第1の屈曲部4によれば、雄ネジ部材46の締め付けにより、スライダの端面部43Bとインナー部品の端面部47Bを摩擦板49に強力に圧接せしめて第1ヒンジ胴41と第2ヒンジ胴42との相対的な回転抵抗力を上げることができる。このため、第1ヒンジ胴41と第2ヒンジ胴42を隣接させた状態でそれらが固設される上記の外パネル1と中間パネル2を所定の開放姿勢に保持することができる。
次に、図12及び図13により、第2の屈曲部5を構成するヒンジ機構について説明すれば、係るヒンジ機構は上記のように第1ヒンジ胴51と第2ヒンジ胴52とを具備して構成される。第1ヒンジ胴51と第2ヒンジ胴52は何れも円筒状であり、このうち第2ヒンジ胴52の一端は周壁と一体の壁体52Aにより閉鎖されている。
第1ヒンジ胴51内には,その軸線方向に摺動可能とされる円筒状のスライダ53が嵌入され、該スライダ53はその一端に鍔部53Aを有した縦断面T字形の形態とされる。又、スライダ53と第1ヒンジ胴51の相対的な回転を規制する回転防止手段として、第1ヒンジ胴51の内周部に直線状のキー溝部51Aが形成されると共に、スライダ53の外周部にはキー溝部51Aに嵌め込まれるキー部53Bが形成される。
更に、スライダ53の内部にはワッシャ54及び弾性部材55(スプリングワッシャ)を介して雄ネジ部材56の軸部56Aが貫通されるようにしてある。
雄ネジ部材56は、ねじ山を有する軸部56Aの一端にそれより大径のヘッド部56Bを備えるものであり、係る雄ネジ部材の軸部56Aは、スライダ53の内部を通じて先端部が第2ヒンジ胴52側に突出される。
一方、第2ヒンジ胴52の内部には、雄ネジ部材の軸部56Aを螺入するためのネジ孔を形成するナット58が固設されている。
ここに、第1ヒンジ胴51と第2ヒンジ胴52は、雄ネジ部材56により直列状態に連結されるが、第1ヒンジ胴51内に設けたスライダ53と、第2ヒンジ胴52との間には摩擦板59が挟み込まれ、この状態でスライダ53と雄ネジ部材のヘッド部56Bとの間に介在される弾性部材55によってスライダ53が摩擦板59に向けて付勢されることにより、摩擦板59の両面にスライダの鍔部53Aと第2ヒンジ胴52との端面が圧接するようにしてある。
尚、本例の摩擦板59も摩擦係数の大きいゴムなどの平板とされる。又、図12のように、第2ヒンジ胴52の内部には、雄ネジ部材56とナット58の緩み止め用として、その両者間に挿入するナット60(ナイロンインサートナット)が設けられる。
しかして、以上のようなヒンジ機構から構成される第2の屈曲部5によれば、雄ネジ部材56の締め付けにより、スライダの鍔部53Aと第2ヒンジ胴52との端面を摩擦板59に強力に圧接せしめて第1ヒンジ胴51と第2ヒンジ胴52との相対的な回転抵抗力を上げることができる。このため、第1ヒンジ胴51と第2ヒンジ胴52を隣接させた状態でそれらが固設される上記の中間パネル2と内パネル3を所定の開放姿勢に保持することができる。
以上、本考案について説明したが、第1の屈曲部と第2の屈曲部を構成するヒンジ機構は、三面鏡のほか種々の部材の連結に用いることができる。又、上記例では第1の屈曲部と第2の屈曲部を構成するヒンジ機構の構成を部分的に相違させているが、両者を上記した2つの構成例のうちの一方に統一してもよい。
本考案に係る三面鏡の使用態様を示す説明図 同三面鏡を折畳んだ非使用時の状態を示す斜視図 外パネルの一端縁部を示す部分拡大図 中間パネルの一端縁部を示す部分拡大図 外パネルと中間パネルを開放した状態を示す斜視図 折畳まれた三面鏡の部分断面図 本願三面鏡の他の使用態様を示す説明図 図7の矢印方向からみた図 脚体を示す斜視図 第1の屈曲部を構成するヒンジ機構の断面図 同ヒンジ機構の斜視分解図 第2の屈曲部を構成するヒンジ機構の断面図 同ヒンジ機構の分解図
符号の説明
1 外パネル
1M 鏡
2 中間パネル
2M 鏡
3 内パネル
3M 鏡
4 第1の屈曲部(ヒンジ機構)
5 第2の屈曲部(ヒンジ機構)
41,51 第1ヒンジ胴
42,52 第2ヒンジ胴
43,53 スライダ
45,55 弾性部材
46,56 雄ネジ部材
48A ネジ孔
49,59 摩擦板
6 把持部
9 弾性突片
10 脚体

Claims (5)

  1. 筒状の第1ヒンジ胴と、該第1ヒンジ胴内に嵌入されてその軸線方向に摺動可能とされるスライダと、該スライダと第1ヒンジ胴の相対的な回転を規制する回転防止手段と、ヘッド部及び軸部を有して該軸部が前記スライダの中心部分に通される雄ネジ部材と、該雄ネジ部材の軸部を螺入するネジ孔を有する第2ヒンジ胴と、該第2ヒンジ胴と前記スライダとの間に挟まれる摩擦板と、前記スライダと雄ネジ部材のヘッド部との間に介在されて前記スライダをその端面部が前記摩擦板に圧接される方向に付勢する弾性部材とを具備して成るヒンジ機構。
  2. 中間パネルの一端縁部に第1の屈曲部を介して外パネルが連結されると共に、前記中間パネルの他端縁部に第2の屈曲部を介して内パネルが連結され、前記中間パネルと外パネルが内パネルを挟んで重なり合う状態に折畳まれる構成の三面鏡であり、
    前記中間パネルと外パネル及び内パネルの折畳み側の面にそれぞれ鏡が取り付けられると共に、前記第1の屈曲部と第2の屈曲部が請求項1記載のヒンジ機構から成り、
    前記第1の屈曲部として中間パネルの一端縁部に前記ヒンジ機構を構成する第1ヒンジ胴と第2ヒンジ胴のうち何れか一方が固設されて他方が外パネルの一端縁部に固設されると共に、
    前記第2の屈曲部として中間パネルの他端縁部にも前記ヒンジ機構を構成する第1ヒンジ胴と第2ヒンジ胴のうち何れか一方が固設されて他方が内パネルの一端縁部に固設されていることを特徴とする三面鏡。
  3. 外パネルに固定される手提げ用の把持部を有し、その把持部が第1の屈曲部側で外パネルの一端縁部より張り出していることを特徴とする請求項2記載の三面鏡。
  4. 外パネルには、内パネルを挟んで外パネルと中間パネルを重なり合う状態に折畳んだときに第2の屈曲部に圧接して外パネルに対する中間パネルの開放を抑制する弾性突片が設けられている請求項2、又は3記載の三面鏡。
  5. 外パネルと内パネルを中間パネルの左右両側に折れ曲がった状態に開放したときに、前記外パネルと内パネルの下向きの一端縁部を支持するための脚体を備えた請求項2、3、又は4記載の三面鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010082421A (ja) * 2008-09-08 2010-04-15 Komy Co Ltd ミラー取付け装置

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