JP3118806U - 飲料用容器

Info

【課題】容器側からストローを分離し所定の箇所に差し込むという動作が不要となる飲料容器の提供。
【解決手段】ストローの一定部分を蛇腹方式とし、この蛇腹部分をバネとして、所定の開閉蓋を開封すると同時に、吸い口部分が飛び出す方式とする。
【選択図】図１

本考案は、清涼飲料、乳飲料等のいわゆる紙パックまたはプラスチックパックなどの飲料用容器内にストローを組み込み、所期の目的の用に供する場合、所定の蓋を開封すると、ストローが自動的に飛び出す方式の飲料用容器に関するものである。

従来の紙パック等を用いた清涼飲料は、ストローが全く別になっているかまたは容器の外側に包装され添付されていた。（図２）

しかしながら、これを目的の用に供する場合、容器から分離し所定の箇所に差し込むという動作が必要であり、両手を使わずにこの動作をするのはほとんど不可能である。

そこで、ストローの一定部分を蛇腹方式とし、この蛇腹部分をバネとして、所定の部分を開封すると同時に、当該ストローの吸い口部分が飛び出す方式を採用した飲料容器を考案した。（図１）
これにより、ワンタッチで飲用の目的に供する状態とすることが可能となる。

よって、容器側からストローを分離し所定の箇所に差し込むという動作が不要となり、片手で即座に所期の目的を達成できることになる。
さらに、蓋の開閉構造を可逆的にすることで、ストローを再収納することにより再密封することができることから、飲み残した場合でもバッグなどに入れ、難なく持ち運びが可能となる。

考案が実施するための最良の形態

本考案に係るストローは、図１に示すとおり所定の部分を高分子材料の弾性を利用したバネとするため蛇腹形状とする。
この蛇腹の部分を押し込み、圧縮した状態で収納する形式とする。

本考案に係るストロー内蔵の飲料容器の断面図である。従来の飲料容器の断面図である。

符号の説明

１ストロー
２開閉式蓋
３空気孔
１０容器本体
Ｇ蛇腹（バネ状）の部分