JP3118664B2 - ゴムチップ床材 - Google Patents

ゴムチップ床材

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JP3118664B2
JP3118664B2 JP03357261A JP35726191A JP3118664B2 JP 3118664 B2 JP3118664 B2 JP 3118664B2 JP 03357261 A JP03357261 A JP 03357261A JP 35726191 A JP35726191 A JP 35726191A JP 3118664 B2 JP3118664 B2 JP 3118664B2
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原 駿 司 柿
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司工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材としての床材に関
し、特に、ゴムチップを主成分とし、保温性,遮音性に
優れ、弾力を有するゴムチップ床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の床材としては、木板,合
板,プラスチック板,プラスチックシート,モルタル,
タイル,大理石及び人造石などが一般である。そして、
これらの床材は、床張りされるが、使用される床材の種
類,構造によって、木造床,転し根太床,寄木張り床,
パネル床,リノリウム床,アスファルトタイル床,モル
タル塗床,タイル敷床,石張り床,人造石張床などと称
される。
【0003】因に、従来の床構造の一例を説明する。図
3は回し根太床の場合の斜視図であり、コンクリート1
1の平面に根太受け12をアンカーボルト13で固定
し、この根太受け12上に根太14を配設し、この根太
14上に床板15を床張りした構造となっており、図4
はアスファルトタイル床の場合の斜視図であり、コンク
リート11の平面をならしモルタル16でならし、その
上にアスファルトタイルあるいはプラスチックタイル1
7を接着剤18で張り付けた構造となっており、また、
図5は石張り床の場合の斜視図であり、コンクリート1
1の平面をモルタル16でならし、その上に大理石ある
いは人造石19を金地目地20を介在させ敷設した構造
となっている。従って、いずれの構造においても従来の
床材は、堅牢で耐久性に富み、外観も美しく好ましいも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床材は、いずれも硬質材であるため硬いから疲れやすい
不都合があるばかりでなく、何と言っても保温性,断熱
性,防音性に劣る問題がある。従って、冬は室内の温度
を逃がすから寒く、寒冷地には不向きである。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたものであり、適度の弾性
を有し、保温性,断熱性,防音性に優れたゴムチップ床
材を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ゴムチップ材を主成分とし、これに木材
のノコクズ,粉砕した木材の皮の少なくとも1つ及び粉
砕したモミガラ,粉砕したワラの少なくとも1つを混合
し、この混合材に樹脂接着剤を混合撹拌し、これを加熱
加圧して板状に成形してなる構成としたものである。前
記配合量は、ゴムチップ材10Kgに対し木材のノコク
ズ,粉砕した木材の皮,粉砕したモミガラ及び粉砕した
ワラの配合材合わせて10〜15重量%,樹脂接着剤1
0〜15重量%の割合が好ましい。木材のノコクズ,粉
砕した木材の皮,粉砕したモミガラ及び粉砕したワラ
は、いずれの組み合わせでも合わせて10〜15重量%
がよい。これは、10重量%以下では保温性,断熱性,
防音性が低下し、15重量%以上では強度が低下するか
らである。また、樹脂接着剤としては、低温に強く、濃
度が軟らかいこと、硬化の早いものが好ましい。
【0006】
【作用】ゴムチップ材を主成分としているから弾性を有
し、この弾性は木材のノコクズ,粉砕した木材の皮,粉
砕したモミガラ及び粉砕したワラの配合によって、床材
として適度の弾性となる。ゴムチップ材に木材のノコク
ズ,粉砕した木材の皮,粉砕したモミガラ及び粉砕した
ワラが配合されているから、保温性,断熱性に優れてい
る。木材のノコクズ,粉砕した木材の皮,粉砕したモミ
ガラ及び粉砕したワラなどがゴムチップ材に混合ってい
るため微小の空隙が多数生じ遮音作用をする。ゴムチッ
プ材と、木材のノコクズ,粉砕した木材の皮,粉砕した
モミガラ,粉砕したワラなどの混合材を、樹脂接着剤と
混合し、加熱加圧して板状に成形してなるため、予め工
場で所定形状に製造し、これを現場に敷設しすること
も、また、直接現場に流し込み加熱加圧して施工する現
場施工することもできる。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例について本発明を詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例を示す斜視図であ
る。同図において、1は本発明に係るゴムチップ床材を
示し、ゴムチップ材2と、粉砕した木材の皮3と、粉砕
したモミガラ4と、粉砕したワラ5とで形成されてい
る。前記ゴムチップ床材1は、ゴムチップ材2,粉砕し
た木材の皮3,粉砕したモミガラ4及び粉砕したワラ5
の混合材に、樹脂接着剤を混合し、これを加熱加圧し板
状に成形して製造される。
【0008】具体的には、ゴムチップ材10Kgに対
し、粉砕した木材の皮と粉砕したモミガラと粉砕したワ
ラを同量づつ配合した混合材12重量%及び樹脂接着剤
10重量%の割合で配合したものをミキサーに入れて混
合撹拌し、これをパネル板に平均に敷きならし、その上
から加熱式プレス機において加熱加圧し板状に成形した
ものである。この形状は、自由に成形できるが、標準タ
イプとしては方形であり、また、施工現場に合わせて形
成しても良い。ここで樹脂接着剤として製品名TP12
21−パンデックス(大日本インキ株式会社)にトルエ
ン5%を添加し混練したものを使用した。また、加熱温
度は110℃で行った。尚、木材の皮,モミガラ及びワ
ラなどの粉砕する大きさは、特に限定されないが目安と
しては3m/m 〜1m/m が望ましい。また、加圧する温度
は、100℃〜120℃がよい。
【0009】しかして、前記本発明に係るゴムチップ床
材1は、建築物の床材として敷設し使用する。例えば、
図2に示すようにコンクリートスラブ6の上をモルタル
でならし、その上にゴムチップ床材1を接着剤8で敷設
するごとくである。
【0010】
【発明の効果】以上の通り、本発明は、ゴムチップ材を
主成分とし、これに木材のノコクズ,粉砕した木材の
皮,粉砕したモミガラ及び粉砕したワラなどが配合され
ているため、従来の床材に較べ軽く、床材として適度の
弾性を有する。軽いから床張り作業も容易であるし、床
材として適度の弾性を有するから疲れない。また、ゴム
チップ材に木材のノコクズ,粉砕した木材の皮,粉砕し
たモミガラ及び粉砕したワラが配合されているから、保
温性,断熱性に優れている。保温性,断熱性に優れてい
るから、室内の温度は外部に逃げにくく、寒冷地の床材
には特に好ましい。更に、木材のノコクズ,粉砕した木
材の皮,粉砕したモミガラ及び粉砕したワラなどがゴム
チップ材に混合っているため微小の空間が多数生じ遮音
効果を奏する。従って、防音性に優れるばかりでなく、
歩いても音の発生が少なく室内を静かに保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の使用状態を示す斜視図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】別の従来例を示す斜視図である。
【図5】更に別の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 ゴムチップ床材 2 ゴムチップ 3 粉砕した木材の皮 4 粉砕したモミガラ 5 粉砕したワラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 - 15/18 B32B 1/00 - 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムチップ材を主成分とし、これに木材
    のノコクズ,粉砕した木材の皮の少なくとも1つ及び粉
    砕したモミガラ,粉砕したワラの少なくとも1つを混合
    し、この混合材に樹脂接着剤を混合撹拌し、これを加熱
    加圧して板状に成形してなるゴムチップ床材。
  2. 【請求項2】 ゴムチップ材10Kgに対し木材のノコ
    クズ,粉砕した木材の皮,粉砕したモミガラ及び粉砕し
    たワラの配合材合わせて10〜15重量%,樹脂接着剤
    10〜15重量%の割合で配合し成形してなるゴムチッ
    プ床材。
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