JP3118494B2 - エポキシ樹脂用硬化剤及びエポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂用硬化剤及びエポキシ樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性、耐湿性、電気特
性等に優れたエポキシ樹脂用硬化剤及び積層板用、封止
材用等に有用なエポキシ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子産業を中心として科学技術が
急速な進歩を遂げているが、なかでも半導体関連技術あ
るいは積層板等の進歩はめざましいものがある。半導体
はメモリーの集積度の増加に伴い、配線の微細化とチッ
プの薄膜化が進んでいるが、集積度の向上とともに、実
装方法もまたスルーホール実装から表面実装へと移行し
ている。表面実装の自動化ラインではリード線の半田付
けの際に半導体パッケージが急激な温度変化を受け、樹
脂成形部にクラックが生じたり、リード線−樹脂間の界
面が劣化し、半導体パッケージの耐湿性が低下するとい
う問題がある。
【0003】前述の問題を解決するため半導体パッケー
ジを半田浴に浸漬した時の熱衝撃を緩和する目的で、シ
リコーン化合物の添加、熱可塑性オリゴマーの添加ある
いはシリコーン変性等の方法が提案されているが、いず
れの方法も半田浸漬後、成形物にクラックが生じてしま
い、信頼性のある半導体封止用樹脂組成物が得られるに
は至っていない。
【0004】半導体樹脂組成物には、エポキシ樹脂との
組み合わせでフェノール樹脂がしばしば用いられてお
り、該フェノール樹脂としては一般にノボラックフェノ
ール樹脂やノボラッククレゾール樹脂が使用されてい
る。しかし前記ノボラックフェノール樹脂を用いた場
合、半導体パッケージの吸湿性が強く、その結果として
前述のように半田浴浸漬時にクラックの発生が避けられ
ないという問題がある。そこで最近では、半導体封止用
樹脂の耐熱性を改善するために、新たなフェノール樹脂
を硬化剤として改良する試みがいくつか提案されてい
る。例えば、耐湿性に優れたフェノール系硬化剤とし
て、ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂が提案さ
れている(特開昭62−201922公報)。しかし、
前記ジシクロペンタジエン変性物は耐湿性には優れるも
のの、架橋密度が低いため満足できる耐熱性が得られな
いという問題がある。
【0005】また高速電子機器の分野においては近年、
電子素子の高密度化、信号の高速化、高周波数化に伴い
信号の遅延と装置の発熱が問題になっている。信号の遅
延時間は比誘電率の平方根に比例して大きくなるため、
高速電子機器のプリント配線板としては、誘電率の低い
ものが求められている。一般に広く用いられているガラ
ス布を基材とする積層板は誘電率が4.5〜5.0とか
なり大きく、高速電子機器用、高周波機器用としては不
十分であるため、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリフェニレンオキサイド、ポリスルフォン等
を用いた積層板が開発されている。しかしながら、これ
らは熱可塑性樹脂であるため、強度又は半田耐熱性等が
十分でないという問題がある。
【0006】エポキシ樹脂積層板は一般的にはノボラッ
クエポキシ樹脂を主成分とし、難燃化を目的として臭素
化エポキシ樹脂を配合して製造されている。誘電率は一
般的に使用するエポキシ樹脂の構造にも起因するが、組
み合わせる硬化剤によっても大きく変動する。前記エポ
キシ樹脂積層板は、通常、硬化剤としてジシアンジアミ
ドが使用されているが、該硬化剤を用いて得られる基板
は、誘電率が悪くなるだけでなく、耐湿性も著しく悪く
なるという問題がある。そこで、近年、これをフェノー
ル樹脂に代替し、これらの特性を改善しようという検討
が行われている。例えばノボラックフェノール樹脂で
は、架橋密度を高め耐熱性を向上させる手段として核体
数を高める方法が採られるが、吸水率が高まり耐湿性が
低下し、また脆さが顕著になり靭性の低下が起こるとい
う欠点がある。
【0007】従ってノボラックフェノール樹脂、ノボラ
ッククレゾール樹脂等の従来のフェノール樹脂を用いた
積層板は耐熱性に優れるものの、耐湿性、誘電特性及び
耐熱性の特性を全て満足していないのが現状である。ま
たジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂において
も、耐湿性は優れるものの、架橋密度が低いために、充
分満足できる耐熱性を備えてはいない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、耐湿性、更には強靭性等に優れ、積層板用、封止材
用等の各種エポキシ樹脂材料等に利用可能なエポキシ樹
脂用硬化剤及びエポキシ樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(a−
1)下記一般式化2で表わされるポリフェノール類(以
下ポリフェノール類(I)と称す)、(a−2)酸触媒
の存在下、前記ポリフェノール類(I)と炭素数6〜1
2のフェノール類との重量比が5:95〜95:5の混
合物と、炭素数1〜12のアルデヒド類又はケトン類と
を縮合させて得られる縮合体(以下縮合体Aと称す)、
(a−3)酸触媒の存在下、前記ポリフェノール類
(I)と炭素数1〜12のアルデヒド類又はケトン類と
を縮合させて得られる縮合体(以下縮合体Bと称す)又
はこれらの混合物を必須成分として含むエポキシ樹脂用
硬化剤(以下硬化剤Cと称す)が提供される。
【0010】
【化2】
【0011】また本発明によれば、(a)前記硬化剤
C、(b)エポキシ樹脂及び(c)硬化促進剤を必須成
分として含むエポキシ樹脂組成物が提供される。
【0012】更に本発明によれば、(a)前記硬化剤
C、(b)エポキシ樹脂及び(c)硬化促進剤を必須成
分として含む積層板用エポキシ樹脂組成物が提供され
る。
【0013】更にまた本発明によれば、(a)前記硬化
剤C、(b)エポキシ樹脂、(c)硬化促進剤及び
(d)無機充填剤を必須成分として含む封止材用エポキ
シ樹脂組成物が提供される。
【0014】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0015】本発明の硬化剤Cに用いるポリフェノール
類は、立体障害が少なく架橋速度が速い前記一般式化2
で表わされるポリフェノール類(I)である。式中nが
11以上の場合には製造が困難である。またR1として
は例えば−CH2−CH(CH3)−CH2−CH2−、−
CH2−CH(CH3)−CH(CH3)−、−C(C
32−CH2−CH2−、−C(CH32−CH(CH
3)−、−CH2−CH2−CH2−CH(CH3)−、−
CH2−CH2−CH(C25)−、−CH(CH3)−
CH(C25)−、−CH(CH3)−CH2−CH(C
3)−等を好ましく挙げることができ、R2としては、
例えば下記式化3〜化14等を好ましく挙げることがで
きる。
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】該ポリフェノール類(I)の数平均分子量
は256〜2000が好ましく、また水酸基当量は12
8〜350g/eqであるのが望ましい。
【0029】前記ポリフェノール類(I)としては、前
記具体的に列挙したR1及びR2を組合せた化合物を好ま
しく挙げることができ、特に好ましくは例えば下記式化
15〜化18で表わされる化合物(式中nは0〜10の
整数を示す)等を挙げることができる。
【0030】
【化15】
【0031】
【化16】
【0032】
【化17】
【0033】
【化18】
【0034】前記ポリフェノール類(I)を調製するに
は、例えばイソプレン及び/又はピペリレンを原料とし
て、酸触媒の存在下、炭素数6〜12のフェノール類と
反応させる方法等により製造することができる。
【0035】前記炭素数6〜12のフェノール類として
は、例えばフェノール、o−クレゾール、m−クレゾー
ル、p−クレゾール、ジエチルフェノール、ヒドロキノ
ン、カテコール、レゾルシン、ピロガロール、α−ナフ
トール、β−ナフトール、ビスフェノールA、ジヒドロ
キシビフェニル等を挙げることができる。
【0036】前記イソプレン及び/又はピペリレンに対
する前記炭素数6〜12のフェノール類の配合モル比は
1:2〜40が好ましく、目的に応じ適宜選択すること
ができる。
【0037】また前記酸触媒としては、例えば硫酸等の
無機酸;p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸等
の炭素数1〜10のアルカンスルホン酸;トリフルオロ
メタンスルホン酸;トリフルオロ酢酸;陰イオン交換樹
脂;塩化アルミニウム;三フッ化ホウ素等を挙げること
ができ、活性及び後処理の容易さの点では、三フッ化ホ
ウ素系触媒、具体的には三フッ化ホウ素−フェノール錯
体、三フッ化ホウ素−エーテル錯体、三フッ化ホウ素−
アミン錯体等が特に好ましい。
【0038】前記酸触媒の使用量は、使用する触媒の種
類、目的により異なるが、例えば三フッ化ホウ素−フェ
ノール錯体の場合は、原料のイソプレン及び/又はピペ
リレン100重量部に対して0.1〜15重量部が好ま
しく、特に1〜8重量部であるのが望ましい。
【0039】前記ポリフェノール類(I)を製造するに
あたり、溶剤を使用しても使用しなくても良いが、溶剤
を使用する場合、該溶剤としては、反応を阻害しない溶
剤、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等を好ましく挙げることができる。また反応温度
は、使用する触媒の種類により異なるが、例えば、三フ
ッ化ホウ素−フェノール錯体の場合10〜170℃、特
に50〜150℃の範囲であるのが好ましい。また前記
反応は、発熱反応であるので、安全を考慮すると、前記
イソプレン及び/又はピペリレンは逐次添加することが
望ましい。更に、触媒の酸強度、触媒量または反応温度
によってはエーテル化も併発するが、これらのエーテル
化物は酸触媒の存在下、100〜150℃に昇温すれ
ば、アルキル化物に転位するので、触媒量及び安全を考
慮すれば、イソプレン及び/又はピペリレンの添加時は
50〜100℃の範囲で反応を行い、添加終了後110
〜150℃に昇温させることが望ましい。
【0040】前記アルキル化反応において、イソプレン
及び/又はピペリレンの二量化、三量化反応を併発する
ため、二量体及び三量体が生成され、これら二量体及び
三量体にフェノールが付加し、ポリフェノール類が副生
する場合がある。これらの副生成物もまた本発明の目的
に使用できるので、これらを分離することなく硬化剤と
して使用しても良い。
【0041】本発明の硬化剤Cに用いる縮合体Aは、酸
触媒の存在下、前記ポリフェノール類(I)と炭素数6
〜12のフェノール類とを特定配合割合にて混合した混
合物と、炭素数1〜12のアルデヒド類あるいはケトン
類とを縮合反応させて得られるものであって、例えば前
記ポリフェノール類(I)を調製した後、酸触媒の存在
下、未反応フェノール類、溶剤等を除去することなく、
アルデヒド類またはケトン類を添加し、所定温度で反応
させる方法等により得られる縮合体を好ましく用いるこ
とができる。前記縮合体Aは、前記特定方法により得ら
れるものであれば特に限定されるものではないが、好ま
しくは数平均分子量362〜2000、軟化点65〜1
50℃、水酸基当量121〜350g/eqの縮合体で
ある。前記縮合体Aを調製する際に用いる炭素数6〜1
2のフェノール類としては、前記ポリフェノール類
(I)の調製で用いる炭素数6〜12のフェノール類と
同様な化合物を挙げることができる。また前記ポリフェ
ノール類(I)と前記炭素数6〜12のフェノール類と
の配合割合は、重量比で95:5〜5:95の範囲であ
る。ポリフェノール類(I)の配合割合が95重量%を
超える場合には、縮合体Bとほぼ同様であり、また5重
量%未満の場合には硬化物の耐湿性が悪くなる。
【0042】前記縮合体Aの調製に用いる前記炭素数1
〜12のアルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒド、ブチルア
ルデヒド、ベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデ
ヒド等を挙げることができ、また炭素数1〜12のケト
ン類としては、アセトン、2−ブタノン、シクロヘキサ
ノン、アセトフェノン等を好ましく挙げることができ
る。前記炭素数1〜12のアルデヒド類あるいはケトン
類の配合モル比は目的に応じて異なるが、前記ポリフェ
ノール類(I)と炭素数6〜12のフェノール類との混
合物に対して、1:1〜20が好ましい。
【0043】前記縮合体Aの調製に用いる酸触媒として
は、前記ポリフェノール類(I)の調製で用いた酸触媒
はいずれも使用できるが、更に蓚酸等の有機酸や塩酸等
の無機酸も使用することができる。酸触媒の添加量はポ
リフェノール類(I)と炭素数6〜12のフェノール類
との混合物100重量部に対して0.1〜15重量部が
好ましく、特に1〜8重量部が望ましい。
【0044】更に必要に応じて溶剤を適宜使用すること
ができるが、具体的にはベンゼン、トルエン等の芳香族
炭化水素;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類;ジエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル等のエーテル類;酢酸エチルセロ
ソルブ等のエステル類等が挙げられる。
【0045】前記ポリフェノール類(I)と炭素数6〜
12のフェノール類との混合物と、前記炭素数1〜12
のアルデヒド類又はケトン類とを縮合反応させる際の反
応条件は目的に応じて種々選択できるが、好ましくは4
0〜170℃で、0.5〜5時間縮合反応させるのが好
ましい。前記縮合反応においては、前記ポリフェノール
類(I)と共に炭素数6〜12のフェノール類が、ケト
ン類またはアルデヒド類と反応するため、反応条件によ
ってはフェノール性水酸基の含量が大きく変化する。従
って、製造に際しては目的に応じ、これを考慮して実施
することが望ましい。
【0046】本発明の硬化剤Cに用いる縮合体Bは、酸
触媒の存在下、前記ポリフェノール類(I)と炭素数1
〜12のアルデヒド類あるいはケトン類とを縮合させて
得られるものであって、好ましくは数平均分子量524
〜3000、軟化点80〜170℃、水酸基当量131
〜350g/eqの縮合体である。
【0047】前記縮合体Bの調製に用いる酸触媒、ポリ
フェノール類(I)及び炭素数1〜12のアルデヒド類
又はケトン類としては、前述のポリフェノール類(I)
及び縮合体Aの調製で具体的に列挙した化合物等を好ま
しく挙げることができる。
【0048】前記ポリフェノール類(I)と炭素数1〜
12のアルデヒド類又はケトン類とを縮合反応させる際
の配合モル比は、目的に応じて異なるが、ポリフェノー
ル類(I)に対して炭素数1〜12のアルデヒド類又は
ケトン類を1:1〜20となるように配合するのが好ま
しい。また酸触媒の添加量は、ポリフェノール類(I)
100重量部に対して0.1〜15重量部が好ましく、
特に1〜8重量部が望ましい。
【0049】前記縮合体Bを調製する際の縮合反応条件
は、酸触媒の種類により異なるが、好ましくは反応温度
40〜170℃、特に50〜150℃で、0.5〜5時
間反応させるのが望ましい。
【0050】前記縮合反応を行うにあたっては、生成す
る水を除去することが反応を円滑に進めるうえで望まし
い。
【0051】前述の各成分における酸触媒の除去は、公
知慣用の方法で実施でき、具体的には水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム水溶液による失活と水洗する方法、
水酸化カルシウム、酸化マグネシウムで失活させた後、
濾過する方法等により除去することができる。
【0052】本発明の硬化剤Cにおいては、ポリフェノ
ール類(I)、縮合体A、縮合体Bのいずれかを含んで
いれば良いが、混合物として使用する場合の配合割合
は、好ましくはポリフェノール類(I)が10〜100
重量%、縮合体A0〜100重量%、縮合体B0〜20
重量%の範囲である。
【0053】本発明の硬化剤Cは、前記ポリフェノール
類(I)、前記縮合体A及び/又は縮合体Bに加え、更
に低吸湿性及び硬化性等を損なわない範囲において、公
知のフェノール樹脂を併用することもできる。
【0054】前記フェノール樹脂としては、例えばビス
フェノールA、臭素化ビスフェノールA、ノボラックフ
ェノール樹脂、ノボラックオルソクレゾール樹脂、ビス
フェノールAノボラック型フェノール樹脂、ビスフェノ
ールFノボラック型フェノール樹脂、臭素化ノボラック
フェノール樹脂、ナフトールノボラック型フェノール樹
脂、ビスフェノール型フェノール樹脂等を好ましく挙げ
ることができ、これらのフェノール樹脂は、好ましくは
硬化剤C中に0〜70重量%の範囲で配合することがで
きる。また更に、例えばホルマリン、ヘキサメチレンテ
トラミン、メラミン、メチル化メラミン、ブチル化メラ
ミン等の化合物等の公知のフェノール樹脂の硬化剤を併
用することもできる。
【0055】本発明の硬化剤Cは、エポキシ樹脂用硬化
剤として使用する他、例えばエピクロルヒドリンでエポ
キシ化することにより、各種エポキシ樹脂組成物の主剤
として用いることができ、更にまたナフトキノンジアジ
ドスルフォニルクロリドで変性することによって、ポジ
型フォトレジストとして使用することもできる。
【0056】また本発明の硬化剤Cは、前記ポリフェノ
ール類(I)、前記縮合体A及びBと組み合わせてフェ
ノール樹脂成型材料として使用することもできる。
【0057】本発明のエポキシ樹脂組成物は、前記硬化
剤C、エポキシ樹脂及び硬化促進剤を必須成分として含
有する。
【0058】本発明のエポキシ樹脂組成物において用い
るエポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールAジグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールFノボラック型エポキシ樹脂、臭素
化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、臭素化ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル、ナフトールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、3官能
エポキシ樹脂、4官能エポキシ樹脂等を好ましく挙げる
ことができ、これらの分子量及びエポキシ当量等は、用
途に応じて適宜選択することができる。これらの硬化剤
とエポキシ樹脂とは、積層板、塗料等の用途によっては
予めこれらを反応させてビスフェノールA型のフェノー
ル樹脂又はエポキシ樹脂として使用することができる。
この際、ポリフェノール類(I)としては、nが0の場
合の2官能性化合物を用いることが好ましい。このよう
なエポキシ樹脂、フェノール樹脂を調製する際の原料と
なる前記nが0の場合のポリフェノール類(I)を選択
的に多く調製するには、前記イソプレン及び/又はピペ
リレンに対する前記炭素数6〜12のフェノール類の配
合モル比を1:7〜40とするのが好ましいが、nが0
の場合のポリフェノール類(I)は、沸点が低いので、
減圧蒸留により容易に得ることもできる。
【0059】本発明のエポキシ樹脂組成物において用い
る硬化促進剤としては、公知の、例えば、第3級アミ
ン、イミダゾール、有機酸金属塩、ルイス酸、アミン錯
塩、リン系化合物等を挙げることができ、使用に際して
は単独もしくは混合物として用いることができる。
【0060】本発明のエポキシ樹脂組成物において、前
記必須成分として含有する硬化剤C、エポキシ樹脂及び
硬化促進剤の配合割合は、その用途及び使用する各成分
に応じて種々選択することができるが、好ましくは、硬
化剤Cとエポキシ樹脂とは、エポキシ樹脂一分子中に含
まれるエポキシ基の数と、硬化剤C中のフェノール性水
酸基の数が当量付近となるのが最も好ましく、硬化剤C
30〜70重量%、エポキシ樹脂70〜30重量%とな
るのが望ましい。また硬化促進剤の配合割合は、硬化剤
C及びエポキシ樹脂100重量部に対して0.1〜7重
量部となるのが好ましい。
【0061】本発明のエポキシ樹脂組成物には、前記必
須成分の他に、公知の充填剤、着色剤、難燃剤、離型
剤、カップリング剤等の添加剤の他、タール、ピッチ、
アミノ樹脂、アルキッド樹脂等を併用して用いることも
できる。また本発明のエポキシ樹脂組成物は、後述する
積層板用又は封止材用とする他に、前記各種添加剤を添
加して絶縁粉体塗料組成物等の用途に使用することもで
きる。
【0062】本発明の積層板用エポキシ樹脂組成物は、
前記エポキシ樹脂組成物を必須成分とするものであれば
特に限定されるものではないが、好ましくは、硬化剤C
中の樹脂成分の分子量が大きい方が望ましく、具体的に
は、前記ポリフェノール類(I)を調製する際のイソプ
レン及び/又はピペリレンと、炭素数6〜12のフェノ
ール類との配合モル比を1:3〜8程度とするのが好ま
しい。また前記縮合体Aを調製する際のポリフェノール
類(I)及び炭素数6〜12のフェノール類の混合物
と、炭素数1〜12のアルデヒド類又はケトン類との配
合モル比を1:1〜10程度とするのが好ましく、更に
前記縮合体Bを調製する際のポリフェノール類(I)と
炭素数1〜12のアルデヒド類又はケトン類との配合モ
ル比を1:1〜15程度とするのが好ましい。またハロ
ゲン化フェノール樹脂等を配合したり、ハロゲン化多価
エポキシ化合物等を硬化剤Cの樹脂成分に付加反応させ
た変性フェノール樹脂化あるいはエポキシ樹脂化した樹
脂成分等を配合することもできる。
【0063】前記積層板用エポキシ樹脂組成物を使用す
る際、ガラス布等に該組成物の溶液を含浸させ、乾燥し
たプリプレグを積層成形する等の方法を用いることがで
きる。
【0064】本発明の封止材用エポキシ樹脂組成物は、
前記エポキシ樹脂組成物に、更に無機充填剤を必須成分
として含有させたものであって、無機充填剤としては、
例えば結晶性シリカ粉、溶融シリカ粉、アルミナ粉、タ
ルク、石英ガラス粉、炭酸カルシウム粉、ガラス繊維等
があげられる。この際、前記無機充填剤の配合割合は、
50〜90重量%が好ましく、特に60〜85重量%が
望ましい。前記無機充填剤の配合割合が50重量%未満
の場合、熱変化に伴う体積変化が大きいのでクラックが
生じやすく、また90重量%を超えると、耐衝撃性が低
下するので好ましくない。
【0065】前記封止材用エポキシ樹脂組成物を使用す
るには、前記硬化剤Cの樹脂成分の分子量を低くするの
が好ましく、具体的には、前記ポリフェノール類(I)
を調製する際のイソプレン及び/又はピペリレンと、炭
素数6〜12のフェノール類(I)との配合モル比を、
1:7〜30とするのが望ましい。また縮合体Aを調製
する際のポリフェノール類(I)及び炭素数6〜12の
フェノール類の混合物と、炭素数1〜12のアルデヒド
類あるいは前記ケトン類との配合モル比は、1:3〜2
0とするのが好ましく、更に前記縮合体Bを調製する際
のポリフェノール類(I)と炭素数1〜12のアルデヒ
ド類又はケトン類との配合モル比を1:10〜20程度
とするのが好ましい。
【0066】本発明の封止材用エポキシ樹脂組成物を使
用するには、例えば前記各必須成分及び必要に応じて添
加する充填剤、添加剤を、ミキサー等によって十分均一
に混合した後、更に熱ロール又はニーダー等で溶融混練
し、冷却後粉砕する等の方法によって用いることができ
る。この際、トランスファー成形機等で通常120〜2
20℃、好ましくは150〜200℃で、通常10〜3
00秒成型し、更に通常160〜220℃、好ましくは
170〜200℃で、通常0.5〜5時間硬化させるの
が望ましい。
【0067】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂用硬化剤は、立体
障害がなく、架橋密度の大きい特定のポリフェノール類
を使用するため、反応性が高く、吸湿性が低いので、高
耐熱性、高耐湿性、更には強靭性をも兼備した樹脂組成
物に利用可能である。
【0068】また本発明のエポキシ樹脂組成物は、反応
性等に優れた前記エポキシ樹脂用硬化剤を有するので、
積層板用エポキシ樹脂組成物、封止材用エポキシ樹脂組
成物に利用することができ、これらの組成物は、硬化速
度が速く、電気絶縁材料、即ち半導体封止材、電気積層
板、絶縁粉体塗料や複合材料、高機能接着剤等にも極め
て有用である。
【0069】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0070】
【実施例1】水分を60ppmまで脱水したフェノール
1880gと三フッ化ホウ素−フェノール錯体36gと
を、撹拌機、温度計付きの5リットル4つ口フラスコに
仕込み、充分混合した。次いで系内温度を90〜100
℃に保ちながらイソプレン400gを1時間かけて添加
した後、系内温度を130℃迄昇温し、3時間加熱撹拌
した。
【0071】反応終了後、3重量%水酸化ナトリウム水
溶液700gを添加し、2時間撹拌して触媒を失活させ
た後、トルエン1000gを添加した。水洗操作を3回
繰り返した後、トルエン層を回収し、常圧蒸留によりト
ルエン層を濃縮した。次いで減圧蒸留、アルキレーショ
ンすることにより、エポキシ樹脂用硬化剤としてのイソ
プレン1分子にフェノールが2個付加したOH当量12
8g/eq、分子量256のポリフェノール類(I)2
20gを得た。
【0072】
【実施例2】フェノール1880gの代わりにo−クレ
ゾール2000gを、イソプレンの代わりにピペリレン
を用いた以外は、実施例1と同様に反応を行ったとこ
ろ、エポキシ樹脂用硬化剤としてのピペリレン1分子に
o−クレゾールが2個付加したOH当量142g/e
q、分子量284のポリフェノール類(I)230gを
得た。
【0073】
【実施例3】フェノール1880gの代わりにα−ナフ
トール2000gを、三フッ化ホウ素−フェノール錯体
36gの代わりにクロロベンゼン500gと三フッ化ホ
ウ素−フェノール錯体36gとを、トルエン1000g
の代わりに2000gを用いた以外は、実施例1と同様
に反応を行ったところ、OH当量185g/eq、数平
均分子量450のポリフェノール類(I)550gを得
た。
【0074】
【実施例4】撹拌機、温度計付きの2リットル4つ口フ
ラスコに、実施例1と同様にして得られたポリフェノー
ル類(I)300g、フェノール500g、ヘキサン1
00g、p−トルエンスルホン酸10gを添加した。次
いで系内の温度を70℃迄昇温した後、40%ホルマリ
ン水溶液80gを1時間かけて逐次添加した。添加とと
もに縮合反応により水が生成したが、ヘキサンによる共
沸蒸留により水を除去し、4時間反応させた。
【0075】反応終了後、マグネシウム化合物(商品名
「KW−1000」、協和化学工業株式会社製)30g
を添加し、30分間撹拌して触媒を失活させた後、反応
液を濾過した。得られた透明な反応液を200℃で減圧
蒸留し、エポキシ樹脂用硬化剤としての縮合体(A)3
80gを得た。縮合体(A)は軟化点が70℃、OH当
量が122、平均分子量が310であった。
【0076】
【実施例5】撹拌機、温度計付きの3リットル4つ口フ
ラスコに、実施例1と同様にして得られたポリフェノー
ル類(I)700g、メチルエチルエーテル700g、
シクロヘキサン100g、p−トルエンスルホン酸10
gを添加し、70℃に昇温し40%ホルマリン水溶液4
0gを1時間かけて逐次添加した以外は、実施例4と同
様に反応を行ったところ、エポキシ樹脂用硬化剤として
の縮合体(B)701gを得た。縮合体(B)は軟化点
が82℃、OH当量が130、平均分子量が350であ
った。
【0077】
【実施例6〜10】樹脂単独の硬化物の試験片を作成す
るため、硬化剤として、実施例1〜5で合成したポリフ
ェノール類(I)、縮合体(A)または(B)に、それ
ぞれ主剤としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(商品名「エピクロンN−660」、大日本インキ化学
工業(株)製、エポキシ当量214g/eq)、更に硬
化促進剤としてベンジルジメチルアミンをそれぞれ用
い、表1に示す各配合量で配合して、各エポキシ樹脂組
成物を得た。
【0078】これらのエポキシ樹脂組成物を100℃で
2時間、次いで160℃で2時間、さらに180℃で2
時間の条件で硬化させて試験片とし、JIS K−69
11に準拠して、常温での曲げ強度、引張り強度、引張
り伸び率および85℃・85%RH条件下での吸水率を
測定した。更にDMA(Dynamic MechanicalAnalysis、
動的粘弾性試験)によってガラス転移温度および動的粘
弾性率を測定した。各測定結果を表1に示す。
【0079】
【比較例1及び2】硬化剤としてノボラックフェノール
樹脂(商品名「タマノール758」、荒川化学工業
(株)製、OH当量104g/eq)、ジシクロペンタ
ジエン変性フェノール樹脂(OH当量173g/eq)
を用いた以外は、実施例5〜10と同様に行った。各測
定結果を表1に示す。
【0080】
【表1】
【0081】
【実施例11〜15】硬化剤として実施例1〜5で合成
したポリフェノール類(I)、縮合体(A)または
(B)を用い、主剤としてクレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂(商品名「エピクロンN−660」、大日本イ
ンキ化学工業(株)製、エポキシ当量214g/eq)
を用いて、表2に示す他の添加剤とともに表2の配合で
配合した後、加熱ロールを使用して混練温度70〜12
0℃で約8分間混練した。その後、約5mmφに粉砕
し、半導体封止材用エポキシ樹脂組成物を作製した。次
いで得られた組成物を以下の測定方法により、銅箔接着
強度、半田クラック性試験、半田耐湿性試験の各測定を
行った。結果を表2に示す。
【0082】(1)銅箔接着強度 半導体封止材用エポキシ樹脂組成物を加熱混合し、35
μm電解銅箔を敷いた金型に流し込み175℃で6時間
硬化させてサンプルを調製した。得られたサンプルをJ
IS C6481に準拠し銅箔接着力を求めた。
【0083】(2)半田クラック性試験 半導体封止材用エポキシ樹脂組成物を、トランスファー
成形機(成形条件;金型温度175℃、硬化時間2分
間)を用いて成形し、175℃、8時間で後硬化させ
た。硬化終了後、得られたテスト用素子(チップサイズ
36mm×36mm、パッケージ圧2.0mm)16個
について、85℃、85%RHの水蒸気下、48時間及
び72時間処理後、240℃の半田浴に10秒間浸漬さ
せ、クラックの発生したテスト用素子の個数を観察し
た。
【0084】(3)半田耐湿性試験 (2)で封止したテスト用素子を85℃、85%RHで
72時間吸湿した後、250℃の半田浴に10秒間浸漬
後、プレッシャークッカー試験(125℃、100%R
H)を行い回路のオーブン不良を測定した。
【0085】
【比較例3及び4】硬化剤としてノボラックフェノール
樹脂(商品名「タマノール758」、荒川化学工業
(株)製、OH当量104g/eq)、ジシクロペンタ
ジエン変性フェノール樹脂(OH当量173g/eq)
を用いた以外、実施例11〜15と同様に行って半導体
封止材用エポキシ樹脂組成物を作製し、各測定を行っ
た。結果を表2に示す。
【0086】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大月 裕 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本 石油株式会社中央技術研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 59/62 C08L 63/00 - 63/10 C08G 8/20 C08G 61/02 - 61/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a−1)下記一般式化1で表わされる
    ポリフェノール類、(a−2)酸触媒の存在下、前記ポ
    リフェノール類と炭素数6〜12のフェノール類との重
    量比が5:95〜95:5の混合物と、炭素数1〜12
    のアルデヒド類又はケトン類とを縮合させて得られる縮
    合体、(a−3)酸触媒の存在下、前記ポリフェノール
    類と炭素数1〜12のアルデヒド類又はケトン類とを縮
    合させて得られる縮合体又はこれらの混合物を必須成分
    として含むエポキシ樹脂用硬化剤。 【化1】
  2. 【請求項2】 (a)請求項1記載の硬化剤、(b)エ
    ポキシ樹脂及び(c)硬化促進剤を必須成分として含む
    エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)請求項1記載の硬化剤、(b)エ
    ポキシ樹脂及び(c)硬化促進剤を必須成分として含む
    積層板用エポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (a)請求項1記載の硬化剤、(b)エ
    ポキシ樹脂、(c)硬化促進剤及び(d)無機充填剤を
    必須成分として含む封止材用エポキシ樹脂組成物。
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