JP3118340B2 - 円筒型遠赤外線ヒーター - Google Patents

円筒型遠赤外線ヒーター

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JP3118340B2
JP3118340B2 JP05003167A JP316793A JP3118340B2 JP 3118340 B2 JP3118340 B2 JP 3118340B2 JP 05003167 A JP05003167 A JP 05003167A JP 316793 A JP316793 A JP 316793A JP 3118340 B2 JP3118340 B2 JP 3118340B2
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far
ceramic cylinder
ceramic
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静雄 石川
均 神谷
良一 池上
正 寺尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸状、ワイヤー状等の
製品を一度に複数本加熱処理するための円筒型遠赤外線
ヒーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の糸状、ワイヤー状等の製品を一度
に複数本加熱処理するものとしては、図6に示すような
多数の面状ヒーター31を炉32の上下に多数配設し
て、対向した上下の面状ヒーター31の中間に製品を通
過させて加熱するものがある。ところが、この従来のも
のにあっては、製品の通過する箇所の違いにより温度分
布が不均一で個々の製品毎に品質に差異が生ずる問題が
ある。また、処理スピードが速い場合は複数本の内の1
本が切断すると、隣接する被加熱物と接触してからまり
次々とトラブル拡大するという問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
従来の問題点を解決して、糸状、ワイヤー状等の製品を
複数本同時に均一加熱できるとともに熱効率の良い円筒
型遠赤外線ヒーターを提供するために完成されたもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
するためになされた本発明は、コイル状抵抗発熱体をス
パイラルに埋め込んだ内周面を遠赤外線輻射面に形成し
セラミックス円筒体内をセラミックス隔壁板をもって
各加熱室が均等に遠赤外線輻射面に臨む複数の加熱室に
区画したことを特徴とする円筒型遠赤外線ヒーターの第
1の発明と、コイル状抵抗発熱体をスパイラルに埋め込
んだ内周面を遠赤外線輻射面に形成した主セラミックス
円筒体の中央にコイル状抵抗発熱体をスパイラルに埋め
込んだ外周面を遠赤外線輻射面に形成した小径の副セラ
ミックス円筒体を配置したうえ、該副セラミックス円筒
体と主セラミックス円筒体との間に複数のセラミックス
隔壁板を設けて主セラミックス円筒体内を各加熱室が均
等に遠赤外線輻射面に臨む複数の加熱室に区画したこと
を特徴とする円筒型遠赤外線ヒーターの第2の発明から
なるものである。
【0005】
【作用】このように構成された第1の発明のものは、1
個または数個を連結させて保持枠にとりつけて、円筒内
のセラミックス隔壁板により区画形成された各加熱室に
糸状、ワイヤ状等の製品を通過させて、コイル状抵抗発
熱体に続かせたリード線を電源に接続して使用すれば、
該コイル状抵抗発熱体が発熱して該コイル状抵抗発熱体
をスパイラルに埋め込んだセラミックス円筒体の内周面
が均一に熱せられ各加熱室が均等に遠赤外線を輻射し一
度に複数本の製品を加熱処理するものである。
【0006】また、第2の発明のものは、第1の発明の
ものと同様1個または数個を連結させて保持枠にとりつ
けて、主セラミックス円筒体、副セラミックス円筒体及
びセラミックス隔壁板により区画形成された各加熱室に
糸状、ワイヤ状等の製品を通過させて、コイル状抵抗発
熱体に続かせたリード線を電源に接続して使用すれば、
該コイル状抵抗発熱体が発熱して該コイル状抵抗発熱体
をスパイラルに埋め込んだ主セラミックス円筒体の内周
面と副セラミックス円筒体の外周面に形成した遠赤外線
輻射面が均一に熱せられ各加熱室が均等に遠赤外線を輻
射し一度に複数本の製品を加熱処理するものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。先ず、図1、図2及び図3に示す第1の発明
の実施例について説明すれば、1は内周面を遠赤外線輻
射面に形成したセラミックス円筒体、2は該セラミック
ス円筒体1にスパイラルに埋め込まれているニクロム線
等のコイル状抵抗発熱体である。3、3は該コイル状抵
抗発熱体2の両端に溶着したリード線であり、該リード
線3、3はセラミックス円筒体1の外面に碍管4、4を
介して導出されている。5はセラミックス円筒体1内を
複数の加熱室6に区画するためのセラミックス隔壁板で
あり、該セラミックス隔壁板5は図1及び図2に示す実
施例のようにセラミックス円筒体1内を2つの加熱室6
に区画するものにあっては一枚板であり、多数の加熱室
6に区画するものにあっては図3に示す実施例のように
放射状に形成されている。
【0008】このように構成されたものは、各加熱室6
に糸状、ワイヤ状等の製品を通過させて、コイル状抵抗
発熱体2に続かせたリード線3を電源に接続して使用す
れば、該コイル状抵抗発熱体2が発熱して該コイル状抵
抗発熱体2をスパイラルに埋め込んだセラミックス円筒
体1の内周面に形成した遠赤外線輻射面から均一に遠赤
外線が輻射され製品を加熱処理するものである。しか
も、セラミックス隔壁板5により区画形成された加熱室
6は、各加熱室6毎セラミックス円筒体1の内周面に形
成した遠赤外線輻射面に臨んでいるので各加熱室6は同
一条件下で均等に加熱されるので加熱室の違いにより製
品の品質に差異が生じることはない。また、セラミック
ス隔壁板5により処理スピードが速い場合でも製品のブ
レによる製品同士の接触が防止されるとともに、製品の
切断事故が発生しても他の製品に影響することもないも
のである。
【0009】続いて、図4及び図5に示す第2の発明の
実施例について説明すれば、21は内周面を遠赤外線輻
射面に形成した主セラミックス円筒体、2は該主セラミ
ックス円筒体21にスパイラルに埋め込まれているニク
ロム線等のコイル状抵抗発熱体である。3、3は該コイ
ル状抵抗発熱体2の両端に溶着したリード線であり、該
リード線3、3は主セラミックス円筒体21の外面に碍
管4、4を介して導出されている。22は外周面を遠赤
外線輻射面に形成した小径の副セラミックス円筒体であ
り、該副セラミックス円筒体22には主セラミックス円
筒体21と同様にニクロム線等のコイル状抵抗発熱体2
がスパイラルに埋め込まれている。この副セラミックス
円筒体22は主セラミックス円筒体21の中央に複数の
セラミックス隔壁板5をもって保持されて、該セラミッ
クス隔壁板5とともに主セラミックス円筒体21内を多
数の加熱室6が区画形成している。
【0010】このように構成されたものは、各加熱室6
に糸状、ワイヤ状等の製品を通過させて、主セラミック
ス円筒体21と副セラミックス円筒体22に埋め込んだ
コイル状抵抗発熱体2に続かせたリード線を電源に接続
して使用すれば、各コイル状抵抗発熱体2が発熱してセ
ラミックス円筒体21の内周面に形成した遠赤外線輻射
面と副セラミックス円筒体22の外周面に形成した遠赤
外線輻射面から遠赤外線が輻射され製品を加熱処理する
ものである。しかも、各加熱室6が主セラミックス円筒
体21の内周面に形成した遠赤外線輻射面と副セラミッ
クス円筒体22の外周面に形成した遠赤外線輻射面の間
に形成されるものであるから、各加熱室6は同一条件下
で均等に加熱され加熱室6毎に製品の品質に差異が生じ
ることはない。また、セラミックス隔壁板5により区画
されていることにより処理スピードが速い場合でも製品
のブレによる製品同士の接触が防止されるとともに、製
品の切断事故が発生しても他の製品に影響することもな
いものである。
【0011】
【発明の効果】このような円筒型遠赤外線ヒーターは、
セラミックス円筒体内に区画形成された加熱室が均一に
加熱されることとなるので、各加熱室を通過して加熱処
理される糸状、ワイヤー状等の製品は同品質のものが得
られるものである。また、セラミックス隔壁板により製
品のブレによる製品同士の接触が防止されるとともに、
製品の切断事故が発生しても他の製品に影響することも
ないものである。さらに、円筒型を基本として一体に形
成されていることにより小型のものが容易に製造できる
うえ輻射エネルギーのロスがなく熱効率が極めて高いも
のである。また、コイル状抵抗発熱体をスパイラル状に
セラミックス円筒体に埋め込んだ一体型ヒーターである
ことから温度制御も容易である利点もある。従って、本
発明は従来の遠赤外線ヒーターによる加熱方法の問題点
を解決したものとして、産業の発展に寄与するところは
極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図2】同じく一部切欠側面図である。
【図3】第1の発明の他の実施例を示す一部切欠側面図
である。
【図4】第2の発明の実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図5】同じく一部切欠側面図である。
【図6】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 セラミックス円筒体 2 コイル状抵抗発熱体 5 セラミックス隔壁板 6 加熱室 21 主セラミックス円筒体 22 副セラミックス円筒体
フロントページの続き (72)発明者 池上 良一 愛知県名古屋市緑区鳴海町字姥子山369 番地の24 (72)発明者 寺尾 正 愛知県名古屋市瑞穂区土市町1丁目58番 地 一光ハイツ201号 (56)参考文献 特開 昭59−203392(JP,A) 特開 昭55−24381(JP,A) 実開 昭56−54597(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/62 F27D 11/02 H05B 3/44 F24H 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状抵抗発熱体をスパイラルに埋め
    込んだ内周面を遠赤外線輻射面に形成したセラミックス
    円筒体内をセラミックス隔壁板をもって各加熱室が均等
    に遠赤外線輻射面に臨む複数の加熱室に区画したことを
    特徴とする円筒型遠赤外線ヒーター。
  2. 【請求項2】コイル状抵抗発熱体をスパイラルに埋め込
    んだ内周面を遠赤外線輻射面に形成した主セラミックス
    円筒体の中央にコイル状抵抗発熱体をスパイラルに埋め
    込んだ外周面を遠赤外線輻射面に形成した小径の副セラ
    ミックス円筒体を配置したうえ、該副セラミックス円筒
    体と主セラミックス円筒体との間に複数のセラミックス
    隔壁板を設けて主セラミックス円筒体内を各加熱室が均
    等に遠赤外線輻射面に臨む複数の加熱室に区画したこと
    を特徴とする円筒型遠赤外線ヒーター。
JP05003167A 1993-01-12 1993-01-12 円筒型遠赤外線ヒーター Expired - Fee Related JP3118340B2 (ja)

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