JP3118253B2 - 光力学的治療法に有用なバクテリオクロロフィルa誘導体 - Google Patents

光力学的治療法に有用なバクテリオクロロフィルa誘導体

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は光力学的治療法、およびそれに関連する、光
吸収共鳴環系と光照射を用いたインビトロでの試料の処
理法に関する。より詳細には、本発明はインビボでの光
力学的治療および診断方法と、インビトロでのバクテリ
オクロロフィルaおよびそれに関連する化合物を用いた
滅菌方法に向けられる。
背景技術 ポルフィリンおよび関連の化合物を用いた光力学的治
療法には、今までにかなり長い歴史がある。1940年代の
初期の研究では、光照射された腫瘍組織でポルフィリン
が蛍光を発し得ることが示された。ポルフィリンはこれ
らの組織に蓄積されるようであり、インシツで光を吸収
することが可能で、蛍光位置により腫瘍を検出する手段
となる。検出と治療の両者のための光力学的治療に以前
に広く用いられてきた調製物はLipsonらのJ.Natl Cance
r Inst(1961)26:1−8の記載に従い調製される、ヘマ
トポルフィリン誘導体HpDまたはリプソン誘導体とも呼
ばれるヘマトポルフィリンの粗製誘導体であった。この
調製物を用いて多くの研究が行われ、Doughertyらは悪
性腫瘍の治療にこの誘導体を用いることを報告してい
る。(Cancer Res.(1978)38:2628−2635;J.Natl.Canc
er Inst.(1979)62:231−237)。
Doughertyらは、凝集分子量>10kdを有しHpD部分を含
む、ヘマトポルフィリン誘導体のより有効な形態を調製
した。光学的治療に有用なこの形態の薬物は、米国特許
第4649151号の主題であり、市販されており現在治験中
である。
光吸収性化合物、特にポルフィリンに関連する化合物
の使用に関する一般的原理は、全身投与された場合の腫
瘍の治療としてよく確立されている。これらの調製物が
正常組織に対して腫瘍組織を差別的に破壊する能力は、
これらの調製物が目標細胞に帰巣する作用による。(例
えば、Dougherty,T.J.ら,“Cancer:Principles and Pr
actice of Oncology"(1982),V.T.de Vita,Jr.ら編、p
p.1836−1844を参照のこと。)ヘマトポルフィリン誘導
体を抗体に結合することにより帰巣能力を改善しようと
する努力がなされてきた。(例えば、Mew,D.ら,J.Immun
ol.(1983)130:1473−1477を参照。)これらの薬物が
細胞を殺す機構には、光照射による一重項酸素の生成が
含まれるようである(Weishaupt,K.R.ら,Cancer Resear
ch(1976)pp.2326−2329)。
局所投与による皮膚疾患の処置にヘマトポルフィリン
誘導体または、その活性成分を用いることも米国特許第
4753958号に記載されている。さらに、これらの薬物
は、細菌およびウイルスのような感染源生物を含有する
生理学的試料の滅菌に用いられた(Matthews,J.L.ら、T
ransfusion(1988)_:81−83)。様々な他の光感受性化
合物もまた、例えば米国特許第4727027号に記載のよう
に、この目的に用いられてきた。
一般に、インビボおよびインビトロの両方で、生物学
的物質の働きを選択的に障害するために様々な構造の光
照射感受性物質を用いる方法は、当該分野によく知られ
ている。これらの方法に有用な化合物は、障害または破
壊しようとする標的の生物学的物質について選択的なア
フィニティーを有さねばならならず、そして光照射され
た薬物が、隣接する組成物および物質に対して有害に作
用するような様式で活性化されるように、光吸収力がな
ければならない。
治療薬と診断薬の作用を最適化することが必ず望まし
いので、昔から治療薬と診断薬に用いられてきた、ポル
フィリン系薬物の変型が考えられてきた。フタロシアニ
ン、ソラレン関連化合物および共鳴系を有する多環化合
物を含む多数のクラスの光感受性物質が示唆されてき
た。ここに開示されている化合物に類似の化合物のほと
んどは、光力学的治療への使用がNihon Metaphysics Co
mpanyの欧州特許出願第220686号に記載されている様々
なフェオフォルバイド誘導体である;この目的に用いら
れるフェオフォルバイドのエチレンジアミン誘導体はTa
ma Seikayaku,K.K.の日本国特許出願第J85/000981号お
よび10−ヒドロキシフェオフォルバイドaに関する日本
国特許出願第J88/004805号に記載されている。さらに、
長鎖ヒドロカルビル基の誘導体になったフェオフォルバ
イドが光力学的治療に有用であることが1988年7月20日
に出願されて同じ譲渡人に譲渡された米国特許出願第22
1804号に開示された。これはここに参考文献として採用
される。さらに、Beems,E.M.らはPhotochemistry and P
hotobiology(1987)46:639−643において、バクテリオ
クロロフィルaの2種の誘導体、即ちバクテリオクロロ
フィリンa(バクテリオクロロフィルaのフィチルアル
コールが欠けた誘導体で、バクテリオフェオフォルバイ
ドaとしても知られている)およびバクテリオクロリン
a(フィチル基とMgイオンの両者が欠けている)の光感
受性物質としての使用を開示する。これらの著者はこれ
らの誘導体について、注意をバクテリオクロロフィルa
に対する水溶性の増大に基づく進歩に向けている。
特定の標的および特定の状況に最適化された、光力学
的治療および診断に有用な好適な光感受性物質を見出す
という問題が残っている。単一の化合物または小グルー
プの化合物が、一般に適用できる一方で、すべての場合
に最適に有利であるとは考えにくい。従って、本発明
は、特定の治療および診断条件で用いられる候補のレパ
ートリーの一部となる、光感受性化合物の新しいグルー
プを提供する。
発明の開示 本発明は、バクテリオクロロフィルaまたはbまたは
これらに相当するバクテリオクロリンのような、テトラ
ヒドロポルフィリンに関連する化合物からなる群を用い
る、光力学的治療および診断の代替法を提供する。これ
らの化合物は、以下の式(1)または式(2)で示され
る: ここで、MはMg+2,Sn+2およびZn+2から選択される非
常磁性金属であり、またはそれぞれのH+が実線で結ばれ
ている窒素原子の1つに結合している2H+を表し; R1は、炭素数8から25の飽和または不飽和のヒドロカ
ルビル残基であり; R2は、それぞれ独立して、ビニル、エチル、アセチル
および1−ヒドロキシエチルでなる群から選択され;そ
して、 XはCOOR3であり、ここでR3は炭素数1から4のアル
キルである。
従って、1つの局面においては、本発明は標的の生物
学的物質を該物質を光感受性化するのに有効な量の式
(1)の化合物で処理し、それに続いて、該標的物質を
式(1)の化合物によって吸収される波長を有する照射
線に該物質の損傷または破壊をもたらすのに有効な時間
さらすこと、を包含する、標的生物学的物質の損傷また
は破壊をもたらす方法に向けられる。
他の局面においては、本発明は、上記方法に使用され
る式(1)の化合物を含有する薬学的組成物、および診
断用キットに向けられる。
図面の簡単な説明 図1は、全照射線エネルギーを一定にして、バクテリ
オクロロフィルaで処理した結果を示す表である。
図2は、図1の表から作成された作用スペクトルであ
る。
図3は、腫瘍の反応を、バクテリオクロロフィルaに
感受性化された足と比較して、時間の関数として示す。
発明の実施するための形態 バクテリオクロロフィルa(bchla)は、ある種の光
合成細菌、例えばRhodopseudomonas virdisに見いださ
れるテトラヒドロポルフィリンである。bchlaは以下の
式で示される。
bchlaは、環Bがジヒドロ型であり環Aのビニル基が
アセチル基に変換されている以外は、本質的に高等植物
のクロロフィルaと同一である。bchlaの最大吸収波長
は約780nmであり、この領域の消衰係数は、非常に高い
(E780=75,000)。この長い波長の吸収は、630nmのよ
うな短波長に比べて800nmに近い波長の光は組織を2か
ら3倍効果的に貫通するため、有利である。
bchlaは細菌の起源から抽出することにより容易に得
られ、Porphyrin Products,Logan,UTから市販されてい
る。この物質は、特に光の存在下で容易に酸化され、ま
た希酸の存在下でマグネシウムイオンが容易に除去され
るにもかかわらず、インビボでは効果的な光治療剤とし
て充分にい安定である。
バクテリオクロロフィルbもまた細菌起源から容易に
得られるが、環BのR2がエチルではなくてビニルであ
る。R2の他の実施態様は、バクテリオクロロフィルbを
開始物質としてビニル基の標準法による水素添加により
1−ヒドロキシエチル置換体を得、緩やかな酸化により
相当するアセチル置換体を得ることにより、容易に製造
され得る。同様に、環AのR2置換基は、1−ヒドロキシ
エチルに還元され、および/またはビニルに脱水素さ
れ、および/またはエチルに還元され得る。
式1の化合物の式2の化合物への変換は、“Porphyri
ns and Metalloporphyrins",Smith,K.編(1975)Elsevi
er Press,pp.52−53の記載に従い、酸素の存在下、アル
カリ溶液のような周知の薬剤を用いてシクロペンタノン
環を開環することにより、容易に行われ得る。この反応
でフィチル基が除去されるが、標準法により再エステル
化して所望のR1にすることが可能である。
一般に、式1または式2のいずれかの式中のR1または
R3の他の実施態様は、エステル交換により、または加水
分解と再エステル化により得ることができる。ある場合
には、このエステル化は、例えばオスミウムテトロキシ
ドを用いた酸化により得られる対応するポルフィリンま
たはジヒドロポルフィリンの形態にある状態の化合物に
ついて行われ、次にテトラヒドロ型に再還元されなけれ
ばならない。上述のすべての変換において、金属置換基
を元に戻しまたは除去するためにある順序で反応を行
い、および/または当業者に理解される保護反応及び基
を用いることが必要であり得る。
式1および2の化合物は、標的の生物学的物質に関す
る光力学的治療および診断に用いられる。用語「標的の
生物学的物質」は、治療または滅菌のような他の修正処
置が行われる対象となり、環境中に望ましくないか、あ
るいは診断の行われる対象となり環境中の位置を知るこ
とが望まれる、任意の細胞、ウイルスまたは組織を意味
する。例えば、米国特許第4,649,151号(ここに参考文
献として採用される)の記載に従うヘマトポルフィリン
誘導体(Hpd)の活性画分の使用と類似の方法で、この
薬物が優先的に悪性新生物組織に蓄積する能力により、
またこの薬物の感光作用をおこす性質によって、悪性新
生物組織はインビボで効果的に治療される。この場合、
標的の生物学的物質は、悪性新生物組織である。本出願
の記載のように、この薬物を対象に注射し、正常組織か
ら浄化させる。次に、悪性新生物組織を、吸収スペクト
ルに充当する波長の照射線にさらす。本出願はさらに、
必要に応じて赤外線照射により供給される熱による同時
におこる効果も記載する。さらに、この薬物の蛍光によ
って、腫瘍の位置が確認される。
他の出願では、Matthews,J.L.ら、Transfusion(198
8)__:81−83は、光感受性化化合物HpDおよびその活性
画分であるDHEを、インビトロで流体の病原を発光させ
るために使用することを記載する。この文献は、原生動
物、ウイルス、細菌、菌類等の病原を消去するための血
液または他の生物学的流体の処理方法について記載す
る。同様に、米国特許第4,727,027号は、血液製剤から
汚染物を除去するために、UV光の照射に組合せてフロク
ーマリンを用いることを記載する。これらの場合には、
標的物質は、細菌および菌類と同様にウイルスおよび原
生動物も含む様々な「生物」を含み得る病原である。
米国特許第4,753,958号には、光感受性化薬物を用い
た、皮膚疾患の局所的治療が記載されている。この場
合、標的の生物学的物質は疾患をもたらす感染ウイルス
または細胞である。これはまた、ウイルス、細菌、また
は菌類感染を含む他の微生物であり得る。
本発明の方法の使用のために、式1および2の化合物
は目的とする使用に適当な通常の賦形剤を用いて処方さ
れる。一般に全身投与のためには、活性化合物を溶解す
るための充分な量の無害な界面活性剤と共に、緩衝水性
組成物が用いられる。式1および2の化合物は一般に、
水にそれほど溶けないので、このような界面活性剤の可
溶化量が用いられる。適切な無害な界面活性剤には、ツ
イン80、グリコール酸ナトリウムのような、種々の胆汁
酸塩、フシジン酸塩のような種々の胆汁酸塩アナログが
包含される。他の組成物はリポソーム担体を用いる。溶
液は、ハンク液、リンゲル液またはリン酸緩衝液のよう
な通常の緩衝液を用いて、中性pHの緩衝液にする。薬物
の活性を妨害しない、例えば血清アルブミンのような安
定化量のタンパク質のような、他の成分もまた含有し得
る。
全身投与のための処方は、静脈内、腹腔内、筋肉内、
または皮下注射のような注射によって投与され得、ある
いは膜透過または皮膚透過技術により投与され得る。皮
膚透過または膜透過投与に適する処方には、噴霧剤およ
び坐薬が包含され、これらは、しばしば前述の界面活性
剤であり得る、浸透剤を含有する。
局所投与のための処方もまた浸透剤を含有し、軟膏
(ointment)、軟膏(salve)、リニメント剤、クリー
ムまたは油の形態である。全身および局所投与の両者に
好適な処方は、Remington's Pharmaceutical Sciences,
最新版、Mack Publishing Co.,Easton PAに見いだされ
る。
例えば輸血用血液または血漿、または因子VIIIのよう
な血液製剤のエクスビボでの処理に用いるためには、ど
のような特別な処方も必要ではないが、しかし式1およ
び2の化合物は適切な適合する溶剤に溶解し、これらの
生物学的流体中に適切な濃度、典型的にはおよそ1−10
0μg/mlとなるように混合した後、照射を行う。
光力学的治療および診断に適用するための適切な投与
量は、適用する様式および化合物の選択によって、およ
び治療または診断される病態の性質によって異なる。し
かし、一般に、適切な投与量はおよそ0.1−50mg/kg体
重、好ましくは1−3mg/kgである。局所投与のために
は、典型的にはおよそ全量50−100mgが用いられる。
インビボでの一般的な光力学的治療および診断の方法
は、米国特許第4,649,141号に記載された方法と同様で
ある。エクスビボでの方法は、Matthews,J.L.ら、Trans
fusion(前述)に記載の方法と同様である。典型的な方
法は、米国特許第4,753,958号に記載の方法と同様であ
る。これらはすべてここに参考文献として採用される。
簡単に述べると、全身投与のためには、式1または2
の薬物を標的となる生物学的物質に濃縮させるために、
投与後適切な期間、典型的には数時間から2日間経過さ
せる。一般に、この物質は腫瘍であり、式1または2の
化合物の位置は標的組織の蛍光または吸光をバックグラ
ウンドと比較して測定することによりモニターし得る。
局在化が達成された後、標的の生物学的物質を適切なバ
ンドの照射線で照射する。式1の化合物の場合、5mW/cm
2−0.75W/cm2の割合で750−800nmの範囲、そして100−1
000J/cm2の全エネルギーの範囲である。
典型的な治療のためには、局在化は直ちにおこり、対
応する照射が直ちに行われ得る。エクスビボでの生物学
的流体の処置のためには、局在化のための時間経過は必
要ではなく、照射線はおよそ1−10J/cm2で適用され
る。組織への浸透を必要としないので、低い全エネルギ
ーが用いられ得る。
以下のbchlaに関する実施例は説明を意図しており、
本発明を限定するものではない。式1および2で示され
る残余の化合物は、同じテトラヒドロポルフィリン吸光
系を含んでいるので同様の吸光スペクトルを有し、また
同様の溶解度を有する。
実施例1 bchlaの処方 Porphyrin Products(Logan,UT)から>90%の純度で
得られたバクテリオクロロフィルaを、Tween−80(Sig
ma)中で5mg/mlの濃度で数時間または一晩攪拌すること
によって溶解した。得られた溶液を9倍容量のハンクの
緩衝液と混合し、界面活性在の溶液が完全に溶解するま
で攪拌した。残存する粒状物質の全て、濾過によって除
去し、そして最終溶液の濃度を、蒸留水で1:100に希釈
した溶液を用いて分光光度計で測定する(1mg/mlの濃度
に対してOD780=87.3)。一般的に、初めのbchlaの溶解
を注意深く行えば、得られる処方物は0.5mg/mlの濃度の
bchlaを有する。
実施例2 腫瘍に対するbchlaの効果 DBA2/HaDマウスにSTM−F腫瘍を移植した。この皮下
の腫瘍が直径4.5〜5.5mmに達したとき、5群に分けたこ
のマウスに、実施例1のbchlaの溶液を5〜30mg/kgの投
与量で静脈注射した。1時間〜5日後、前もって2−3m
mの縁をおいて毛をそり、脱毛しておいたこの腫瘍を、E
xction LDS751色素を用い、700〜800nmの範囲にわたっ
て調節できるSpectraphysicsアルゴン色素レーザー、ま
たはダイオードレーザー、例えば、750〜850nmの範囲で
放射するスペクトラダイオードまたは75〜150mW/cm2
照射の割合で700nm±60nmの光線の90%を透過する干渉
フィルターを通過したキセノンアークランプを用いて、
630〜800nmの範囲の波長の光線に曝した。キセノンシス
テムを用いたとき、穏やかな過温症が生じた(160mW/cm
2で42℃)。この温度がbchlaによって、HpDおよびその
活性画分で示されたように、相乗的に作用して上昇する
かどうかは知られていない。
腫瘍の反応は、図1の表に示されており、光線処理後
7日目については退化を示している。そして、光線処理
後少なくとも30日目において、もはや再成長しなけれ
ば、治癒を示すとした。
図1に示すように、bchlaに対する良い反応が得られ
た。例えば、5mg/kgを注射した2時間後に、670〜790nm
の範囲に曝した場合および10mg/kgを注射した24時間後
に、680〜780nmに曝した場合において良い反応が得られ
た。
図2はbchla、フェオフィチン(脱金属化されたbchl
a、インビボで見られる)およびクロロフィル(酸化さ
れたbchla、理論上インビボで見られる)の吸収スペク
トルを有する作用スペクトルを示す。“×”は、5mg/kg
の投与2時間後に270J/cm2使用したときの7日目の反応
を表し;四角は、10mg/kgの投与24時間後に270J/cm2使
用したときの7日目の反応を表し、そして、丸は、30日
目の(治癒)反応を表す。これらはすべて、腫瘍を処理
するのに用いられた光線の波長の関数として示す。
実施例3 治療割合の測定 ある化合物を用いる光力学的治療の1つの望ましくな
い副作用は、標的の生物学的物質に関係しない皮膚の光
感作性である。従って、処置されたマウスの足の光感作
性に対する、処置の影響を測定した。足の反応は、紅斑
および/または浮腫(または皮膚の欠如またはさらなる
損傷)として測定した。
結果を図3に示す。左の縦座標は反応した腫瘍のパー
センテージを表し;右の縦座標は足の反応に対する任意
尺度であり、ここで、1.0はひどい紅斑および浮腫を表
し、0.1はわずかな影響を表し、そして0.5は中程度の反
応を表す。これらの結果は、bchlaに対しては、腫瘍の
感受性および足の皮膚が同時に減衰することを表す。一
方、DHEと呼ばれるヘマトポルフィリン誘導体の活性成
分に対しては、この感受性は注射後10日目よりも長い間
持続するということを表している。このように、DHEを
用いるとこの組織(足)は、長期間(ヒトにおいて30日
間)、光(例えば、日光)に対して感受性であるが、一
方、bchlaに対しては、感受性は2〜3日間のみ持続す
ると考えられ得る。
実施例4 bchlaの代謝 腫瘍および肝臓におけるbchlaの吸収および浄化を、
腫瘍または肝臓組織を1:1MeOH:CH2Cl2で抽出し、次い
で、HPLCで分析することによって測定した。bchlaの注
射後の、腫瘍および肝臓におけるbchlaのレベルを表1
に示す。
これらの結果は、腫瘍および肝臓の両者は2時間後に
この化合物の高レベルを有すること、そしてこれらのレ
ベルは24時間または48時間の間維持されるということを
表す。
しかし、バクテリオフェオフィチンへの部分的な改変
が、腫瘍において24時間またはそれ以上、および肝臓に
おいて2時間で起こる。注射後2時間では、腫瘍は、フ
ィチル基が加水分解した物質の少量とともに、bchlaの
みを本質的に含有し;48時間において、この腫瘍はフィ
チルおよびMgを有しない物質を主に含有する。24時間に
おいて、腫瘍中の物質は脱金属化するが、まだフィチル
を含有する。
実施例5 光線の浸透 20mg/kgのbchlaを用い、1時間後780nmで270J/cm2
照射したものと、5mg/kgのDHEを用い、1時間後630nmで
270J/cm2で照射したものとを比較した。深さ約1cmの腫
瘍を有する動物を比較に用いた。組織学的切片を処理を
した後の日に得、固定し、そして染色した。総計4匹の
動物を用いた比較実験は、DHEに対して5〜6mm、そして
bchlaに対して約9mmの壊死の深さを表し、このことは、
630nmの光線と比較して780nmの光線はより深く浸透する
ことに一致した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 31/14 A61P 31/14 31/20 31/20 33/00 33/00 35/00 35/00 // C07D 487/22 C07D 487/22 (56)参考文献 Photochemistry an d Photobiology,1987, Vol.46,No.5,pp.639−643 Proceedings SPIE, 1989,Vol.1065,Photodyn amic Therapy:Mecha nisms,pp.2−10 Journal of Photoc hemistry and Photo biology,B:Biology, 1987,Vol.1,pp.93−101 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/555 A61K 41/00 A61K 49/00 A61P 31/04 A61P 31/10 A61P 31/14 A61P 31/20 A61P 33/00 A61P 35/00 C07D 487/22 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標的とする望ましくない生物学的物質の破
    壊または損傷をもたらす方法において用いられる組成物
    であって、該組成物は活性成分として 以下の式(1)または式(2)の化合物を、少なくとも
    1種の薬学上容認できる賦形剤に混合されて包含し、 ここで、Mは、Mg2+、Sn2+およびZn2+から選択される非
    常磁性金属であり、または、それぞれのH+が、実線で結
    ばれている窒素原子の1つに結合している2H+を表し; R1は、炭素数8から25の飽和または不飽和のヒドロカル
    ビル残基であり; R2は、それぞれ独立して、ビニル、エチル、アセチルお
    よび1−ヒドロキシエチルでなる群から選択され;そし
    て XはCOOR3であり、ここでR3は、炭素数1から4のアル
    キルであり、 該方法が、該組成物で処理された生物学的物質を、式
    (1)または(2)の化合物によって吸収される波長を
    有する照射線に曝すことを包含し、 ここで、該薬学上容認できる賦形剤が、溶解する量の界
    面活性剤を含むか、またはリポソーム担体を含む、組成
    物。
  2. 【請求項2】前記R1がフィチル残基であり、そしてMが
    Mg2+である、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】前記一方のR2がアセチルであり、他方のR2
    がビニルまたはエチルである、請求項2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】前記式(1)の化合物がバクテリオフロロ
    フィルaまたはバクテリオクロロフィルbである、請求
    項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】インビトロの生物学的流体に含まれる標的
    とする望ましくない生物学物質的の破壊または損傷をも
    たらす方法であって、以下の式(1)または(2)の化
    合物で処理された該生物学的流体中の生物学的物質をイ
    ンビトロで照射すること: ここで、Mは、Mg2+、Sn2+およびZn2+から選択される非
    常磁性金属であり、または、それぞれのH+が、実線で結
    ばれている窒素原子の1つに結合している2H+を表し; R1は、炭素数8から25の飽和または不飽和のヒドロカル
    ビル残基であり; R2は、それぞれ独立して、ビニル、エチル、アセチルお
    よび1−ヒドロキシエチルでなる群から選択され;そし
    て XはCOOR3であり、ここでR3は、炭素数1から4のアル
    キルであり; 該式(1)または(2)の化合物は、式(1)または
    (2)の化合物によって吸収される照射線を照射した結
    果、該生物学的物質が光感受性化されるのに有効な量で
    存在する;を、包含し、そして ここで、該照射することが、式(1)または(2)の化
    合物によって吸収される波長を有する照射線による、方
    法。
  6. 【請求項6】前記生物学的流体が血液または血液血漿で
    ある、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記標的の生物学的物質が腫瘍細胞、細菌
    細胞、真菌類、原生動物およびウィルスでなる群から選
    択される、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記照射線が、ダイオードレーザーによっ
    て発生される、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】局所用組成物である、請求項1に記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】全身用組成物である、請求項1に記載の
    組成物。
  11. 【請求項11】前記照射することが、5mW/cm2−0.75W/c
    m2の割合で750−800nm、そして100−1000J/cm2の総エネ
    ルギーの範囲の波長を有する照射線による、請求項1に
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】前記照射することが、5mW/cm2−0.75W/c
    m2の割合で750−800nm、そして1−10J/cm2の総エネル
    ギーの範囲の波長を有する照射線による、請求項1に記
    載の組成物。
  13. 【請求項13】R1がフィチル残基であり、そしてMがMg
    2+である、請求項5に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記一方のR2がアセチルであり、他方の
    R2がビニルまたはエチルである、請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】前記化合物が、前記処理された生物学的
    流体中に1−100μg/mlの濃度で存在する、請求項5に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】前記照射することが、5mW/cm2−0.75W/c
    m2の割合で750−800nm、そして1−10J/cm2の総エネル
    ギーの範囲の波長を有する照射線による、請求項5に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】前記式(1)の化合物が、バクテリオク
    ロロフィルaまたはバクテリオクロロフィルbである、
    請求項12に記載の組成物。
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