JP3118036B2 - 断熱吸音材の製造方法 - Google Patents

断熱吸音材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や建築資材、ある
いは音響用資材として使用される断熱吸音材の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両や建築資材、あるいは音響用資材と
して、従来より断熱性と吸音性とを合せ持つ多孔質材か
らなる断熱吸音材が使用されている。ところで、多孔質
材からなる断熱吸音性を有する材料としては、例えばガ
ラス繊維等の無機繊維質多孔材や、合成樹脂発泡材が従
来より知られているが、繊維の飛散を防止して取扱い作
業性を向上させる目的や、水濡れに対する撥水性付与の
目的で断熱吸音部材を不織布からなる表皮材で被覆した
状態で使用する場合が多い。そして、断熱吸音部材を不
織布からなる表皮材で被覆する場合、特に深絞り等の複
雑な形状の成形体に形成する場合、多孔質材からなる断
熱吸音部材の成形と同時に断熱吸音部材に表皮材を接合
しようとすると、表皮材の表面に皺が生じたり、場合に
よっては破損が生じたりする虞があった。そのために、
表皮材の接合を断熱吸音部材の成形の後に行うようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法で
は、断熱吸音部材の成形と表皮材の接合を別工程で行う
必要があり、製造効率が悪いという不都合を有してい
た。本発明は、かかる従来の不都合を解消し、不織布か
らなる表皮材を断熱吸音部材の成形と同時にこれに接合
でき、製造効率のよい断熱吸音材の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、多孔質材からなる断熱吸音部
材の少なくとも片面に、不織布からなる表皮材を積層配
置し、加熱加圧することによって、前記断熱吸音部材を
深絞り等の凹凸複雑形状に成形すると同時に、前記断熱
吸音部材に前記表皮材を接合被覆させる断熱吸音材の製
造方法において、前記表皮材として、不織布の裏面に成
形時に表皮材にかかる応力を吸収するためのポリウレタ
ンフォームをラミネートした表皮材を用いるとともに、
該表皮材をポリウレタンフォーム側が断熱吸音部材との
当接面となるように積層配置することにより、加熱加圧
時にポリウレタンフォームを熱溶融させて表皮材の接合
を行うようにしたことを特徴とする。
【0005】前記断熱吸音部材としては、例えば無機繊
維質多孔材や有機繊維質多孔材等の繊維質多孔材や、合
成樹脂発泡材が挙げられる。更に詳しくは、無機繊維質
多孔材としては、耐炎性および断熱吸音性能が優れるも
のとして従来から用いられているガラス繊維の高密度グ
ラスウール板が好ましく、有機繊維質多孔材としては、
天然繊維、合成繊維を解繊したフェルト状のものが好ま
しく、また、合成樹脂発泡材としてはポリウレタンフォ
ーム、特に軟質ポリウレタンフォームが好ましい。
【0006】前記表皮材としては、ポリエステル、レー
ヨン等の不織布の裏面に軟質ポリウレタン等のポリウレ
タンフォームをラミネートしたものを用いる。
【0007】前記表皮材を多孔質材の加熱成形と同時に
該断熱吸音部材に接合させるには、ポリウレタンフォー
ム自体の熱融着を利用すればよい。ただし、より接合強
度を上げるために、次に挙げるような方法を併用しても
構わない。すなわち、断熱吸音部材がグラスウールの場
合にはそのバインダーを利用したり、また、表皮材と断
熱吸音部材の間に接着剤をスプレー塗布しても構わな
【0008】
【作用】表皮材を多孔質材の加熱成形と同時に断熱吸音
部材に接合させても、不織布の裏面にポリウレタンフォ
ームがラミネートされているので、成形時の表皮材にか
かる応力をポリウレタンフォームが吸収して表皮材に皺
や破損を生じさせない。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について、以下に図面を用い
て説明する。 実施例1 図1は本発明製造方法の一実施例により製造された断熱
吸音材を示すもので、先ず断熱吸音部材1として、目付
け850g/m、厚さ80mmの未硬化グラスウール
を用意すると共に、表皮材2として目付け35g/m
のポリエステル不織布3の裏面に密度21kg/m
厚さ3mmのポリウレタンフォーム4をラミネートした
表皮材を用意し、前記断熱吸音部材1の表面に、前記表
皮材2をポリウレタンフォーム4側を断熱吸音部材1に
当接するように配置し、図示しないが、所定形状の成形
面を備えた金型を用い、この金型を230℃に保持し、
プレス圧8.6kg/cm、プレス時間2分のプレス
条件のもとに加圧プレスし、断熱吸音部材1の成形と同
時に表皮材2を該断熱吸音部材1に接合被覆した。尚、
得られた断熱吸音材を目視観察したところ、表皮材2に
は破損はもとより皺の発生も全くなかった。尚、前記実
施例では断熱吸音部材の表面にのみ表皮材を被覆した
が、表皮材の被覆は断熱吸音部材の裏面のみでも、或い
は表裏両面でもよい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、表皮材を多孔質材の加熱成形と同時に断熱吸
音部材に接合被覆させても、不織布の裏面にポリウレタ
ンフォームがラミネートされているので、成形時の表皮
材にかかる応力をポリウレタンフォームが吸収して表皮
材に皺や破損を生じさせず、従って、従来のように断熱
吸音部材の成形と表皮材の接合を別工程で行う必要がな
く、効率よく不織布からなる表皮材を備えた断熱吸音材
を製造できる効果を有する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明断熱吸音材の製造方法を説明するための
説明線図である。
【符号の説明】
1 断熱吸音部材 2 表皮材 3 不織布 4 ポリウレタンフォーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質材からなる断熱吸音部材の少なく
    とも片面に、不織布からなる表皮材を積層配置し、加熱
    加圧することによって、前記断熱吸音部材を深絞り等の
    凹凸複雑形状に成形すると同時に、前記断熱吸音部材に
    前記表皮材を接合被覆させる断熱吸音材の製造方法にお
    いて、前記表皮材として、不織布の裏面に成形時に表皮
    材にかかる応力を吸収するためのポリウレタンフォーム
    をラミネートした表皮材を用いるとともに、該表皮材を
    ポリウレタンフォーム側が断熱吸音部材との当接面とな
    るように積層配置することにより、加熱加圧時にポリウ
    レタンフォームを熱溶融させて表皮材の接合を行うよう
    にしたことを特徴とする断熱吸音材の製造方法。
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