JP3117839U - 底面吸水の園芸鉢皿 - Google Patents
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Abstract
【課題】 市販の植木鉢を鉢皿内に置くだけで簡単に底面潅水ができる機能を持った多重構造の園芸鉢皿を開発しようとするものである。
【解決の手段】 吸水性のひも(5)を取り付けた鉢皿(3)の底に不織布(2)を敷く。前記鉢皿の下に貯水槽(4)を設置する。鉢皿内の不織布の上に植木鉢(1)を置いたことにより構成される。貯水槽内の水(6)は毛細管現象によって、吸水性のひもから鉢皿内の不織布を通り栽培鉢内の培土に達する。
【選択図】図1
【解決の手段】 吸水性のひも(5)を取り付けた鉢皿(3)の底に不織布(2)を敷く。前記鉢皿の下に貯水槽(4)を設置する。鉢皿内の不織布の上に植木鉢(1)を置いたことにより構成される。貯水槽内の水(6)は毛細管現象によって、吸水性のひもから鉢皿内の不織布を通り栽培鉢内の培土に達する。
【選択図】図1
Description
本考案は、底面給水方式を利用した園芸鉢皿に関するものである。
従来、鉢植え植物の水漏れ防止を目的とした鉢皿は広く使われている。また鉢植え植物の水分補給の補助を目的としたものに、(イ)鉢皿内部に保水性の物質を入れたもの、(ロ)鉢皿低部に常に一定の水位を保つための装置や機構を備えたものなどがあった。
(イ)においては、保水される水の量が少なく、水切れが解りにくかった。
(ロ)においては、装置や機構が必要でその分高価なものとなってしまう。
(イ)においては、保水される水の量が少なく、水切れが解りにくかった。
(ロ)においては、装置や機構が必要でその分高価なものとなってしまう。
鉢植えの潅水方法として吸水性の紐や布を使ったひも給水方式は従来から広く使われている。ひも吸水方式は鉢の底部に鉢を貫通する状態で吸水性のひもが取り付けられ、吸水性のひもの下端が水に接している状態に配置され、吸水性のひもの毛細管現象によって下部の水を吸い上げ鉢内部の培土に水分を供給するものである。市販の鉢においてはひも給水をするには鉢底部に吸水性のひもを取り付ける必要があった。
鉢植えの潅水方法として栽培現場で広く使われている方法としてマット潅水がある。マット潅水は栽培ベンチ一面に敷かれた不織布に水分を持たせ、不織布上に置かれた植木鉢内の底部培土が不織布に接することによって水分を鉢内の培土に供給するものである。この方法によって潅水作業の省力化と栽培管理の合理化が行われている。このようにして栽培された鉢植え植物であるが、消費者に渡ってからは簡単にマット潅水をする方法がなく、鉢植えの培土上部から潅水をするのが一般的であった。よって水やりの時期や量に常に注意をはらう必要があり、慣れない人は水切れや過湿によって植物を枯らしてしまうことがあった。また長期の旅行などで数日間水やりが出来ない場合にも枯らしてしまうことがあった。
本考案は、それらの欠点を除いて、一般に市販されている多様な形状の栽培鉢を鉢皿上に置くだけで、簡単に底面潅水ができる機能を持った多重構造の園芸鉢皿を開発しようとするものである。
上記の目的を達成するために、本考案は吸水性のひも(5)を取り付けた鉢皿(3)の底に不織布(2)を敷く。前記鉢皿の底部に貯水槽(4)を設置する。鉢皿内の不織布の上に植木鉢(1)を置いたことにより構成される。貯水槽内の水(6)は毛細管現象によって、吸水性のひもから鉢皿内の不織布を通り植木鉢内の培土に達する。
吸水性のひもと不織布が取り付けられた鉢皿の下に貯水槽を設置したものに、市販の栽培鉢を置くだけで簡単に底面潅水ができる。よって水やりの時期や量に常に注意をはらう必要がなく、簡単に鉢植え植物を育てる事ができる。また貯水槽には多くの水を入れることができ、水やりの回数を減らすことができる。よって長期の旅行に出かけても鉢植え植物を枯らすことも無くなる。
本考案は以上のような構成であることから、これを使用するときは以下のようにする。鉢皿の底部に開けた穴を貫通し吸水性のひもを取り付ける。鉢皿内部の底面に不織布を敷く。鉢皿の下に貯水槽を設置する。鉢皿内の不織布の上に植木鉢を置く。貯水槽に入れた水に吸水性のひもが接し、また鉢皿の底部と貯水槽の水面との間に空間が存在する高さに水を入れる。毛細管現象により貯水槽の水は吸水性のひもと不織布を通って培土に達し、適度な水分量が植木鉢内の培土に与られる。貯水槽の水が減少したら貯水槽に水を足す。
鉢皿内に置いた不織布は吸水性のある石、砂、土、陶器、ゼリー状物質、木などと置き換えても良い。
鉢皿の側面を高くして植木鉢を隠すようにすれば、さらに見た目にも観賞価値が増す。
1植木鉢
2不織布
3鉢皿
4貯水槽
5吸水性のひも
6水
2不織布
3鉢皿
4貯水槽
5吸水性のひも
6水
Claims (2)
- 鉢皿低部を貫通した状態で吸水性のひもを取り付け、上部に不織布を敷いたことを特徴とした底面給水用の園芸鉢皿。
- 鉢皿底部に貯水槽を設置したことを特徴とした請求項1記載の底面給水用の園芸鉢皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006149U JP3117839U (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 底面吸水の園芸鉢皿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006149U JP3117839U (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 底面吸水の園芸鉢皿 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3117839U true JP3117839U (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=43468151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006149U Expired - Fee Related JP3117839U (ja) | 2004-09-17 | 2004-09-17 | 底面吸水の園芸鉢皿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117839U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112261868A (zh) * | 2018-11-27 | 2021-01-22 | 株式会社考点 | 碗架 |
-
2004
- 2004-09-17 JP JP2004006149U patent/JP3117839U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112261868A (zh) * | 2018-11-27 | 2021-01-22 | 株式会社考点 | 碗架 |
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