JP3117606B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3117606B2 JP06197818A JP19781894A JP3117606B2 JP 3117606 B2 JP3117606 B2 JP 3117606B2 JP 06197818 A JP06197818 A JP 06197818A JP 19781894 A JP19781894 A JP 19781894A JP 3117606 B2 JP3117606 B2 JP 3117606B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレインエンド管を接続
して管路を形成するのに用いる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレインエンド管を接続するため
の管継手として、図5に示すように、筒体1の両端部近
傍の内面にそれぞれリング状のリブ2を設け、各リブ2
の片側にゴムパッキング3と締付用リング4とをこの順
に配設し、前記筒体1に、接続されるべき2本の管5、
5の端部を対向させて内挿し、前記リブ2と締付用リン
グ4とをボルト6によって締め付けることにより、前記
ゴムパッキング3を筒体1の軸方向に圧縮して半径方向
内方に押し出し、前記管5の外周面に押接させる構造の
管継手が用いられている。この管継手はヒューム管や鋼
管などを伸縮、可撓的に接続するのに適していることか
ら、農業用配管などに重用されてきた。
【0003】この管継手に使用しているゴムパッキング
3は、図6に示すように断面が矩形状のものであり、適
当な曲率を持たせたゴム帯の切片を丸めて、筒体1と管
5との間に装着することによってリング状としており、
これをボルト締めした時には、図7に拡大して示すよう
に、ゴムパッキング3が筒体1の軸方向に圧縮されるこ
とによって半径方向内方に押し出され、前記管5の外周
面に大きい圧力で押接され、管5を固定すると共に管5
の外周面と筒体1との間のシールを行っている。このよ
うに、ゴムパッキング3の管5の外周面に対する押接力
は、管5の固定とシールとに影響することから極めて重
要であり、管継手の取付けに当たっては、この押接力を
管の固定とシールとを行うことのできる押接力以上に設
定しておく必要がある。ゴムパッキング3の管5の外周
面に対する押接力は、ボルト6による締付力、ゴムパッ
キングの弾性率、厚さ、管外周面との間のクリアランス
等によって決まるため、あらかじめ、管種、管径等に応
じて使用するゴムパッキングの弾性率、厚さ、管外周面
との間のクリアランス等の仕様を設定し、且つボルト6
の締付力(ボルト締付けトルク)も、管種、管径に応じ
て、その上、下限を規定しており、管継手の取り付けに
際しては、その範囲内の締付力でボルト6を締め付けて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この管継手
の適用対象が近年、ヒューム管や鋼管ばかりでなく、F
RP管や塩ビ管のような軽量で外圧強度の低い材料に及
んできたことから、問題が生じてきた。すなわち、従来
定めていたヒューム管や鋼管に対するボルト締付力で締
め付けたところ、FRP管や塩ビ管等では管の破損が生
じることがあり、この破損を避けるため、ボルト締付力
を低下させると、シール不良となって管内流体の漏れが
発生することがあるという問題が生じた。この問題は次
の理由により生じている。すなわち、一般に、管外周面
を平滑とした時、漏れ防止には、ゴムパッキングと管外
周面との接触面における単位面積当たりの押接力を、管
内流体圧力に応じた所定の値以上にする必要があり、そ
の押接力が、接続されるべき管の耐圧縮強度以上であっ
た場合、管の破損が生じていた。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、ボルト締付力を低くしても十分なシール性を得る
ことができ、従って外圧強度の弱い管に対しても、管の
破損を生じることなく且つ漏れを生じることなく接続可
能な管継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題点
を解決すべく鋭意検討の結果、従来のゴムパッキングの
管外周面に対する平坦な押接面に、複数の溝を形成して
複数の細長い凸条を残し、その複数の凸条を管外周面に
押接させる構成とすると、この凸条による食い込み効果
すなわち押接力集中効果によって、凸条と管外周面との
接触面における単位面積当たりの押接力が高くなり、こ
れがシール効果を大幅に向上させ、このため、管外周面
の単位面積に作用するゴムパッキングの押接力を低下さ
せることが可能となり、しかも管への取付けには支障が
ないことを見出し、本発明を達成した。
【0007】すわなち、本発明は、筒体の両端部近傍の
内面にそれぞれリング状のリブを設け、各リブの片側に
ゴムパッキングと締付用リングとをこの順に配設し、前
記筒体に、接続されるべき2本の管の端部を対向させて
内挿し、前記リブと締付用リングとをボルト締めするこ
とにより前記ゴムパッキングを筒体の軸方向に圧縮して
半径方向内方に押し出し、前記管の外周面に押接させる
構造の管継手において、前記ゴムパッキングの、管外周
面に押接される面に、周方向に連続した凸条群を設け、
更にその凸条群を、両端にそれぞれ設けられた、平坦な
頂上を有する第一凸条と、両端の第一凸条の間に設けら
れ、先細形状の頂上を有する第二凸条と で構成し、該第
二凸条の頂上を、前記第一凸条の頂上よりも引っ込んだ
位置に形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【作用】上記構成の管継手では、ボルト締付けにより、
ゴムパッキングを筒体の軸方向に圧縮すると、そのゴム
パッキングの内面が半径方向内方に押し出され前記管の
外周面に押接する。この際、そのゴムパッキングの凸条
群の頂上が管外周面に押接されるため、従来のようにゴ
ムパッキングの内面全体が管外周面に押接される場合に
比べて、管外周面に対する押接面積が小さくなってお
り、このため、管外周面に対する押接力が凸条群の頂上
に集中して生じ、ボルトの締付力を従来に比べて小さく
した状態で、管外周面に押接される凸条群に、漏れ防止
に必要な単位面積当たりの押接力を生じさせることがで
き、確実なシールを確保できる。この時、管外周面の単
位面積当たりに作用する押接力は、ボルトの締付力に比
例した値となるので、従来に比べて小さくなっており、
外圧強度の弱い管に対しても破損を生じない。また、複
数の凸条を管外周面に押接させることにより、この管継
手を管に対して支障なく固定することができる。かくし
て、樹脂やFRP製等の外圧強度の弱い管に対しても、
管の破損を生じることなく取付けが可能であり、所期の
シール効果を発現させることができる。
【0010】更に、前記したように、凸条群を、両端に
それぞれ設けられた、平坦な頂上を有する第一凸条と、
両端の第一凸条の間に設けられ、先細形状の頂上を有す
る複数の第二凸条とで構成し、該第二凸条の頂上を、前
記第一凸条の頂上よりも引っ込んだ位置に形成している
ので、このゴムパッキングの内側に接続すべき管を挿入
する際に、その管を第一凸条の平坦な頂上で案内でき、
且つ第二凸条がその管に接触してブレーキ作用を与える
ということがなく、従って管の挿入作業が容易となる。
また、管接続時には、第一凸条及び先細形状の第二凸条
が管外周面に押接されることにより、高い押接力が得ら
れ、良好なシール性を発揮できる。ここで、第一凸条と
第二凸条との頂上の差dは、管挿入時に第二凸条が接触
るのを防止する上から、0.5mm以上とするのが良
く、また、ゴムパッキングの管外周面押接時には第二凸
条が管外周面に対して必要な押接圧で押接されるよう、
第一凸条の高さの50%以下とするのが良い。また、両
端の第一凸条の平坦な頂上の合計幅は、管のすべり効果
を有意にする観点で、ゴムパッキングの全幅の10%以
上とするのが好ましく、一方、第二凸条のシール効果を
妨げないために全幅の50%以下とするのが良い。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例並び
に参考例を説明する。図1は本発明の説明のための参考
例である管継手を示す概略断面図であり、左側のゴムパ
ッキングは締め付ける前の状態で、右側のゴムパッキン
グは締め付けた後の状態で示している。図2はその管継
手を図1の矢印A−A方向に見た概略側面図である。な
お、図1、図2において、図5に示す従来例と同一部品
には同一符号を付けて示している。図1、図2におい
て、1は筒体、2はその筒体1の両端部近傍の内面にそ
れぞれ溶接等で固定して設けられたリング状のリブ、1
3は各リブ2の片側に配置されたゴムパッキングであ
り、その構造は後述する。4はゴムパッキング13をリ
ブ2との間にはさむように配置された締付用リング、5
は接続すべき管、6は、リブ2と締付用リング4とをそ
の間に装着されているゴムパッキング13を圧縮させる
ために締め付けるボルトである。
【0012】ゴムパッキング13は、管5の外周面と同
等若しくはそれよりも大きい曲率半径を持ったゴム帯の
切片からなり、この切片を筒体1の内面に取り付け、そ
の両端部を突き合わせてリング状としたものである。な
お、ゴムパッキング13は、この構成に限らずあらかじ
めリング状としたものであってもよい。図3に示すよう
に、このゴムパッキング13の内面(管5の外周面に押
接される面)には、該ゴムパッキングの周方向に連続し
た複数の凸条13aからなる凸状群13Aが形成されて
いる。ゴムパッキング13を筒体1の内面に取り付けた
状態での内径(凸条13aの頂上の内径)は、ボルト6
を締め付けない状態では、管5の外径よりも若干大きく
選定されており、従って、その内側に管5を容易に挿入
可能としている。ゴムパッキング13は、後述するよう
に軸方向の圧縮により半径方向の内方への変形を生じさ
せて用いるものであるので、容易に変形可能な弾性を有
する必要があり、通常、ゴム硬度が40〜60度のもの
が使用される。
【0013】次に上記構成の管継手の使用方法を説明す
る。ボルト6を締め付けない状態で、図1に示すよう
に、筒体1の両端から接続すべき管5、5を挿入して両
端を対向させる。次に、筒体1の両端のゴムパッキング
13に組み合わせているボルト6を所定の締付けトルク
で締め付ける。これにより、リブ2と締付用リング4に
よってゴムパッキング13が筒体1の軸方向に圧縮さ
れ、その結果、内面が半径方向内方に押し出され、凸条
群13Aの各凸条13aの頂上が管5の外周面に押接さ
れ、筒体1と管5とを固定すると共に両者間のシールを
行う。ここで、従来のようにゴムパッキングの広い内面
全体が管外周面に押接される場合とは異なり、狭い幅の
複数の凸状13aのみが管外周面に押接されるため、凸
条13aの食い込み現象が生じて複数の押接圧集中線が
形成されており、良好なシール効果を発揮する。このた
め、ゴムパッキング13が管外周面の単位面積当たりに
付与する押接力は、従来の広い面積を押接させる場合に
比べて、低くすることが可能であり、前記したボルト6
の締付けトルクは従来よりも低く設定されている。かく
して、この参考例の管継手では、シール性能を低下させ
ることなく、ボルト6の締付力を従来に比べて低下させ
ており、管外周面に作用するゴムパッキング13の押接
力も小さくなるため、管の破損が防止される。
【0014】上記参考例において、ゴムパッキング13
に形成する凸条群13Aは、押接圧集中線を多段に形成
して良好なシール効果を発揮する上からは、凸条の条数
を多くすることが望ましく、ゴムパッキング13の幅内
に3条以上設けるのが良い。各凸条13aの高さは、ボ
ルト締め付けによるゴムパッキング13の半径方向の変
形(変形率として10〜20%)によって有意に減少し
且つ消滅しないのが望ましいことから、ゴムパッキング
13の半径方向厚さの3〜10%程度とするのが良い。
また、凸条13aを管5の外周面に押接させた時に凸条
13aが座屈しないことが望ましく、そのためには凸条
13aの底部の幅を凸条高さの1〜3倍とするのが良
く、これを実現しようとすれば、凸条の数は多くても2
0本程度となる。
【0015】凸条13aの断面形状は、特に限定される
ものではないが、押接圧集中効果を顕著なものとするた
めに、先細の輪郭を有するものとすることが望ましい。
よって、ゴムパッキングの製作上有利な適宜の先細の単
純形状、例えば半円形、略U字型、略V字型等の輪郭が
好ましく、図面の参考例では、半円形断面のものを示し
ている。
【0016】3に示す参考例では、凸条群13Aを構
成する複数の凸条13aをすべて同じ断面形状のものと
しているが、異なる断面形状を用いることも可能であ
る。本発明の実施例は、図1、図2に示す管継手におい
て、ゴムパッキング13に代えて、図4に示すゴムパッ
キング23を用いたものである。図4に示すゴムパッキ
ング23では、その内面に形成している凸条群23A
を、両端にそれぞれ1条ずつ設けられた、平坦な頂上を
有する第一凸条23aと、両端の第一凸条23aの間に
設けられ、先細形状の頂上を有する複数の第二凸条23
bとで構成しており、且つ第二凸条23bの頂上を第一
凸条23aの頂上よりも引っ込んだ位置に形成してい
る。ここで、両端の第一凸条23aは、管を挿入する際
にその管を案内すると共に、中央の先細形状の頂上を有
する第二凸条23bが管に接触してブレーキ作用を与え
ないように設けたものである。第一凸条23aと第二凸
条23bとの頂上の差dは、上記接触防止効果を有意に
するために、0.5mm以上とするのが良く、また、ゴ
ムパッキングの管外周面押接時には第二凸条23bが管
外周面に対して必要な押接圧で押接されるよう、第一凸
条23aの高さの50%以下とするのが良い。また、両
端の第一凸条23aの平坦な頂上の合計幅は、管のすべ
り効果を有意にする観点で、ゴムパッキング23の全幅
の10%以上とするのが好まし、一方、第二凸条23
bのシール効果を妨げないために全幅の50%以下とす
るのが良い。
【0017】このゴムパッキング23も、図3に示すゴ
ムパッキング13と同様に用いられ、低いボルト締付力
によって良好なシール性を発揮でき、外圧強度の低い管
に対しても破損を生じることなく使用できる。しかも、
このゴムパッキング23では、その中に管を挿入する
際、その管を第一凸条23aの平坦な頂上が案内するの
で、比較的スムーズに挿入可能である。もし、管の挿入
時に、その管外周面に先細形状の凸条が接触した場合に
は、その凸条が管にブレーキ作用を与えて挿入作業が困
難となる場合があるが、本実施例ではこの困難を回避し
て作業性を向上させることができるという効果が得られ
る。
【0018】次に、本発明の管継手を具体的に使用した
実施例を説明する。800AのFRPM管(繊維強化レ
ジンモルタル管)を用いて、本発明の実施例による管継
手と、図5に示す従来の管継手(比較例)とを比較試験
した。ここで、本発明の実施例による管継手は、図4に
示す構造のゴムパッキング23を装着しており、該ゴム
パッキング23の断面寸法は、半径方向の厚さ53mm
×幅40mmで、且つその管外周面に対する押接面に
は、両端に幅10mmの平坦な頂上を有する第一凸条2
3aを、その間に、半径1.75mmの半円形断面を有
する先細形状の頂上を有する第二凸条23bを、その頂
上が第一凸条23aよりも1mm前後引っ込めた位置と
なるように3列配している。比較例に使用しているゴム
パッキングは、半径方向の厚さ53mm×幅40mm
で、且つその管外周面に対する押接面は平坦面としてい
る。
【0019】試験は、図1に示すように、2本の管5、
5の管端を管継手の筒体1の両端に挿入し、ボルト6を
締め付けることによって行う管接続操作において、締付
けトルク値を逐次増大させて行き、各トルクにおける管
の損傷を評価し、次いで、管端が損傷しない範囲の締付
け状態にて水圧試験を行い、シール効果を評価した。結
果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1の結果から明らかなように、本発明の
実施例による管継手によれば、700〜800kg・c
mの締付けトルクによって、管に損傷を与えることな
く、取り付けが可能であり、且つ、20kg/cm2
圧に対するシール効果が得られることが確認された。従
って、たとえば、15kg/cm2 水圧が標準の農水用
管路にも余裕を持った対応が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の管継手は、単に、ゴムパッキングの、管外周面に押接
される面に、該ゴムパッキングの周方向に連続した凸条
群を設けるという簡単な構成によって、そのゴムパッキ
ングの凸条群の頂上を管外周面に押接させ、良好なシー
ル効果を発揮すると共にゴムパッキングの管外周面の単
位面積当たりの押接力を小さくでき、従って、ボルトの
締付力を小さくでき、樹脂やFRP製等の外圧強度の弱
い管に対しても、管の破損を生じることなく、所期のシ
ール効果を発現させることができるてという効果を有し
ている。また、ボルトの締付力を小さくできるため、ボ
ルト締付け作業が容易となるという効果も有している。
【0023】更に、前記凸条群を、両端にそれぞれ設け
られた、平坦な頂上を有する第一凸条と、両端の第一凸
条の間に設けられ、先細形状の頂上を有する複数の第二
凸条とで構成し、該第二凸条の頂上を、前記第一凸条の
頂上よりも引っ込んだ位置に形成しているので、このゴ
ムパッキングの内側に接続すべき管を挿入する際に、そ
の管を第一凸条の平坦な頂上で案内でき、第二凸条がそ
の管に接触してブレーキ作用を与えるということがな
く、従って管の挿入作業を容易とできるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例の管継手を示す概略断面図であ
り、左側のゴムパッキングは締め付ける前の状態で、右
側のゴムパッキングは締め付けた後の状態で示している
【図2】その管継手を図1の矢印A−A方向に見た概略
側面図
【図3】図1に示す参考例に用いたゴムパッキングの概
略断面図
【図4】本発明の実施例に用いるゴムパッキングの概略
断面図
【図5】従来の管継手を示す概略断面図であり、左側の
ゴムパッキングは締め付ける前の状態で、右側のゴムパ
ッキングは締め付けた後の状態で示している
【図6】従来の管継手に用いているゴムパッキングの概
略断面図
【図7】従来の管継手におけるボルト締めによるゴムパ
ッキングの変形を示す概略断面図
【符号の説明】
1 筒体 2 リブ 3、13、23 ゴムパッキング 4 締付用リング 5 管 6 ボルト 13A、23A 凸条群 13a 凸条 23a 第一凸条 23b 第二凸条

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の両端部近傍の内面にそれぞれリン
    グ状のリブを設け、各リブの片側にゴムパッキングと締
    付用リングとをこの順に配設し、前記筒体に、接続され
    るべき2本の管の端部を対向させて内挿し、前記リブと
    締付用リングとをボルト締めすることにより前記ゴムパ
    ッキングを筒体の軸方向に圧縮して半径方向内方に押し
    出し、前記管の外周面に押接させる構造の管継手におい
    て、前記ゴムパッキングの、管外周面に押接される面
    に、周方向に連続した凸条群を設け、その凸条群を、両
    端にそれぞれ設けられた、平坦な頂上を有する第一凸条
    と、両端の第一凸条の間に設けられた、先細形状の頂上
    を有する第二凸条で構成し、該第二凸条の頂上を、前記
    第一凸条の頂上よりも引っ込んだ位置に形成したことを
    特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 前記ゴムパッキングの第一凸条と第二凸
    条との頂上の差dを、0.5mm以上、第一凸条の高さ
    の50%以下とすることを特徴とする請求項1記載の管
    継手。
  3. 【請求項3】 前記ゴムパッキングの両端の第一凸条の
    平坦な頂上の合計幅を、ゴムパッキングの全幅の10%
    以上、50%以下としたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の管継手
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