JP3117370B2 - 回転翼振動計測用検出器取付装置 - Google Patents
回転翼振動計測用検出器取付装置Info
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Description
ン、等の回転翼の振動を非接触で計測する検出器を取付
るための振動計測用検出器取付装置に関する。
の関係を示す側面図である。図において、タービンなど
の回転翼1は回転軸3のディスク部2に円周方向に等間
隔で複数枚配設されている。本発明の対象となる回転翼
振動計測装置では、回転翼1の先端部と対向する静止側
に電磁式回転パルス検出器などの回転信号検出器10が
円周方向に多数個設置されている。
ある。回転翼振動計測装置は隣接する回転信号検出器1
0の出力信号A1 ,A2 をゲート信号として、数10メ
ガヘルスから、数100メガヘルツの高周波基準信号発
信器4の発信回数を計数器5で計数する回路を回転信号
検出器10と同数備えている。
いて、回転信号検出器10の前を回転翼1が通過するた
びに回転信号検出器10は回転信号を検出する。この回
転信号より、任意の回転翼1が隣接する2個の回転信号
検出器10間を通過する時間を基準信号発信器4の発信
回数として計数することによって回転翼1の瞬時速度を
得ることができる。
け、これと同数の計数器5を備えることによって、円周
上すべての位置で回転翼1の瞬時速度を得ることができ
る。この瞬時速度には回転軸の1回転と同じ回転速度分
と回転翼1が振動することによる振動速度分が含まれ平
均値として得られる回転速度分を差し引くと回転翼1の
振動成分を得ることができる。
翼振動の検出において回転信号検出器として電磁式回転
パルス検出器を使用した場合回転翼との取付隙間は5mm
程度以下、各検出器間の取付隙間のばらつきを0.5mm
程度に押える必要がある。タービン翼1の場合、大きい
ものでは直径4m〜5mにもなり、リング状の回転信号
検出器取付治具にすることになるが、タービン及び取付
治具を設置した後1個ずつ検出器10を取付けるのは作
業性の悪い場所であり莫大な作業時間がかかる。
張する一方回転遠心力により縮む。これら伸び縮みの量
は数mmであり回転検出器10と回転翼1との間の隙間変
化となり、近づきすぎると接触し回転翼1や、回転検出
器10を傷つける危険があり、離れすぎると検出信号の
信頼性が低下する不具合がある。
を解決するために、回転翼と対向する静止側の検出器取
付板の面を回転翼の軸方向に滑動させて間隔を調整する
手段と、この取付板の回転翼と対向する面を同回転翼の
面に対して傾斜させる手段と、取付板の面と回転翼との
間隔を計測する手段とを設けた構成とする。
ち、同回転翼と対向する静止側の検出器取付板に円周状
に複数個設置された回転信号検出器により回転翼振動を
計測する回転翼振動計測用検出器取付装置において、前
記検出器取付板の前記回転翼と対向する面を同回転翼の
回転軸方向に滑動させて前記間隔を調整する手段と、前
記検出器取付板の前記回転翼と対向する面を前記回転翼
の面に対して傾斜させて前記回転翼の面に対する前記検
出器取板の面の傾きを調整する手段と、前記検出器取付
板と前記回転翼間の隙間を計測する手段とを具備してな
ることを特徴とする回転翼振動計測用検出器取付装置を
提供するものである。
には、回転信号検出器を円周上に等間隔に配置し、すべ
ての検出器の検出端が検出器取付板の端面より等距離と
なるように取付ける。このような検出器取付板は計測が
実施される基礎台盤上に回転翼と一定の間隔を保ち設置
されるが、例えば、支持環、等に上半部と下半部とに2
分割して組込めば下半部、回転翼、上半部の順で基礎台
盤上に容易に設置することができる。次に、検出器取付
板を滑動手段により、例えば、基礎台盤にレールを設置
しておき、検出器取付板にはこのレールのはめ合い部を
設け、このレール上に検出器取付板を滑動させて、取付
板を回転翼の回転軸方向に滑動させて間隔が設定値とな
るように調整し、調整後はボルト、等で基礎台盤に固定
するようにすれば容易に調整することができる。
と回転翼との相対位置関係を調整する。これは、例え
ば、検出器取付板を円周各所に傾斜調整ボルトを設けて
おき、このボルトを廻すことによりすべての回転信号検
出器と回転翼との隙間が一定になるように検出器取付板
の傾斜を調整することで可能となる。
転し、運転を開始するが、運転中は検出器取付板に取付
けた計測手段、例えば変位計によって回転翼との隙間を
常時監視するので検出器と回転翼との間隔が熱応力、等
で変化した場合には、直ちに調整をすることができる。
的に説明する。図1は本発明の一実施例に係る回転翼振
動計測用検出器取付装置の正面図、図2は図1における
A−A断面図、図3は図1におけるB部の詳細な断面図
である。
基礎台盤23に二つ割りの支持環20a,20b及び回
転信号検出器取付板21a,21bが取付けられてい
る。支持環20a,20bにはこの支持環22によって
支持される回転信号検出器取付板21a,21bの傾斜
を調整する手段として傾斜調整ボルト22が数組取付け
られている。
円周等間隔に回転信号検出器10が取付けられ、又、非
接触変位計11が取付板の上半部21a,下半部21b
にそれぞれ取付けられている。
aと回転信号検出器取付板21aとははめあい構造であ
り、回転信号検出器取付板21aの周辺位置を支持環2
0aに取付けた傾斜調整ボルト22a,22bで両側よ
り支持する。
回転翼1と対向するように回転信号検出器10が等間隔
に及びレーザ変位計、等の非接触変位計11が取付けら
れている。
図である。
下半部21bは、それぞれのフランジ部がボルト30で
結合される。支持環の上半部20aと下半部20bとも
それぞれのフランジ部においてボルト31で結合され
る。
レール32bとレール定盤35及びこの定盤35に設け
た滑動レールはめ合い部32aとがあり、支持環の下半
部20b取付面に設けられた滑動レールはめあい部32
aと滑動レール32bとをあわせた後、レール定盤取付
ボルト33とレール定盤プラグ34とにより基礎台盤2
3に固定される。
回転信号検出器取付板21の端面から回転信号検出器1
0の先端が等距離になるように回転信号検出器10を円
周上に取付けた後、運転台盤24上に取付治具全体を設
置し、滑動レール32とレール定盤35とで回転翼1の
軸方向の位置を決め、傾斜調整ボルト22a,22bを
両側から回転し、回転信号検出器10と回転翼1との隙
間を設定値に調整する。
転させ、非接触変位計11で回転中の回転翼1との隙間
を図示省略の表示装置、等で常時監視できるので、回転
信号検出器と回転翼との隙間に異常がある場合には直ち
に修正することができる。
と、回転翼振動計測装置の回転信号検出器取付治具にお
いて、回転信号検出器10を取付る取付板21と取付板
21を支持する支持環20とから構成され、支持環20
は基礎台盤23に取付けられる。
は、基礎台盤23上の滑動レール32bにそって支持環
20を回転翼1の軸方向に滑動させる機構と、基礎台盤
23上のレール定盤35により支持環20と基礎台盤2
3を固定する機構を備えている。
持環20の中にはめ込む形状であり支持環20から一対
のボルト31によって固定されている。
とも上半部20a,21a及び下半部20b,21bの
二つ割り構造であり回転信号検出器取付板21には上半
部20a、下半部20bにそれぞれレーザ変位計などの
非接触方式変位計11が回転翼シュラウド部と対向する
位置に取付けられている。
の振動計測装置の取付工数を大幅に低減することができ
る。これにより、全体の組立工程の大幅短縮ができる。
1と回転信号検出器取付板21との隙間を常時監視する
ことによって熱や回転遠心力によって、回転翼1との隙
間が変化するのを把握でき、安全に精度良く回転信号検
出ができる。
においては、回転翼と対向する静止側の検出器取付板の
面を回転翼の回転軸方向に滑動させて間隔を調整する手
段と、この取付板の回転翼と対向する面を同回転翼の面
に対して傾斜させる手段と、検出器取付板の面と回転翼
との間隔を測定する手段とを設けた構成としたので、次
のような効果を奏するものである。
幅に低減することができる。これにより、全体の組立工
程の大幅短縮ができる。
手段で常時監視することによって熱や回転遠心力によっ
て、回転翼との隙間が変化するのを把握でき、安全に精
度良く回転信号検出ができる。
器取付装置の正面図である。
示す側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転翼に一定の間隔を保ち、同回転翼と
対向する静止側の検出器取付板に円周状に複数個設置さ
れた回転信号検出器により回転翼振動を計測する回転翼
振動計測用検出器取付装置において、前記検出器取付板
の前記回転翼と対向する面を同回転翼の回転軸方向に滑
動させて前記間隔を調整する手段と、前記検出器取付板
の前記回転翼と対向する面を前記回転翼の面に対して傾
斜させて前記回転翼の面に対する前記検出器取付板の面
の傾きを調整する手段と、前記検出器取付板と前記回転
翼間の隙間を計測する手段とを具備してなることを特徴
とする回転翼振動計測用検出器取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06227797A JP3117370B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 回転翼振動計測用検出器取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06227797A JP3117370B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 回転翼振動計測用検出器取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894432A JPH0894432A (ja) | 1996-04-12 |
JP3117370B2 true JP3117370B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=16866546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06227797A Expired - Lifetime JP3117370B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 回転翼振動計測用検出器取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117370B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5271969B2 (ja) * | 2010-06-04 | 2013-08-21 | 三菱電機株式会社 | タービン監視装置 |
JP5701723B2 (ja) * | 2011-09-13 | 2015-04-15 | 株式会社東芝 | 翼振動計測装置 |
JP2013195101A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | タービン監視装置 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP06227797A patent/JP3117370B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0894432A (ja) | 1996-04-12 |
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