JP3117355B2 - プラズマ処理の終点検出方法 - Google Patents

プラズマ処理の終点検出方法

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JP3117355B2 JP06031702A JP3170294A JP3117355B2 JP 3117355 B2 JP3117355 B2 JP 3117355B2 JP 06031702 A JP06031702 A JP 06031702A JP 3170294 A JP3170294 A JP 3170294A JP 3117355 B2 JP3117355 B2 JP 3117355B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理の終点検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマを用いたエッチング装置は、従
来から半導体製造工程あるいは液晶表示装置用基板の製
造工程に広く適用されている。このようなエッチング装
置は、例えば、互いに平行に配設された上部電極と下部
電極を備えており、上部電極と下部電極との間の放電に
よりエッチング用ガスからプラズマを発生させ、その活
性種で被処理体としての半導体ウェハをエッチングする
ものである。エッチング処理に際しては、エッチングの
進捗状況を監視し、その終点をできるだけ正確に検出し
て、所定のパターン通りにエッチング処理を行うように
している。
【0003】従来から、エッチングの終点を検出する方
法には、質量分析、分光分析等の機器分析手法が用いら
れており、それらの中でも比較的簡易で高感度な分光分
析が広く用いられている。エッチングの終点を検出する
場合に分光分析法を用いるときは、具体的には、エッチ
ング用ガス、その分解生成物もしくは反応生成物等のラ
ジカル、またはイオン等の活性種のうち特定の活性種を
選択し、選択された活性種の発光スペクトルの発光強度
を測定する。この場合、選択する活性種はエッチング用
ガスの種類により異なる。例えば、CF4 等のフルオロ
カーボン系のエッチング用ガスを用いてシリコン酸化膜
をエッチングする場合には、その反応生成物であるCO
* からの発光スペクトル(219nmまたは483.5nm
等)を測定し、また、CF4 等のフルオロカーボン系の
エッチング用ガスを用いてシリコン窒化膜をエッチング
する場合には、その反応生成物であるN* からの発光ス
ペクトル(674nm等)を測定する。そして、エッチン
グの終点は、上述のような特定の波長の発光強度やその
強度の一次微分値、二次微分値等の変化量をあらかじめ
設定した閾値と比較することにより決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
終点検出方法の場合には、個々のプロセスにより、例え
ばエッチングする膜の種類により、発光を測定する活性
種が異なるため、それぞれの活性種に応じた閾値をその
都度設定し直さなくてはならない。また、エッチングす
る膜の種類が同一であっても、膜厚等の違いによりエッ
チング条件が異なる場合には、やはりそれぞれのエッチ
ング条件に即した閾値をその都度設定し直さなくてはな
らない。これらの閾値を設定するには、複雑な数式に基
づき数値設定を行わなければならない。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、個々のプロセスや個々の被処理体に応じて
その都度閾値を設定し直す必要がなく、異なるプラズマ
処理条件でも正確にプラズマ処理の終点を検出すること
ができる汎用性のある終点検出方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラズマ処
理の終点検出方法は、被処理体にプラズマを用いた処理
を施す際に、前記プラズマ中において特定波長を有する
活性種の発光スペクトルを光検出手段により逐次検出す
る工程と、前記発光スペクトルからの情報に基づいて、
X−Y座標のX軸及びY軸の一方を発光強度とすると共
に他方を前記発光強度の波形の傾きとすることにより、
前記発光強度及び前記発光強度の波形の傾きをX−Y座
標化する工程と、所定の時点における前記発光強度及び
波形の傾きの値を又は所定の期間における前記発光強度
の平均値及び波形の傾きの平均値を前記X−Y座標の原
点とする工程と、前記時点又は前記期間の後にX−Y座
標化された点と原点との距離が所定の閾値を越えた時点
を前記処理の終点として判定する工程と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、発光強度Iおよびその波形の
一次微分値をX−Y座標化する。このX−Y座標の原点
Oは、プラズマ処理初期所定時間内での発光強度I(X
座標値)およびその波形の傾きの初期平均値に設定して
ある。この原点Oから現在座標が急激に離間し始める位
置として、原点Oと現在座標との距離Lが所定の閾値L
sより大きくなった位置を用いることができ、その位置
をプラズマ処理の終点として判定する。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して
具体的に説明する。 (実施の形態1) 図1は本発明に係る終点検出方法を実施するための終点
検出装置を備えたプラズマ処理装置の構成を示す説明図
である。プラズマ処理装置10は、例えばアルミニウム
等の導電性材料からなる処理室11と、この処理室11
内に配設されかつ被処理体である半導体ウェハWを載置
する載置台を兼ねた下部電極12と、この下部電極12
の上方に下部電極12と離隔して配設された上部電極1
3とを備えている。
【0010】処理室11の上部には、CF4 等のフルオ
ロカーボン系のエッチング用ガスを導入するためのガス
導入管14が接続されている。また、処理室11の側壁
には、生成ガスを排出するための排気管15が接続され
ている。また、下部電極12は接地されており常時グラ
ンド電位に保たれている。また、上部電極13は高周波
電源16に接続されており、高周波電源16から高周波
電圧を印加して下部電極12と上部電極13との間で放
電させることにより、エッチング用ガスを活性化してラ
ジカル種、イオン種等の活性種からなるプラズマPを発
生させる。
【0011】また、処理室11の側壁には、石英ガラス
等の透明体からなる監視用窓17が取り付けられてお
り、この窓17からプラズマPの発光スペクトルを透過
させ、この透過光を分析することによりエッチングの進
捗状況を監視する。窓17の外部には、透過光を集光す
るためのレンズ21が配設され、さらにレンズ21の後
段には、レンズ21によって集光された光を検出して光
電変換する光検出器22が配設されている。この光検出
器22は、例えば、干渉フィルタまたは分光器と、フォ
トマルまたはフォトダイオードとから構成されており、
特定波長の光を干渉フィルタまたは分光器で分光した
後、分光した特定波長の光を光電変換して発光強度Iを
電気信号として送信するようになっている。この光検出
器22から送信される発光強度に対応した電気信号に基
づいて後述の終点検出装置30でエッチングの終点を検
出し、終点を検出した時点で制御信号を制御装置40に
送信し、この制御装置40を介してプラズマ処理装置1
0を制御してエッチングを終了させる。
【0012】ここで、レンズ21の位置は、不図示のレ
ンズ移動手段により適宜移動することができる。例え
ば、半導体基板上に形成された膜をプラズマエッチング
する場合において、特定波長を有する発光スペクトルを
検出するとき、膜の上面を反射した光と、膜の下面(半
導体基板と膜との界面)を反射した光とが干渉すると、
正確に発光スペクトルの発光強度を検出することができ
なくなる可能性がある。レンズ移動手段21aによりレ
ンズの焦点位置を適宜変えることにより、このような現
象を低減させることができ、正確に発光スペクトルの発
光強度を検出することができるようになる。この場合、
エッチングが進行すると、膜の厚さが変化するので、そ
の膜厚の減少の割合に応じて適宜レンズの焦点位置を変
えることが好ましい。
【0013】次に、本発明に係る方法に使用する終点検
出装置30について図1〜図4を参照しながら説明す
る。本発明の終点検出装置30は、図2に示すように、
光検出器22からの入力信号、すなわち発光強度Iの波
形からその強度Iや波形の一次微分値(傾き)等の検出
要素を抽出して送信する検出要素抽出器31と、この検
出要素抽出器31によって逐次抽出された発光強度I
(図3参照)からその平均値mおよび分散値σ2 を演算
してそれぞれを送信する平均値・分散値演算器32と、
この平均値・分散値演算器32から受信した平均値mと
検出要素抽出器31から受信した発光強度Iとの差を演
算して送信する演算器33と、この演算器33から受信
した演算値(差の値)と平均値・分散値演算部32から
受信した分散値σ2 とを比較してその比較結果を送信す
る比較器34と、この比較器34から受信した比較値の
絶対値が所定の基準値を超えた時点をエッチングの終点
として判定する判定器35とを備えている。この判定器
35の判定結果は、上述のように制御装置40へ送信さ
れ、その判定結果の信号に基づいて制御装置40を介し
て高周波電源16等を制御することによりエッチング処
理を制御する。
【0014】次に、本発明の終点を検出する方法を終点
検出装置を用いて説明する。まず、エッチング初期の所
定時間T1 内におけるプラズマPの発光強度Iの平均値
mおよび分散値σ2 を平均値・分散値演算器32におい
て求めてエッチング処理時のエッチング用ガスのガス量
あるいは電気的ノイズ等による発光強度Iのバラツキを
統計的に把握する。次いで、この初期所定時間T1 経過
後には、時間経過と共に変動する発光強度Iと平均値m
との差を演算器33において求めた後、この差の値の絶
対値と分散値σ2 とを比較器34によって比較し、この
差の絶対値が基準値を超えた時点をエッチングの終点と
して判定器35によって判定する。
【0015】上述した終点検出におけるエッチングの初
期所定時間T1 は、エッチングが開始された時点からエ
ッチングを終了する前の一定時間内で任意に設定するこ
とができる時間であり、通常は種々のエッチング処理条
件に左右されることのない、種々のエッチング処理に共
通する範囲内の時間を設定する。この初期所定時間T1
内に変動する発光強度Iの波形の平均値mおよび分散値
σ2 をその初期所定時間T1 経過時点で求めることによ
り、エッチング処理時の発光強度Iの時間変動の上下限
をエッチング初期に把握することができる。また、初期
所定期間経過後に、発光強度Iと平均値mの差の値と分
散値σ2 とを比較する場合、上記差と直接比較する場合
には分散値σ2 の標準偏差σが用いられる。初期所定期
間経過後に上記比較値が基準値を超える時点をエッチン
グ処理の終点と認識することができる。すなわち、判定
器35で終点を判定する場合の基準値、すなわち閾値と
して上述のように各エッチング条件によってその都度算
出される平均値mおよび分散値σ2 を用いることができ
る。
【0016】次に、図4で示すフローチャートを参照し
ながら終点検出装置30の動作について説明する。例え
ば0.1mTorrから数Torrの真空状態を形成した処理室
11内の下部電極12上にシリコン酸化膜が形成された
半導体ウェハWを載置する。次いで、高周波電源16に
より上部電極13に高周波電圧を印加して下部電極12
との間で放電させる。さらに、ガス導入管14から例え
ばCF4 を主成分とするエッチング用ガスを処理室11
内に供給し、CF4 等をプラズマ化させて活性種を発生
させる。この活性種によって半導体ウェハWのシリコン
酸化膜をエッチングすると、SiF4 および監視用活性
種であるCO* が生成する。CO* 等の活性種が基底状
態に戻る際に発生するそれぞれの発光スペクトルは、処
理室11の窓17を透過してレンズ21で集光されて光
検出器22に到達する。光検出器22では、複数の発光
スペクトルからなる検出光からCO* の発光スペクトル
(483.5nm等)を分光した後、光電変換した発光強
度Iの電気信号をデータ信号として終点検出装置30に
送信する。
【0017】終点検出装置30では、図4に示すよう
に、データ信号を受信すると、その内部で以下の処理を
行う。すなわち、終点検出装置30の検出要素抽出器3
1でデータ信号を入力データとして受信する(S1 )。
次いで、検出要素抽出器31では、受信した入力データ
から発光強度Iに基づいた入力データを抽出した後(S
2 )、この受信がエッチングの初期所定時間T1 内であ
るか否か判断し(S3 )、初期所定時間T1 内であれば
平均値・分散値演算器32へ逐次送信し、これらの入力
データの記憶のみを行う(S4 )。その後、S1 に戻り
これら一連動作を繰り返して入力データを逐次蓄積す
る。その後、S3 において初期所定時間T1内でないと
判断すればS5 に移行し、初期所定時間T1 に丁度達し
た時点か否かを判断し、丁度初期所定時間T1 の終了時
点であると判断すれば、直ちに平均値・分散値演算器3
2で蓄積された入力データに基づいて発光強度Iの平均
値mおよび分散値σ2 を平均値・分散値演算器32で算
出し(S6 )、その後S1 に戻る。 S5 で初期所定時
間T1 を経過したと判断すれば、その時点で平均値mお
よび分散値σ2 の信号を平均値・分散値演算器32から
演算器33および比較器34にそれぞれ送信する。この
演算器33では、この平均値mを記憶し、検出要素抽出
器31から逐次受信する入力データと平均値mとの差を
求め(S7 )、この差の値の信号を逐次比較器34に送
信する。また、この比較器34では、既に記憶した分散
値σ2 (より具体的には標準変差σ)とこの差の値とを
逐次比較し(S8 )、その結果を判定器35へ送信す
る。この判定器35では、逐次受信する比較結果に基づ
いて差の絶対値が基準値を超えているか否かを逐次判断
し(S9 )、超えていなければS1 へ戻り、係る判定を
繰り返す。一方、S9 で絶対値が基準値を超えていると
判断すればエッチングの終点に達したものとして制御信
号を制御装置40に送信してエッチング処理を終了す
る。
【0018】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、エッチングの初期所定時間T1 内には、平均値・分
散値演算器32が検出要素抽出器31から逐次受信して
蓄積した発光強度Iのデータ信号に基づいて発光強度デ
ータの平均値mおよび分散値σ2 を求め、また、初期所
定時間T1 経過後には演算器33、比較器34および判
定器35が検出要素抽出器31および平均値・分散値演
算器32からそれぞれ受信したデータ信号、すなわち発
光強度I、平均値および分散値σ2 に基づいてエッチン
グの終点を判定するようにしたため、例えばエッチング
用ガスの流入量等のエッチング処理条件の僅かな変動や
電気的ノイズによって発光強度Iの波形が図3に示すよ
うに変動して不安定な状態であっても、光検出器22か
ら送信される電気信号によりエッチング処理時の発光強
度Iの上下変動とエッチング終了時の上下変動とを峻別
することができる。これにより、エッチングの終点を正
確に検出して所定のエッチングを行うことができる。し
たがって、従来のようにエッチング処理の条件が変わる
毎にそれぞれの条件に適合し閾値を設定する必要がな
く、異なるエッチング処理条件であっても効率よく正確
にエッチングの終点を検出することができる。
【0019】なお、本実施の形態では、プラズマPにお
ける励起分子が基底状態に戻る際に発光する光の発光強
度Iを統計的に処理して終点を求める場合について説明
したが、本発明は発光強度に限定されるものではなく、
その発光強度を経時的に測定したときに描くことができ
る曲線の一次微分値あるいは二次微分値を同様に統計的
処理して終点を求めるようにしてもよい。また、本実施
の形態ではエッチング処理の場合について説明したが、
本発明の終点検出方法はエッチング処理の終点検出に制
限されるものではなく、アッシャー装置等のようにプラ
ズマ処理が進行するにつれて発光スペクトルが変化する
ような処理の場合に適用することができる。 (実施の形態2) 従来の終点検出方法の場合には、一つの検出要素を用い
てエッチングの終点を検出するようにしているため、そ
の検出要素が微小量しか変化しない場合にはエッチング
用ガスの僅かな圧力変化等によるエッチング条件の変動
あるいは電気的ノイズ等によって検出要素の変動量が吸
収されてしまい、後者の変動量と前者の変動量との区別
が困難になって終点を正確に検出できなくなるという問
題がある。 また、従来の終点検出方法の場合には、エ
ッチング処理時に発光強度I等の検出要素の一つを予め
設定しておいた閾値と比較するようにしているため、エ
ッチング部分によって終点が相違し、発光強度波形が複
数の段差をもって変動する場合や、種類の異なる膜で層
をなす複雑な多層膜構造から生じる凸型あるいは凹型波
形を有する場合には、その段差の数に応じて終点の判定
を繰り返さなくてはならず、各段差での終点の判定が困
難になって益々終点を正確に検出することができなくな
る。例えば、検出要素として発光強度Iを選択した場
合、発光強度Iがガス流量、ガスの種類、圧力、電力等
のエッチング条件の変動によりエッチング処理時の第1
波形I1 およびエッチング終了以降の第2波形I2 が、
図5に示すように、上下に振れて安定せず、エッチング
の終点を示すスロープ状の第3波形I3 の閾値sが第3
波形I3 の初期や終期近傍の部分にあると、閾値sを第
1波形I1 または第2波形I2 と判別できなくなること
がある。このため、エッチングの処理条件によっては安
定した終点の判定を行うことができない。
【0020】本実施の形態では、エッチング時の発光強
度の変動を二次元的に検出して電気的ノイズとの影響を
ほとんど受けることなくエッチングの終点を正確に検出
することができ、また、配線構造によりエッチング膜厚
が部分によって異なる場合でもそれぞれの膜厚に応じて
エッチングの終点を連続的かつ正確に検出することがで
きる終点検出方法および終点検出装置を提供する。
【0021】本実施の形態の終点検出方法を実施するた
めの終点検出装置30について、図6〜図13を参照し
ながら説明する。この終点検出装置30は、図6に示す
ように、光検出器22からの入力信号、すなわち発光強
度Iの波形からその発光強度Iおよび波形の一次微分値
(傾き)を図7に示すようにX−Y座標化する座標変換
器41と、この座標変換器41で座標化されたX−Y座
標の原点Oと現在座標との距離Lを所定の閾値Lsと比
較して距離Lが閾値Lsを超える点(図8B参照)を発
光強度Iのチェンジスタートとしての始めの変曲点(チ
ェンジスタート点)S(図8A参照)とし、かつこの点
を終点として判定するチェンジスタート判定器42と、
チェンジスタート以降に傾きを示す上記現在座標の一次
微分値が急激にX座標軸へ接近する点、つまり図8Bで
示すようにX座標値(発光強度)がほとんど変化せず、
Y座標値(傾き)が0へ接近する点をチェンジエンドと
しての終りの変曲点(チェンジエンド点)E(図8A参
照)とし、かつこの点を終点として判定するチェンジエ
ンド判定器43と、このチェンジエンド判定器43によ
って判定された終点を図10Aおよび図10Bに示すよ
うにX−Y座標の新原点O1 として設定し、かつ上記原
点Oをこの新たな原点O1 へ移動させる原点移動器44
とから構成されている。なお、閾値Lsは、SX をX
(発光強度)の分散値とし、SY をY(傾き)の分散値
とし、Aを任意の定数としたときに次の式(I)で求め
られる。
【0022】
【数1】
【0023】座標変換器41は、光検出器22からの入
力信号に基づいて発光強度Iおよび傾きの値をそれぞれ
X座標値およびY座標値に変換して図7に示すX−Y座
標上で発光強度Iおよび傾きの軌跡を描き、また、発光
強度Iおよび傾きの初期値またはそれぞれの初期所定時
間でのそれぞれの初期平均値をX−Y座標の原点Oにす
る。この初期所定時間は、エッチングが開始された時点
からエッチングを終了する前の一定時間内で任意に設定
することができる時間で、このような時間としては種々
のエッチング処理条件に左右されることのない、種々の
エッチング処理に共通する範囲内の時間を設定すること
ができる。また、チェンジスタート判定器42は、座標
変換器41からの信号を受信して現在座標を認識するこ
とにより、上述のようにエッチングの終点を判定し、か
つその判定結果を常時制御装置40に送信してプラズマ
処理装置10を制御する。また、チェンジエンド判定器
43は、座標変換器41からの信号を受信した現在座標
の傾き(Y座標値)をその閾値(Y座標で0にできるだ
け近い数値)と比較してチェンジエンド点Eを認識する
ことにより、上述のようにエッチングの終点を判定する
が、その判定結果を原点移動器44に送信する。この原
点移動器44は、エッチングすべき膜厚が部分によって
異なる膜、例えば、図9に示すような場所により厚さが
異なる基板50上に形成された膜51をレジスト層52
をマスクとしてエッチングすることにより、深さのこと
なる開口部53a〜53cを形成する場合に、図10A
に示すように、各部分のエッチングが終了する毎に段階
的に発光強度波形が減少変化するとき、あるいは波形が
凸状(図13A参照)、凹状(図13C参照)に変化す
るとき等にチェンジエンド判定器43からの信号を受信
し、波形の変化するとき等にチェンジエンド判定器43
からの信号を受信し、波形の変化する各段階で原点Oを
新たな原点O1 にその都度連続的に移動させる。
【0024】ここで、発光強度Iの波形が図13Aに示
すように凸状に変化する場合は、例えば、図12に示す
ように、半導体基板60上にSiO2 膜61およびSi
34 膜62を順次積層した積層膜を同じ工程で、CH
3 +CF4 +Ar+O2 等のエッチングガスを用いて
エッチングして開口部63を形成する場合等が挙げられ
る。
【0025】次に、上記構成の終点検出装置を用いた終
点検出方法の一実施例について説明する。本実施の形態
の終点検出方法では、まず半導体ウエハWをプラズマP
を用いて、エッチングするときの発光スペクトルを光検
出器22により逐次検出し、この発光スペクトルの特定
波長の発光強度の変化に基づいてエッチングの終点を検
出する際に、発光強度Iおよびその波形の一次微分値を
座標変換器41により図7に示すようにX−Y座標化
し、このX−Y座標において現在座標値がX−Y座標の
原点Oから急激に離間し始める位置をエッチングの終点
として判定する。
【0026】より具体的には、この際のX−Y座標の原
点Oは、エッチング初期所定時間内での発光強度I(X
座標値)およびその波形の傾きの初期平均値に設定して
ある。そして、上述した原点Oから現在座標が急激に離
間し始める位置として、原点Oと現在座標との距離Lが
所定の閾値Lsより大きくなった位置(図8B参照)を
用いることができ、この位置を発光強度Iのチェンジス
タート点Sとし、このチェンジスタート点Sをエッチン
グの終点としてチェンジスタート判定器42によって判
定する。したがって、エッチング処理時には、発光強度
Iは上述したように図13Aおよび図13Bで示すよう
に一定でなく上下に振れて安定しないため、X−Y座標
上での現在座標はそのX座標値およびY座標値が図8B
に示すように原点Oを中心にして、閾値Lsの範囲内で
常時連続的に変化して原点Oの周りを渦状に移動してい
る。しかし、エッチング処理が終了する直前には、発光
強度Iは急激に減少するので図8Aに示すようなスロー
プを描く。そのチェンジスタート点SからX座標値(発
光強度)が急激に減少すると、X−Y座標上では現在座
標が図8Bに示すように閾値Lsから逸脱する。そのと
きの位置をチェンジスタート判定器42がチェンジスタ
ート点Sとして判定し、その点Sをエッチングの終点と
して検出する。次いで、現在座標がチェンジスタート点
Sを過ぎ、その後Y座標値のマイナス(負の傾き)領域
で下方へ移動すると共に発光強度Iの初期平均値よりも
減少してX座標のマイナス領域へ移動してX軸から下方
へ湾曲する軌跡を描いて図8Aで示すチェンジエンド点
Eへ向かう。なお、閾値Lsには、分散値σ2 の整数倍
の値を用いることが好ましい。
【0027】一方、チェンジエンド点Eでエッチングの
終点を検出する場合には、現在座標がチェンジスタート
以降にX軸から下方へ湾曲する軌道がX軸へ接近する
点、つまり発光強度Iの傾き、Y=0に接近する点、も
しくは傾きの分散値より小さくなった点をチェンジエン
ド判定器43によってチェンジエンド点Eとして判定
し、このチェンジエンド点Eをエッチングの終点として
検出する。次いで、エッチングを終了したチェンジエン
ド点E以降では、エッチング処理時と同様に、発光強度
Iは上下の揺れはあるものの下位で安定するため、現在
座標は座標値(IE、0)を中心にして渦状に移動する
ような軌跡を描く。
【0028】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、エッチング処理時のプラズマPからの特定波長を分
光して連続的に受光し、この受光の発光強度波形の強度
Iおよび傾きをX−Y座標化することにより、発光強度
Iおよび傾きの二次元的変動を利用してエッチングの終
点を検出するようにしているので、エッチング時の発光
強度Iの変動を発光強度Iおよびその波形の傾きにより
二次元的に検出して電気的ノイズの影響をほとんど受け
ることなくエッチングの終点を正確に検出することがで
きる。なお、エッチング用ガスのプラズマPの特定波長
を監視すると、エッチング時にはそのガスが消費される
ため、発光強度Iは下位で安定するが、エッチングの終
点以降ではガス消費がなくなり発光強度Iが急激に上昇
して図11Aおよび11Bに示すように変化するが、こ
のような場合にも同様に終点を検出することができる。
【0029】また、図9に示すように、エッチングすべ
き膜厚が異なるような膜51を同じ工程でエッチングす
る場合には、最も薄い部分から最も厚い部分へと順次エ
ッチングが終了して行くため、発光強度Iは図10Aに
示すように各部分のエッチングが終了する毎に段階的に
減少する。この現象は、膜厚が異なる複数の種類の膜を
同じ工程でエッチングする場合でも起こる。すなわち、
最も薄い膜から最も厚い膜へと順次エッチングが終了し
ていく毎に、発光強度Iは段階的に減少する。また、膜
厚が同じであっても、エッチングする領域の寸法がそれ
ぞれ異なる場合では、最も寸法(面積)の小さい部分か
ら最も寸法の大きい部分へと順次エッチングが終了して
行くため、発光強度Iはやはり図10Aに示すように各
部分のエッチングが終了する毎に段階的に減少する。さ
らに、エッチングレートが異なる複数の種類の膜を同じ
工程でエッチングする場合でも起こる。すなわち、最も
エッチングレートが大きい膜から最もエッチングレート
が小さい膜へと順次エッチングが終了していく毎に、発
光強度Iは段階的に減少する。
【0030】この場合には、最初のエッチングが終了す
ると、上述のようにしてチェンジエンド判定器43によ
ってエッチングの終点を検出し、その検出信号を原点移
動器44に送信する。この原点移動器44は受信した信
号に基づいて作動し、チェンジエンド直後の終点、つま
り、この段階での初期所定時間での発光強度Iおよびそ
の波形の傾きの初期平均値を示す位置をX−Y座標の新
たな原点O1 として設定し、最初の原点Oを新たな原点
1 へ移動させる。この段階で上述したようにチェンジ
エンド点Eからこの段階でのエッチングの終点を判定
し、以下同様の動作を繰り返して原点を順次移動させ
る。すべてのエッチングを終了した時点で、原点移動器
44がエッチングの終点信号を制御装置40に送信して
エッチングを終了する。
【0031】また、発光強度Iの波形が図13Aに示す
ように凸状に変化する場合であっても、図13Cに示す
ように凹状に変化する場合であっても、同様にチェンジ
エンド判定器43からの信号を受信し、波形の変化する
各段階で図13Bに示すように原点Oを新たな原点O1
にその都度移動させると、現在座標はY軸を中心に上下
で略対象になる軌跡を描く。
【0032】このように、配線構造上のエッチングの膜
厚が部位によって異なる場合でもチェンジエンド判定器
43および原点移動器44が作動してそれぞれの膜厚に
応じてエッチングの終点を連続的かつ正確に検出するこ
とができる。なお、本実施の形態では、チェンジエンド
判定器43から原点移動器44に信号を送信する場合に
ついて説明したが、チェンジスタート判定器42から原
点移動器44に信号を送信するようにすることもでき
る。
【0033】なお、本実施の形態では、エッチング処理
の場合について説明したが、本発明の終点検出方法はエ
ッチング処理の終点検出に制限されるものではなく、ブ
ラスマ処理が進行するにつれて発光スペクトルが変化す
るような場合に本発明の終点検出方法を適用することが
できる。
【0034】
【発明の効果】本発明の終点検出方法によれば、発光ス
ペクトルからの情報に基づいて発光強度および発光強度
の波形の傾きをX−Y座標化し、新たにX−Y座標化さ
れた点がX−Y座標の原点から急激に離間した時点をプ
ラズマ処理の終点として判定するので、プラズマ処理時
の発光強度の変動を二次元的に検出して電気的ノイズの
影響を除去してプラズマ処理の終点を正確に検出するこ
とができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る終点検出方法を実
施するための装置を備えたプラズマ処理装置の要部を示
す説明図。
【図2】図1に示す終点検出装置の構成を示すブロック
図。
【図3】図1に示す終点検出装置の作用を説明するため
のグラフ。
【図4】図1に示す終点検出装置を用いた本発明に係る
終点検出方法の一実施の形態を示すフローチャート。
【図5】エッチング処理からその終了に至るまでの特定
波長の発光スペクトルの発光強度波形を示すグラフ。
【図6】図1に示す終点検出装置の構成の他の例を示す
ブロック図。
【図7】図6に示す終点検出装置において演算に使用さ
れる発光強度およびその波形のX−Y座標を示す図。
【図8】(A)は全体の膜厚が均一である膜をエッチン
グする際の発光強度およびその波形の傾きの変化を示す
グラフ。(B)は(A)の発光強度およびその波形の傾
きの変化を表すX−Y座標。
【図9】部分によって膜厚が異なる膜を示す断面図。
【図10】(A)は部分によって膜厚が異なる膜をエッ
チングする際の発光強度およびその波形の傾きの変化を
示すグラフ。(B)は(A)の発光強度およびその波形
の傾きの変化を表すX−Y座標。
【図11】(A)は全体の膜厚が均一な膜をエッチング
する際の発光強度およびその波形の傾きの変化を示すグ
ラフ。(B)は(A)の発光強度およびその波形の傾き
の変化を表わすX−Y座標。
【図12】2層の積層膜を本発明に係る方法に基づいて
一度にエッチングしたときの状態を示す断面図。
【図13】(A)はエッチングする際の発光強度が凸状
に変化する状態を示すグラフ。 (B)は(A)の発光強度およびその波形の傾きの変化
を表わすX−Y座標。 (C)はエッチングする際の発光強度が凸状に変化する
状態を示すグラフ。
【符号の説明】
10…プラズマ処理装置、11…処理室、12…下部電
極、13…上部電極、14…ガス導入管、15…排気
管、16…高周波電源、17…監視用窓、21…レン
ズ、21a…レンズ移動手段、22…光検出器、30…
終点検出装置、31…検出要素抽出器、32…平均値・
分散値演算器、33…演算器、34…比較器、35…判
定器、40…制御装置、41…座標変換器、42…チェ
ンジスタート判定器、43…チェンジエンド判定器、4
4…原点移動器、50…基板、51…膜、52…レジス
ト層、53a〜53c,63…開口部、60…半導体基
板、61…SiO2 膜、62…Si34 膜。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理体にプラズマを用いた処理を施す際
    に、前記プラズマ中において特定波長を有する活性種の
    発光スペクトルを光検出手段により逐次検出する工程
    と、 前記発光スペクトルからの情報に基づいて、X−Y座標
    のX軸及びY軸の一方を発光強度とすると共に他方を前
    記発光強度の波形の傾きとすることにより、前記発光強
    度及び前記発光強度の波形の傾きをX−Y座標化する工
    程と、 所定の時点における前記発光強度及び波形の傾きの値を
    又は所定の期間における前記発光強度の平均値及び波形
    の傾きの平均値を前記X−Y座標の原点とする工程と、 前記時点又は前記期間の後にX−Y座標化された点と原
    点との距離が所定の閾値を越えた時点を前記処理の終点
    として判定する工程と、 を具備することを特徴とするプラズマ処理の終点検出方
    法。
  2. 【請求項2】被処理体にプラズマを用いた処理を施す際
    に、前記プラズマ中において特定波長を有する活性種の
    発光スペクトルを光検出手段により逐次検出する工程
    と、 前記発光スペクトルからの情報に基づいて、X−Y座標
    のX軸及びY軸の一方を発光強度とすると共に他方を前
    記発光強度の波形の傾きとすることにより、前記発光強
    度及び前記発光強度の波形の傾きをX−Y座標化する工
    程と、 所定の時点における前記発光強度及び波形の傾きの値を
    又は所定の期間における前記発光強度の平均値及び波形
    の傾きの平均値を前記X−Y座標の原点とする工程と、 前記時点又は前記期間の後にX−Y座標化された点と原
    点との距離が所定の第1の閾値を越えた時点を判定する
    工程と、 この判定工程の後に前記波形の傾きが再度所定の第2の
    閾値よりも小さくなった時点を終点として判定する工程
    と、 を具備することを特徴とするプラズマ処理の終点検出方
    法。
  3. 【請求項3】被処理体にプラズマを用いた処理を施す際
    に、前記プラズマ中において特定波長を有する活性種の
    発光スペクトルを光検出手段により逐次検出する工程
    と、 前記発光スペクトルからの情報に基づいて、X−Y座標
    のX軸及びY軸の一方を発光強度とすると共に他方を前
    記発光強度の波形の傾きとすることにより、前記発光強
    度及び前記発光強度の波形の傾きをX−Y座標化する工
    程と、 所定の時点における前記発光強度及び波形の傾きの値を
    又は所定の期間における前記発光強度の平均値及び波形
    の傾きの平均値を前記X−Y座標の原点とする工程と、 前記時点又は前記期間の後にX−Y座標化された点と原
    点との距離が所定の第1の閾値を越えた時点を判定する
    第1の判定工程と、 この判定工程の後にX−Y座標化された点の前記波形の
    傾きが再度所定の第2の閾値よりも小さくなった時点を
    判定する第2の判定工程と、 この第2の判定が行われた時点の前記X−Y座標の点を
    前記X−Y座標の新たな原点とする工程と、 この新たな原点を基準として終点を判定する工程と、 を具備することを特徴とするプラズマ処理の終点検出方
    法。
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