JP3117343B2 - 自動棚付収納装置 - Google Patents
自動棚付収納装置Info
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- JP3117343B2 JP3117343B2 JP05294032A JP29403293A JP3117343B2 JP 3117343 B2 JP3117343 B2 JP 3117343B2 JP 05294032 A JP05294032 A JP 05294032A JP 29403293 A JP29403293 A JP 29403293A JP 3117343 B2 JP3117343 B2 JP 3117343B2
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Description
(以下、単に製品という)の収納、取り出しを行う自動
棚付収納装置に関する。
定間隔で設け、該柱間に棚部材となる渡し棒を取り外し
可能に上下方向に一定の間隔を設けた収納棚(置場スタ
ンションと言われる)に一定本数毎に収納されていた。
そして、該収納棚に製品を収納する場合には、収納しよ
うとする部分の棚に渡し棒を掛けて、その上にクレーン
等で運搬した製品を両端支持状態で乗せ、更にその上に
製品を乗せる場合には、作業者がその上部の所定位置に
渡し棒を掛け渡し次の製品を乗せていた。前記載置され
た製品を取り出す場合には、上部の棚を構成する渡し棒
を作業者が取り外した後、製品の搬出を行っていた。
納棚においては、製品を搬入、搬出する毎に作業者が渡
し棒を装着したり取り外したりする必要があり、極めて
面倒であり、製品の搬出入に人手と時間がかかるという
問題点があった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、製品を乗せる棚部材の開閉を製品の搬出入と同
時に行い、製品を効率的に収納搬出が可能な自動棚付収
納装置を提供することを目的とする。
記載の自動棚付収納装置は、左右方向に所定距離有して
配置される対となる垂直部材を、前後方向に間隔を設け
て複数組配置し、該前後方向に設けられた垂直部材間
に、一方の垂直部材に回動可能に取付けられ他方の垂直
部材にはその受け部材が設けられて水平棚を構成する左
右一対の比較的長い複数の棚部材を上下方向に空間を有
して複数配置した自動棚付収納装置であって、前記それ
ぞれの棚部材の回動端側にリンクレバーを取付けると共
に、該リンクレバーに、直下位のリンクレバーに作動時
に当接するカムプレートを設け、製品収納時には上斜め
方向を向いた棚部材を製品で押下げ、回動端側に設けら
れたリンクレバーによって直上位のカムプレートを押し
上げて直上位の棚部材を上斜め方向まで回動し、製品取
り出し時には、取り出される製品の直上位にある棚部材
を押上げて略垂直方向に保持させると共に、回動端側の
リンクレバーに設けられたカムプレートで直下位のリン
クレバーを押下げて前記製品が載置されていた前記棚部
材を上斜め方向に保持するようにして構成されている。
そして、請求項2記載の自動棚付収納装置は、請求項1
記載の自動棚付収納装置において、カムプレートは、リ
ンクレバーにそれぞれ垂下されると共に、該カムプレー
トの両側にはガイド部材が設けられて構成されている。
ては、それぞれの棚部材の回動端側にリンクレバーを取
付けると共に、該リンクレバーに直下位のリンクレバー
に作動時に当接するカムプレートを設けているので、ク
レーンによって吊り降ろされる製品の重量とクレーンの
巻き上げ力を利用して、載置される棚部材及びその直上
位にある棚部材を作動させ、回動端側に設けているリン
クレバーを回動して直上位にあるカムプレート、あるい
は回動するリンクレバーに設けられているカムプレート
を介して直下位のリンクレバーを駆動してそれぞれ直上
位あるいは直下位の棚部材を回動操作する。即ち、製品
収納時には上斜め方向を向いた棚部材を載置しようとす
る製品で押下げ、これによって、該棚部材の回動端側に
設けられたリンクレバーによって直上位のカムプレート
を押し上げて該カムプレートが取付けられたリンクレバ
ーを回動し、直上位の棚部材を上方向から上斜め方向ま
で回動する。そして、製品取り出し時には、取り出され
る製品の上部にある棚部材を押上げて略垂直方向に保持
させると同時に、回動端のリンクレバーに設けられたカ
ムプレートで直下位のリンクレバーを押下げることによ
って、前記製品が載置されていた棚部材を水平位置から
上斜め方向位置に回動させて保持する。このように、比
較的長い棚部材を上斜め方向に保持することによって、
その上に製品を置こうとする場合には、更に該棚部材を
押下げ回動することができ、下部の製品を搬出しようと
する場合には、該棚部材を押上げ回動することができ、
これを駆動源として直上位あるいは直下位の棚部材を回
動駆動できる。特に、請求項2記載の自動棚付収納装置
においては、カムプレートの両側にガイド部材が設けら
れているので、カムプレートが両側から拘束され、リン
クレバーに垂下された状態で、上下のリンクレバーを駆
動でき、構造が簡単となる。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る自動棚付収
納装置の側面図、図2は同正面図、図3は図1における
矢視A−A断面図、図4はカムプレート周りの拡大図、
図5は製品の搬入状況を示す部分側面図、図6は製品の
搬出状態を示す部分側面図である。
例に係る自動棚付収納装置10は、左右方向に所定距離
(L)離して配置された対となる垂直部材の一例である
H型鋼11a、11b、11c・・(以下、総称してH
型鋼11という)、H型鋼12a、・・(以下総称して
H型鋼12という)を前後方向に比較的小さな間隔
(W)を設けて複数組配置し、これらを下部に配置され
たH型鋼からなるベース部材13によって連結した骨組
を有している。前記H型鋼11(12においても同様)
には、図1に示すように棚部材の一例である角パイプ1
4、15が上下方向に一定間隔で交互に設けられてい
る。角パイプ14は図3に示すように、H型鋼11の背
部、即ち対となるH型鋼11、12の内側に設けられ、
しかもその基端部が軸受部16、17に回動可能に装着
されたピン18の一端に固着され、ピン18の他端には
リンクレバー19が所定角度で固着され、リンクレバー
19の中央部にはカムプレート20がピンを介して回動
可能に垂下されている。
には11bについて示している)の外側に設けられ、そ
の基端部が軸受部21、22に回動可能に装着されたピ
ン23の一端に固着され、このピン23の中央にはリン
クレバー24が所定角度で固着され、リンクレバー24
にはカムプレート25が垂下されている。前記カムプレ
ート20及び25及びリンクレバー19、24はH型鋼
11(12も同様)の表側に設けられ、それぞれのリン
クレバー19、24の上部にはローラ26、27が設け
られ、上部のカムプレート25、20に円滑に当接でき
るようになっている。
て、前記カムプレート20(25も同様)は図4に示す
ように略二等辺三角状となって、ガイド部材として作用
するH型鋼11、12の対向するフランジ間に少しの隙
間を有して嵌入し、その両側には円弧状切欠き28、2
9が設けられて、それぞれローラ26、リンクレバー1
9の基端部に設けられたボス30が嵌入し、図1に示す
ように所定角度でリンクレバー19(24も同様)を止
めると共に、リンクレバー19の回動範囲を拡大してい
る。
4、15が水平となって棚を構成する場合に、下部を支
える受け部材を構成する受け板31、32が設けられ、
受け板32で角パイプ14、15の先部を支持し、受け
板31で角パイプ14、15の基部を支持している。前
記角パイプ14、15の先側下部にはガイドプレート3
3、34が設けられ、これらの中間に受け板32が嵌入
するようになっていると共に、中央よりに設けられてい
るガイドプレート34は、製品35をクレーンで吊り上
げた場合に当接して、角パイプ14、15がH型鋼1
1、12のフランジ面間内に入り込むように底方向にや
や突出して設けられている。なお、角パイプ14、15
とカムプレート20、25とはそれぞれ適当なバランス
調整がなされて、通常の状態ではカムプレート20、2
5が下降するモーメントがやや大きく設計されている。
法を、図5、図6を参照しながら説明すると、まず製品
35を降ろす場合には、図5(a)に示すように図示し
ないクレーンにつり下げられている丸鋼束等からなる製
品35を、上斜め方向に向いた角パイプ14上に乗せる
と、同図(b)に示すように角パイプ14が回動して水
平になるが、この場合リンクレバー19の先部にあるロ
ーラ26が直上位のカムプレート25を押上げ、これに
よって角パイプ15が斜め上方向を向き、同図(c)に
示すように、更に角パイプ15の重量によって時計方向
に少し回転し、リンクレバー24の先部に取付けられた
ローラ27が直上位のカムプレート20に当接する位置
で止まるようになって、製品35の棚乗せを終了し、以
下同様な手順で上部の棚に製品を乗せることができる。
なお、角パイプ14が水平になった状態でその下部を受
け板31、32で受けて無理な力がリンクレバー19、
24等にかからないようになっている。
(a)に示すように、製品35をクレーンで吊り上げる
と、製品35の上部に角パイプ15の底が当たり、これ
によって同図(b)に示すように角パイプ15が反時計
方向に回動する。このとき、角パイプ15の基端側に設
けられているリンクレバー24も同時に回動し、垂下さ
れているカムプレート25が下降し、下部のリンクレバ
ー19のローラ26をを少し押圧することになる。そし
て、同図(c)のように更に製品35を吊り上げると、
製品35の側部が角パイプ15の底に設けられているガ
イドプレート34を押圧して、角パイプ15をH型鋼1
1a(12a)の内側に押し込み、これによって角パイ
プ15の重心位置がピン23を基準にしてカムプレート
25側になるので、その位置を保持することになる。こ
れによって、上部から製品35を搬入する場合には角パ
イプ15の先部に引っ掛からないという利点を有する。
前記動作に伴いカムプレート25が直下位のリンクレバ
ー19のローラ26を押下げるので、角パイプ14が反
時計方向に回動し、上斜め方向を向くことになる。
量及びクレーンの吊り上げ力を利用して、棚部材となる
角パイプ14、15の回動を自動的に行うことができ
る。なお、棚部材、カムプレート、リンクレバー、受け
部材は前記形状に限定されず、更に変形された形状であ
っても本発明は適用される。
は、以上の説明からも明らかなように、製品を乗せる棚
部材の開閉を製品の搬出入と同時に行うので、無人化が
可能であり、棚に乗せる製品の効率的な搬出入が可能と
なる。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 左右方向に所定距離有して配置される対
となる垂直部材を、前後方向に間隔を設けて複数組配置
し、該前後方向に設けられた垂直部材間に、一方の垂直
部材に回動可能に取付けられ他方の垂直部材にはその受
け部材が設けられて水平棚を構成する左右一対の比較的
長い複数の棚部材を上下方向に空間を有して複数配置し
た自動棚付収納装置であって、 前記それぞれの棚部材の回動端側にリンクレバーを取付
けると共に、該リンクレバーに、直下位のリンクレバー
に作動時に当接するカムプレートを設け、 製品収納時には上斜め方向を向いた棚部材を製品で押下
げ、回動端側に設けられたリンクレバーによって直上位
のカムプレートを押し上げて直上位の棚部材を上斜め方
向まで回動し、 製品取り出し時には、取り出される製品の直上位にある
棚部材を押上げて略垂直方向に保持させると共に、回動
端側のリンクレバーに設けられたカムプレートで直下位
のリンクレバーを押下げて前記製品が載置されていた前
記棚部材を上斜め方向に保持することを特徴とする自動
棚付収納装置。 - 【請求項2】 カムプレートは、リンクレバーにそれぞ
れ垂下されると共に、該カムプレートの両側にはガイド
部材が設けられている請求項1記載の自動棚付収納装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05294032A JP3117343B2 (ja) | 1993-10-30 | 1993-10-30 | 自動棚付収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05294032A JP3117343B2 (ja) | 1993-10-30 | 1993-10-30 | 自動棚付収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125816A JPH07125816A (ja) | 1995-05-16 |
JP3117343B2 true JP3117343B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17802387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05294032A Expired - Fee Related JP3117343B2 (ja) | 1993-10-30 | 1993-10-30 | 自動棚付収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117343B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007038865A1 (de) * | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Mts Maschinenbau Gmbh | Horizontale Stapelsäule |
CN112193586B (zh) * | 2020-10-13 | 2021-09-21 | 南京联空智能增材研究院有限公司 | 一种方便物料存取的料架及物料存取方法 |
-
1993
- 1993-10-30 JP JP05294032A patent/JP3117343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07125816A (ja) | 1995-05-16 |
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