JP3116839U - ダウンライト - Google Patents

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正憲 向井
治郎 屋代
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ローヤル電機株式会社
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Abstract

【課題】ダウンライト本体に断熱材が被さるなど不測の事態が生じても過熱発煙する事態を回避する手段を提供すること。
【解決手段】投光方向を下方にして室内の天井部分に取着した埋込み形ダウンライトにおいて、ランプを覆う樹脂製の筒状本体2と透光カバー4で構成され、前記筒状本体は天面部2aと複数の通気口5と6を設けて成り、前記天面部を含む筒状本体の一部に温度ヒューズを配置し、不測の事態で筒状本体の温度が急激に上昇するとき所定の温度でヒューズの溶断により通電を遮断し、更なる温度上昇を防止して火災に至る危険を回避する。温度ヒューズの取付位置は筒状本体2の天面部2aの中央が好適である。
【選択図】図1

Description

本発明は、不測の事態に於ける照明器具の変形若しくは発煙を防止するダウンライトに関する。
近年の照明器具は、用途が多様化するなかで高い意匠性が求められている。機能性の観点では室内をより広く使用するために天井裏側に照明器具の本体が埋設されるダウンライトが多用され、居間や廊下にあっては透光カバーを着色して意匠効果を高めたりするが、特に浴室の天井には透光カバーのみが露出する形態のダウンライトが用いられ室内の洗浄が容易に行えるようになっている。
特に浴室天井の裏側は狭い空間になるが、浴室内の空調を行うための配管や浴室内で音楽やテレビを楽しむような慣習も流行しこれらの設備の配線など天井裏は意外に煩雑になっている。さらに冬期に於ける寒気から浴室の保温を必要とし断熱材の設置が必要である。通常ダウンライトの本体は放熱を促進するために通気口が設けられているが、断熱材が覆い被さる場合は過熱を防止するために所定の面積を切取ってダウンライトの本体に断熱材が被さらないように義務づけている。断熱材はグラスウールシートが一般的であり、シートの厚さも20mm乃至50mmである。このようなシートは軟らかく柔軟性があり種々の設備を覆うには好都合である。しかしながら施工現場は狭く且つ暗いため、ダウンライトの本体上に断熱材が被ったまま放置されることがある。このような場合はダウンライトのランプの放熱が不充分になり、照明時間が長引くと不測の事態が生じダウンライト自体若しくはその周辺から発煙しさらには火災の原因となる。
照明器具自体に異常が発生し、例えば電気回路に短絡が生じた場合は電源を遮断するヒューズが設けられ、過電流に対する対応は万全を期しているが、別の要因で照明器具が加熱発煙することを防止するために温度ヒューズを電源回路に組み込んでいる先行技術は見当たらない。
特開昭63−152807号公報 実開平05−61917号公報 実開昭62−88315号公報 実開昭61−9401号公報 実開昭60−136418号公報
解決しようとする課題は、ダウンライト本体に断熱材が被さるなど不測の事態が生じても過熱発煙する事態を回避する手段を提供することである。
本考案は、投光方向を下方にして室内の天井部分に取着した埋込み形照明器具において、ランプを覆う樹脂製の筒状本体を備え、該筒状本体は天面部と複数の通気口を設けて成り、天井裏に施工される断熱材などが覆い被さって通気が阻害され、過熱された空気が滞留しランプ周囲温度が異常過熱する不測の事態に対処するために、前記天面部を含む筒状本体の一部に温度を感知して通電を遮断するための温度ヒューズを設置し、筒状本体の変形若しくは発煙をその前段階で防止するものである。通電の遮断は温度ヒューズのヒューズ溶断により行われる。特に照明器具の本体が天井裏側に埋設されるダウンライトに有効であり、施工の不備による照明器具の火災原因を防止することを特徴としている。本考案では筒状本体を樹脂製としているがこれに限定されず、金属製の筒状本体にも温度ヒューズを用いて通電を遮断することも本考案に含まれる。
請求項2の考案は、前記筒状本体の下方部位に板状の透光カバーを嵌着させて、光の色調により室内の雰囲気を変化させたり、防水性を高めて浴室天井に配置するためのダウンライトを提供する。特に浴室天井に埋設されるダウンライトは透光カバーと筒状本体の接合部分をシーリング材を用いて水密に嵌着させるので室内側からの通気は殆ど無いから、筒状本体が断熱材などで覆われて通気が阻害されランプ周辺の熱気が滞留すると器具の温度上昇は急激になり、やがて樹脂製の筒状本体は溶融するか発煙するようになる。
請求項3の考案は、前記温度ヒューズを設置する個所が前記筒状本体の天面部中央若しくはその近傍に配置されることを特徴としており、筒状本体は天井に埋設されるとき縦方向に延びる筒体であり、天面部は筒状本体の上位部を覆う部分をいう。天面部は筒状本体と一体に成形されるか、別途に成形して筒状本体に接着又はネジ止め固定して一体化する。ランプの周囲が異常過熱したときの熱伝搬が集中しやすい箇所を選択している。本考案に用いる市販されている温度ヒューズは動作温度が110℃〜115℃の範囲のものが好適であり、その容積は大略4mm×5mm×2mmであり、通気口の開口部の直上を避けて適宜箇所に接着若しくは1mm程度天面から離間させて固定する。
本考案によれば、照明器具本体が正常であるにも拘わらず、他の要因例えば施工時に断熱材が被さって照明器具の通気が損なわれ、ランプ周辺部が異常過熱して器具が変形若しくは発煙するなど不測の事態が生じる前段階で通電を遮断し、火災に至らずに防止することができる。特段の設計変更を必要とせずコストの負担を軽減した。
照明器具のうち特にダウンライトについて、不測の事態を想定して器具の温度上昇を測定し、最も効率の良い箇所に温度ヒューズを設置して電源を遮断し、更なる過熱を防止した。
図1は、本考案の1実施例を示すダウンライト1の全体を示す斜視図であり、一部を破断面で示す。2は筒状本体であり、下方に着脱可能な円環状のフレーム3が挿着され、透明な円板状の透光カバー4が保持されている。筒状本体2と円環状のフレーム3の間はシーリング部材16で封止され、透光カバー4と円環状のフレーム3の間はカバーシーリング部材17で封止されているので室内側からの防水は完全に保たれる。筒状本体の天面部2aには通気口5が円弧状に複数配置され、円筒面にはさらに通気口6が複数箇所に設けられている。7はソケットであり筒状本体2に螺着させる。ソケットには破線で示すランプ8が筒状本体の中央に取り付けられる。9は器具固定金具であり、天井部材10に所定の貫通孔を設けてダウンライト1を固定する。器具固定金具は筒状本体2の円筒部分の一部に設けた切欠き穴11の溝11aを挟持して上下に摺動させ天井部材の板厚に適合させ固定する。
温度ヒューズ12は筒状本体の天面部2aの中央にエポキシ樹脂系の接着剤で接着固定されている。温度ヒューズにはリード線12aと12bの2本が備えられそれぞれコネクター13内の接続端子13aと13bに接続固定される。屋内電気配線ケーブル14の電線14aは接続端子13bへ接続固定され、電線14bはソケットの連結端子15へ接続される。配線図を図2に示す。
ダウンライト1に通電し本体各部分の温度上昇を調べた多数の測定結果のうち2例を図3と図4に示した。温度ヒューズは溶断温度が115℃に設定された内橋エステック(株)製の型式U22を使用している。測定個所は12箇所であり測定個所を表中の斜示図に矢示し、測定番号1〜12として表記する。断熱材はグラスウールシートを用いて筒状本体2を覆うように被せた。正確な測定値の比較を行うため恒温槽内で測定を行っている。測定結果の項目のうち基準値はJIS規格値であり、測定値は各測定個所の実測値であり、上昇値は恒温槽内を40℃に保っているため、40℃からの上昇分を記載したものである。換算値は一般的に室温で測定して通電時に温度上昇があった場合の温度上昇分を他の温度環境で示す場合に上昇分をプラスして用いる値であり、本例では恒温槽を用いているため換算値は実測値(測定値)と同じ値になっている。耐量はJIS規格値にどの程度の余裕を有しているかの目安を示す値である。判定はJIS規格値に適合したか否かを示している。恒温槽内は40℃で湿度50%に保ち、図3はランプが40Wで断熱材を被せた例であり、図4はランプが60Wで断熱材が無い場合を示している。この2例を見れば断熱材の影響がいかに大きいかを知見できるものである。ランプの発熱量は60Wの方が40Wより大きいにも拘わらず、断熱材が無い状態での温度上昇は断熱材を被せた40Wより低くなっている。他に7.5分毎に測定した温度グラフも用意されたがここでは省略した。測定番号に付帯して色種が記載されているがグラフの識別色であり、明細書では色の識別ができないので色種の記載のみ残している。
上記の測定結果を参照すると、測定番号2のヒューズ位置と測定番号8のソケット口金が突出して温度が高いが、図3に示す例ではこれら双方の箇所の温度が同じ値を示していることに注目されたい。図4の断熱材が無い場合は空気の流れが促進されソケット口金とヒューズ位置では約12℃の温度差が生じている。このように施工時に断熱材が被るなどの不測の事態が生じたとき、ダウンライトの過熱状態を的確に把握するには筒状本体の天面部2aの温度を検出するのが適切であることが判る。
上記以外の測定結果を一覧表にまとめて図5に示した。この中で温度ヒューズの取付状態を「浮かし」と記載してるのは、温度ヒューズを筒状本体の天面部のほぼ中央に天面部上面から1mm離間させて固定した状態をいう。「エポキシ接着」は天面部上面にエポキシ樹脂系の接着剤で貼着した場合である。いずれも通気口の開口部の直上部分は避けている。測定結果の溶断までの時間が記載されずに∞を記載してる測定は温度上昇がある温度で一定となりその時の最高温度を記載した。
本考案では、温度ヒューズの設置個所を筒状本体の天面部中央近傍を最も好ましい位置としているが、測定番号3、4、5及び8の測定個所も温度ヒューズの設置個所として用いることも可能である。その時の温度ヒューズの溶断温度を適宜設定すればよい。要は不測の事態の種類により照明器具が加熱する場合、温度上昇の勾配が急激である箇所を選択すれば目的を達成できる。
一般的に装置類は特定箇所の温度上昇を検出して異常を検出するが、運転時は選任された担当者が管理しており処置は的確に行われる。照明器具のような照明装置は一旦メーカーの手を放れると、管理されない状態で運用されるので、不測の事態を如何に回避するかはメーカーにとっても重要な課題である。実際に日本に於ける住宅事情は装置類が過密に配置され、木造住宅が多いこともあり、照明器具から発生する火災も実際に体験しているところである。本願考案もこのような体験を基に創出したものであり、広く利用されるものと期待している。
本考案のダウンライトの斜示図である。(実施例1) 電気系統の配線図である。(実施例1) 本考案のダウンライトに断熱材を被せて通電したときの各部温度の測定結果を示す表である。(実施例1) 本考案のダウンライトに通電したときの各部温度の測定結果を示す表である。(実施例1) ワット数の異なるランプを用いて温度を測定した結果を示す一覧表である。(実施例1)
符号の説明
1 ダウンライト
2 筒状本体
2a 天面部
3 フレーム
4 透光カバー
5 通気口
6 通気口
7 ソケット
8 ランプ
9 器具固定金具
10 天井部材
11 切欠き穴
12 温度ヒューズ
13 コネクター
14 ケーブル
15 連結端子
16 シーリング部材
17 カバーシーリング部材

Claims (3)

  1. 投光方向を下方にして室内の天井部分に取着した埋込み形照明器具において、ランプを覆う樹脂製の筒状本体を備え、該筒状本体は天面部と複数の通気口を設けて成り、前記天面部を含む筒状本体の一部に温度ヒューズを配置し、不測の事態で通気が阻害されランプ周囲温度の異常加熱により、前記筒状本体が変形若しくは発煙する前段階で温度ヒューズの溶断により通電を遮断することを特徴とするダウンライト。
  2. 前記筒状本体の下方部位に板状の透光カバーを嵌着させて成る請求項1に記載のダウンライト。
  3. 前記温度ヒューズが前記筒状本体の天面部中央若しくはその近傍に配置された請求項1又は2に記載のダウンライト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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