JP3116820U - 装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構造で、高純度ゲルマニウム層が一様かつ均厚な装飾品を提供する。
【解決手段】眼鏡、ライター、時計、イヤリング、ブレスレット、指輪などの装飾具の表面に形成される皮膜層構造であって、前記装飾具を構成する基材1と;純度が80%以上で、かつ、略均一な厚みのゲルマニウム材料Gより形成されたゲルマニウム層2とを少なくとも含んで構成されており、このゲルマニウム層2を、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材1の表面に層着している。
【効果】 装飾具の表面に高純度なゲルマニウムを略均一な層厚に層着することができるとともに、ゲルマニウムの遠赤外線によって、血行促進効果を得ることができ、さらに免疫力を高め、老化防止にも寄与する。
【選択図】図1
【解決手段】眼鏡、ライター、時計、イヤリング、ブレスレット、指輪などの装飾具の表面に形成される皮膜層構造であって、前記装飾具を構成する基材1と;純度が80%以上で、かつ、略均一な厚みのゲルマニウム材料Gより形成されたゲルマニウム層2とを少なくとも含んで構成されており、このゲルマニウム層2を、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材1の表面に層着している。
【効果】 装飾具の表面に高純度なゲルマニウムを略均一な層厚に層着することができるとともに、ゲルマニウムの遠赤外線によって、血行促進効果を得ることができ、さらに免疫力を高め、老化防止にも寄与する。
【選択図】図1
Description
本考案は、ゲルマニウム加工の金属装飾品の改良、更に詳しくは、簡素な構造で、均厚かつ高純度のゲルマニウム層を表面に有する装飾品に関するものである。
近年、遠赤外線には健康増進や治療機能の効果があることが知られており、この遠赤外線放出作用を有する金属としてゲルマニウムが注目されており、このゲルマニウムを眼鏡などの装飾品に埋め込んだものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構造にあっては、埋め込んだゲルマニウムが脱落して紛失してしまうおそれがあり、また、加工の工程が複雑であるため、製造コストがかかってしまうという問題があった。
また、従来、ゲルマニウムを装飾品と一体化するために、ゲルマニウムイオン水溶液をめっき液とする電気めっき法を使用して表面にゲルマニウム薄膜を形成する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、かかる加工方法では、ゲルマニウムは20%程度の含有量が限界であって、純度の高いゲルマニウムのめっき層を得ることができず、しかも、導電性の金属にしか層着できなかった。また、めっき浴の場合、場所によって析出のムラが生じ易く、均一な層厚のゲルマニウム層を形成できないという問題がある。
登録実用新案第3105694号公報 (第4−5頁、図1)
登録実用新案第3107419号公報 (第3−6頁、図1)
本考案は、従来のゲルマニウム加工装飾具に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、簡素な構造で、高純度ゲルマニウム層が一様かつ均厚な装飾品を提供することにある。
本考案者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本考案は、眼鏡、ライター、時計、イヤリング、ブレスレット、指輪などの装飾具の表面に形成される皮膜層構造であって、
前記装飾具を構成する基材1と;純度が80%以上で、かつ、略均一な厚みのゲルマニウム材料Gより形成されたゲルマニウム層2とを少なくとも含んで構成されており、
このゲルマニウム層2を、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材1の表面に層着しているという技術的手段を採用した。
前記装飾具を構成する基材1と;純度が80%以上で、かつ、略均一な厚みのゲルマニウム材料Gより形成されたゲルマニウム層2とを少なくとも含んで構成されており、
このゲルマニウム層2を、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材1の表面に層着しているという技術的手段を採用した。
また、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ゲルマニウム層2を構成する物質を、ゲルマニウム合金であって、ゲルマニウムと、金、銀、クロム、パラジウム、チタン、ジルコニウムの中から選択される一種の金属との合金にしているという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、基材1をチタン、チタン合金、プラスチック、銅合金、ニッケル合金の何れかにしているという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ゲルマニウム層2の層厚を1〜 100,000nmにしているという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、基材1の表面には、金合金、パラジウム合金またはニッケル合金からなる合金めっき層3を具備しており、この合金めっき層の3の外側にゲルマニウム層2を層着しているという技術的手段を採用した。
更にまた、本考案は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、基材1の表面には、ゲルマニウム色に類似したTiC、TiCN、TiAlCN、ZrCNなどの硬質皮膜層4を含んでおり、この硬質皮膜層4の外側にゲルマニウム層2を層着しているという技術的手段を採用した。
本考案にあっては、装飾具を構成する基材と;純度が80%以上で、かつ、略均一厚なゲルマニウム材料からなるゲルマニウム層とを少なくとも具備して構成し、このゲルマニウム層を、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材の表面に層着させたことによって、装飾具の表面に高純度なゲルマニウムを略均一な層厚に層着することができる。
したがって、本考案における構造を採用すれば、ゲルマニウムの遠赤外線によって、血行促進効果を得ることができ、さらに免疫力を高め、老化防止にも寄与するものであることから、実用的利用価値は頗る高いと云える。
本考案を実施するための最良の形態を具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
本考案の実施形態を図1から図5に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものは基材であり、この基材1は、眼鏡、ライター、時計、イヤリング、ブレスレット、指輪などの装飾具を構成するものであって、例えば、チタン、チタン合金、プラスチック、銅合金、ニッケル合金、要すれば、セラミックスなどの非導性材料も採用することができる。
また、符号2で指示するものはゲルマニウム層であり、このゲルマニウム層2は、純度が80%以上で、かつ、略均一な厚みのゲルマニウム材料Gにより構成されている。
しかして、本考案は、装飾具の表面に形成される皮膜層構造であって、前記ゲルマニウム層2は、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材1の表面に層着することによって形成することができる。
諸条件などの詳細については、後述の実施例に説明するけれども、これらの方法を用いたことにより、ゲルマニウム材料Gを基材1に直接層着させることができるので、高純度(少なくとも80%以上)であり、かつ、略均一なゲルマニウム層2を得ることができるのである(図1参照)。
また、この際、ゲルマニウム層2の層厚を1〜 100,000nmにすることができる。このような層厚範囲にするのは、1nm以下である場合にはゲルマニウムの効果が十分に得られないし、また、 100,000nm以上である場合には基材1とのゲルマニウム層のヒビ割れを生じ易くなり、また、密着性も損なわれるからである。
なお、ゲルマニウム層2を構成する物質は、ゲルマニウム合金であって、ゲルマニウムと、金、銀、クロム、パラジウム、チタン、ジルコニウムの中から選択される少なくとも一種の金属との合金にすることができる。
また、本実施形態では、基材1の表面には、金合金、パラジウム合金またはニッケル合金からなる合金めっき層3を形成することができ、この合金めっき層の3の外面にゲルマニウム層2を層着することもできる(図2参照)。
更にまた、本実施形態では、耐久性をより高めるために、前記の基材1とゲルマニウム層2との間、あるいは、前記合金めっき層3とゲルマニウム層2との間に、イオンプレーティング法によって、ゲルマニウム色に類似したTiC、TiCN、TiAlCN、ZrCNなどの硬質皮膜層4を形成することができ、表面におけるゲルマニウム色を長期維持させることができる(図3参照)。
本実施形態の装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造を作製するための諸条件および具体的手順を以下の実施例に説明する。
〔実施例1〕
前記ゲルマニウム層2の作製には、マグネトロンスパッタリング装置(ライトボルト社製、Z−700型)を使用する(図4参照)。ターゲットには、純度4N(99.99%)のゲルマニウム材料G((株)高純度化学製)を使用するとともに、基材1には、純チタンの眼鏡フレームおよび耐熱テープ付スライドガラス(n=1.52)を用い、基材1とターゲットとの距離を50mmとした。なお、この基材1は、使用前にアセトン中で10分間超音波洗浄を行った。
前記ゲルマニウム層2の作製には、マグネトロンスパッタリング装置(ライトボルト社製、Z−700型)を使用する(図4参照)。ターゲットには、純度4N(99.99%)のゲルマニウム材料G((株)高純度化学製)を使用するとともに、基材1には、純チタンの眼鏡フレームおよび耐熱テープ付スライドガラス(n=1.52)を用い、基材1とターゲットとの距離を50mmとした。なお、この基材1は、使用前にアセトン中で10分間超音波洗浄を行った。
本実施例の成膜条件は、
真空度:0.5Pa
投入電力:RF500W
成膜速度:2.0nm/sec
成膜時間:15sec、300sec、500sec
とした。なお、こうして得られたゲルマニウム層2は、メタルグレー色を呈しており、かつ、高純度のゲルマニウム材料Gが基材1に直接にスパッタリングされるので、極めて高純度(少なくとも80%以上)のゲルマニウム層2を得ることができる。
真空度:0.5Pa
投入電力:RF500W
成膜速度:2.0nm/sec
成膜時間:15sec、300sec、500sec
とした。なお、こうして得られたゲルマニウム層2は、メタルグレー色を呈しており、かつ、高純度のゲルマニウム材料Gが基材1に直接にスパッタリングされるので、極めて高純度(少なくとも80%以上)のゲルマニウム層2を得ることができる。
次に、この実施例におけるゲルマニウム層2の膜厚を測定した。具体的には、成膜された耐熱テープ付きスライドガラスのテープを剥がし、段差式精密膜厚測定器を使用した。結果は以下のとおりであった。
成膜時間 膜厚
15 sec 26nm
300 sec 565nm
500 sec 942nm
したがって、成膜時間と膜厚とが略直線的な比例関係にあることがわかった。また、この際、略均一な膜厚が成形されている。
15 sec 26nm
300 sec 565nm
500 sec 942nm
したがって、成膜時間と膜厚とが略直線的な比例関係にあることがわかった。また、この際、略均一な膜厚が成形されている。
なお、これらの膜厚でゲルマニウム材料Gをスパッタリングした純チタン眼鏡フレームにおいて、更に、塗料(アクリル系、ピンク色)を約30μmで塗装加工することもできる。
このように塗料で被覆された場合における遠赤外線効果を確認した。確認試験には、サーモグラフィー赤外線熱画像装置(NEC社製)を使用し、室温20度で、眼鏡装着後1分、5分、15分経過後の画像で判断した。その結果、塗装加工した何れの眼鏡フレームであっても、ゲルマニウムによる遠赤外線効果を確認することができた。
〔実施例2〕
次に、第2実施例にあっては、金80%−ゲルマニウム20%ターゲットのゲルマニウム合金ターゲットを使用し、上記実施例1と同様に、薄膜の膜厚が1〜 100,000nmになるように純チタンフレームにスパッタリングした。
次に、第2実施例にあっては、金80%−ゲルマニウム20%ターゲットのゲルマニウム合金ターゲットを使用し、上記実施例1と同様に、薄膜の膜厚が1〜 100,000nmになるように純チタンフレームにスパッタリングした。
然る後、この純チタンフレームにグレー系の塗装加工を行い、前記実施例同様に遠赤外線効果の確認試験を実施した結果、金−ゲルマニウム合金による遠赤外線効果を確認することができた。
〔実施例3〕
また、第3実施例にあっては、純チタン眼鏡フレームと耐熱テープ付スライドガラスに電子ビーム加熱蒸着実験機(岩崎電気株式会社製 型式:EC250/15/1L)を用いてゲルマニウム材料G(4N)を真空蒸着させた(図5参照)。
また、第3実施例にあっては、純チタン眼鏡フレームと耐熱テープ付スライドガラスに電子ビーム加熱蒸着実験機(岩崎電気株式会社製 型式:EC250/15/1L)を用いてゲルマニウム材料G(4N)を真空蒸着させた(図5参照)。
本実施例では、成膜条件を、真空度:5mPa、成膜速度:0.5nm/secで、ゲルマニウム材料Gの膜厚が1〜 100,000nmになるように蒸着時間を設定した。
そして、本実施例においては、真空蒸着された純チタンフレームにブラウン系の塗装加工を行い、前記同様の遠赤外線効果の確認試験を実施した結果、ゲルマニウムによる遠赤外線効果を確認することができた。
〔実施例4〕
第4実施例にあっては、実施例1と同様の装置を用いて、純チタンの眼鏡フレームをセットして装置内の気圧を下げ、更に電気的クリーニング(イオンボンバード)してからチタンターゲットをスパッタリングして、窒素ガス、メタンガスと反応させて炭化窒化チタンのメタルグレー色を形成する。
第4実施例にあっては、実施例1と同様の装置を用いて、純チタンの眼鏡フレームをセットして装置内の気圧を下げ、更に電気的クリーニング(イオンボンバード)してからチタンターゲットをスパッタリングして、窒素ガス、メタンガスと反応させて炭化窒化チタンのメタルグレー色を形成する。
なお、本実施例の成膜条件は、
真空度:0.1Pa
投入電力:DC5Kw
成膜速度:0.2nm/sec
成膜時間:30 min
とした。
真空度:0.1Pa
投入電力:DC5Kw
成膜速度:0.2nm/sec
成膜時間:30 min
とした。
このように、30分間のイオンプレーティングで、厚さ300nmの炭化窒化チタンが純チタン眼鏡フレームの表面に得られた。続いて、前記実施例1に示した、成膜時間300 secの条件で、ゲルマニウム層2を厚さ500nm形成した。
また、基材1の上にゲルマニウム色に類似した硬質皮膜層4を形成させることにより、たとえ最上層のゲルマニウム層2が摩滅した場合であっても、下層にある硬質皮膜層4が透けて見えるようになるので、非摩滅部分との色調差による違和感を感じさせることが全くなく、外観を損ねることがない。
本考案は、概ね上記のように構成されるが、本考案は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、基材1の材料およびゲルマニウム層2の材料の組み合わせは適宜変更することができ、本考案の技術的範囲に属する。
1 基材
2 ゲルマニウム層
3 合金めっき層
4 硬質皮膜層
G ゲルマニウム材料
2 ゲルマニウム層
3 合金めっき層
4 硬質皮膜層
G ゲルマニウム材料
Claims (6)
- 眼鏡、ライター、時計、イヤリング、ブレスレット、指輪などの装飾具の表面に形成される皮膜層構造であって、
前記装飾具を構成する基材1と;純度が80%以上で、かつ、略均一な厚みのゲルマニウム材料Gより形成されたゲルマニウム層2とを少なくとも含んで構成されており、
このゲルマニウム層2は、真空蒸着またはスパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着によって前記基材1の表面に層着されていることを特徴とする装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造。 - ゲルマニウム層2を構成する物質がゲルマニウム合金であって、ゲルマニウムと、金、銀、クロム、パラジウム、チタン、ジルコニウムの中から選択される一種の金属との合金であることを特徴とする請求項1記載の装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構
造。 - 基材1がチタン、チタン合金、プラスチック、銅合金、ニッケル合金の何れかであることを特徴とする請求項1または2記載の装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構
造。 - ゲルマニウム層2の層厚が1〜 100,000nmであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造。
- 基材1の表面には、金合金、パラジウム合金またはニッケル合金からなる合金めっき層3を具備しており、この合金めっき層の3の外側にゲルマニウム層2が層着されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造。
- 基材1の表面には、ゲルマニウム色に類似したTiC、TiCN、TiAlCN、ZrCNなどの硬質皮膜層4を含んでおり、この硬質皮膜層4の外側にゲルマニウム層2が層着されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造。
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JP2005007478U JP3116820U (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | 装飾具における高純度ゲルマニウム層の均厚構造 |
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