JP3116226U - 装飾リボンリール - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、紙材料のみにより構成されて廃棄処理が簡単に行えるとともに組立て及び分解が容易に行うことができる装飾リボンリールを提供する。
【解決手段】装飾リボンリールは、巻胴紙管2aに布製帯状リボン2bを巻き付けて構成されたリボン巻回体2と、中心に装着孔3aが穿設された厚紙に装着孔3aを囲むように差込紙管5が接着固定された鍔体3と、鍔体3と同様の構成を有する鍔体4とを備え、鍔体3及び4は、差込紙管5及び6を巻胴紙管2aの内部に押入して摩擦力により固定することで、リボン巻回体の両側に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本考案は、贈答品や花束等に用いられる装飾リボンを巻回する装飾リボンリールに関する。
装飾リボンとしては、細幅の帯状のリボンで多様な色合いのものが用いられているが、一般に長尺状の帯状リボンを巻き付けたリールから適当な長さだけ引き出し切断して用いられている。
従来の装飾リボンリールは、図6に示すように、リボン巻回体100の両側に厚紙からなる鍔体101及び102が取り付けられ、その中心孔をプラスチック製の止着具103により固定されている。図6(b)の断面図に示すように、リボン巻回体100は、巻胴紙管100aに帯状リボン100bが巻き付けられて構成されており、巻胴紙管100aの内部に筒状の止着具103が挿通され止着具103の両端部をフランジ状に形成して鍔体101及び102が抜け止めされている。図6(c)は、止着具103の代わりに巻胴紙管100aに両側から差し込まれる一対の止着具104a及び104bを用いた従来例を示している。
装飾リボンリールは、巻回されたリボンがなくなると廃棄されるため、巻胴紙管や鍔体は紙製で止着具はプラスチック製で構成されているが、近年廃棄処理に対する社会的意識が高まり、廃棄処分する際にリサイクルを考慮して材料別に分別することが普及しつつある。そのため、従来のリールについてもこうした分別廃棄に対応する必要があるが、紙の部分とプラスチックの部分とに分解して分別廃棄する手間がかかるといった課題が生じている。
こうした分別廃棄に対応するため、例えば、特許文献1では、ケーブル、ワイヤー又はなどの重荷重のかかる線材を巻き取るための紙製リールとして、巻胴紙管と、軸紙管と、中心部に放射状の切り目を設けた厚紙の鍔体と、その鍔体を巻胴紙管及び軸紙管の両側に取り付ける打ち込み用の内筒紙管とから構成した点が記載されている。また、特許文献2では、電線、線材、紐、テープ等の連続する長尺物を巻回するための紙製リールとして、紙ツバに放射線状の切込みを入れ、切込み部分を外紙管と内キャップ紙管で挟み込むことによって、紙ツバがはずれないように構成した点が記載されている。また、特許文献3では、比較的軽量の線材を巻き取るためのダンボールドラムとして、段ボール積層板により形成された円形羽根と、一定長さの筒芯の外周に外巻用の片面段ボールを複数回捲回することにより形成された円筒ボディとを備え、一対の円形羽根の内側中央部に円筒ボディの外形に対応する径の円状凹部を形成し、円状凹部に円筒ボディの両端部を嵌合状態で接着して構成した点が記載されている。
特開2004−203575号公報 特開2003−160278号公報 特開2000−118875号公報
上記の特許文献に記載されたものは、リサイクルや焼却処理を考慮して紙材料で構成するようにしているが、いずれも電線やケーブル等の線材を巻き付けるのに用いられるもので、鍔体や巻胴を高強度の材料に構成するとともに鍔体の取付部分についても接着剤を用いて強固に固定するようにしている。
このように強度を高める構成とするのは、線材を巻き付けておく場合に線材がずれやすく鍔体に圧力がかかるためと考えられるが、構成部材を接着固定すると、分解して廃棄することができず、そのままの形態で廃棄しなければならない。装飾リボンリールの場合、線材を巻き付ける場合のような圧力が鍔体にかかることはなく、また、販売店等で装飾リボンリールを使用する場合日常的にリールが廃棄処分されるが、それらを袋等に入れて保管しておく場合に嵩張らないように分解することが必要となる。
そこで、本考案は、紙材料のみにより構成されて廃棄処理が簡単に行えるとともに組立て及び分解が容易に行うことができる装飾リボンリールを提供することを目的とするものである。
本考案に係る装飾リボンリールは、布製リボンが巻き付けられた巻胴紙管を所定幅で切断して構成されたリボン巻回体と、中心に装着孔が穿設された厚紙に当該装着孔を囲むように差込紙管が接着固定された一対の鍔体とを備え、前記鍔体は、前記差込紙管を前記巻胴紙管の内部に押入して摩擦力により固定することで、前記リボン巻回体の両側に取り付けられていることを特徴とする。さらに、前記差込紙管の外径は、前記巻胴紙管の内径よりもわずかに小さくなるように設定されていることを特徴とする。さらに、前記差込紙管は、押入側端面が外周に向かってわずかに傾斜したテーパ状に形成されていることを特徴とする。
上記のような構成を有することで、リールを構成する巻胴紙管、鍔体、差込紙管はすべて紙材料から構成されており、差込紙管を巻胴紙管内部に押入することで簡単に鍔体を組立てられるとともに差込紙管は摩擦力により固定されているため鍔体を手で取り外すことができる。また、構成部品が少なくて済み軽量化を図ることができる。
リボン巻回体を、布製リボンが巻き付けられた巻胴紙管を所定幅で切断して構成しているので、所定幅の布製リボンが巻胴紙管に巻き付いた状態となっており、上記の特許文献のように線材を巻き付けておく場合のように線材がずれて鍔体に負荷が加わるといったことが生じない。そのため、差込紙管を摩擦力で固定した状態でも鍔体が外れることがなく、装飾リボンリールとして十分な強度を得ることができる。
そして、差込紙管の外径を巻胴紙管の内径よりもわずかに小さくなるように設定することで、押入した差込紙管に十分な摩擦力を与えることができる。すなわち、巻胴紙管の切断面の内径側にはバリが生じて内側にわずかに膨らむように形成されているため、差込紙管の外径を巻胴紙管の内径よりもわずかに小さくすれば、両者の間に適度な摩擦力を生じさせることができる。
特に、両者とも紙管で構成されているため、紙管を製造する際に巻き付ける枚数により外径や内径を適宜微調整することが可能で、十分な摩擦力が生じるとともに組み立て及び分解が容易な差込紙管の外径及び巻胴紙管の内径を正確に設定することができる。
したがって、鍔体の巻胴紙管への組付けに接着剤が不要となるため、組立作業の簡略化を図ることができるとともに分解も容易になる。
さらに、差込紙管の押入側端面が外周に向かってわずかに傾斜したテーパ状に形成されていることで、差込紙管を押入して巻胴紙管に組み付ける際にスムーズに作業を行うことができるとともに押入後に安定した固定状態を実現することが可能となる。
以下、本考案を添付図面に示す実施形態に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本考案は、以下の説明において特に本考案を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本考案に係る実施形態に関する外観斜視図(図1(a))及び断面図(図1(b))を示している。装飾リボンリール1は、円筒状の巻胴紙管2aに細幅の帯状リボン2bを巻き付けたリボン巻回体2及び一対の厚紙製鍔体3及び4からなる。
鍔体3及び4は、円板状に形成されており、その中心に円形の装着孔3a及び4aがそれぞれ穿設されている。各鍔体の内面には、装着孔3a及び4aを囲むように円筒状の差込紙管5及び6が接着固定されており、各差込紙管の内周と各装着孔がほぼ合致するように設定されている。
図2は、装飾リボンリール1の分解斜視図を示している。鍔体3及び4には、予め差込紙管5及び6が装着孔3a及び4aに合せて接着固定されており、各差込紙管を巻胴紙管2aの両側の開口部に位置合せした後押入する。押入の際には、鍔体3及び4の外面側から適当な叩打具を用いて叩くようにするとよい。
図3は、差込紙管5を巻胴紙管2aに押入する場合の側面図を示している。差込紙管5は、鍔体3への接着側端面5aを軸方向に対してほぼ直角に切断して形成しており、その外周は角ばった状態に形成されている。また、巻胴紙管2aへの押入側端面5bは、外周に向かってわずかに傾斜したテーパ状に形成されており、押入方向に対して内周が外周よりもわずかに突出するように形成されている。差込紙管の接着側端面を軸方向にほぼ直角に切断して形成しているので、端面全体が鍔体に当接して接着することができ、十分な強度を得ることができる。一方、押入側端面を外周に向かってわずかに傾斜したテーパ状に形成すれば、押入する際に巻胴紙管の内周縁に接触する差込紙管の端面が傾斜しているためスムーズに押し込むことができる。
差込紙管5の外径d1は、巻胴紙管2aの内径d2よりもわずかに小さくなるように設定されている。一般に紙管を製造する場合、紙を円筒状に積層するように巻き付けて製造するため巻き付ける積層枚数によりその外径や内径といった寸法を設定することができる。例えば、内径や外径を100分4ミリメートル単位で調整することが可能で、差込紙管の外径及び巻胴紙管の内径の寸法を微調整することで、両者の最適の組合せ寸法を設定することができる。
そして、巻胴紙管2aは、後述するように切断される際に、切断面の内径側にバリBが生じてわずかに内側に膨らむように形成されるため、差込紙管5の外径d1の外周との間に適度な摩擦力を生じさせることができる。すなわち、巻胴紙管2aの内径側に生じた膨らみBが差込紙管5の押入により押入方向にずれた状態で圧接するため、差込紙管5を取り外す方向に引っ張ると膨らみBが引っ掛かり、取り外す方向への摩擦力が高まって抜けにくくなる。
したがって、こうした点を考慮して、差込紙管5の外径d1を巻胴紙管2aの内径d2よりも0.2〜0.5mmに小さく設定しておくことが好ましい。
図4は、リボン巻回体2の製造工程を示す説明図である。まず、装飾リボンの素材となる布地を巻き付けたロール20を準備し、ロール20を軸方向と直交する面で所定幅ごとに円形カッタ21で切断することでリボン巻回体2が製造される。その場合ロール20の軸芯として紙管を用いておけば、ロール20の切断時に軸芯も切断されて巻胴紙管が形成されるようになる。
図5は、差込紙管の製造工程を示す説明図である。長尺状の紙管の一方の側を搬送装置30に固定しておき、他方の側を自由端とする。そして、自由端側の紙管をカッタ31により軸方向と直交する面で切断すると、自由端側の紙管が切断中に振動するため切断端面にテーパ状の傾斜面が形成されるようになる。一方固定側の紙管は固定されているため切断中に振動することがなく、軸方向とほぼ直交する切断端面が形成される。したがって、切断された差込紙管の一方の端面は軸方向とほぼ直交する面となり、他方の端面はテーパ状に傾斜した面になる。そして、軸方向とほぼ直交する端面を接着側端面に、テーパ状に傾斜した端面を押入側端面として鍔体に取り付ければよい。
幅20mm及び厚さ3mmの巻胴紙管に幅20mmの布製帯状リボンを巻き付けて構成したリボン巻回体を準備した。また、直径150mmの円板状厚紙の中心に直径30mmの装着孔を穿設し、装着孔の周囲に幅6mm及び厚さ3.6mmの差込紙管を接着固定した鍔体を2つ作成した。巻胴紙管の内径は39.5mmに設定し、差込紙管の外径を39.12mmに設定した。
差込紙管を巻胴紙管の開口部に位置合せして、木槌により数回叩打して差込紙管を巻胴紙管の内部に押入して固定した。
完成した装飾リボンリールの装着孔を支持軸に挿通し、これまでと同様の回転動作を行いながらリボンを引き出して使用したところ鍔体が外れるといった問題が生じることはなく、これまでのリールと同様に使用することができた。リボンを使い切った後リールを廃棄するために鍔体を手で引き抜いたところ差込紙管が巻胴紙管から外れて容易に分解することができた。
本考案に係る実施形態に関する外観斜視図及び断面図である。 本考案に係る実施形態に関する分解斜視図である。 差込紙管を巻胴紙管に押入する場合の側面図である。 リボン巻回体の製造工程を示す説明図である。 差込紙管の製造工程を示す説明図である。 従来の装飾リボンリールに関する説明図である。
符号の説明
1 装飾リボンリール
2 リボン巻回体
2a 巻胴紙管
2b 帯状リボン
3 鍔体
4 鍔体
5 差込紙管
6 差込紙管

Claims (3)

  1. 布製リボンが巻き付けられた巻胴紙管を所定幅で切断して構成されたリボン巻回体と、中心に装着孔が穿設された厚紙に当該装着孔を囲むように差込紙管が接着固定された一対の鍔体とを備え、前記鍔体は、前記差込紙管を前記巻胴紙管の内部に押入して摩擦力により固定することで、前記リボン巻回体の両側に取り付けられていることを特徴とする装飾リボンリール。
  2. 前記差込紙管の外径は、前記巻胴紙管の内径よりもわずかに小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の装飾リボンリール。
  3. 前記差込紙管は、押入側端面が外周に向かってわずかに傾斜したテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾リボンリール。
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