JP3116139B2 - ダイカストマシンの離型剤噴霧装置 - Google Patents

ダイカストマシンの離型剤噴霧装置

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JP3116139B2
JP3116139B2 JP03236884A JP23688491A JP3116139B2 JP 3116139 B2 JP3116139 B2 JP 3116139B2 JP 03236884 A JP03236884 A JP 03236884A JP 23688491 A JP23688491 A JP 23688491A JP 3116139 B2 JP3116139 B2 JP 3116139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイカストマシンに
おいて離型剤を鋳型に吹付ける噴霧装置に係るもので、
特に離型剤残剤の急速排出と吹付時の液ムラの改善に関
する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、既に離型剤噴霧装置の発
明を特願昭60−51421号として出願している。以
下、その発明を図面を参照して説明する。図5は離型剤
噴霧装置の側面図、図6は図5の離型剤噴霧装置におけ
るノズル取付台とノズルホルダの正面図、図7はノズル
ホルダの要部を破截して示した正面図、図8は図7のノ
ズルホルダのノズル取付台の装着態様を示す断面図であ
る。
【0003】即ち、固定脚21はダイカストマシン等に
おける金型が取り付けられる固定ダイプレートP上に設
置されるようになっており、この固定脚21には昇降自
在に回動筒22が取り付けられていて、同回動筒22の
上端には支持台24が固定されている。この支持台24
上にはノズル取付台26等を前後動させるための基板2
5が摺動自在に配設されている。即ち、上記基板25の
後端縁部の下面には支持片25aによってハンドル23
aとこのハンドル23aにより回転するねじ棒23の一
端が取り付けられており、同ねじ棒23の他端は上記回
動筒22にねじ込まれている。従って、ハンドル23a
の回転によりねじ棒23の回動筒22に対するねじ込み
量が変化し、これによって基板25が鎖線で示す位置ま
で前後動をすることになる。また上記基板25上には後
述するノズル取付台26等を昇降させるためのシリンダ
27の制御用電磁弁28,上記基板25の先端部下面中
央に取り付けられた落下防止用シリンダ29の安全フッ
ク制御電磁弁30,離型剤供給通路開閉用弁の切換作動
用電磁弁31,離型剤供給管32の開閉弁33,圧縮空
気を供給する吹付空気管34の開閉弁35等のバルブ制
御用ユニットが載置されている。
【0004】そして、上記基板25の先端部上面中央に
はノズル取付台26等を昇降させるためのシリンダ27
が固定されており、その両側には案内管軸36,37を
挿通させる軸受筒38,39が対称的に基板25上に固
定されている。(図6参照)上記案内管軸36,,37
およびシリンダ27のピストンロッド27aは、それぞ
れ基板25を緩く貫通して下方に延び出してノズル取付
台26の上面に固定されている。また、上記離型剤供給
管32と吹付用空気管34とは、例えば、上記案内管軸
36,37のうちの一方の管軸36内に挿通されてい
て、ノズル取付台26内の離型剤通路26aおよび空気
通路26b(図8参照)にそれぞれ連通している。上記
ノズル取付台26は横長の長方形状のブロック体で形成
されていて、その前面がノズルホルダ40を着脱自在に
装着する取付面になっているほか、内部には上記離型剤
通路26aおよび空気通路26bが形成されている。即
ち、図8に示すように離型剤通路26aは取付台26の
上面から前面に向けて開口するように直角に取付台26
内に穿設されており、その直角折曲部に設けられた弁室
26c内には開閉弁41が水平に摺動自在に配設されて
いる。この開閉弁41はピストン部材で形成されてお
り、その中程および後部の大径部をOリング42a,4
2bによって気密的にシールされて切換用エアー室26
d内に臨ませている。そして、同エアー室26d内の前
部に取付台26の上面から貫通して連通するように設け
られた切換通路26eに圧縮空気が供給されたときには
大径部が後述することにより開閉弁41が開き、つまり
同開閉弁41が後退移動することによりそのコーン状の
前部が離型剤通路26aから離間するので離型剤通路2
6aは開放される。また、取付台26の上面から貫通し
てエアー室26d内の後部に連通するように設けられた
切換通路26fに圧縮空気を供給した時には大径部が前
進することによって開閉弁41は閉動作を行う。つまり
同開閉弁41が前進移動をするとそのコーン状の前部が
離型剤通路26a内に突入し同通路を遮断するので離型
剤の供給は断れる。
【0005】そして、このように形成されている離型剤
通路26aおよび切換通路26e,26fの外側には上
記空気通路26bが穿設されている。この空気通路26
bも取付台26の上面から前面に向けて開口するように
直角に取付台26内に設けられている。従って、取付台
26のノズルホルダ40の装着される取付面にそれぞれ
開口する離型剤通路と空気通路の両開口26a,26b
は上下に位置するようになっている。
【0006】上記ノズル取付台26の取付面に装着され
るノズルホルダ40は、図5および図6に示すように同
ホルダ40と、多数の噴霧用ノズル43と、この各噴霧
用ノズル43にそれぞれ対応する多数の離型剤ノズル4
4と、この離型剤ノズル44にそれぞれ対応して設けら
れる多数の流量調整弁45とを具備して構成されてい
る。
【0007】上記ノズルホルダ40は上記ノズル取付台
26の前面の取付面に気密性を保持するようにして着脱
自在に装着される横長の長方形状を呈するブロック体で
形成されており、その裏面の上縁部と下縁部には装着用
のアリ40a,40bが一体に形成されている。そし
て、ノズル取付台26の取付面には上記アリ40a,4
0bを緊密に嵌合させるためのアリ溝形成部材46a,
46bがそれぞれ固定されている。このアリ溝形成部材
46aはノズル取付台26の取付面に対して押え部材4
7と座金48を介してボルト49で固定されるようにな
っている。これはノズルホルダ40の装着時にボルト4
9を緩めて、アリ溝形状部材46aと装着面で形成され
るアリ溝の溝幅を広げアリ40aを嵌合させ易くしたも
のである。そして、このノズルホルダ40内には前記離
型剤通路26aに連通する離型剤導管51と前記空気通
路26bに連通する空気導管52とがそれぞれ独立して
穿設されている。この離型剤導管51はノズルホルダ4
0内の上部寄りに、断面形状が円形を呈する横長の溝穴
で形成されており、同導管51の一部には上記離型剤通
路26aの開口26a1 に連通する連絡通路51aが連
設されている。上記空気導管52はホルダ40内の下部
寄りであって、上記離型剤導管51の下位に、やはり断
面形状が円形をなす横長の溝穴で形成されていて、この
導管52の一部には上記空気通路26bの開口26b1
に連通する連絡通路52aが連設されている。なお、上
記開口26a1 と連絡通路51aとはシール部材53に
より水密的に結合されるようになっており、開口26b
1 と連絡通路52aとはシール部材54によって気密的
に結合されるようになっている。
【0008】上記噴霧用ノズル43は、ノズルホルダ4
0の下面に適宜に間隔を置いて多数取付けられており、
その取付は中央の貫通孔にノズル43の上端部を嵌合固
定した取付部材55をホルダ40の下面に螺合すること
により行なわれる。そして、このようにして取り付けら
れた各ノズル43はその取付部材55の貫通孔を介して
上記空気導管52とそれぞれ連通される。
【0009】上記離型剤ノズル44は、上記噴霧用ノズ
ル43の上位に同ノズルに対応し同ノズル43と中心軸
が一致するように、空気導管52と離型剤導管51との
間の隔壁を垂直に貫通しシール部材56によって水密と
なるように同隔壁に取り付けられている。このようにし
て配設された各離型剤ノズル44は、その各下端部を上
記各取付部材55の貫通孔内に延び出していて、各下端
開口が各噴霧用ノズル43の上端開口に対向している。
そして、各離型剤ノズル44の上端部は上記離型剤導管
51の上部に同導管に沿って横長に連設されたオーバー
フロー用溝57内にそれぞれ延び出していて、その上端
開口は離型剤の供給用開口となっている。従って、この
供給用開口は離型剤導管51より上位に位置している。
【0010】上記流量調整弁45は、上記オーバーフロ
ー用溝57内にそれぞれ延び出した各離型剤ノズル44
の上端部開口にそれぞれ対応して設けられている。この
流量調整弁45は先端部が円錐形をなす調節ねじ58で
形成されており、この調節ねじの先端円錐部が上記離型
剤ノズル44の上端開口内に進退自在となるように、同
ねじ58がノズルホルダ40の上面から内部に向けてね
じ込まれ、そのねじ込み位置をナット59で固定できる
ように配設される。よって、この調整ねじ58を外部か
ら調節し、そのねじ込み量を変化すれば離型剤ノズル4
4の上端開口面積が変化するので、離型剤の供給量を調
整することができる。
【0011】このように先願の噴霧装置は構成されてい
る。次にその作動について説明すると、先ずボルト49
を緩め、ノズルホルダ40のアリ40a,40bをアリ
溝に沿って挿入し、所定位置においてボルト49を締め
付け押え部材47を押圧することによってノズルホルダ
40はノズル取付台26に確実に保持される。また、こ
の状態においては離型剤導管51および空気導管52は
それぞれ連絡通路51a,52aを介してノズル取付台
26内の離型剤通路26aおよび空気通路26bに水密
的および気密的に連通される。しかるのち、型開状態と
なっているダイカストマシンの金型間に、シリンダ27
を動作させてノズル取付台26を降下させてその各噴霧
用ノズル43を位置させ、各ノズル43を型面に対向さ
せる。
【0012】次いで、圧縮機を動作させて圧縮空気を吹
付空気管34に供給する。すると圧縮空気は、吹付空気
管34−空気通路26b−空気導管52−噴霧用ノズル
43を通じてノズル43から吹き出す。次にノズル取付
台26のエアー室26d内に切換通路26eを通じて圧
縮空気を送り、開閉弁41を後退させて離型剤通路26
aを開く。すると、離型剤供給管32を通じて弁室26
c内まで送られてきている離型剤は、連絡通路51aを
介して離型剤導管51内に流入し同導管51を満たした
のち、オーバーフロー用溝57内に流入する。このオー
バーフロー用溝57内の離型剤は流量調整弁45によっ
て供給量の調節されたノズル44の上端開口から同ノズ
ル44内に供給される。つまり、離型剤導管51からオ
ーバーフローした離型剤はオーバーフロー用溝57を介
して離型剤ノズル44に供給されるようになっており、
このときノズル44に供給された離型剤が流量調整弁4
5で調節されるようになっている。そして、離型剤ノズ
ル44に供給された離型剤は噴霧用ノズル43に供給さ
れ、同ノズル43に供給されている圧縮空気に混合され
て同ノズル先端から噴霧状となって型面に吹き付けられ
る。
【0013】そして、型面に対する吹き付けによる離型
剤の塗布が終了したときには、圧縮空気を切換通路26
fを通じてエアー室26d内に送り開閉弁41を前進さ
せて連絡通路51aを閉じ離型剤通路26aを遮断す
る。また吹付空気管34への圧縮空気の供給も停止す
る。
【0014】しかるのち、シリンダ27によってノズル
取付台26を上昇させ、噴霧用ノズル43をダイカスト
金型間から退避させる。こののち、ダイカストマシンの
型締動作が開始される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術は、
(1)離型剤の液切れが良い。(2)噴霧粒子が細か
く、吐出量がバラツカない。(3)残剤排出用の圧縮空
気の供給工程が不要である。等を狙ってなされたもので
あるが、実際に実施したところ次のような改良の余地が
あることが判明した。即ち、
【0016】(a)液切れが悪い場合がある。
【0017】図8において、調整ねじ58を若干緩めて
少量の離型剤を吐出させると、開閉弁41を閉じてもす
ぐに液切れせず、オーバーフロー溝57内のスプレー液
がなくなるまでの数秒間その状態が続くことがある。
【0018】(b)液垂れすることがある。
【0019】図5のノズルホルダ40の上昇限でのショ
ック,ダイカストマシンの型開き,型閉等のショック等
により、図8に示す離型剤導管51内に溜っている離型
剤が液垂れすることがある。
【0020】この発明は、このような点に鑑みてなされ
たもので、離型剤噴霧装置における液切れを良好にし、
液垂れを完全に防止することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、離型剤を鋳
型に吹付ける離型剤供給通路開閉弁を有する噴霧装置に
おいて、エアブローの圧力と離型剤の液圧により自動的
にオン・オフするチェックバルブを設け、このチェック
バルブを作動して空気通路からの圧縮空気によって離型
剤導管〜連絡通路〜ノズル内の残液を瞬時に排出するよ
うにしたダイカストマシンの離型剤噴霧装置である。
【0022】また、この発明は、複数列に設けられた離
型剤噴霧ノズルへ、主離型剤通路から各列毎に単独に分
岐した離型剤導管を設けたことを特徴とする請求項1記
載のダイカストマシンの離型剤噴霧装置である。
【0023】さらに、この発明は、二列に設けられた離
型剤噴霧ノズルへの連絡通路毎に離型剤導管を設け、こ
の各離型剤導管に流量調整弁を設けたダイカストマシン
の離型剤噴霧装置である。
【0024】
【作用】圧縮コイルバネと離型剤の液圧により自動的に
開閉するチェックバルブを設けることにより、離型剤の
液切れおよび液垂れを完全に無くすことができる。ま
た、金型毎の離型剤の流量を調節できる。
【0025】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。図1はダイカストマシンの離型剤噴霧装置のノ
ズルホルダおよびノズル取付台の内部構造を示す断面図
で、前述した先行技術の図8に示すノズルホルダのノズ
ル取付台への装着態様を示す断面図に相当している。な
お、この例の場合も同一部材には同一符号を用いて説明
する。
【0026】ノズル取付台26は前述した先行技術のも
のと略同じ構成となっている。即ち、ノズル取付台26
は直角に折れ曲がった離型剤通路26aと空気通路26
bが形成され、上記離型剤通路26aには圧縮空気で作
動する開閉弁41が弁室26cおよび切換用エアー室2
6d内に設けられ、同エアー室26dには圧縮空気の切
換通路26eおよび26fが設けられている。
【0027】また、ノズル取付台26には、離型剤導管
26aの水平部から下方にL字状に導管26hが設けら
れ、圧縮コイルバネ71で押圧される残剤排出用のチェ
ックバルブ70を介してL字状の導管26gにより空気
通路26bの水平部に接続した構成となっている。
【0028】一方、このノズル取付台26に取り付けら
れるノズルホルダ40aには、噴霧用ノズル43a,4
3bが2列に並列して多数配設されている。このため、
ノズル取付台26には各列の噴霧用ノズル43a,43
bに離型剤を供給する離型剤導管が、ノズルホルダ40
a側において図2に示すように上下2列の離型剤導管5
1c,51dに分岐して設けられている。そして、ノズ
ルホルダ40aの離型剤導管51c,51dの先端部に
は各噴霧用ノズル43a,43b毎に個別に流量調節弁
58a,58bの下端が位置するように設けられてい
る。
【0029】今、切換通路26fに圧縮空気を供給し、
開閉弁41を前進させて離型剤通路26aを閉じて離型
剤の供給を断つと、残剤排出用チェックバルブ70は導
管26gの空気圧によって圧縮コイルバネ71に抗して
自動的に開き、切換通路26hに流入した圧縮空気が離
型剤導管51c−個別流量弁51a−噴霧用ノズル43
aおよび離型剤導管51d−個別流量弁51b−噴霧用
ノズル43bと流れ、残剤を離型剤ノズル43aおよび
43bから瞬時に排出することになる。このとき、離型
剤の通路は図示のように少容量で、かつ、流路抵抗の少
ない個別流量弁51a,51bとすることにより、効率
的に残剤が排出することが可能となる。
【0030】残剤の排出が終わり、空気導管26bへの
圧縮空気が断たれると、空気導管26b内の圧力が下が
り、残剤排出用チェックバルブ70は圧縮コイルばね7
1により自動的に閉じることになる。
【0031】また、この実施例では噴霧用ノズル43
a,43bが複数個並列して設けられているので、各列
の噴霧用ノズルにおける液むらを少くするため、各列毎
に離型剤導管51c,51dを設ける構成としている。
これは離型剤を短時間吹き付けに使用する場合において
効果が大きいものとなる。
【0032】次に、この発明の他の実施例を図3および
図4に基づいて説明する。上記実施例と違う点は、複数
並列して配設された噴霧用ノズル43a,43bへの離
型剤導管51c,51dが縦に並行して設けられ、各ノ
ズル43a,43bに個別の流量調整弁51a,51b
が設けられていたのに対し、この例では噴霧用ノズル4
3a,43bに離型剤を供給する離型剤導管51c,5
1dは図4に示すように横に並列して設けられ、この離
型剤導管51c,51dに各列毎に一括して調整する流
量調節弁58c,58dを設けた点である。
【0033】即ち、ノズル取付台26に取付けられるノ
ズルホルダ40bには2列に噴霧用ノズル43a,43
bが配設されている。これらの噴霧用ノズル43a,4
3bは離型剤を供給する連絡導管59a,59bおよび
離型剤導管51c,51dに接続される。そして、離型
剤導管51c,51dには離型剤を列毎にその流量を調
節するための流量調節弁58c,58dが設けられる。
【0034】従って、この例では個別流量調整弁を設け
ず、連絡通路59a,59b毎に各1個の流量調整弁5
8c,58dで離型剤の流量を調節することができ、例
えば噴霧用ノズル43aは固定金型用に、噴霧用ノズル
43bは移動金型用とし、それぞれ金型毎に流量を調節
する場合などに経済的かつ効果的な方法となる。
【0035】
【発明の効果】以上発明したとおり、この発明のダイカ
ストマシンの離型剤噴霧装置は、簡単な構成の圧縮コイ
ルばねを有する残剤排出用チェックバルブを設けること
により、エアブローの圧力と離型剤の液圧により自動的
にオン・オフ動作して急速に残剤を排出するので、確実
に液切れを行ない、液垂れを防止することになる。ま
た、金型毎に流量調整することが可能で、液むらを改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の離型剤噴霧装置の構成を示
すノズルホルダとノズル取付台の断面図、
【図2】図1のA−A線に沿った断面図、
【図3】この発明の他の実施例の離型剤噴霧装置の構成
を示すノズルホルダとノズル取付台の断面図、
【図4】図3のB−B線に沿った断面図、
【図5】先行技術の離型剤噴霧装置の側面図、
【図6】図5の噴霧装置におけるノズル取付台とノズル
ホルダの正面図、
【図7】要部を破截して示したノズルホルダの拡大正面
図、
【図8】図7のノズルホルダのノズル取付台への装着態
様を示す断面図である。
【符号の説明】
26 ノズル取付台 40a ノズルホルダ 41 離型剤供給通路開閉弁 58a,58b,58c,58d 流量調整弁 59a,59b 連絡通路 70 残剤排出用チェックバルブ 71 圧縮コイルばね
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−212355(JP,A) 実開 昭58−13872(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 12/04 B05B 7/08 B22D 17/20 B22C 23/02 B29B 13/00 B29C 33/00 B29C 45/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型剤を鋳型に吹付ける離型剤噴霧装置
    において、エアブローの圧力と離型剤の液圧により自動
    的にオン・オフするチェックバルブを設け、このチェッ
    クバルブを作動して空気通路からの圧縮空気によって離
    型剤導管〜連絡通路〜ノズル内の残液を排出するように
    したことを特徴とするダイカストマシンの離型剤噴霧装
    置。
  2. 【請求項2】 複数列に設けられた離型剤噴霧ノズル
    へ、主離型剤通路から各列毎に単独に分岐した離型剤導
    管を設けたことを特徴とする請求項1記載のダイカスト
    マシンの離型剤噴霧装置。
  3. 【請求項3】 二列に設けられた離型剤噴霧ノズルへの
    連絡通路毎に離型剤導管を設け、この各離型剤導管に流
    量調整弁を設け、金型毎に離型剤の流量を調節できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のダイカストマ
    シンの離型剤噴霧装置。
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