JP3116115B2 - 信号柱用打設基礎 - Google Patents

信号柱用打設基礎

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JP3116115B2
JP3116115B2 JP09237589A JP23758997A JP3116115B2 JP 3116115 B2 JP3116115 B2 JP 3116115B2 JP 09237589 A JP09237589 A JP 09237589A JP 23758997 A JP23758997 A JP 23758997A JP 3116115 B2 JP3116115 B2 JP 3116115B2
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哲男 円谷
秀夫 五十嵐
裕之 山口
義英 日野原
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日本地工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は列車の安全運行を確立す
るため、線路の側方に設置される信号のための信号柱用
打設基礎に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る従来技術は、図1による平
面図並びに図2による正面図に示すように主として幹線
道路の路側に設置される大型道路標識板を具備した標識
柱であって、これは40cm断面にして長さ8m前後
のH形鋼をもって基礎(1)とし、H形鋼の形状よりし
て両側の開放部の弱体化を補強する目的をもって全長の
略4分の1の地表近部を閉塞補強板(2)を固着するの
である。
【0003】次に(3)は上蓋板であって、これは基礎
(1)の上辺に基礎(1)の方形平面より拡大された形
状で基礎(1)の上辺に固着されるものであり、又この
上蓋板(3)は閉塞強化板(2)とも固着し、更に又基
礎(1)の4辺と上蓋板(3)とは補強板(4)によっ
て一体化に固着し、これをもって標識柱基体(A)とす
るのである。
【0004】続いて(5)はボルトであって、これはH
形鋼の周辺複数部位に上蓋板(3)を貫通して固着した
上、フランジ(6)と一体化された標識柱(7)を上蓋
板(3)上に定置し、ナット結合することとしているの
である。なお打設過程で斜傾する様な事態に対しては先
ずボルト(5)にナットを螺合した上、このナット上に
フランジ(6)を搭載し、ナットを操作して斜傾状態を
修正し、ここで改めてフランジ(6)上にナットを結合
するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記標識柱は路側に設
置されながら大型標識板は道路上に大きく突出するもの
であるため、強風等による風圧は柱体に対して偏荷重圧
力が荷重され、そのため倒伏する危険を防止する目的を
以って一般的柱体基礎としてはいささか過剰設計の感が
あるのである。
【0006】しかしながら本発明の様に信号柱の場合に
は風圧荷重は直立体に対する単純荷重であることと、標
識柱とは対比する迄もなく小荷重である。とはいえ列車
の安全運転を支持する重要使命のため相当の支持力が要
求されるものであり、且つ又制作費はなし得る限り廉価
であり、又打設に当たってはトロッコに搭載して移動し
得る小型打設機が当用され、更に設置場所は駅構内を始
め、法面上の線路脇等様々である。そこで、小型打設機
にても充分に打設し得る様な配慮が必要となるのであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】所定丈長の鋼材を地中に
打設する場合、受圧する抵抗は先端部が截地するための
截地抵抗と、全丈長をもって受圧する摩擦抵抗に大別さ
れるのである。ところが例えば周囲を密閉されたパイプ
の様な場合には打設の進行に伴って截地された土壌は次
々パイプ内に押入され、終には押圧されてパイプの内周
に密着し、その結果同径の丸鋼と同様な截地抵抗と摩擦
抵抗となって打設効率は劣悪となる。この様に密閉若し
くは密閉に近い状態を打設することは極めて不利であ
る。
【0008】ところがH形鋼の場合、密閉ではないが両
側がコ状となって閉塞に近い状態である。そこで4方を
開放状態とする十字状断面とすれば少なくともH形鋼に
比して遥かに効果的である。しかしこれを3方向とすれ
ば尚一層効果的ではあるが、これでは丈長上の強度面に
おいて不安である。そこで3方向として尚丈長強度を維
持し得る手段となれば、単なる直線状3方向とせず、夫
々を湾曲化して3者を一体化に結合する手段とすれば最
も効果的である。
【0009】
【作用及び実施例】以下図3乃至図12によって本発明
について詳しく説明する。先ず図3による平面図は本発
明の打設深度に見合った丈長鋼板につき、その丈長中心
線全長を120度に湾曲化した上、これを図4の平面図
並びに図5の正面図の様に湾曲部より一側を全丈長に亘
って切断部(8)として切断してこれを湾曲抵抗板
(9)として3ヶを準備するのである。
【0010】続いてこの湾曲抵抗板(9)は図6の平面
図並びに図7の正面図の様に夫々湾曲面を内側として集
合し、又夫々の切断部(8)が中心より等位置となる状
態で夫々の接触部を固着一体化して信号柱基体(B)と
するのである。
【0011】次に図8の平面図並びに図9の正面図は支
持パイプ(11)を示すもので、これは信号柱基体
(B)に通入して信号柱基体(B)と固着一体化して将
来信号柱(10)を嵌入するためのものであって、その
外径は信号柱基体(B)の湾曲抵抗板(9)の切断部
(8)に密着し、又内径は信号柱(10)の外径よりも
必要量大径とし、又その丈長はその半量を信号柱基体
(B)内に、又半量を信号柱基体(B)より突出せし
め、下辺は完全に密閉し、更に又その上辺の4等分点外
周には調整孔(13)を穿孔し、これにナットを固着し
て調整ボルトを螺結する様にするのである。
【0012】この様な支持パイプ(11)は図10の平
面図並びに図11の正面図の様に信号柱基体(B)内に
通入一体化されるものであるが、その通入方法は支持パ
イプ(11)の内側となる部の湾曲抵抗板(9)を支持
パイプ(11)通入量に見合った長さに上辺より切断し
て支持パイプ(11)を通入し、支持パイプ(11)の
外周と接する部の湾曲抵抗板(9)とはすべて固着一体
化するのである。図12の正面図はこの様に信号柱基体
(B)と一体化された支持パイプ(11)に信号柱(1
0)を嵌入したものであるが、支持パイプ(11)と信
号柱(10)の間には一定量の空隙(12)が生ずるの
であって、これは例えば信号柱基体(B)の打設時に於
いて若干垂直状態を外れる事態が発生する危惧が考えら
れるので、これを支持パイプ(11)内で調整をするた
めの手段である。
【0013】かくして信号柱(10)の直立状態が確認
されたところで、この空隙(12)にコンクリートを充
填して凝結一体化して施行を終わるのであるが、コンク
リートの凝結するまでの間信号柱(10)が斜傾化する
事態を防止するため、コンクリート充填に先立って調整
ボルト(14)を操作して直立状態を確立した後、コン
クリートの充填を行う配慮が必要である。
【0014】
【発明の効果】本発明による信号柱基体の断面は、従来
技術のH形鋼に比すると断面積は圧倒的に少量であり、
且つ打設時に於ける閉塞部を解消したことにより打設効
率は一段と至便となり、又湾曲抵抗板(9)を3ヶ組み
合わせた構造は構造的には極めて合理的であり、且つ制
作費も安価であり、更に従来技術の様に上蓋板の必要も
なく、当然柱体にフランジ等を取り付ける工作もなく、
只支持パイプ(11)に信号柱(10)を嵌入してコン
クリートを充填する等、施行は驚異的に簡素化されたも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、従来技術の平面図である。
【図2】は、同じく従来技術の正面図である。
【図3】は、本発明の湾曲抵抗板(9)の平面図であ
る。
【図4】は、湾曲抵抗板(9)を切断した状態を示すも
のである。
【図5】は、図4の正面図である。
【図6】は、湾曲抵抗板(9)を3ヶ集合一体化の平面
図である。
【図7】は、図6の正面図である。
【図8】は、支持パイプ(11)を示す平面図である。
【図9】は、図8の正面図である。
【図10】は、信号柱基体(B)と支持パイプ(11)
を一体化した平面図である。
【図11】は、図10の正面図である。
【図12】は、本発明の施行終了状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1……基礎 2……閉塞強化板 3……上蓋板 4……補強板 5……ボルト 6……フランジ 7……標識柱 8……切断部 9……湾曲抵抗板 10……信号柱 11……支持パイプ 12……空隙 13……調整孔 14……調整ボルト A……標識柱基体 B……信号柱基体
フロントページの続き (72)発明者 山口 裕之 埼玉県川口市江戸袋2丁目1番2号 日 本地工株式会社内 (72)発明者 日野原 義英 埼玉県川口市江戸袋2丁目1番2号 日 本地工株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/42 E01F 9/011

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さと巾を有する鋼板の丈長中心線上
    を120度湾曲化し、その湾曲面一側を丈長上略半量に
    切断部(8)として切断して湾曲抵抗板(9)とし、こ
    れを湾曲部を中心として且つ中心部より等量となる3方
    向に固着一体化して信号柱基体(B)とし、又夫々の切
    断部(8)に密接する内径にして且つ強度維持上必要量
    が信号柱基体(B)内に、又信号柱基体(B)上辺より
    必要量が突出する長さとし、又上辺4方向に調整が操作
    し得る様にナット結合をし、下辺を密閉した支持パイプ
    (11)を信号柱基体(B)の中心部を支持パイプ(1
    1)の外径と長さに見合って切断してこれに支持パイプ
    (11)を通入し、信号柱基体(B)と支持パイプ(1
    1)を密接固着せしめこれを地中に打設した後、支持パ
    イプ(11)内に信号柱(10)を嵌入し調整ボルト
    (13)を操作して信号柱(10)の直立状態を確立し
    た上、空隙(12)にコンクリートを充填して信号柱を
    樹立施行することを特徴とした信号柱用打設基礎。
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