JP3115360U - 名刺 - Google Patents

Abstract

【課題】渡した相手に名刺が不正使用されたとき、不正使用した人物を特定できるようにした名刺であって、もらった時に不快な気分を与えないようなものを提供する。
【解決手段】名刺１に透かしインクで固有の識別番号２を入れる。名刺１の裏面には、透かし番号２と同じ番号３ａを印字したラベル３を貼り付けておく。ラベルは名刺から剥がして再び他のものに貼れるように、裏面に粘着剤を塗布しておく。
【選択図】図１

Description

この考案は名刺に関し、渡した相手に後で悪用されないようにしたものである。

人に渡した名刺が、その人に後で悪用されることがある。例えば、その名刺をさらに別の人に差し出して名刺の人物に成りすまし、詐欺等を行うなどである。

従来、名刺に発行日付欄を印刷しておいて、発行するたびに日付を記入するようにしたものがある。名刺に日付が記入されていれば、使用済みの名刺であることが分かり、不正使用しにくい。しかし日付の入った名刺をもらった人は、自分が不正使用するのではないかと疑われたようで、不快な気分にさせられる。

この考案は、自分の名刺が何者かに不正使用された場合、不正使用した人物を特定できるようにした名刺であって、もらった人に不快な気分を与えないようなものを提供することを課題とする。

この考案の名刺は、名刺本体に固有の識別番号の透かしを入れるとともに、同一識別番号の文字を記したラベルを名刺本体に剥離自在に貼り付けたものである。

使用法は、名刺交換するとき、識別番号ラベルを剥がしてから相手に渡す。名刺の識別番号は透かしで入っており、もらった人はその存在に気が付かないので、不快感を与えることがない。剥がしたラベルは相手からもらった名刺に貼り付けて保存するようにする。相手に渡した名刺が不正使用された場合、騙された人は名刺に記載されている人のところに苦情を言って来るのが普通である。そのときは、不正使用された名刺に透かしとして記録されている識別番号を読み取り、保存している他人の名刺の中から同じ識別番号ラベルが貼られているものを探し出すことにより、誰が不正使用したか特定できる。

以上のように、この考案の名刺は、不正使用した者を簡単に特定することができ、被害の回復が可能になる効果がある。

名刺の印刷は、１枚ずつ印刷する方法のほか、１枚の紙に例えば１０枚というように何枚分かの印刷を一度に印刷し、後で切り分ける方法がある。いずれの場合も、印刷用紙に透かしインクを用いて識別番号を入れておき、図１に示すように、刷り上った１枚１枚の名刺１に固有の識別番号２が透かしとして入るようにする。

１枚１枚の名刺１の裏面には、透かしの識別番号２と同じ番号３ａを印字したラベル３を剥離自在に貼付する。ラベルには、識別番号のほか、発行日付記入欄３ｂを設けてもよい。ラベルは名刺から剥がして再び他のものに貼れるように、裏に粘着剤４を塗布しておく。

名刺交換するときは、貼ってあるラベル３を剥がしてから名刺１を相手に渡し、相手方にもらった名刺は、剥がしたラベル３を貼り付けて保存するようにする。ラベルの日付欄３ｂに発行年月日を記入しておいてもよい。なお、相手から名刺をもらえなかったときは、相手の名前を書き入れてラベル３をノートなどに貼って保存する。

このものでは、渡した名刺を相手が後で不正使用した場合、その名刺に記されている識別番号から、不正使用した者を簡単に突き止めることができる。また、名刺に付した識別番号は透かしになっているので、渡したとき相手に不快感を与えることがない。

名刺の表および裏面図である。

符号の説明

１ 名刺
２ 透かしの識別番号
３ ラベル
３ａ ラベル上の識別番号
３ｂ 発行日付記入欄
４ 粘着剤

Claims (1)

1. 名刺本体に固有の識別番号の透かしを入れると共に、同一識別番号の文字を記したラベルを名刺本体に剥離自在に貼付してある名刺。

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