JP3115326U - 椅子型磁気治療器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 着座した人の身体の各部に1個の電磁石で順次磁力線を当てることによって、複数個の電磁石を使用せずに磁気による治療効果を上げることを可能とした椅子型磁気治療器。
【解決手段】 椅子型磁気治療器は、椅子の背もたれ部内に該背もたれ部に沿った上下方向の枠5を備え、枠5の中央に両端を上下のフレーム5a、5bに軸支した送りねじ6を設置し、送りねじ6に箱型ナット8のナットを螺着し、該箱型ナット8の前面に電気磁気発生部9を取り付けるとともに、該電気磁気発生部9の両端部を枠5の左右のフレーム5c、5dに沿ったスライド用ガイド5eで摺動自在に支持し、枠5の下フレーム5bから突出した送りねじ6の下端にプーリ10を固定し、枠5のフレーム5dに取り付けたモータ11の出力軸11aにプーリ12を固定し、プーリ10と12の間にベルト13を掛けまわした。
【選択図】 図2
【解決手段】 椅子型磁気治療器は、椅子の背もたれ部内に該背もたれ部に沿った上下方向の枠5を備え、枠5の中央に両端を上下のフレーム5a、5bに軸支した送りねじ6を設置し、送りねじ6に箱型ナット8のナットを螺着し、該箱型ナット8の前面に電気磁気発生部9を取り付けるとともに、該電気磁気発生部9の両端部を枠5の左右のフレーム5c、5dに沿ったスライド用ガイド5eで摺動自在に支持し、枠5の下フレーム5bから突出した送りねじ6の下端にプーリ10を固定し、枠5のフレーム5dに取り付けたモータ11の出力軸11aにプーリ12を固定し、プーリ10と12の間にベルト13を掛けまわした。
【選択図】 図2
Description
本考案は、椅子の背もたれ部内に電気磁気発生部を設置した椅子型磁気治療器に関する。
従来より、磁気を利用した治療器が種々提案されており、その一つに椅子型の磁気治療器が知られている。この磁気治療器は、椅子の主として背もたれ部内に磁石を設置して、磁石からの磁力線を椅子に着座した人の身体に背面から当てて、所要の治療効果をあげるようにしたもので、普通に椅子に座っているのと同じ感覚で治療を受けることができる利点がある。
従来、椅子型の磁気治療器において、治療効果を上げるために、永久磁石の代わりに、強い磁気を発生することができる電磁石を使用し、着座した人の肩や背中、腰などの身体各部に対応する位置に電磁石を設置するものが提案されている(例えば特許文献1を参照)が、100ミリテスラ(1000ガウス)もの強い磁気を発生する性能の電磁石は、価格が高価で複数個使用するには問題があった。
再表97/022393号公報
本考案の課題は、上記の問題点に鑑み、着座した人の肩や背中、腰などの身体各部に1個の電磁石で順次磁力線を当てることによって、複数個の電磁石を使用することなく磁気による治療効果を上げることを可能とした椅子型磁気治療器を提供することである。
上記課題を解決するために、本考案の椅子型磁気治療器は、椅子の背もたれ部内に、駆動手段によって背もたれ部に沿った上下方向に昇降自在な電磁石を設置したことを特徴とする。本考案によれば、前記背もたれ部内に該背もたれ部に沿った上下方向の送りねじを軸支し、該送りねじに前記電磁石を螺着すると共に、該送りねじの一端に該送りねじを介して該電磁石を昇降するモータを結合した。
本考案の椅子型磁気治療器によれば、駆動手段で電磁石を椅子の背もたれ部内で昇降することによって、着座した人の腰部から肩部までの身体各部に対応する位置に電磁石を順次位置させて、身体各部に電磁石からの磁力線を当てることができ、強い磁力を発生する電磁石1個で磁気による治療効果を上げることができる。そして電磁石を昇降する駆動手段を、電磁石を螺着した送りねじとこれを回転するモータとで構成した場合には、駆動手段を簡易で位置制御が容易なものとすることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の椅子型磁気治療器の一実施例を示す斜視図、図2は、椅子の背もたれ部内に設置した磁気治療器本体を示す斜視図、図3は、同じく磁気治療器本体を背面側からみた斜視図である。
本実施例の椅子型磁気治療器1は、椅子2の傾斜した背もたれ部3内に磁気治療器本体4を設置してなっている。磁気治療器本体4は、背もたれ部3の背面の図示しない支持フレームに取り付けられた、背もたれ部3の上下方向に沿った傾斜配置の矩形の枠5を備える。この枠5の中央に両端を上下のフレーム5a、5bに軸受7a、7bで支持した送りねじ6を設置して、送りねじ6に箱型ナット8のナットを螺着するとともに、該箱型ナット8の前面に電気磁気発生部9を取り付け、該電気磁気発生部9の両端部を枠5の左右のフレーム5c、5dに沿って設けたスライド用ガイド5eで摺動自在に支持して、背もたれ部3内に電気磁気発生部9を該背もたれ部3に沿った上下方向に昇降自在に設けた。
そして枠5の下フレーム5bから突出した送りねじ6の下端にプーリ10を固定し、枠5の左右一方の例えば右のフレーム5dに取り付けたモータ11の出力軸11aにプーリ12を固定して、これらプーリ10と12の間にベルト13を掛けまわし、電気磁気発生部9の駆動手段を構成した。駆動手段は、モータ11を正逆に回転して、ベルト13を介して送りねじ6を正逆に回転することにより、送りねじ6に箱型ナット8を介して螺着した電気磁気発生部9が送りねじ6上を移動し、背もたれ部3内を該背もたれ部3に沿って上下方向に昇降する。
電気磁気発生部9が座部16に着座した人の肩、背中、腰に対応する位置で停止するように、枠5の左右一方の例えばモータ11とは反対側のフレーム5cの上中下の位置に、リミットスイッチ7a、7b、7cを設置している。電気磁気発生部9の幅方向の一端がリミットスイッチ7a、7b、7cに接触すると、モータ11の回転が停止され、電気磁気発生部9がその接触したリミットスイッチの位置、つまり身体の肩、背中または腰に対応した位置で停止し、再度移動させるまでその位置に保持されるようにしている。なお、電気磁気発生部9は、リミットスイッチに関係なく、任意の位置でモータ11の回転を停止することにより停止することもできる。
電気磁気発生部9は、その左右方向に配置された鉄心にコイルを巻回した電磁石をプラスチックで扁平な角柱状に被覆してなっており、電磁石に図示しないリード線で接続された電源からの交流を通電することにより、磁極のN、Sが交互に変わる交流磁界が発生し、電気磁気発生部9の左右一方から空中に出て他方に向かう磁力線が交互に生じる。この電磁石は、磁気による治療効果を高めるために、例えば100ミリテスラ(1000ガウス)の強い磁力を発生する性能を有するものを使用する。
椅子2の脚部を兼ねた肘掛部のうちの一方の肘掛部14の前面には、コントロールパネル15を設置し、そこに組み込んだスイッチ類によって、座部16に着座した人が電気磁気発生部9の磁力発生や昇降操作をできるようにしてある。コントロールパネル15には、リミットスイッチ7a〜7cによる電気磁気発生部9の停止制御や図示しない安全装置の作動制御等を行う制御部その他が組み込まれている。
本考案の椅子型磁気治療器は、以上のように構成され、駆動手段によって椅子2の背もたれ部3内の電気磁気発生部9を昇降して、座部16に着座した人の腰、背中、肩の各部に対応する位置に順次位置させることにより、電気磁気発生部9の電磁石からの磁力線を腰部、背中、肩部の各部に次々に当てることができ、強い磁力を発生する電磁石1個で磁気による治療効果を上げることができる。また電気磁気発生部9を昇降する駆動手段を、電気磁気発生部9を箱型ナット8を介して螺着した送りねじ6と、これを回転するモータ11、ベルト13等とで構成したので、駆動手段を簡易で位置制御が容易なものとすることができる。
以上の実施例では、本考案を脚部を有する椅子型の磁気治療器を例にとって説明したが、椅子型の磁気治療器は脚部のない座椅子型のものであっても良く、同様に本考案を適用して同様の効果を奏することができる。
1 椅子型磁気治療器 2 椅子
3 背もたれ部 4 磁気治療本体
5 枠 5e スライド用ガイド
6 送りねじ 8 箱型ナット
9 電気磁気発生部 10、12 プーリ
11 モータ 13 ベルト
17a〜17c リミットスイッチ
3 背もたれ部 4 磁気治療本体
5 枠 5e スライド用ガイド
6 送りねじ 8 箱型ナット
9 電気磁気発生部 10、12 プーリ
11 モータ 13 ベルト
17a〜17c リミットスイッチ
Claims (2)
- 椅子の背もたれ部内に、駆動手段によって背もたれ部に沿った上下方向に昇降自在な電磁石を設置したことを特徴とする椅子型磁気治療器。
- 前記背もたれ部内に該背もたれ部に沿った上下方向の送りねじを軸支し、該送りねじに前記電磁石を螺着すると共に、該送りねじの一端に該送りねじを介して該電磁石を昇降するモータを結合したことを特徴とする請求項1記載の椅子型磁気治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006116U JP3115326U (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 椅子型磁気治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006116U JP3115326U (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 椅子型磁気治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3115326U true JP3115326U (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=43277586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005006116U Expired - Fee Related JP3115326U (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 椅子型磁気治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115326U (ja) |
-
2005
- 2005-07-29 JP JP2005006116U patent/JP3115326U/ja not_active Expired - Fee Related
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