JP3114692U - 鉄質材料表面構造 - Google Patents

Abstract

【課題】アルミ合金質感光沢を有する鉄質材料表面構造を提供する。
【解決手段】鉄質材料表面構造で、主要基材は、すでに加工成型された鉄質材料で、鉄質材料表面１０は、一層のスズ膜層１１を覆着し、スズ膜層上に、更に、一層の透明保護層１２を覆着し、スズ膜層は、アルミ合金材料の亮彩を提供し、透明保護層は、アルミ合金材料の立体レイヤーの光沢を提供し、鉄質材料表面が、アルミ合金材料の質感を有すると共に、防錆抗酸化を向上させる。
【選択図】図１

Description

本考案は、アルミ合金質感光沢を有する鉄質材料表面構造に関するものであって、特に、鉄質材料がアルミ合金材料を代替し、材料コスト、防錆抗酸化加工コストを大幅に減少させ、防錆抗酸化を向上させる鉄質材料表面構造に関するものである。

一般のアルミ合金材料表面は、一定程度の亮彩、或いは、特殊な光沢を有し、アルミ合金材料表面に、陽極酸化処理を施して、表面硬度と抗酸化能力を強化しているが、材料特性とコストでは、以下のような欠点がある。

アルミ合金材料の生産製造コストが高く、アルミ合金材料は、加工成型、固接溶接がしにくいという特性があり、アルミ合金製品の単価と材料加工コストが高い。また、一般のアルミ合金材料の陽極電気鍍金処理の加工コストも高く、アルミ合金の質感光沢を有する鉄質材料表面構造を開発することが、業者の目標となっている。

本考案は、鉄質材料表面構造を提供し、鉄質材料を基材とし、その表面は、順に、スズ膜層と透明保護層を堆積し、スズ膜層は、アルミ合金材料の亮彩を提供し、透明保護層は、アルミ合金材料の立体レイヤーの光沢を提供し、鉄質材料表面が、アルミ合金材料の質感を有すると共に、防錆抗酸化を向上させることを目的とする。

本考案は、鉄質材料表面構造を提供し、鉄質材料を基材とし、その表面は、順に、スズ膜層と透明保護層を堆積し、鉄質材料表面は、スズ材料により、好ましい導電性を有し、密度が高く、ギャップがないスズ膜層を強固に覆着して、スズの好ましい抗酸化特性により、効果的に、防錆抗酸化を提供することをもう一つの目的とする。

上述の目的を達成するため、本考案は、鉄質材料表面構造を提供し、主要基材は、すでに加工成型された鉄質材料で、鉄質材料表面は、一層のスズ膜層を覆着し、スズ膜層上に、更に、一層の透明保護層を覆着し、スズ膜層は、アルミ合金材料の亮彩を提供し、透明保護層は、アルミ合金材料の立体レイヤーの光沢を提供し、鉄質材料表面が、アルミ合金材料の質感を有すると共に、防錆抗酸化を向上させる。

本考案により、アルミ合金質感光沢を有する鉄質材料表面構造は、材料コスト、防錆抗酸化加工コストを大幅に減少させ、防錆抗酸化を向上させることが可能である。

図１〜図３は、本考案の鉄質材料表面構造を示す図である。その特徴は、基材は、すでに加工成型された鉄質材料１０で、鉄質材料１０表面は、一層のスズ膜層１１を覆着し、スズ膜層１１上に、更に、一層の透明保護層１２を覆着している。スズ膜層１１、透明保護層１２の厚さは、それぞれ５〜２５μｍで、スズ膜層１１は、アルミ合金材料の亮彩を提供し、透明保護層１２は、アルミ合金材料の立体レイヤーの光沢を提供し、鉄質材料１０表面が、アルミ合金材料の質感を有する。

鉄質材料１０表面が覆着するスズ膜層１１上は、一層の有色の透明保護層を有し、鉄質材料１０表面に、有色のアルミ合金材料の質感を形成する。

又、スズ膜層１１は、好ましい導電性を有して、電気鍍金加工方式により、鉄質材料１０表面に覆着する。透明保護層１２は、噴塗とベーキングにより形成される。

本考案の長所は以下のようである。

１．
鉄質材料１０表面はアルミ合金表面の亮彩、光沢、質感を有する。
２．
価格が安く、成型加工、固接が容易な鉄質材料を採用する。
３．
電気鍍金のスズ膜層１１は、陰極電着処理が容易で、且つ、好ましい、抗酸化、抗腐食特性を有する。
４．
スズ膜層の陰極電着処理は、原料と電気鍍金液は無汚染性で、国際環境保護の要求に符合する。
５．
スズ膜層１１と（有色の）透明保護層１２を合わせた鉄質材料表面は、抗酸化、抗腐食、防錆の特性の相乗効果で、鉄質材料１０の使用寿命を大幅に延長できる。
６．
鉄質材料１０表面は、密度が高く、ギャップがないスズ膜層を強固に覆着して、スズの好ましい抗酸化特性により、防錆、抗酸化、寿命延長の特性により、陽極酸化処理を施したアルミ合金材料を超過する。

本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本考案明の保護範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。

本考案のアルミ合金質感光沢を有する鉄質材料表面構造を示した説明図である。 本考案のアルミ合金質感光沢を有する鉄質材料表面構造を示した断面図である。 本考案のアルミ合金質感光沢を有する鉄質材料表面構造を示した断面図である。

符号の説明

１０…鉄質材料表面
１１…スズ膜層
１２…透明保護層

Claims (5)

1. 鉄質材料表面構造であって、その特徴は、
   基材は、すでに加工成型された鉄質材料で、前記鉄質材料表面は、一層のスズ膜層を覆着し、前記スズ膜層上に、更に、一層の透明保護層を覆着し、前記スズ膜層は、アルミ合金材料の亮彩を提供し、前記透明保護層は、アルミ合金材料の立体レイヤーの光沢を提供し、前記鉄質材料表面が、アルミ合金材料の質感を有することを特徴とする鉄質材料表面構造。
2. 前記鉄質材料表面が覆着するスズ膜層上に、更に、一層の有色透明保護層を有し、前記鉄質材料表面に、有色のアルミ合金材料の質感を形成することを特徴とする請求項１に記載の鉄質材料表面構造。
3. 前記スズ膜層、前記透明保護層の厚さは、それぞれ、５〜２５μｍであることを特徴とする請求項１、或いは、２に記載の鉄質材料表面構造。
4. 前記スズ膜層は、好ましい導電性を有し、電気鍍金加工方式により、前記鉄質材料表面を覆着することを特徴とする請求項１、或いは、２に記載の鉄質材料表面構造。
5. 前記透明保護層は、噴塗とベーキングにより形成されることを特徴とする請求項１、或いは、２に記載の鉄質材料表面構造。