JP3114664B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3114664B2
JP3114664B2 JP09244366A JP24436697A JP3114664B2 JP 3114664 B2 JP3114664 B2 JP 3114664B2 JP 09244366 A JP09244366 A JP 09244366A JP 24436697 A JP24436697 A JP 24436697A JP 3114664 B2 JP3114664 B2 JP 3114664B2
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裕豊 永野
哲守 永瀬
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Toyomaru Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に関するも
のであり、詳しくは、図柄を変動表示する図柄表示部が
設けられており、その図柄表示部に表示される図柄の組
み合わせが特定の組み合わせとなった場合に遊技者にと
って有利な「大当たり状態」が生起する、いわゆる図柄
合わせタイプのパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図柄合わせタイプのパチンコ機として
は、遊技球が所定の領域を通過、あるいは所定の入賞口
に入賞することにより普通図柄表示部の図柄が変動を開
始し、所定時間後に「当たり図柄」が表示された場合に
普通電動役物が開成し、開成中あるいは閉成中の普通電
動役物に遊技球が入賞することにより特別図柄表示部の
特別図柄が変動を開始し、所定時間後に「大当たり図
柄」が表示された場合に遊技者にとって有利となる「大
当たり」を生起するもの(いわゆる普通電動役物付き第
1種パチンコ機、以下、単に第1種パチンコ機という)
が知られている。一般の第1種パチンコ機は、遊技状態
が「大当たり状態」以外である場合には、遊技球が徐々
に減少するように設計されているが、中には、遊技球が
所定の領域を通過(あるいは所定の入賞口に入賞)した
場合の普通図柄の変動開始から停止表示までの時間(図
柄変動時間)を遊技状態に応じて短縮(たとえば、パチ
ンコ機の電源投入後通常時においては25秒である図柄
変動時間を「大当たり状態」終了後に特別図柄が50回
変動表示するまでは5秒に短縮)することによって、普
通電動役物を頻繁に開成させて遊技球を入賞し易くし、
遊技球の減少が穏やかになるように設計したものがあ
る。さらに、これらのパチンコ機の中には、普通図柄の
変動時間を短縮した場合には遊技球がほとんど減少しな
いように設計されたものもある。かかるパチンコ機にお
いては、普通図柄の変動短縮中は、新たな遊技球を使用
することなく次回の「大当たり」を狙うことができるの
で遊技者にとって非常に有利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第1種パチンコ機においては、「大当たり状態」が終了
した後特別図柄が一定の回数だけ変動表示するまでの期
間に限って、普通図柄の変動時間を短縮する状態が生起
するように設定されており、その普通図柄の変動時間を
短縮する状態を奏する特別図柄の変動回数が、「大当た
り」を生起させるまでに多くの遊技球を消費した場合
と、少ない遊技球の消費で「大当たり」を生起させるこ
とができた場合とで、全く同一で、かつ常に一定である
ため、遊技内容に新鮮味がなく、遊技者に飽きられると
いう欠点がある。
【0004】本発明の目的は、上記の課題を解消し、遊
技内容が新鮮で趣向性が高く、遊技者がいつまでも興味
を持って遊技することが可能なパチンコ機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の内、第1
の発明の構成は、複数の特別図柄を表示可能な特別図柄
表示部と、複数の普通図柄を表示可能な普通図柄表示部
と、普通電動役物とを有し、遊技球が所定の領域を通過
あるいは所定の入賞口に入賞することにより普通図柄表
示部に表示された普通図柄が変動を開始し、変動後に当
たり表示された場合に、普通電動役物が遊技者にとって
有利となるように作動するとともに、遊技球が普通電動
役物に入賞することにより特別図柄表示部に表示された
特別図柄が変動を開始し、変動後に大当たり表示された
場合に、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する
パチンコ機において、大当たり状態が終了した後に、前
記普通図柄の変動開始から停止までの時間を、前記特別
図柄が予め設定される特定回数だけ変動表示するまで短
縮するとともに、その特定回数を、電源投入後1回目の
大当たり状態が終了した後には、一定の規定回数とし、
2回目以降の大当たり状態が終了した後には、前回の大
当たり状態終了後に設定された特定回数よりも少ない回
数の特別図柄の変動表示でその回の「大当たり」を生起
させた場合に限って、その差の回数だけ、前回の大当た
り状態終了後に設定された特定回数より多くすることに
ある。
【0006】第2の発明の構成は、複数の特別図柄を表
示可能な特別図柄表示部と、複数の普通図柄を表示可能
な普通図柄表示部と、普通電動役物とを有し、遊技球が
所定の領域を通過あるいは所定の入賞口に入賞すること
により普通図柄表示部に表示された普通図柄が変動を開
始し、変動後に当たり表示された場合に、普通電動役物
が遊技者にとって有利となるように作動するとともに、
遊技球が普通電動役物に入賞することにより特別図柄表
示部に表示された特別図柄が変動を開始し、変動後に大
当たり表示された場合に、遊技者にとって有利な大当た
り状態が生起するパチンコ機において、大当たり状態が
終了した後に、前記普通図柄の変動開始から停止までの
時間を、前記特別図柄が予め設定された特定回数だけ変
動表示するまで短縮するとともに、その普通図柄の変動
時間を短縮している状態の間、前記特別図柄の変動表示
が行われる毎にランダムな抽選を繰り返し実行し、その
抽選で所定結果を抽選した回数分だけ前記特定回数を増
加することにある。
【0007】第3の発明の構成は、複数の特別図柄を表
示可能な特別図柄表示部と、複数の普通図柄を表示可能
な普通図柄表示部と、普通電動役物とを有し、遊技球が
所定の領域を通過あるいは所定の入賞口に入賞すること
により普通図柄表示部に表示された普通図柄が変動を開
始し、変動後に当たり表示された場合に、普通電動役物
が遊技者にとって有利となるように作動するとともに、
遊技球が普通電動役物に入賞することにより特別図柄表
示部に表示された特別図柄が変動を開始し、変動後に大
当たり表示された場合に、遊技者にとって有利な大当た
り状態が生起するパチンコ機において、大当たり状態の
生起に伴いランダムな抽選を実行するとともに、その大
当たり状態が終了した後に、前記普通図柄の変動開始か
ら停止表示までの時間を、前記抽選の結果に応じた特定
回数だけ短縮することにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の実施
の一例を図面に基いて詳細に説明する。
【0009】[実施例1] 図1はパチンコ機の正面を示したものであり、パチンコ
機1の正面の中央よりやや上方には略円形の遊技部2が
設けられている。また、図2はパチンコ機1の遊技部2
を拡大して示したものであり、遊技部2の中央上部に
は、1枚の液晶板によって形成された特別図柄表示部3
が設けられており、その下側に普通電動役物4が設けら
れている。普通電動役物4の両サイドには左ゲート5、
右ゲート6がそれぞれ設けられており、さらに、普通電
動役物4の下側には大入賞口7、電飾ランプ8等が配設
されており、大入賞口7の下側には、普通図柄表示部9
が設けられている。なお、遊技部2には、それらの他に
も種々の入賞口、風車、電飾ランプ、および多数の障害
釘等が設けられている。
【0010】パチンコ機1は、発射ハンドル15を操作
することによって遊技球を遊技部2に打ち込めるように
なっており、その遊技球が大入賞口7に入賞した場合に
は15個の賞品球を、その他の入賞口に入賞した場合に
は7個の賞品球を、賞品球払い出し装置(図示せず)に
より払い出すようになっている。
【0011】また、パチンコ機1は、左ゲート5、ある
いは右ゲート6を遊技球が通過した場合に普通図柄表示
部9に表示された普通図柄が変動を開始するようになっ
ており、変動後に停止表示された普通図柄が特定の図柄
である場合には、通常は閉成した状態になっている普通
電動役物4が一定時間開成するようになっている。な
お、パチンコ機1は、遊技球が所定の入賞口に入賞した
場合に普通図柄が変動を開始するように構成しても良
い。そのように構成する場合には、遊技球の入賞により
普通図柄が変動を開始するとともに所定個数の遊技球が
払い出されるようにする。さらに、その普通電動役物4
に遊技球が入賞した場合には、特別図柄表示部3に表示
された左図柄10、右図柄11、中図柄12の各特別図
柄が変動を開始するようになっている。そして、所定時
間後に停止表示した各特別図柄が特定の組み合わせとな
った場合には、遊技者にとって有利な「大当たり状態」
が生起し、大入賞口7がきわめて高い確率で断続的に開
成するように構成されている。なお、大入賞口7は「大
当たり状態」以外では開成しないようになっており、ま
た、閉成状態である場合には遊技球が入賞しないように
なっている。
【0012】さらに、パチンコ機1には、普通図柄の
「小当たり」を決定するカウンタであるFLUCRN
D、普通図柄の「はずれ図柄」を決定するカウンタであ
るFSTPRND、「大当たり」の生起を決定するカウ
ンタであるLUCRND、特別図柄の「大当たり図柄」
を決定するカウンタであるLUCZGR、各特別図柄
(左図柄10、右図柄11、中図柄12)の「はずれ図
柄」を決定するカウンタであるRNDA、RNDB、R
NDC等の各カウンタが内蔵されている。また、パチン
コ機1においては、「大当たり状態」の終了後に、特別
図柄が特定回数変動表示するまで普通図柄の変動時間が
短縮される「変動短縮状態」が生起するようになってい
るが、パチンコ機1には、その普通図柄の変動時間を短
縮する状態を奏する特別図柄の変動表示回数(以下、単
に変動短縮回数という)を制限するカウンタであるCO
aも内蔵されている。
【0013】普通図柄の「小当たり」を決定するFLU
CRNDは、電源投入時から0〜5(6通り)の間を約
0.002秒毎に1ずつ加算しながらループカウントし
ている(最大値5の次には最小値0に戻る)。また、普
通図柄の「はずれ図柄」を決定するFSTPRNDは、
電源投入時から0〜1(2通り)の間を約0.012秒
毎に1ずつ加算しながらループカウントしており、カウ
ンタ値「0」は普通図柄「−」に、カウンタ値「1」は
普通図柄「_」に、それぞれ対応している。
【0014】さらに、「大当たり」の生起を決定するL
UCRNDは、電源投入時から0〜234(235通
り)の間を約0.002秒毎に1ずつ加算しながらルー
プカウントしており、特別図柄の「大当たり図柄」を決
定するLUCZGRは、電源投入時から0〜15(16
通り)の間を約0.481秒毎に1ずつ加算しながらル
ープカウントしている。なお、LUCZGRのカウンタ
値とそのカウンタ値に対応した「大当たり図柄」との関
係は図4に示した通りであり、「A,A,A」、「1,
1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、「4,
4,4」、「5,5,5」、「6,6,6」、「7,
7,7」、「8,8,8」、「9,9,9」、「10,1
0,10」、「J,J,J」、「Q,Q,Q」、「K,
K,K」、「 ハート, ハート表, ハート」、「か
ば,かば,かば」、「 ハート, ハート裏,ハート」の
16通りの図柄は、いずれも「大当たり図柄」である
(図5参照)。
【0015】特別図柄の内の左図柄10の「はずれ図
柄」を決定するRNDAは、電源投入時から0〜14
(15通り)の間を約0.002秒毎に1ずつ加算しな
がらループカウントしており、右図柄11の「はずれ図
柄」を決定するRNDBは、RNDAが14から0にな
るときに0〜14(15通り)の間を1ずつ加算しなが
らループカウントしており、中図柄12の「はずれ図
柄」を決定するRNDCは、RNDBが14から0にな
るときに0〜15(16通り)の間を1ずつ加算しなが
らループカウントしている。なお、RNDA,RND
B,RNDCのカウンタ値とそのカウンタ値に対応した
図柄との関係は図6に示した通りである。
【0016】以下、実施例1のパチンコ機の遊技内容に
ついて説明する。
【0017】遊技者によって遊技部2に打ち込まれた遊
技球が左ゲート5あるいは右ゲート6を通過することに
より、普通図柄表示部4に表示された普通図柄が変動を
開始する。一方、遊技球が左ゲートまたは右ゲートを通
過した瞬間のFLUCRNDの値が、(その回の)普通
図柄当たり判定データとして記憶される。そして、普通
図柄の変動開始と同時に、記憶されている普通図柄当た
り判定データが取り出され、普通図柄の当たり判定が行
われる。判定データが「4」または「5」の場合は「小
当たり」、その他の場合(すなわち0,1,2,3の場
合)は「はずれ」となる。このように、普通図柄が「小
当たり」となる確率は1/3(2/6)である。
【0018】当たり判定の結果、「小当たり」と判定さ
れれば、「7」がその回の停止図柄として普通図柄表示
部9に表示されるとともに、普通電動役物4が約1.4
秒間開成する。また、「はずれ」と判定されれば、その
ときのFSTPRNDのカウンタ値に対応した図柄(す
なわち「−」あるいは「_」)がその回の停止図柄とし
て普通図柄表示部9に表示される。なお、普通図柄の変
動中、または普通電動役物4の開成中に遊技球が左ゲー
ト5または右ゲート6を通過したときは、次回以降の普
通図柄始動記憶として最高4個まで記憶される。また、
普通図柄の変動時間は、後述する変動短縮状態以外の場
合においては約30秒である。
【0019】そして、普通電動役物4に遊技球が入賞し
た場合には、特別図柄表示部3の左図柄10、右図柄1
1、中図柄12が変動を開始する。なお、普通電動役物
4は閉成した状態であっても低い確率ではあるが遊技球
が入賞可能になっている。さらに、遊技球が普通電動役
物4に入賞した場合には、その瞬間のLUCRND、R
NDA、RNDB、RNDCの各カウンタの値が記憶さ
れる。なお、特別図柄の変動中、あるいは「大当たり状
態」中に遊技球が普通電動役物に入賞したときは、次回
以降の特別図柄始動記憶として最高4個まで記憶する。
【0020】遊技球が普通電動役物4に入賞した瞬間の
LUCRND、RNDA、RNDB、RNDCの各カウ
ンタの値が記憶された後には、まず、LUCRNDの値
が取り出され、大当たり判定が行われる。LUCRND
の値が「4」の場合には「大当たり」と判定され、
「4」以外の場合には「はずれ」と判定される。
【0021】「大当たり」と判定された場合には、判定
された瞬間のLUCZGRの値に対応した「大当たり図
柄(図5参照)」が、その回の停止図柄(表示図柄)と
して特別図柄表示部に表示される。なお、特別図柄は、
後述する変動短縮時間以外の通常の場合においては、
4.325秒間高速変動を続けた後に低速変動となり所
定時間後に停止表示される。そして、遊技者にとって有
利な「大当たり状態」が生起する。
【0022】一方、「はずれ」と判定された場合は、図
柄変動を行った後、記憶されているRNDA、RND
B、RNDCの値に対応した図柄(図6参照)を、その
回の停止図柄(表示図柄)として特別図柄表示部3に表
示する。ただし、記憶されているRNDA、RNDB、
RNDCの値が「大当たり図柄」に相当するものである
場合には、RNDCのみ記憶された値から1を減算し、
その値に対応した図柄を表示するようにする(したがっ
て、たとえば、「はずれ」と判定された場合であって、
RNDA=1,RNDB=1,RNDC=1と記憶され
ている場合には、左図柄、右図柄、中図柄として特別図
柄表示部3に「2,2,A」の「はずれ図柄」が表示さ
れる)。
【0023】「大当たり状態」が生起すると、所定の電
飾ランプが点滅し、効果音が発生して、雰囲気が盛り上
げられる。
【0024】また、「大当たり状態」が生起すると、大
入賞口7が、25秒間、あるいは9個の遊技球の入賞を
検出するまで開成する。なお、大入賞口7の内部には図
7に示す如く載置部13が設けられており、大入賞口7
の開成中に1個の遊技球を載置できるようになってい
る。大入賞口7の開成中に載置部13に遊技球が載置さ
れた場合には、大入賞口7が閉成する際に載置されてい
る遊技球が大入賞口7の後方に流下し、特定領域(図示
せず)を通過するようになっており、一旦大入賞口7が
閉成してから約2秒後に再度開成する(すなわち、大入
賞口7の開成時に遊技球が載置部13に載置されると大
入賞口7は断続的に開成動作を繰り返す)。なお、1回
の「大当たり状態」においては、大入賞口7は最高16
回まで断続的に開成する。
【0025】そして、「大当たり状態」が終了した場合
には、特別図柄が特定回数変動表示するまで普通図柄の
変動時間が短縮される「変動短縮状態」が生起する。そ
の特定回数、すなわち変動短縮回数は、電源投入後1回
目の「大当たり状態」終了時には自動的に50回に設定
されるが、2回目以降の「大当たり状態」終了時には、
前回の「大当たり状態」終了時からその回の「大当た
り」が生起するまでに要した特別図柄の変動表示回数に
応じて変動設定される。
【0026】図8のフローチャートは、その変動設定に
おける作動内容を示したものであり、電源投入後に1回
目の「大当たり」が生起し(ステップ1)、その後「大
当たり状態」が終了すると1回目の「変動短縮状態」が
生起し(ステップ2)、COaに、変動短縮回数として
「50」の数値が自動的にセットされる(ステップ
3)。そして、普通電動役物4への遊技球の入賞により
特別図柄が変動し停止表示すると(ステップ4)、その
変動表示毎に、COaの数値が「50」から「1」ずつ
減算カウントされる(ステップ5)。COaの数値は、
「1」ずつ減算カウントされる度に「0」より大きい数
字であるか否か判断され(ステップ6)、「0」以下で
あると判断された場合は、「変動短縮状態」が終了し
(ステップ7)、電源投入後と同じ状態に戻る。
【0027】一方、COaの数値が「0」より大きいと
判断された場合は、2回目の「大当たり」が生起したか
否か判断され(ステップ8)、2回目の「大当たり」が
生起したと判断された場合(すなわち1回目の「大当た
り状態」終了後、特別図柄が50回変動表示する前に2
回目の「大当たり」が生起した場合)、たとえば特別図
柄の40回目の変動表示で「大当たり」が生起した場合
には、そのCOaの数値「10(50−40)」に、1
回目の変動短縮回数(すなわち前回の変動短縮回数)で
ある「50」が加算され、加算された数値「60(10
+50)」が、2回目の変動短縮回数としてCOaに再
セットされる(ステップ9)。なお、2回目の「変動短
縮状態」において、COaの数値が「0」より大きいと
判断された状態で、3回目の「大当たり」が生起した場
合(すなわち2回目の「大当たり状態」終了後、特別図
柄が2回目の変動短縮回数を上回って変動表示する前に
3回目の「大当たり」が生起した場合)、たとえば特別
図柄の20回目の変動表示で「大当たり」が生起した場
合には、COaの数値「40(60−20)」に加えら
れる数値は2回目の変動短縮回数「60」であり、3回
目の変動短縮回数は「100(40+60)」となる。
4回目以降の「大当たり」が生起した場合についても同
様である。
【0028】実施例1のパチンコ機においては、遊技
中、「大当たり」の後「大当たり状態」が終了し「変動
短縮状態」が生起する毎に、上記の作動が繰り返され
る。したがって、結果として、前回の「大当たり状態」
終了後に設定された変動短縮回数よりも少ない回数の特
別図柄の変動表示でその回の「大当たり」を生起させた
場合に限って、その回の変動短縮回数が、その少なかっ
た差の回数だけ、前回の変動短縮回数より多く設定され
ることになる。
【0029】「変動短縮状態」においては、遊技球が左
ゲート5、あるいは右ゲート6を通過したときに5.1
6秒のタイマーがセットされ、そのタイマーの残り時間
だけ普通図柄が変動する。ただし、タイマーの残り時間
が0.573秒以下のときは0.573秒間変動する。
【0030】また、「変動短縮状態」においては、普通
図柄の変動時間ばかりでなく、特別図柄の変動時間も短
縮される。通常、特別図柄は4.325秒間高速変動を
続けた後に低速変動となり所定時間後に停止表示される
が、「変動短縮状態」においては、普通電動役物へ遊技
球が入賞すると、4.227秒のタイマーがセットさ
れ、タイマー残時間プラス0.098秒間高速変動が行
われる。タイマー残時間が1.015秒未満の場合には
1.015+0.098秒間高速変動を続けた後に低速
変動となり所定時間後に停止表示される。
【0031】なお、特別図柄表示部3には図9に示す如
く変動短縮回数表示窓14が設けられており、その回の
変動短縮回数(すなわち、「大当たり状態」終了後にC
Oaがセットされた数値)が、設定された時点で表示さ
れるとともに、「変動短縮状態」における残りの変動短
縮回数(すなわち、COaの数値)、あるいは消化した
変動短縮回数が、切り替え可能に表示され、遊技者に対
して報知されるようになっている。この場合、変動短縮
回数の表示は、図10(a)に示す如く、「変動短縮状
態」中に「大当たり状態」が生起する確率とともに表示
するように構成しても良い(1回の変動で「大当たり状
態」が生起する確率が1/235であるので、たとえ
ば、変動短縮回数が60回である場合には、「変動短縮
状態」中に「大当たり状態」が生起する確率として2
5.5%((1/235)*60)と表示される)。さ
らに、そのように、変動短縮回数の表示を「変動短縮状
態」中に「大当たり状態」が生起する確率とともに表示
する場合には、特別図柄の変動表示が繰り返されるにつ
れて(すなわち未消化の特別図柄の変動表示回数が減少
するにつれて)「変動短縮状態」中に「大当たり状態」
が生起する確率が減少していくような表示態様にするこ
ともできる。また、変動短縮回数表示窓14の表示は、
図10(b)に示す如く、通常時には特別図柄の変動表
示回数を積算表示し、「変動短縮状態」中には残りの変
動短縮回数を表示するように構成することも可能であ
る。なお、変動短縮回数表示窓14の表示は、デジタル
方式、アナログ方式のいずれの方式をも採用することが
できる。
【0032】「変動短縮状態」においては、普通図柄の
変動時間が短縮されるため、通常時に比べ一定時間あた
りの普通電動役物4の開成回数が多くなり、遊技球が普
通電動役物4へ入賞し易くなる。したがって、獲得でき
る賞品球の数が多くなるので、通常時(「大当たり状
態」以外の場合)に比べて遊技者の有している遊技球の
消費が穏やかである。さらに、「変動短縮状態」中は、
特別図柄の変動時間も短縮される状態となり、頻繁に変
動・停止することになるので、通常時に比べて一定時間
あたりの「大当たり」生起の確率が増大する。このた
め、遊技者にとって有利である。
【0033】上記の如く、実施例1のパチンコ機におい
ては、「大当たり状態」終了後の変動短縮回数を、「大
当たり状態」が生起するまでに要した特別図柄の変動表
示回数に応じて変動させており、前回の「大当たり状
態」終了からその回の「大当たり」生起までの特別図柄
の変動表示回数が前回の「大当たり状態」終了後にセッ
トされた「変動短縮回数」より少なかった遊技者には、
その少ない回数分だけ、その回の「大当たり状態」終了
後の変動短縮回数が多く設定されるという、大きな特典
が与えられる。したがって、遊技者は、1度「大当た
り」が生起した後であっても、次回の「大当たり」が直
ちに生起することを期待しながら、興味を持って遊技を
し続けることができる。
【0034】なお、実施例1のパチンコ機は、上記のス
テップ9で、COaに加算する数値を常に規定の数値
(たとえば「50」)とすることも可能である(図11
参照)。そのように構成した場合には、結果として、前
回の「大当たり状態」終了後に設定された変動短縮回数
よりも少ない回数の特別図柄の変動表示でその回の「大
当たり」を生起させた場合に限って、その回の変動短縮
回数が、その少なかった差の回数だけ、規定回数より多
く設定されることになる。
【0035】[実施例2] 実施例2のパチンコ機の作動内容は、実施例1のパチン
コ機と略同じであり、「大当たり状態」終了後に「変動
短縮状態」が生起するが、このパチンコ機には、電源投
入時から0〜9(10通り)の間で約0.002秒毎に
1ずつ加算しながらループカウントするカウンタ(RN
D)が内蔵されており、「変動短縮状態」中に取り出さ
れるRNDの数値に応じて、その回の変動短縮回数を増
加するようになっている。
【0036】図12のフローチャートは、実施例2のパ
チンコ機の作動内容を示したものであり、ステップ1〜
ステップ3は、実施例1のパチンコ機と同様に作動し、
電源投入後に1回目の「大当たり」が生起し、その後
「大当たり状態」が終了すると1回目の「変動短縮状
態」が生起し、COaに、変動短縮回数として「50」
の数値が自動的にセットされる。しかしながら、実施例
2のパチンコ機においては、ステップ4がステップ4a
とステップ4bの2段階に別れており、まず、ステップ
4aで、普通電動役物4への遊技球の入賞により特別図
柄が変動し停止表示すると、その変動表示毎に、ステッ
プ4bで、RNDの数値が取り出され、その値が4であ
るか否か判断され、4でないと判断された場合にのみ、
ステップ5で、COaの数値が「50」から「1」ずつ
減算カウントされる。一方、ステップ4bで、RNDの
数値が4であると判断された場合には、COaの数値は
減算カウントされない。したがって、たとえば、変動短
縮回数が50回にセットされ、特別図柄が50回変動表
示し、RNDの数値が50回繰り返し取り出される内
に、「4」が5回取り出された場合は、結果として、変
動短縮回数が55回に増加されることになる。なお、実
施例2のパチンコ機においては、「大当たり状態」が終
了した後には、COaは、常に「50」にセットされる
ようになっている。
【0037】なお、「変動短縮状態」中は、実施例1の
パチンコ機と同様、残りの変動短縮回数(すなわち、C
Oaの数値)、あるいは、消化した変動短縮回数が、切
り替え可能に表示され、遊技者に報知されるようになっ
ている。
【0038】上記の如く構成された実施例2のパチンコ
機においては、特別図柄が50回変動表示した時点で
「変動短縮状態」が終了する場合もあれば、51回以上
変動表示しても終了しない場合もあるので、遊技者は、
変動短縮回数がより多く増加されることに期待しなが
ら、興味を持って遊技をし続けることができる。
【0039】[実施例3] 実施例3のパチンコ機の作動内容も、実施例1、実施例
2のパチンコ機と略同じであり、「大当たり状態」終了
後に「変動短縮状態」が生起するが、このパチンコ機に
は、電源投入時から0〜299(300通り)の間で約
0.004秒毎に1ずつ加算しながらループカウントす
るカウンタ(COb)が内蔵されており、「大当たり」
生起の直後に取り出されるCObの数値に応じて、その
回の変動短縮回数を変動させるようになっている。
【0040】また、実施例3のパチンコ機においては、
「大当たり状態」中に、特別図柄表示部の液晶画面で
「ビンゴゲーム」が行われ、「大当たり」生起直後にC
Obの数値に応じて設定されたその回の変動短縮回数
を、その「ビンゴゲーム」の結果(すなわち「番号が並
ぶ列の数」)として、表示するようになっている。
【0041】図13は、取り出されるCObの値と、
「ビンゴゲーム」の結果(「番号が並ぶ列の数」)と、
変動短縮回数との関係を示したものであり、たとえば
「大当たり」生起直後に取り出されたCObの値が「1
99」である場合には、変動短縮回数が「100」回と
なり、「ビンゴゲーム」において「1」列番号が並ぶこ
とになる。
【0042】一方、図14および図15は、「大当たり
状態」生起中に、特別図柄表示部3の液晶画面で行われ
る「ビンゴゲーム」の内容を示したものである。「大当
たり状態」中には、大入賞口7がきわめて高い確率で1
6回の断続的な開放を行うが、この16回の断続的な開
放に連動させて、特別図柄表示部3の液晶画面の画像が
切り替えられ、1回目の開放〜6回目の開放時には、
「ビンゴゲーム」の内容が説明され、7回目以降の開放
時に「ビンゴゲーム」が行われ、16回目の開放時に、
その回の変動短縮回数が、「ビンゴゲーム」の結果とし
て表示される(以下、1回の大入賞口7の開放を1ラウ
ンドという)。
【0043】1ラウンド〜6ラウンドにおける特別図柄
表示部3の画面には、それぞれ、「ビンゴゲームの説明
をします。説明するのは、私、ムク(キャラクター名)
です。」、「ニワトリが番号のついた卵を産みま
す。」、「ビンゴカードの卵と同じ番号のマス目に穴を
開けます。」、「2個目、3個目と卵を産み、同様にし
て穴を開けていきます。」、「縦、横、斜めいずれかの
一列に番号が5個並べばラッキー」、「さあ、それでは
Let’s BINGO!」の文字が表示されるととも
に、その様子を示す動画が表示されることによって、
「ビンゴゲーム」の内容が説明される。
【0044】続く7ラウンドの画面では、「ニワトリが
番号のついた1個の卵を生み、その番号に対応したビン
ゴカード(ビンゴカードには、複数の番号(図示せず)
がランダムに記載されている)のマス目に穴が開けられ
る様子を示す動画」が表示される。なお、この動画の表
示は、ニワトリが卵を産み(図14(a))、カニがそ
の卵をハサミで掴んで拾い上げ(図14(b))、カニ
の掴んだ卵がズームアップされて卵についた番号が次第
に大きくなり遊技者が確認できるようになり(図14
(c))、ビンゴカードを示す画面にスライドしながら
切り替わるとともにカニの掴んでいる卵が落ちてビンゴ
カードの中央に移動し(図14(d))、番号のついた
卵が小さくなりながら画面の片隅に移動し(図14
(e),(f))、卵についた番号と同じ番号のビンゴ
カードのマス目からもぐらが出現し(図14(g))、
もぐらが「もぐら叩き」の如くとんかちで叩かれ、もぐ
らが引っ込み(図14(h))、マス目が突き破られた
ような状態になる(図15(a))、という態様で行わ
れ、ビンゴカードの片端の外側(左側)には、上から順
に「大当たり図柄(今回の「大当たり」が生起したとき
の図柄)」、ラウンド数(何ラウンド目であるかという
こと)、そのラウンドにおける大入賞口7への入賞個数
がそれぞれ表示される。
【0045】8ラウンド〜16ラウンドの画面では、
「ニワトリが2個目〜10個目の卵を産み、それぞれの
番号に対応したビンゴカードのマス目に穴が開けられる
様子を示す動画」が繰り返し表示される(図15
(a),(b))。なお、「すでに開けられている穴か
らもぐらが出現して「もぐら叩き」の如くとんかちで叩
かれる様子を示す動画」が随時表示される(図15
(c))。そして、16ラウンドの画面では、10個目
の卵を産み終った後に番号の並んだ列が1列でもある場
合には、「ビンゴカードの裏側からそのカードを突き破
って「BINGO」の立体文字が出現する動画」が表示
される。一方、数字の並んだ列が1列もない場合には、
「上方から「残念」の立体文字が落下する動画」が表示
される。
【0046】なお、その「大当たり」生起の際に、
「3,3,3」あるいは「7,7,7」等の特定の「大
当たり図柄」が表示された場合には、16ラウンド終了
後に、エキストラチャンスとして、「11個目の卵につ
いた番号に対応したビンゴカードのマス目に穴が開けら
れる様子を示す動画」が表示され、11個目の卵につい
た番号のマス目に穴が開けられた後に番号の並んだ列が
1列でもある場合には、「ビンゴカードの裏側からその
カードを突き破って「BINGO」の立体文字が出現す
る動画」が表示され、数字の並んだ列が1列もない場合
には、「上方から「残念」の立体文字が落下する動画」
が表示される。
【0047】なお、かかる「11個目の卵についた番号
に対応したビンゴカードのマス目に穴が開けられる様子
を示す動画」が表示される場合には、図16に示す如
く、ニワトリが1個目の卵を産んだ後、「?」マークの
ついた卵がマス目の外側(右側)に描かれたビンゴカー
ドを示す画面にスライドしながら切り替わり(a)、1
0個の卵を産み終った後に「?」マークのついた11個
目の卵がズームアップしながらビンゴカードの中央に移
動し(b)、卵が割れて中から番号のついた卵が出現し
(c)、卵についた番号と同じ番号のビンゴカードのマ
ス目からもぐらが出現する(d)、という態様で表示さ
れる。
【0048】また、実施例3のパチンコ機においては、
取り出されるCObの値と、「ビンゴゲーム」の結果
と、変動短縮回数との関係を任意に設定でき、出球調整
等を行い易いようになっている。
【0049】「変動短縮状態」中は、実施例1、あるい
は実施例2のパチンコ機と同様、残りの変動短縮回数、
あるいは消化した変動短縮回数が変動短縮回数表示窓1
4に表示され、遊技者に対して報知されるようになって
いる。
【0050】上記の如く、実施例3のパチンコ機におい
ては、「大当たり状態」終了後の変動短縮回数を、「大
当たり」生起直後に0〜199の値の中から無作為に抽
出されるCObの値に関連させているとともに、その抽
選の結果を「大当たり状態」中に特別図柄表示部で行わ
れる「ビンゴゲーム」の結果で表示するため、遊技者
は、「大当たり」生起か否かを決定する特別図柄の変動
・停止表示ばかりに関心を寄せることなく、「大当たり
状態」中に行われる「ビンゴゲーム」にも大きな関心を
寄せ、いわば、2倍の楽しさを味わうことができる。し
たがって、いつまでも飽きることなく興味を持って遊技
をし続けることができる。
【0051】[実施例4] 実施例4のパチンコ機の構成も、実施例1〜実施例3の
パチンコ機と略同じであり、「大当たり状態」終了後に
「変動短縮状態」が生起するが、このパチンコ機には、
タイマーTが内蔵されており、タイマーTによって規定
される時間(以下、変動短縮時間という)中のみ普通図
柄の変動時間を短縮するようになっている。
【0052】図17のフローチャートは、変動短縮時間
中における実施例4のパチンコ機の作動内容を示したも
のであり、ステップ1〜ステップ2は、実施例1のパチ
ンコ機と同様に作動し、電源投入後に1回目の「大当た
り」が生起し、その後「大当たり状態」が終了すると1
回目の「変動短縮状態」が生起する。次のステップ3で
は、実施例1のパチンコ機と異なり、変動短縮時間とし
てTが10分にセットされる。続くステップ4では、T
にセットされた時間が残っているか否か、短い時間間隔
で繰り返し判断され、Tにセットされた時間が残ってい
ないと判断された場合(すなわち、「変動短縮状態」が
生起してから10分を経過した場合)には、「変動短縮
状態」が終了する。なお、変動短縮時間が10分にセッ
トされ、「変動短縮状態」生起から10分経過した時点
において普通図柄が変動中である場合には、その変動中
の普通図柄の変動時間は短縮される。すなわち、普通図
柄は、変動を開始する時点において「変動短縮状態」で
あれば、変動時間が短縮される。
【0053】また、実施例4のパチンコ機は、Tにセッ
トされる変動短縮時間を適宜変更できるようになってい
る。また、実施例4のパチンコ機は、遊技内容によって
応じてTにセットされる変動短縮時間が変動するように
(たとえば、「7,7,7」あるいは「3,3,3」の
「大当たり図柄」が表示された場合には変動短縮時間を
長くするように)構成することも可能である。さらに、
Tを、遊技者による操作ハンドル作動中にのみ残り時間
が減少するように構成することもできる。
【0054】「変動短縮状態」においては、設定された
変動短縮時間、残りの変動短縮時間、あるいは消費した
変動短縮時間が変動短縮回数表示窓14に表示され、遊
技者に対して報知されるようになっている。
【0055】上記の如く、実施例4のパチンコ機におい
ては、「大当たり状態」終了後に生起する「変動短縮状
態」の期間の長さが、時間によって制限されるので、遊
技者は、かかる時間の中で次回の「大当たり」が生起す
ることに大きな期待を寄せながら、興味を持って遊技を
することができる。
【0056】上記各実施例においては、本発明を、第1
種のパチンコ機に応用した一例について説明したが、本
発明のパチンコ機は、その他の形式のパチンコ機に応用
することも可能である。また、本発明のパチンコ機の構
成は、上記した実施例の態様に何ら限定されるものでは
なく、各種入賞口の形状および個数、障害釘の配置、普
通図柄、特別図柄の表示態様、大入賞口の構造、作動内
容、普通電動役物の構造および機能、大当たり状態にお
ける作動内容、変動短縮回数・変動短縮時間を設定する
際の作動内容、変動短縮状態における作動内容等を、本
発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更できる。
【0057】
【発明の効果】第1の発明は、「大当たり状態」終了後
に、普通図柄の変動時間が短縮される遊技者にとって有
利な「変動短縮状態」を生起させるとともに、その普通
図柄の変動時間を短縮する状態を奏する特別図柄の変動
表示回数、すなわち変動短縮回数を、「大当たり」生起
までに要した特別図柄の変動表示回数と関連づけてお
り、前回の「大当たり状態」終了からその回の「大当た
り」生起までの特別図柄の変動表示回数が前回の「大当
たり状態」終了後に設定された変動短縮回数より少なか
った遊技者には、その少ない回数分だけ、その回の「大
当たり状態」終了後の変動短縮回数が多く設定されるよ
うに構成されているので、第1の発明によれば、遊技者
は、1度「大当たり」が生起した後も、次回の「大当た
り」が直ちに生起することを期待しながら、いつまでも
興味を持って遊技をし続けることができる。
【0058】第2の発明は、「大当たり状態」終了後
に、遊技者にとって有利な「変動短縮状態」を生起させ
るとともに、変動短縮回数を、「大当たり状態」終了後
に繰り返される無作為な抽選の結果に応じて増加させる
ように構成されているので、第2の発明によれば、遊技
者は、変動短縮回数がより多く増加されることに期待し
ながら、興味を持って遊技をすることができる。
【0059】第3の発明は、「大当たり状態」終了後
に、遊技者にとって有利な「変動短縮状態」を生起させ
るとともに、変動短縮回数を、「大当たり」生起直後に
行われる無作為な抽選の結果によって決定するように構
成されているので、第3の発明によれば、遊技者は、い
わば、ダブルチャンスを楽しむことができ、いつまでも
飽きることなく興味を持って遊技をし続けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパチンコ機の正面を示す説明図であ
る。
【図2】パチンコ機の遊技部を拡大して示す説明図であ
る。
【図3】実施例のパチンコ機の背面を示す説明図であ
る。
【図4】カウンタ(LUCZGR)の値と「大当たり図
柄」との関係を示す説明図である。
【図5】「大当たり図柄」を示す説明図である。
【図6】カウンタ(RNDA,RNDB,RNDC)の
値と各特別図柄との関係を示す説明図である。
【図7】大入賞口を示す説明図である。
【図8】パチンコ機の作動内容を示すフローチャートで
ある。
【図9】変動短縮回数表示窓を示す説明図である。
【図10】変動短縮回数表示窓を示す説明図である。
【図11】パチンコ機の作動内容を示すフローチャート
である。
【図12】パチンコ機の作動内容を示すフローチャート
である。
【図13】カウンタ(COb)の数値と変動短縮回数と
「ビンゴゲーム」の結果との関係を示す説明図である。
【図14】「大当たり状態」中に特別図柄表示部で実行
される「ビンゴゲーム」の内容を示す説明図である。
【図15】「大当たり状態」中に特別図柄表示部で実行
される「ビンゴゲーム」の内容を示す説明図である。
【図16】「大当たり状態」中に特別図柄表示部で実行
される「ビンゴゲーム」の内容を示す説明図である。
【図17】パチンコ機の作動内容を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、2・・遊技部、3・・特別図柄表示
部、4・・普通電動役物、5・・左ゲート、6・・右ゲ
ート、7・・大入賞口、8・・電飾ランプ、9・・普通
図柄表示部、10・・左図柄、11・・右図柄、12・
・中図柄、13・・載置部、14・・変動短縮回数表示
窓、15・・操作ハンドル、16・・リセットスイッ
チ、17・・小窓部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 320 A63F 7/02 315

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の特別図柄を表示可能な特別図柄表
    示部と、複数の普通図柄を表示可能な普通図柄表示部
    と、普通電動役物とを有し、遊技球が所定の領域を通過
    あるいは所定の入賞口に入賞することにより普通図柄表
    示部に表示された普通図柄が変動を開始し、変動後に当
    たり表示された場合に、普通電動役物が遊技者にとって
    有利となるように作動するとともに、遊技球が普通電動
    役物に入賞することにより特別図柄表示部に表示された
    特別図柄が変動を開始し、変動後に大当たり表示された
    場合に、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する
    パチンコ機において、 大当たり状態が終了した後に、前記普通図柄の変動開始
    から停止までの時間を、前記特別図柄が予め設定される
    特定回数だけ変動表示するまで短縮するとともに、 その特定回数を、 電源投入後1回目の大当たり状態が終了した後には、一
    定の規定回数とし、 2回目以降の大当たり状態が終了した後には、前回の大
    当たり状態終了後に設定された特定回数よりも少ない回
    数の特別図柄の変動表示でその回の「大当たり」を生起
    させた場合に限って、その差の回数だけ、前回の大当た
    り状態終了後に設定された特定回数より多くすることを
    特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 複数の特別図柄を表示可能な特別図柄表
    示部と、複数の普通図柄を表示可能な普通図柄表示部
    と、普通電動役物とを有し、遊技球が所定の領域を通過
    あるいは所定の入賞口に入賞することにより普通図柄表
    示部に表示された普通図柄が変動を開始し、変動後に当
    たり表示された場合に、普通電動役物が遊技者にとって
    有利となるように作動するとともに、遊技球が普通電動
    役物に入賞することにより特別図柄表示部に表示された
    特別図柄が変動を開始し、変動後に大当たり表示された
    場合に、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する
    パチンコ機において、 大当たり状態が終了した後に、前記普通図柄の変動開始
    から停止までの時間を、前記特別図柄が予め設定された
    特定回数だけ変動表示するまで短縮するとともに、 その普通図柄の変動時間を短縮している状態の間、前記
    特別図柄の変動表示が行われる毎にランダムな抽選を繰
    り返し実行し、その抽選で所定結果を抽選した回数分だ
    け前記特定回数を増加することを特徴とするパチンコ
    機。
  3. 【請求項3】 複数の特別図柄を表示可能な特別図柄表
    示部と、複数の普通図柄を表示可能な普通図柄表示部
    と、普通電動役物とを有し、遊技球が所定の領域を通過
    あるいは所定の入賞口に入賞することにより普通図柄表
    示部に表示された普通図柄が変動を開始し、変動後に当
    たり表示された場合に、普通電動役物が遊技者にとって
    有利となるように作動するとともに、遊技球が普通電動
    役物に入賞することにより特別図柄表示部に表示された
    特別図柄が変動を開始し、変動後に大当たり表示された
    場合に、遊技者にとって有利な大当たり状態が生起する
    パチンコ機において、大当たり状態の生起に伴い ランダムな抽選を実行すると
    ともに、 その大当たり状態が終了した後に、前記普通図柄の変動
    開始から停止表示までの時間を、前記抽選の結果に応じ
    た特定回数だけ短縮することを特徴とするパチンコ機。
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