JP3114417B2 - 作業姿勢評価システム - Google Patents

作業姿勢評価システム

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JP3114417B2 JP6550693A JP6550693A JP3114417B2 JP 3114417 B2 JP3114417 B2 JP 3114417B2 JP 6550693 A JP6550693 A JP 6550693A JP 6550693 A JP6550693 A JP 6550693A JP 3114417 B2 JP3114417 B2 JP 3114417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業負担を作業姿勢に
基づいて所定の評価法に従ってコンピュータ上で定量的
に測定する作業姿勢評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車工場では、最近、難作業の
追放等を目的として、作業者の身体にかかる負担を定量
的に測定する評価法を用いて、作業の改善に適用するこ
とが試みられている(例えば日経メカニカル1991.12.23
号参照)。
【0003】現在、そうした作業負担の評価法としては
いろいろな方法が考案されているが、その中の一つに、
例えば、組み立て作業に従事する作業者の腰部負荷を、
図9に示す規則に従って定量的に評価する方法がある。
【0004】この評価法は、姿勢の負荷と重量物を保持
する負荷と重量物を上げ降ろしする負荷の3つを足し合
わせることによって、作業者の腰にかかる負荷を点数評
価するものである。姿勢の負荷は、図9(a) に示すよう
に、立った時を1点としたときの相対評価で13点ま
で、9ランクの姿勢点に分類し、この姿勢点と1日の延
べ時間(h) とを掛け算して計算する。重量物を保持する
負荷は、図9(b) に示すように、重量物を保持する高さ
(番地)によって0.5点から1.5点まで重量物保持
係数を分類し、この重量物保持係数と質量(Kg)と1日の
延べ時間(h) とを掛け算して計算する。重量物を上げ降
ろしする負荷は、図9(c) に示すように、その落差(ラ
ンク)によって1点から4点まで重量物上げ降ろし係数
を分類し、この重量物上げ降ろし係数と質量(Kg)と1日
の延べ回数/3600とを掛け算して計算する。そし
て、以上の3つの負荷を足し合わせて腰部負荷の評価点
とする(図9(d) 参照)。こうして計算された腰部負荷
の点数が高くなるほど作業負担が高い、つまり難作業で
あると評価されることになる。なお、図9(c) にいうラ
ンクとは同図(b) にいう番地の間隔のことであって、例
えば番地から番地へは2ランクである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の評価法は、実際に存在する車両を前提に、こ
の車両を組み立てる際の作業負荷を評価するというもの
であるから、実際の車両が出来上がってはじめて評価が
可能となる。そのため、評価点が低く何らかの対策を施
す必要があるとされたような場合において、作業負担を
軽減するために車両構造自体を変更しようとすれば大幅
な設計変更を来し、型の改修費などに多大の費用が必要
になる。そこで、実際には、ほとんどの場合、生産現場
側の改善、具体的にはラインの改善によって対応してい
た。しかし、ラインの改善にもある程度コストがかか
る。また、評価を行う際には、評価者は実際に作業姿勢
や作業時間などを観察あるいは測定してから所定の評価
法に従って評価点を計算していたため、評価者により評
価点がばらつくことがあった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、車両の設計段階においてあ
らかじめ作業負荷をコンピュータ上で点数評価すること
ができる作業姿勢評価システムを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、作業負担を作業姿勢に基づいて所定の評
価法に従ってコンピュータ上で定量的に測定する作業姿
勢評価システムであって、初期条件を入力する第1入力
手段と、作業動作に関するコマンドを入力する第2入力
手段と、前記評価法で用いられる各種の係数テーブルを
記憶する記憶手段と、前記コマンドに従って形成された
作業姿勢を認識し前記係数テーブルより当該作業姿勢に
対応する係数を選択し当該係数と前記初期条件とに基づ
いて前記評価法に従って当該作業姿勢における作業負担
を演算する演算手段と、作業者データと作業環境データ
とに基づいて当該作業姿勢において作業者の視点から見
た画面を作成する画面作成手段と、当該画面作成手段に
より作成された画面を表示する表示手段とを有すること
を特徴とする。
【0008】
【作用】このように構成した本発明にあっては、第2入
力手段により入力されたコマンドに従って例えばコンピ
ュータ上のロボットが操作され、所定の作業が実施され
る。演算手段は、その都度ロボットの作業姿勢を認識し
て、記憶手段に格納されている係数テーブルより当該作
業姿勢に対応する係数を選択し、この係数と第1入力手
段により入力された初期条件とに基づいて所定の評価法
に従って当該作業姿勢における作業負担を演算する。こ
の間、画面作成手段は、作業者データと作業環境データ
とに基づいて当該作業姿勢において作業者の視点から見
た画面を作成し、この画面を表示手段に表示させるの
で、例えば部品の取り付け部位が見えないような場合に
は直ちにNGとすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例による作業姿勢評価シ
ステムの構成図、図2は同実施例の動作を示すメインフ
ローチャート、図3は図2のサブルーチンの内容を示す
フローチャート、図4は図2の他のサブルーチンの内容
を示すフローチャート、図5は図2のさらに他のサブル
ーチンの内容を示すフローチャート、図6は図5のサブ
ルーチンの内容を示すフローチャート、図7は図2のさ
らに他のサブルーチンの内容を示すフローチャート、図
8は本実施例による評価の一例を示す図表である。な
お、本実施例の作業姿勢評価システムは、前述した図9
に示す評価法を用いてコンピュータ上で作業姿勢に基づ
く作業負担を点数評価するシステムであって、以下で
は、例えば組み立て工程においてある部品を車体に取り
付ける作業を例にとって説明する。
【0010】この作業姿勢評価システムは、図1に示す
ように、コンピュータ1と、このコンピュータ1にデー
タやコマンドなどを入力するキーボード2と、後述する
各種データを格納するデータベース3と、コンピュータ
による演算処理結果を画面に表示するCRTディスプレ
イ6(以下、単にCRTという)と、コンピュータによ
る演算処理結果をプリントアウトするプリンタ7とで構
成されている。
【0011】前記評価法において初期条件となる当該作
業の1日の作業回数(P)や当該作業で取り付ける部品
の重量(Q)に関するデータは、オペレータがキーボー
ド2を操作することによって入力される。また、コンピ
ュータ上のロボットを動かすコマンドも、キーボード2
によって入力される。このオペレーションの内容として
は、例えば、作業開始位置、部品をピッキングする位
置、部品を取り付ける位置、作業終了位置などロボット
の一連の動作についてのコマンドを入力する。また、デ
ータベース3は、図9(a) に示す姿勢点(R)のテーブ
ルを格納するデータファイル3aと、図9(b) に示す重
量物保持係数(S)のテーブルを格納するデータファイ
ル3bと、図9(c) に示す重量物上げ降ろし係数(V)
のテーブルを格納するデータファイル3cとからなる。
コンピュータ1は、オペレーションに従ってロボットを
動作させつつ、その作業姿勢を認識して前記評価法に従
って作業姿勢を自動的に点数評価する。ロボットの動作
の様子や作業姿勢の評価結果はCRT4の画面に表示さ
れる。また、作業姿勢の評価結果はプリンタ5から出力
することもできる。
【0012】また、コンピュータ1のメモリには、部品
データ、車体データ、作業者データならびに作業環境デ
ータなどが格納されており、コンピュータ1は、作業者
データと作業環境データとに基づいて両者の位置関係を
演算して、任意の作業姿勢において作業者の視点から見
た画面を作成することができるようになっている。
【0013】なお、第1と第2の入力手段はキーボード
2により、記憶手段はデータベース3により、演算手段
と画面作成手段はコンピュータ1により、表示手段はC
RT4によりそれぞれ構成されている。
【0014】このように構成された本システムは、図2
〜図7のフローチャートに従って次のように動作する。
【0015】まず、評価の対象となる部品取り付け作業
について、初期条件としての当該作業の1日の作業回数
(P)と当該作業で取り付ける部品の重量(Q)とをキ
ーボード2によって入力する(S1)。
【0016】次いで、オペレーション信号が入力されコ
ンピュータ上のロボットが動き出すと、コンピュータ1
は、まず、作業開始段階における腰部負荷点(A)を姿
勢ごとに自動的に算出する(S11)。すなわち、図3
に示すように、オペレータによりキーボード2からロボ
ットの作業開始位置が入力されると(S18)、コンピ
ュータ1はあらかじめ組み込まれたプログラムに従って
ロボットを動かして作業を実施させる。その過程におい
て、コンピュータ1は、ロボットの姿勢を認識し、デー
タファイル3a内の姿勢点テーブルをルックアップして
当該姿勢に対応する姿勢点(R)を選択する(S1
9)。そして、姿勢の変化の有無から作業時間(T)(s
ec) をカウントする(S20)。この作業時間(T)が
当該姿勢の持続時間に相当する。それからコンピュータ
1は、作業回数(P)と姿勢点(R)と作業時間(T)
の各値から、所定の計算式(次の式1)に従って姿勢の
負荷点を計算する。この作業開始段階ではいまだ部品を
保持していないため、姿勢の負荷点がそのまま腰部負荷
点(A)となる(S21)。つまり、 腰部負荷点=姿勢の負荷点 =姿勢点(R)×1日の延べ時間 =姿勢点(R)×作業時間(T)×作業回数(P)…式1 その後、ステップ19〜ステップ21で求めたR値、T
値、A値をそれぞれコンピュータ1内のメモリに格納す
る(S22)。コンピュータ1は、以上の処理を作業開
始段階の動作がすべて終了するまで実行する(S2
3)。なお、図8では、作業開始段階において2つの姿
勢をとった場合を例示している。
【0017】その後メインフローに戻って、コンピュー
タ1は次に部品ピッキング段階における腰部負荷点
(B)を姿勢ごとに自動的に算出する(S12)。すな
わち、図4に示すように、オペレータによりキーボード
2から部品をピッキングする位置が入力されると(S2
4)コンピュータ1はあらかじめ組み込まれたプログラ
ムに従ってロボットを動かしてピッキング作業を実施さ
せる。その過程において、コンピュータ1は、ロボット
の姿勢を認識し、データファイル3a内の姿勢点テーブ
ルをルックアップして当該姿勢に対応する姿勢点(R)
を選択し(S25)、さらにデータファイル3b内の保
持係数テーブルをルックアップして当該姿勢において部
品を保持している時の重量物保持係数(S)を選択し
(S26)、そしてさらに部品の上げ降ろしが発生する
場合にはデータファイル3c内の上げ降ろし係数テーブ
ルをルックアップして当該部品の高さ方向の変位置に対
応する重量物上げ降ろし係数(V)を選択する(S2
7)。それから、姿勢の変化の有無から当該姿勢の持続
時間に相当する作業時間(T)をカウントする(S2
8)。それからコンピュータ1は、作業回数(P)と部
品重量(Q)と姿勢点(R)と重量物保持係数(S)と
作業時間(T)と重量物上げ降ろし係数(V)の各値か
ら、所定の計算式(次の式2)に則って姿勢の負荷点と
重量物を保持する負荷点と重量物を上げ降ろしする負荷
点を計算し、それらの結果を足し合わせて当該動作にお
ける腰部負荷点(B)を計算する(S29)。つまり、 腰部負荷点=姿勢の負荷点+重量物を保持する負荷点 +重量物を上げ降ろしする負荷点 =(姿勢点(R)×1日の延べ時間) +(重量物保持係数(S)×部品重量(Q)×1日の延べ時間) +(重量物上げ降ろし係数(V)×部品重量(Q) ×1日の延べ回数/3600) =(姿勢点(R)×作業時間(T)×作業回数(P)) +(重量物保持係数(S)×部品重量(Q) ×作業時間(T)×作業回数(P)) +(重量物上げ降ろし係数(V)×部品重量(Q) ×作業回数(P)/3600)…式2 その後、ステップ25〜ステップ29で求めたR値、S
値、V値、T値、B値をそれぞれコンピュータ1内のメ
モリに格納する(S30)。コンピュータ1は、以上の
処理を部品ピッキング段階の動作がすべて終了するまで
実行する(S31)。なお、図8では、部品ピッキング
段階において2つの姿勢をとった場合を例示している。
【0018】その後メインフローに戻って、コンピュー
タ1は次に部品取り付け段階における腰部負荷点(C)
を姿勢ごとに自動的に算出する(S13)。すなわち、
図5に示すように、オペレータによりキーボード2から
部品の取り付け位置が入力されると(S32)、まず最
初にオペレータによる視認性確認処理がなされる(S3
3)。具体的には、図6に示すように、コンピュータ1
は作業環境データ(実際に部品を取り付ける時の周囲の
状況に関するデータ)と作業者データ(実際に部品を取
り付ける時の作業者の姿勢等に関するデータ)を取り込
んで(S40、S41)、これらのデータに基づき作業
者と作業環境の位置関係を演算する(S42)。そし
て、この演算結果に基づいてCRT4の画面を作業者の
視点からの画面表示に切り替える(S43)。オペレー
タはこの画面を見て、部品を取り付ける時の姿勢の良否
を判定する(S44)。このときの判定基準としては、
作業者が部品の取り付け位置を見ることができない場合
にはNGと判定する。この判定の結果としてOKであれ
ばステップ34に進むが、NGであればステップ32に
戻って別の姿勢を実行させるべくキーボード2を通じて
別の部品取り付け位置を入力する。
【0019】ステップ33において視認性が確認される
と、コンピュータ1はあらかじめ組み込まれたプログラ
ムに従ってロボットを動かして部品の取り付け作業を実
施させる。その過程において、コンピュータ1は、ロボ
ットの姿勢を認識し、データファイル3a内の姿勢点テ
ーブルをルックアップして当該姿勢に対応する姿勢点
(R)を選択し(S34)さらにデータファイル3b内
の保持係数テーブルをルックアップして当該姿勢におい
て部品を保持している時の重量物保持係数(S)を選択
する(S35)。そして、姿勢の変化の有無から当該姿
勢の持続時間に相当する作業時間(T)をカウントする
(S36)。それからコンピュータ1は、作業回数
(P)と部品重量(Q)と姿勢点(R)と重量物保持係
数(S)と作業時間(T)の各値から、所定の計算式
(次の式3)に則って姿勢の負荷点と重量物を保持する
負荷点を計算し、それらの結果を足し合わせて当該動作
における腰部負荷点(C)を計算する(S37)。つま
り、 腰部負荷点=姿勢の負荷点+重量物を保持する負荷点 =(姿勢点(R)×1日の延べ時間) +(重量物保持係数(S)×部品重量(Q)×1日の延べ時間) =(姿勢点(R)×作業時間(T)×作業回数(P)) +(重量物保持係数(S)×部品重量(Q) ×作業時間(T)×作業回数(P))…式3 それから、ステップ34〜ステップ37で求めたR値、
S値、T値、C値をそれぞれコンピュータ1内のメモリ
に格納する(S38)。コンピュータ1は、以上の処理
を部品取り付け段階の動作がすべて終了するまで実行す
る(S39)。なお、図8では、部品取り付け段階にお
いて2つの姿勢をとった場合を例示している。
【0020】その後メインフローに戻って、コンピュー
タ1は次に作業終了段階における腰部負荷点(D)を姿
勢ごとに自動的に算出する(S14)。すなわち、図7
に示すように、オペレータによりキーボード2からロボ
ットの作業終了位置が入力されると(S45)、コンピ
ュータ1はあらかじめ組み込まれたプログラムに従って
ロボットを動かして終了作業を実施させる。その過程に
おいて、コンピュータ1は、ロボットの姿勢を認識し、
データファイル3a内の姿勢点テーブルをルックアップ
して当該姿勢に対応する姿勢点(R)を選択する(S4
6)。そして、姿勢の変化の有無から作業時間(T)を
カウントし(S47)、それから作業回数(P)と姿勢
点(R)と作業時間(T)の各値から、所定の計算式
(前記の式1)に従って姿勢の負荷点を計算するが、こ
の場合にはもはや部品を保持していないため姿勢の負荷
点がそのまま腰部負荷点(D)になる(S48)。その
後、ステップ46〜ステップ48で求めたR値、T値、
D値をそれぞれコンピュータ1内のメモリに格納する
(S49)。コンピュータ1は、以上の処理を作業終了
段階の作動作がすべて終了するまで実行する(S5
0)。なお、図8では、作業開始段階において1つの姿
勢をとった場合を例示している。
【0021】その後メインフローに戻って、コンピュー
タ1はステップ11〜ステップ14までの各作業段階で
計算された腰部負荷点を足し合わせて当該部品の取り付
け作業における作業姿勢の評価点(E)を計算する(S
15)。それから、この作業姿勢点(E)があらかじめ
設定された基準値(N)以上かどうかを判断する(S1
6)。この判断の結果として作業姿勢点(E)が基準値
(N)以上であればCRT4の画面にその旨を表示し
(S17)、基準値(N)より小さければ許容範囲内に
あるものとして終了する。なお、作業姿勢の評価の善し
悪しにかかわらず、図8に示すような評価結果の表をC
RT4に表示させたりプリンタ5からプリントアウトさ
せたりすることもできる。
【0022】したがって、本実施例によれば、コンピュ
ータ1上のロボットを操作して部品の取り付け作業を実
施させるだけで当該作業の負担を自動的に点数評価する
ことができるので、従来のように評価点が評価者により
ばらつくことがなくなり、正確な評価が可能になる。し
かも、コンピュータ1上での評価であるため、実際に存
在する車体構造を前提にすることなく設計段階において
仮想の車体構造に対する作業負担を正確に点数評価する
ことができるようになり、評価点が低い場合には事前に
車体構造の設計変更を行うこともでき、より有利な対策
の確認を行うことができる。
【0023】さらに、本実施例では、作業者の視点から
見た画面をCRT4に表示し、作業姿勢の評価にあたっ
て作業部位の視認性の有無を評価の基準に加味するよう
にしたので、実際の作業者の側に立ったきめ細かな評価
が可能になる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車両
の設計段階においてあらかじめ作業負荷を視認性の確認
とともにコンピュータ上で正確に点数評価することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による作業姿勢評価システム
の構成図である。
【図2】同実施例の動作を示すメインフローチャートで
ある。
【図3】図2のサブルーチンの内容を示すフローチャー
トである。
【図4】図2の他のサブルーチンの内容を示すフローチ
ャートである。
【図5】図2のさらに他のサブルーチンの内容を示すフ
ローチャートである。
【図6】図5のサブルーチンの内容を示すフローチャー
トである。
【図7】図2のさらに他のサブルーチンの内容を示すフ
ローチャートである。
【図8】本実施例による評価の一例を示す図表である。
【図9】作業姿勢の評価法の一例である。
【符号の説明】
1…コンピュータ(演算手段、画面作成手段) 2…キーボード(第1入力手段、第2入力手段) 3…データベース(記憶手段) 4…CRT(表示手段) 5…プリンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業負担を作業姿勢に基づいて所定の評
    価法に従ってコンピュータ上で定量的に測定する作業姿
    勢評価システムであって、 初期条件を入力する第1入力手段と、 作業動作に関するコマンドを入力する第2入力手段と、 前記評価法で用いられる各種の係数テーブルを記憶する
    記憶手段と、 前記コマンドに従って形成された作業姿勢を認識し、前
    記係数テーブルより当該作業姿勢に対応する係数を選択
    し、当該係数と前記初期条件とに基づいて前記評価法に
    従って当該作業姿勢における作業負担を演算する演算手
    段と、 作業者データと作業環境データとに基づいて当該作業姿
    勢において作業者の視点から見た画面を作成する画面作
    成手段と、 当該画面作成手段により作成された画面を表示する表示
    手段と、 を有することを特徴とする作業姿勢評価システム。
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