JP3114416U - 植栽用ポット - Google Patents

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Abstract

【課題】 動物等の食害防止機能を備えた播種から育苗,栽培,植栽に使用される植栽用ポットを提供する。
【解決手段】 この考案の植栽用ポットは、上下貫通した開放端を有する生分解性素材よりなる筒状体の上端を軸心に対し直交方向に近い切口の加圧端4とし、下端を軸心方向に対し鋭角に交差する切口の差込端6とした。
また筒状体素材を竹材とした竹ポットとし、上端側外側を遮蔽された周壁3aとし、下端側周壁3bに多数の根張り用の孔7を設けた。
さらに筒状体の中間部に節部2を介在させ内部の節部,下端側の外周面の表皮,節部より下部の外周面の表皮をそれぞれ切除した。
【選択図】 図1

Description

この考案は播種から育苗,栽培,植栽に使用される植栽用ポットに関する。
従来の植栽用ポットとしては、竹等の腐蝕性素材からなる有底筒体であって、切り込み又は透孔等の脆弱部を設けることによって苗木を埋め込む際に、脆弱部でポットの周壁を分解した状態で苗木を植栽用ポットとともに埋め込むものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−290633号公報(図1,2)
上記従来の植栽用ポットは、素材が竹材であるので腐植が進み、自然に消滅するものの、堅い土壌に埋め込む際には予め土壌にスコップ等によって植栽用ポットを埋めるための穴を掘る必要があった。
さらに切り込み7及び脆弱部Sを設けているために、金槌等のハンマーによって打ち込むこともできないほか、野山の植林したい場所にこの植栽用ポットを埋めた場合は、そのままでは動物によって種子又は苗木が食べられて植林作業が進まないという問題があった。
この考案はこれらの問題点を解決又は改善しようとするものである。
上記課題を解決するための本考案の植栽用ポットは、第1に、上下貫通した開放端を有する生分解性素材よりなる筒状体の上端を軸心に対し直交方向に近い切口の加圧端とし、下端を軸心方向に対し鋭角に交差する切口の差込端としたことを特徴としている。
第2に、筒状体素材を竹材とした竹ポットであることを特徴としている。
第3に、上端側外側を遮蔽された周壁とし、下端側周壁に多数の根張り用の孔を設けたことを特徴としている。
第4に、筒状体の中間部に節部を介在させ内部の節部を切除して上下貫通させたことを特徴としている。
第5に、下端側の外周面の表皮を切除したことを特徴としている。
第6に、節部より下部の外周面の表皮を切除したことを特徴としている。
以上のように構成される本考案の構造によると以下の効果を奏するものである。
(1)上部に加圧端を設けることによって金槌等のハンマーによって打ち込むことができるとともに、下部に差込端を設けることによって植栽する場所が堅い場合でも容易に植栽用ポットを差し込むことができる。上下に貫通しているので根が成長した土壌でも根の先端を周囲の土壌に伸ばすことができ、植栽用ポットの変更や除去の必要がない。
(2)筒状体の素材を竹材としたことによって、後に竹材は腐植によって消滅するので植栽用ポットを除去する必要がないほか、昨今増加傾向にある竹を有効に利用することができる。また筒状体の上端側を遮蔽された周壁とすることによって、植栽した際に内部の苗木やドングリ等の種子を動物等の食害から防ぐことができる。さらに下端側に多数の孔を設けたことによって、その孔を通して根張りが可能であるほか、周壁に設けられた多数の孔を通じて周囲の土壌とポット内部の土壌間の養分や水分の行き来が可能となる。
(3)筒状体の中間部に節部を介在させたことによって筒状体の強度を高めることができるほか、金槌等のハンマーによって打ち込む際に植栽用ポットが破壊されるのを防ぐ補強部となっている。
(4)種子から芽が出て根が成長するまでは植栽用ポットの下端側が根の保護をする構成であるが、一定の成長後は根張りが十分であれば植栽用ポットの必要がなくなる。したがって植栽用ポットの下端側の外周面の表皮を切除しておくことによって、該下端側が腐植し易くなり、根張りの妨げにもなり難い。
(5)節部より下部の外周を切除することによって、下端側の肉厚が薄くなるので植栽に際して容易に植栽用ポットを差し込むことができる。
以下本考案の実施形態を図面に基づき説明する。図1は植栽用ポットの斜視図、図2は山地での使用状態を示す斜視図、図3は傾斜地での施工状態を示す側面図である。植栽用ポット1は孟宗竹等の竹材の節を含む筒状体であり、中間部の節部2を介して上端側の周壁3aと下端側の周壁3bから構成されている。また植栽用ポット1の上端は軸心に対し略直交方向に輪切りされた加圧端4とし、下端側の周壁3bはその外周を鋭角に切除した差込端6として構成されている。
上端側の周壁3aは外部から遮蔽された周壁であるのに対し、下端側の周壁3bには多数の根張り用の孔7が穿設されている。また節部2の内部の節(横隔壁)は切除され加圧端4から差込端6まで上下に貫通した植栽用ポットとして構成されている。さらに下端側の周壁3bの表皮は後に腐蝕し易いように切除されている。
次に上記構成による植栽用ポットの使用方法について説明する。図2に示すように植栽用ポット1を植栽したい場所に埋めるために、図1の矢印に示す方向から木ハンマー等で下端側の周壁3bが土中に埋まる位まで叩き込み又は圧入する。そして内部の土高さが節部2の位置になるように必要に応じて調整した後、ドングリ等の種子11を植栽用ポットの中に入れ、覆土した後に枯葉等で覆っておく。
地上には遮蔽された周壁3aのみが突出して現れている状態であるので、リスやシカ等の動物等に食べられる食害もなく種子は順調に成長し図2に示す苗木12となる。また図3に示すように体型が小柄な傾向の畑ネズミなどは滑りやすい周壁3aに阻止されて上部に上ることができないものであり、畑ネズミによる種子の食害を防ぐことができる。そしてネズミやモグラ等の動物の侵入を周壁3bによって保護された状態で、根は孔7や差込端6を通して根を延ばし土壌中に確実に根張りする。
数年経過後、土中に埋め込まれた周壁3bは腐蝕が進み、分解消滅する。上部の周壁3aも野外の自然条件下で亀裂等を伴いながら分解され、肥料成分となり、木の成育に役立つことになる。
図4,図5は本考案の提案に先立って考案者等が考案した竹材利用のポットを示し、図4の植栽用ポット21は孟宗竹等の竹材を輪切りにし、下端に節部22を残し、上端を開放端としている。節部22の内部の横隔壁は残して底部23とするとともに、該底部23の円周に沿って外皮を切除した円筒形状の周壁24が設けられている。そして底部23及び周壁24には水分又は養分を通す多数の孔26が穿設されている。
植栽用ポット21は予め植栽用の孔を掘っておき、植栽用ポット21を埋める。そして植栽用ポット21の内部に上端部より2cmほど残して鉢底石,土,腐葉土を入れ、ドングリ等の種子を置いてから、土や木葉を被せる。よってこの植栽用ポット21は上部に遮蔽された周壁等を備えていないことから、鹿やリス,畑ネズミ等の動物による食害を防止する必要がない場所での使用に限られるものである。
図5に示す植栽用ポット31は筒状の本体部31aと土台となる脚部31bから構成されている。本体部31aは孟宗竹等の竹材を両端に節部32を残して輪切りにし、節部32,32間の胴部33の上部を切り抜いて平面視で略長方形の開口部34を形成するとともに、胴部33下部には多数の通水用の孔36が穿設されている。
また土台となる脚部31bは一定幅の竹材を円周の略半分で2つに割った構成となっており、上記本体部31aの左右両側の底部及び脚部31bの上部(頂点側)を水平方向に切除し、本体部31aの左右両側の底部及び脚部31bの上部に設けられた孔にピン37等の接続具によって固定し、植栽用ポット31を完成させる。
植栽用ポット31の使用方法としては従来公知のプランターと同様に、胴部33の内部にメッシュ状の砂止めを敷き、次に軽石等の砂利を敷き詰める。そして土を入れてから種子,苗木,球根等を植えて使用するものである。
以上のように構成される植栽用ポットは孟宗竹に限らず他の竹材を使用することも可能であるほか、杉やヒノキ等の間伐材を利用することもできる。また自然材料に限らず生分解性プラスチック材等の自然に消滅する部材を用いて作ることもできる。
本考案の植栽用ポットは、山地に樹木を増やすために植えた種子や苗木の保護だけでなく、庭園で使用することによっても食害防止機能を備えた植栽用ポットとして利用できるほか、竹製の植木鉢として利用することによって装飾品として活用することができる。
本考案の植栽用ポットを示す全体斜視図である。 本考案の植栽用ポットの山地での使用状態を示す斜視図である。 本考案の植栽用ポットの傾斜地での施工状態を示す側面図である。 本考案の植栽用ポットの第2実施形態を示す全体斜視図である。 本考案の植栽用ポットの第3実施形態を示す全体斜視図である。
符号の説明
1 植栽用ポット
2 節部
3a 周壁
3b 周壁
4 加圧端
6 差込端
7 孔

Claims (6)

  1. 上下貫通した開放端を有する生分解性素材よりなる筒状体の上端を軸心に対し直交方向に近い切口の加圧端(4)とし、下端を軸心方向に対し鋭角に交差する切口の差込端(6)とした植栽用ポット。
  2. 筒状体素材を竹材とした竹ポットである請求項1の植栽用ポット。
  3. 上端側外側を遮蔽された周壁(3a)とし、下端側周壁(3b)に多数の根張り用の孔(7)を設けた請求項1又は2の植栽用ポット。
  4. 筒状体の中間部に節部(2)を介在させ内部の節部を切除して上下貫通させた請求項2又は3の植栽用ポット。
  5. 下端側の外周面の表皮を切除した請求項2,3又は4の植栽用ポット。
  6. 節部より下部の外周面の表皮を切除した請求項4又は5の植栽用ポット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010104458A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Aiseru:Kk 骨壺
CN106508579A (zh) * 2016-11-15 2017-03-22 罗逍 一种快速沙漠植树的方法

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