JP3114164U - 簡易式メガネ - Google Patents
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Abstract
【課題】 美容院などで客が手軽に掛けることが出来る樹脂製の簡易式メガネの提供。
【解決手段】 レンズ3,3を取付けたフロント部1の両側には先端部がコメカミ部に当る短いツル2,2を一体成形し、レンズ3,3はフロント中央部の連結部両側に設けた取付け部8,8にネジ止めされ、フロント部両側から外方向へ延びるアーム部6,6の連結部側はレンズ外周になじむ当り面7,7を形成している。
【選択図】 図1
【解決手段】 レンズ3,3を取付けたフロント部1の両側には先端部がコメカミ部に当る短いツル2,2を一体成形し、レンズ3,3はフロント中央部の連結部両側に設けた取付け部8,8にネジ止めされ、フロント部両側から外方向へ延びるアーム部6,6の連結部側はレンズ外周になじむ当り面7,7を形成している。
【選択図】 図1
Description
本発明は手軽に着用することが出来、低コストで製作可能な簡易式メガネに関するものである。
メガネには色々な形態があり、又多種多様なデザイン・装飾が施されている。そして機能面では長時間にわたって着用していても疲れを感じることがないように、チタンなどの材質が使用されて軽くなっている。又、フロント部にリムを備えることなく両レンズを連結部材で直接ネジ止めし、レンズ外側にはヨロイをネジ止め固定した縁なしメガネも多用されている。
図3は最も一般的なメガネを示しているが、該メガネはフロント部(イ)の両側に耳に掛けるツル(ロ)、(ロ)を折畳み出来るように取付けている。そしてフロント部(イ)は両リム(ハ)、(ハ)を連結部材(ニ)にて連結すると共に、両リム(ハ)、(ハ)の外側にはヨロイ(ホ)、(ホ)がロウ付けされ、該ヨロイ(ホ)、(ホ)に上記ツル(ロ)、(ロ)が蝶番(ヘ)、(ヘ)を介して折畳み可能に連結している。そしてリム(ハ)、(ハ)にはレンズ(ト)、(ト)が嵌っている。
上記リム(ハ)はリング状を成しているが、一部にリムロック部を設けて切欠かれ、リム周長を拡大してレンズ(ト)を嵌めることが出来る。リム(ハ)はレンズの外形に合うように成形され、又2次加工としてメッキや塗装が施されることも多い。従って、あくまでもフロント部(イ)に組み付けされた状態で2次加工が行われる為に、レンズ(ト)の形状が変わる場合には、リム形状は該レンズに合った形状に成形される。
上記リム(ハ)、(ハ)に嵌る矯正用レンズは、各自の視力に合った度数のレンズ(ト)、(ト)が使用されるが、新聞や雑誌を読む際に必要な老眼鏡の場合には、一時的に必要な簡易式メガネがあることで便利な時も多い。例えば、女性は定期的に美容院を訪れるが、その時の滞在時間は想像以上に長く、多くの女性は雑誌などを読むことで長い時間を過ごすことが普通である。カラーパーマをする場合には3〜4時間といった長時間かかる。
しかし、読書する際に老眼鏡を必要とする人にとって、自分のメガネを着用したままでは、パーマをする際にカラー薬剤が付着する虞があり、又パーマの熱にてメガネが損傷するケースもある。従って、上記図3に示しているような自分のメガネを掛けたままでパーマをかけることが出来ない。また、耳まで延びるツル(ロ)、(ロ)の存在もパーマをかける際に邪魔になる。
美容院と同じように理容院の場合も、散髪中に耳まで延びるツルを有すメガネを掛けることは出来ない。又、ヘルメットを着用して作業する作業員にとっても、該ヘルメットのままでは従来のメガネは掛け難い。さらに日本髪を結った女優、又カツラを着用した男優も、ツルを耳に掛けてメガネを着用することは容易でない。
実用新案登録第3092291号は「化粧用メガネ」に関する考案であって、化粧をする際に使用され、特に目の周りを化粧する時にメガネが邪魔にならないような構造と成っている。すなわち、フロントフレームに設けている両レンズを各々独立して開閉することが出来るものであり、レンズの下側に位置する両ハーフリムを繋ぐ連結部の両端には回転部材を回転可能に取付け、この回転部材にレンズを取着し、レンズを上方へ回転して持ち上げるようにしている。
実用新案登録第3060371号も「化粧用メガネ」に関するものであり、メガネ枠のブリッジ部に中心点を設け、ボール球に支柱とレンズを設けている。そして移動ツマミを手で持って、1枚のレンズを中心点を支点にして左目部分、右目部分へと左右へ動くことが出来る構造と成っている。
このように、化粧時に使用されるメガネは特別に考案されているが、美容院にて使用される専用のメガネは存在しない。
実用新案登録第3092291号に係る「化粧用メガネ」
実用新案登録第3060371号に係る「化粧用メガネ」
このように、化粧時に使用されるメガネは特別に考案されているが、美容院にて使用される専用のメガネは存在しない。
このように、パーマをかける場合の滞在時間を利用して雑誌などを読むために使用する専用のメガネは知られていない。美容院では一般的なメガネ(老眼鏡)を準備しているところがあるに過ぎない。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であり、用途を限定するものではないが、特に美容院で使うことが出来る簡易式メガネを提供する。
本考案に係る簡易式メガネは樹脂製のフロント部と2本のツルから成り、該フロント部とツルは一体成形され、ツルは耳まで届かずしてコメカミに先端部が当る長さとしている。ツルはフロント部と一体成形されていることで折畳み蝶番を備えておらず、その為にツル先端部は撓み変形することが出来る。ツル先端部はコメカミに当っても痛みを感じないように滑らかな湾曲面を形成し、必要に応じてツル先端にはコメカミパットを取付けることも出来る。
そして、フロント部には2個のレンズが対を成して取付けられているが、該レンズが嵌るリムを持たず、フロント中央部付近でネジ止めされている。フロント中央部には取付け部が設けられ、この取付け部にレンズが当接した状態でネジ止めされ、レンズ外側部(ツル側)はフリーな状態と成っている。すなわち、レンズ内側部が1本のネジで取付け部に固定され、しかも回転しないようにレンズ外周は拘束されている。
本考案の簡易式メガネはフロント部とツルが一体成形されたフレームとして構成され、ツル折畳用の蝶番を備えない簡単な構造と成っている。従って、製作コストは格段に安く、仮に一回限りの使い捨て用のメガネとして用いてもコスト的に大きな負担にはならない。従って、例えば美容院の各顧客に対して常に新しいメガネを提供することも可能である。しかし、本考案の簡易式メガネは光触媒コーティングが施されることで、紫外線を照射して殺菌、防臭、防汚を図ることが出来、常に清潔なメガネを客に提供できる。
そして、この簡易式メガネのツルは耳まで届かず、コメカミに当る短い長さと成っている為に、パーマをかける際に、メガネのツルが邪魔になることはなく、折畳むことが出来なくても保管に際して大きなスペースをとることもない。一方、フロント部にはレンズが嵌るリムはなく、中央部に設けている取付け部にネジ止めされ、レンズ外側部はフリーな状態であるために、ツルを押し開く際にフロント部が変形してもレンズに直接影響することはなく、レンズ割れを発生しない。
図1は本考案に係る簡易式メガネを示す実施例であり、1はフロント部、2はツル、3はレンズを表している。このメガネフレームはフロント部1とツル2,2は樹脂を材質として一体成形され、レンズ3,3はフロント部1にネジ止めにて固定されている。フロント部1の中央には連結部5が設けられ、該連結部5の両側には鼻当てパット部4,4が形成されている。
連結部5を中心として両側へ延びるアーム部6,6は滑らかに湾曲し、その連結部側ではレンズ3の外周がなじむように、同一形状当り面7,7を形成している。そして、該当り面7,7にレンズ3,3を当接した状態で連結部5の両側に設けている取付け部8,8にレンズ3,3の内側部をネジ止めしている。レンズ3は当り面7に外周がなじんだ状態で取付け部8にネジ止めされるために、ネジを中心として回転することはない。
ところで、同図から明らかなようにツル2,2はフロント部1と一体化しており、蝶番を備えていない。従って、該ツル2,2は折畳むことは出来ず、この状態で顔に掛けることが出来、この際、ツル2,2の先端部は顔のコメカミに当る。フロント部1は鼻当てパット部4,4が鼻に当って支えられ、ツル2,2の先端部は両コメカミを挟み込むように掛けることが出来る。
その為に、ツル2,2は内側へ傾いて延びており、顔に掛けることでツル2,2は外方向へ押し開かれる。ここで、ツル先端部9,9は滑らかに湾曲してコメカミに当って押圧しても痛みを感じないように成っている。ツル2,2は顔のコメカミ幅に押し開かれ、その結果、フロント部1の両アーム部6,6も撓み変形することになる。しかし、レンズ3,3はその内側部である連結部側だけが取付け部8,8にネジ止めされた状態であるために、レンズ3,3に無理をかけることはない。すなわち、アーム部6,6が撓み変形しても、レンズ3,3が割れることはない。
図2は本考案に係る簡易式メガネを示す他の実施例である。基本的な形状は前記図1に示している簡易式メガネと同じであるが、レンズ3,3の形状、取付け部8,8の形状、及びツル2,2の形状が多少違っている。
本考案の簡易式メガネは、不特定多数の客が使用する為に、表面は光触媒コーティングが施されている。従って、紫外線が当ることにより半永久的に殺菌、防汚、防臭を行うことが出来、清潔なフレームを保ち得る。美容院では、客が一旦使用したメガネは紫外線が照射されて、殺菌処理、防臭処理、及び防汚処理が行われる。
又、フロント部に取付けられるレンズは強、中、弱の既製度数のバリエーションが準備されており、これら各レンズの度数はフレームのカラーによって仕分けされている。従って、顧客はフレームのカラー色をもとに迷うことなく自分に合うメガネを選択することが出来る。
1 フロント部
2 ツル
3 レンズ
4 鼻当てパット部
5 連結部
6 アーム部
7 当り面
8 取付け部
9 先端部
2 ツル
3 レンズ
4 鼻当てパット部
5 連結部
6 アーム部
7 当り面
8 取付け部
9 先端部
Claims (3)
- 手軽に掛けることが出来る樹脂製の簡易式メガネにおいて、レンズを取付けたフロント部の両側には先端部がコメカミ部に当る短いツルを一体成形し、レンズはフロント中央部の連結部両側に設けた取付け部にネジ止めされ、フロント部両側から外方向へ延びるアーム部の連結部側はレンズ外周になじむ当り面を形成したことを特徴とする簡易式メガネ。
- 上記メガネのフレームの表面に光触媒コーティングを施した請求項1記載の簡易式メガネ。
- 上記レンズの度数をフレームのカラーにて識別した請求項1、又は請求項2記載の簡易式メガネ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004961U JP3114164U (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | 簡易式メガネ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004961U JP3114164U (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | 簡易式メガネ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114164U true JP3114164U (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=43276492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005004961U Expired - Fee Related JP3114164U (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | 簡易式メガネ |
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JP (1) | JP3114164U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2011068051A1 (ja) * | 2009-12-03 | 2013-04-18 | 興和株式会社 | 眼鏡 |
JP2014149415A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Bomber Design Works Co Ltd | メガネフレーム |
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2005
- 2005-06-28 JP JP2005004961U patent/JP3114164U/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2011068051A1 (ja) * | 2009-12-03 | 2013-04-18 | 興和株式会社 | 眼鏡 |
JP5683487B2 (ja) * | 2009-12-03 | 2015-03-11 | 興和株式会社 | 眼鏡 |
US9039167B2 (en) | 2009-12-03 | 2015-05-26 | Kowa Co., Ltd. | Glasses |
JP2014149415A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Bomber Design Works Co Ltd | メガネフレーム |
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