JP3114045B2 - エレベータ用非常止め装置及びエレベータ - Google Patents

エレベータ用非常止め装置及びエレベータ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ用非常止め装
置及びエレベータに係り、エレベータにおいての下降お
よび上昇速度が所定値より速くなったときに動作し、特
に、高速エレベータに好適な軽量のエレベータ用非常止
め装置及びエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータには、駆動するロープの切断
等により乗りかごが落下した際に、乗客に危害を与えな
い減速度(規格では9.8m/s2 以下)で乗りかごを
停止させる安全装置、すなわち非常止め装置を設置する
ことが義務づけられている。従来の非常止め装置の構造
としては、弾性体で囲われた内に2個のくさび形状の摩
擦材(以後制動子と表記する)を配して、乗りかごが所
定の速度以上に達した場合に、昇降路の壁に設置された
エレベータ用ガイドレールを2個の制動子で挟み込み、
制動子で弾性変形させた弾性体によって生じる力で、制
動子をエレベータ用ガイドレールに押しつけ、制動力を
発生させるものである。すなわち、非常止め装置は、動
作すると乗りかごの両側の昇降路壁に設置されたガイド
レールを摩擦材である制動子が挾みこみ、同時に制動子
を囲むように配置された弾性体を押し広げ、弾性変形さ
せて押しつけ力を発生させ、乗りかごを制動させる機構
になっている。一方、ビルの高層化にともないエレベー
タの高速化、長行程化が求められており、その結果、非
常停止時の動作速度、停止距離が増し、非常止め装置が
制動すべきエネルギ(以後、制動エネルギと表記する)
が大幅に増大するという新たな問題が生じている。
【0003】制動子の摺動面に複数のセラミックス摩擦
片を嵌め込み、摩擦係数と耐摩耗性をます方法が特開昭
59−7682号公報に示されている。また、制動子の
摩擦係数を増す他の方法として、摩擦によって生じる熱
で高温になっても制動子の摩擦係数が低下しないよう
に、摺動表面を耐熱材料の薄膜で覆う方法が特開昭62
−269875号公報に示されている。また、制動子の
摺動面に硬質粒子を突出させ摩擦係数を増す方法が、特
開昭62−249879号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の材料を用いたま
まで制動エネルギを増すために、制動子をガイドレール
に押し付ける力を増大させると、弾性体が大型化し、非
常止め装置の重量が増大する。非常止め装置の重量増加
は乗りかごの重量増加に直結し、エレベータ駆動系の馬
力アップを必要とするものである。さらに、乗りかごの
重量増加は、ロープの本数増加、大径化を必要とし、非
常止め装置に求められる制動エネルギの一層の増加を引
き起こす悪循環になる。従って、エレベータのより一層
の高速化、長行程化には、制動子を押し付ける力を増す
方法ではなく、制動子の摩擦係数の増加、耐摩耗性の向
上を達成することが必要不可欠である。
【0005】また、従来制動子に用いられていたFC2
50を代表とする鋳鉄は、摩擦係数の安定性に優れ、比
較的耐摩耗性に優れる。しかし、制動エネルギが増す
と、摩擦係数と耐摩耗性が大幅に低下する。この原因
は、制動エネルギの増加、すなわち摩擦熱の増加によっ
て摺動面の温度が増し、材料の強度が大幅に低下するた
めである。従って、制動エネルギが増しても摩擦係数と
耐摩耗性を低下させないためには、制動子材料として高
温での強度低下の少ない材料を用いる必要がある。
【0006】上記従来技術には、以下に示すような問題
があった。特開昭59−7682号公報に記載された従
来技術では、摺動面に脆性材料であるセラミックス片を
設置しているために、数百kgに達する剪断力によって
破壊する可能性があり、信頼性に問題があった。特開昭
62−269875号公報に記載された従来技術では、
摺動面の耐熱材料薄膜が摩耗した後の摩擦係数の変化に
ついての検討がなされておらず、その信頼性に問題があ
った。特開昭62−249879号公報に記載された従
来技術では、突出粒子の脱落によって摩擦係数が変化す
る可能性があり、その信頼性に関する検討が十分ではな
い。
【0007】本来、制動子に求められる特性は、 押しつけ力を効率良く制動力に変換するために、摩擦
係数が高いこと 線形の弾性体を用いるため、耐摩耗性に優れているこ
と 相手レールへの損傷が少ない、すなわちかじり現象が
少ないこと そして安全装置の重要部材として、信頼性が高いこと であり、以上の要求特性から、制動子として鋳鉄FC2
50が用いられてきたが、しかし、制動エネルギの増大
に対しFC250では摩擦係数、耐摩耗性の特性におい
て十分ではない。そこで本発明者らは、制動エネルギを
増大すべく、制動子の材質、摺動面の形状について、各
種の検討を加えて本発明に至った。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、信頼性が高く、より大きな制動エネルギに対応
できるエレベータ用非常止め装置を提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、上記問題点を解決し、
信頼性と安全性が高く、高速でも昇降可能なエレベータ
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、非常止め装置制動子の対向面に、高温でも機械強度
が低下せず、高い摩擦係数と耐摩耗性を維持できるモリ
ブデン合金、あるいはタングステン、あるいはコバルト
合金、あるいは鉄−ニッケル−コバルト−クロム合金を
配置した。上記モリブデン合金、タングステン、コバル
ト合金、鉄−ニッケル−コバルト−クロム合金は、加工
性が悪いため、以下の方法を用いて制動子の対向面に配
置した。まず、モリブデン合金、タングステンは形成の
容易なピン状もしくは板状とし、摺動方向に対して鋭角
に差し込み、配置した。また、上記モリブデン合金、タ
ングステンが非常止め装置制動子に確実の装着されるよ
うに、溶射によって対向面を被覆した。また、コバルト
合金、鉄−ニッケル−コバルト−クロム合金はモリブデ
ン合金、タングステンに比べ比較的加工性がよいためボ
ルト状に加工し、制動子に加工したねじ穴に、ねじ締結
した。また、上記コバルト合金、鉄−ニッケル−コバル
ト−クロム合金が非常止め装置制動子に確実の装着され
るように、肉盛り加工によって対向面に金属冶金的に接
着した。
【0010】
【作用】非常止め装置の制動子摺動部に配置されたモリ
ブデン合金、タングステン、コバルト合金、鉄−ニッケ
ル−コバルト−クロム合金などは、摩擦熱によって温度
が上昇しても、強度低下が生ぜず、高い摩擦係数と耐摩
耗性を維持できるため、より大きい制動エネルギに対応
できる。ピン状もしくは板状に形成され、非常止め装置
の制動子の摺動部に、摺動方向に対して鋭角に差し込こ
まれたモリブデン合金もしくはタングステンは、摺動時
の摩擦力によって、制動子により一層食い込むため、非
常止め装置の制動子から脱落することがない。また、モ
リブデン合金もしくはタングステン製のピンに、摩擦力
によって生じる力は圧縮力であるため、比較的伸びの少
ないモリブデン合金もしくはタングステンでも破壊する
ことはない。溶射法は高融点材料であるモリブデン合金
もしくはタングステンを、容易に制動子のガイドレール
対向面を被覆することができ、被膜厚さが厚くとれ、密
着力も高いため、信頼性が高い。ボルト状に加工された
コバルト合金、もしくは鉄−ニッケル−コバルト−クロ
ム合金は、ねじ締結であるため、非常止め装置の制動子
に確実の装着される。また、肉盛り法によって、モリブ
デン合金、タングステン、コバルト合金、鉄−ニッケル
−コバルト−クロム合金等を制動子のガイドレール摺動
面に配置することで、制動子に金属冶金的に接合され、
信頼性高く配置することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。図1は、本発明のエレベータの乗りかごの概略
を示す斜視図である。図1において、乗客を乗せる乗り
かご1は、ロープ2によって建物最上階にある駆動系
(図示せず)に連結されている。本図では簡略化のため
にドア開閉機、外枠の詳細等は図示してはいない。昇降
路の両側には、乗りかご1の昇降時にガイドするガイド
レール3が設置されている。なお、ガイドレール3は片
側だけを図示し、且つ一部を省略してある。乗りかご1
の下端部には、2台(以後、1組と表記する)の非常止
め装置4が、ガイドレール3を囲むように設置されてい
る。なお、非常止め装置4は、制動子、弾性体の支持部
品、ケーシング等の詳細を簡略して図示してある。
【0012】図2は、本発明の非常止め装置の一実施例
を説明するための正面詳細図である。図2において、ガ
イドレール3は、他部品を説明するため断面で図示す
る。また、非常止め装置4の構造はガイドレール3をは
さみ左右対称であるため、名称表示の符号は片側だけに
表示する。図2において、非常止め装置4の動作時にガ
イドレール3をはさみ込み、制動力を発生する制動子5
は、ガイドレール3をはさみ込むように、2個が1台の
非常止め装置4に設置されている。非常止め装置4の動
作時に制動子5をガイドレール3におしつける弾性体6
は、本実施例ではU字型のバネを用いている。非常止め
装置4の動作時に制動子5が所定位置に移動するよう
に、移動をガイドするガイドプレート7が設置されてい
る。なお、非常止め装置4のこれらの構成部品はケーシ
ング8に収容されている。
【0013】図3は、非常止め装置が動作した状態を示
す該略図である。図3において、制動子5は、引き上げ
られた際に、ローラ9によりガイドレール3を挾み込む
ようにガイドされる。なお、説明のためにケーシング、
ガイドプレート等の部品は省略し図示していない。
【0014】以下、図1、2、3を用いて本発明の非常
止め装置4の動作を説明する。乗りかご1の移動速度が
定格速度を超える設定速度に達すると、最上階に設置さ
れた速度感知装置が動作し、非常止め装置4と連結して
いるロープ(図2には図示せず、以後ガバナロープと表
記する)を捕捉する。ガバナロープは制動子5と連結さ
れており、落下する乗りかご1に装着された非常止め装
置4に対し、制動子5は相対的に引き上げられ、図3に
示すように、乗りかご1の両側の昇降路壁に設置された
ガイドレール3を挾みこみ、同時に制動子5を囲むよう
に配置されたU字形の弾性体6を押し広げ、弾性変形さ
せて押しつけ力を発生させ、乗りかご1を制動させる。
【0015】次に本発明の一実施例である非常止め装置
の要部である制動子について、以下、詳細に説明する。
図4は、本実施例における制動子の概略外観図であり、
側面に形成されているガイド溝は省略し図示していな
い。図4において、制動子5aには、ガイドレール対向
面にピン状の摩擦材10が圧入されている。本実施例で
はコバルトを2重量%含むモリブデン合金(以後、Mo
−2%Co合金と表記する)を用いた。なお、以後の表
記においては合金組成を示す場合、特にことわりのない
かぎり重量%である。
【0016】図5は、図4におけるI−I断面をA方向
から見た断面の一部である。図5において、制動子5a
は炭素鋼11により構成され、本実施例ではS25Cを
用いた。ピン状の摩擦材10は、ガイドレール対向面か
ら端面が飛び出しており、かつ図中θで示す角度を鋭角
に圧入されている。本実施例では30度〜60度の範囲
で設定した。その結果、非常止め装置動作時に摩擦材1
0は押し込まれる力を受けるため、脱落し難く、且つ確
実に押しつけ力をガイドレール3に伝えることができ
る。
【0017】なお、本実施例ではピン状摩擦材を圧入し
ているが、ピン状摩擦材にねじ山を設け、制動子に設け
たねじ穴に挿入固定してもよい。その場合、接着剤を併
用すると強固に固定することができる。また、上記実施
例は、摩擦材が棒状であるが、板状のものを用いること
もできる。すなわち、板状の摩擦材の肉厚端面が、ガイ
ドレールとの摺動面になるように制動子へ差し込み固定
してもよい。その場合、板状摩擦材の端面の長手方向を
摺動方向へ向けると効果的である。
【0018】非常止め装置の動作速度を高くした場合、
もしくは押し付け力を大きくして面圧を増した場合、摩
擦係数は低下する。この原因は、摩擦によって生じる熱
が摩擦材の強度を低下させ、摩擦力によって摩耗するた
めである。従来の鋳鉄FC250(JIS規格)は、摩
擦係数が安定であり、比較的耐摩耗性が優れるが、高速
摺動には使用困難である。そこで、本実施例では高温で
の強度低下が少ない材料であるMo−2%Co合金を摩
擦材10に用いた。
【0019】摩擦材10を構成するMo−2%Co合金
は、高温でも強度の低下が生じないため、摩擦係数の低
下、耐摩耗性の低下がきわめて少なく、大きい制動エネ
ルギにも対応が可能であり、高速エレベータにも適用可
能である。さらに、摩擦係数が安定であるため、人命を
守る非常止め装置に好適である。Mo自体、高融点材料
であり、高温時の強度低下は少ないが、Coを添加する
ことによって高温時の強度低下は一層少なくなる。
【0020】各種検討した結果、合金とほぼ同様の特性
を持ち、摩擦係数が安定で非常止め装置好適である材料
は、Mo合金では、Mo−Ni、Mo−Cr、Mo−
V、Mo−Fe、Mo−Zr等の合金である。各々具体
的には、Mo−0〜2%Ni、Mo−0〜4%Cr、M
o−0〜6%V、Mo−0〜2%Fe、Mo−0〜4%
Zr合金である。これらのNi、Cr、V、Fe、Zr
はCoと同様の効果を生みだし、高温時の強度低下を小
さくする。これらの中では、Mo−Ni、Mo−Co、
Mo−Cr、Mo−Feの特性が優れている。Mo合金
以外ではタングステン(以後、Wと表記する)が高温で
も強度の低下が生ぜず、摩擦係数が安定である。しかし
ながら、上記Mo合金、Wは加工性が劣るため、制動子
5a全体を形成することが容易ではない。従って、比較
的容易なピン形状に加工し、S25C製の制動子5aに
圧入することで、容易に摺動面に配置することができ
る。
【0021】次に本発明の他の実施例を、図6及び図7
を用いて説明する。図6は本発明の他の実施例の非常止
め装置における制動子の概略外観図である。また、図6
における II−II 断面をA方向から見た断面の一部を図
7に示す。図7において、制動子5bは炭素鋼11(S
25C)で構成されている。摺動面には溶射法によって
Mo層12が形成されている。本実施例では、溶射粉末
の製造を考慮し、製造が容易であるMo単体を用い、他
の元素は意図的には添加しなかった。
【0022】本制動子5bの製造方法を以下説明する。
まずS25Cで本体を形成し、摺動面に複数の溝を形成
する。次にガイドレール対向面にサンドブラスト処理を
施し、溶射膜の密着性を増す微細な凹凸11aを形成す
る。次いでプラズマ溶射法によって、上記Moをガイド
レール対向面に被覆する。本実施例では溶射膜厚みを約
0.5mmとした。Mo合金被覆後、摺動面を再加工
し、平滑な摺動面と所定寸法に仕上げる。図4及び図5
に示した実施例のごとく、WでもMoと同様の効果が得
られるが、溶射性を考慮するとMoが優れる。また、本
実施例では溶射法としてプラズマ溶射法を用いたが、本
発明はプラズマ溶射法に限定されるものではなく、高速
フレーム溶射法でも、爆発溶射法でもよい。また、減圧
状態でプラズマ溶射法を用いる減圧溶射法は、膜の密着
性が良く、人命を守る最終安全装置として高い信頼性を
要求されるエレベータの非常止め装置に最も適した溶射
法である。
【0023】次に、図8及び図9により本発明の他の実
施例を説明する。図8は、本発明の他の実施例である非
常止め装置における制動子の概略外観図、図9は、制動
子5cの III−III 断面をA方向から見た断面の一部を
示す図である。図9において、制動子5cは炭素鋼11
(S25C)で構成され、Co合金からなるボルト13
が、制動子5cに加工されたねじ穴14にねじ止めされ
ている。本実施例ではCo合金としてCo−10%Ni
−20%Cr−10%W合金を用いた。本合金は高温で
の強度低下が小さく、特性が安定であるため、エレベー
タの非常止め装置の摩擦材料として適する。なお、本発
明は上記組成に限定されず、Co−10〜30%Ni−
20〜30%Cr−5〜15%W合金の範囲であれば、
特性は満足する。また、耐摩耗性は上記Co合金にやや
劣るが、加工性が良好なFe−Ni−Co−Cr合金で
もボルト13は形成可能であり、特性も満足する。具体
的には、Fe−10〜35%Ni−10〜30%Co−
10〜20%Cr合金である。摩擦材はボルト状に加工
されているため、ボルト加工時の精度を守れば、制動子
面から飛び出る高さは均一であり、組立て後の摺動面の
再加工の必要はない。また、ねじ締結であるため確実に
制動子5cに固定され、信頼性が高い。
【0024】図10は、図9と同様に制動子5cの縦断
面の一部で、ボルトをより確実に制動子5cに固定した
実施例を示す図である。図10では、Co−Ni−Cr
−W合金、もしくはFe−Ni−Co−Cr合金からな
るボルト13aの下端面に、逆ねじ穴15を形成してあ
る。ボルト13aを制動子5cに加工したねじ穴14に
ねじ止めしたあと、制動子5cの背面に加工されたざく
り穴16から、逆ねじのボルト17を挿入し、ボルト1
3aの逆ねじ穴15にねじ止めし、ボルト13aとボル
ト17によって制動子5cをはさみ込み、一層強固に固
定する。本方法であれば、ボルト13aの固定が強固に
なるばかりでなく、ボルト13aと制動子5cとの接着
が強固になるため、熱伝導度が増し摩擦熱の拡散が効果
的となり、摩擦熱による摩擦係数の低下がより低くな
る。なお、本実施例ではボルトを摺動面に直行して設け
ているが、図5に示したものと同様に、摺動方向に対し
て鋭角に固定してもよいことはもちろんである。
【0025】次に、図11及び図12を用いて本発明の
他の実施例を説明する。図11は、本発明の他の実施例
である非常止め装置における制動子の概略外観図で、制
動子5dの IV−IV 面をA方向から見た断面の一部を図
12に示す。図12において、制動子5dは炭素鋼11
(S25C)で構成され、摺動面には、肉盛り法によっ
て形成したCo−Ni−Cr−W合金層、もしくはFe
−Ni−Co−Cr合金層からなる肉盛り層18が形成
されている。なお、合金の詳細な組成は図8、図9、図
10等で示した実施例と同様である。
【0026】本制動子5dの製造方法を以下に説明す
る。まず、S25Cで制動子の概略形状を作成し、次に
摺動面に肉盛り加工を施し、Co−Ni−Cr−W合金
層、もしくはFe−Ni−Co−Cr合金層を形成す
る。次いで、溝19の加工を行い摺動面に複数の溝を形
成する。その後、摺動面と背面を所定寸法に仕上げ、制
動子を作成する。本実施例では、Co−Ni−Cr−
W、もしくはFe−Ni−Co−Crからなる合金層
(肉盛り層18)は制動子材料(炭素鋼11)に冶金的
に結合しているため、強固な結合力となっており、非常
止め装置の動作時に生じる剪断力に対しても剥離、脱落
が生じることはなく、人命を守る最終安全装置として高
い信頼性を要求されるエレベータの非常止め装置に適す
る。
【0027】上述のように、非常止め装置制動子の摺動
面に配置されたMo合金、W、Co合金、Fe−Ni−
Co−Cr合金は、摩擦熱による温度上昇によっても機
械的強度が低下せず、高い摩擦係数と耐摩耗性を維持で
きる。その結果、大きい制動エネルギに対応できる軽
量、高信頼性の非常止め装置が実現できる。また、大き
い制動エネルギに対応できる軽量で信頼性の高い非常止
め装置が実現できることによって、高速、大容量で且つ
信頼性の高いエレベータが実現できる。
【0028】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、信頼性が
高く、より大きな制動エネルギに対応できるエレベータ
用非常止め装置が得られ、信頼性と安全性が高く、高速
でも昇降可能なエレベータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエレベータ乗りかごを示す
概略斜視図。
【図2】本発明の一実施例の非常止め装置を示す正面
図。
【図3】本発明の一実施例の非常止め装置の動作状態を
示す概略斜視図。
【図4】本発明の一実施例の非常止め装置制動子を示す
概略斜視図。
【図5】図4の一部断面拡大図。
【図6】本発明の他の実施例の非常止め装置制動子を示
す概略斜視図。
【図7】図6の一部断面拡大図。
【図8】本発明の他の実施例の非常止め装置制動子を示
す概略斜視図。
【図9】図8の一部断面拡大図。
【図10】本発明の他の実施例の非常止め装置制動子を
示す一部断面拡大図。
【図11】本発明の他の実施例の非常止め装置制動子を
示す概略斜視図。
【図12】図11の一部断面拡大図。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 ロープ 3 ガイドレール 4 非常止め装置 5、5a、5b、5c、5d 制動子 6 弾性体 7 ガイドプレート 8 ケーシング 9 ローラ 10 ピン状摩擦材 11 炭素鋼 11a 凹凸 12 Mo層 13、13a ボルト 14 ねじ穴 15 逆ねじ穴 16 ざくり穴 17 逆ねじボルト 18 肉盛り層 19 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 簀河原 準 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社 日立製作所 水戸工場内 (56)参考文献 特開 昭62−235462(JP,A) 特開 昭62−269875(JP,A) 特開 昭62−249879(JP,A) 特開 平6−115847(JP,A) 特開 平7−41272(JP,A) 実開 昭55−136756(JP,U) 実公 昭54−8529(JP,Y2) 実公 昭59−31650(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 5/00 - 5/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの昇降路壁に設置されたガイ
    ドレールに対向して配置された制動子と、前記エレベ−
    タの乗りかごが所定速度以上になったとき、前記制動子
    を前記ガイドレールに押しつける弾性体とを備えるエレ
    ベータ用非常止め装置において、前記制動子は、前記ガ
    イドレールとの対向面に、モリブデン合金もしくはタン
    グステンからなるピン状摩擦材の少なくとも1本以上
    が、摺動方向に対して鋭角に差し込まれていることを特
    徴とするエレベータ用非常止め装置。
  2. 【請求項2】 前記ピン状摩擦材はねじ山が切られ、前
    記制動子に設けられたねじ穴に挿入固定されていること
    を特徴とする請求項1記載のエレベータ用非常止め装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ピン状摩擦材は、頭部が前記対向面
    より突出していることを特徴とする請求項1又は2記載
    のエレベータ用非常止め装置。
  4. 【請求項4】 エレベータの昇降路壁に設置されたガイ
    ドレールに対向して配置された制動子と、前記エレベ−
    タの乗りかごが所定速度以上になったとき、前記制動子
    を前記ガイドレールに押しつける弾性体とを備えるエレ
    ベータ用非常止め装置において、前記制動子は、前記ガ
    イドレールとの対向面に、コバルト合金もしくは鉄−ニ
    ッケル−コバルト−クロム合金からなるボルト状摩擦材
    の少なくとも1本以上が、挿入固定されていることを特
    徴とするエレベータ用非常止め装置。
  5. 【請求項5】 前記ボルト状摩擦材は、摺動方向に対し
    て鋭角に挿入固定されていることを特徴とする請求項4
    記載のエレベータ用非常止め装置。
  6. 【請求項6】 前記ボルト状摩擦材は、頭部が前記対向
    面より突出していることを特徴とする請求項4又は5記
    載のエレベータ用非常止め装置。
  7. 【請求項7】 エレベータの昇降路壁に設置されたガイ
    ドレールに対向して配置された制動子と、前記エレベ−
    タの乗りかごが所定速度以上になったとき、前記制動子
    を前記ガイドレールに押しつける弾性体とを備えるエレ
    ベータ用非常止め装置において、前記制動子は、前記ガ
    イドレールとの対向面に、モリブデン合金もしくはタン
    グステンからなる板状摩擦材の少なくとも1個以上が、
    摺動方 向に対して鋭角に断面を前記対向面より突出して
    差し込まれていることを特徴とするエレベータ用非常止
    め装置。
  8. 【請求項8】 昇降路を上下する乗りかご、前記乗りか
    ごを駆動する駆動系、前記乗りかごと前記駆動系とを連
    結するロープ、前記乗りかごに取り付けられている非常
    止め装置とを備えるエレベータにおいて、前記非常止め
    装置は、請求項1ないしのうちいずれかに記載の非常
    止め装置であることを特徴とするエレベータ。
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