JP3113948U - 加熱用調理容器 - Google Patents

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アリム プラカサ
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Abstract

【課題】付加価値の高い加熱用調理容器を提供すること。
【解決手段】底部と側部を有し、複数の金属層を積層一体化してなる加熱用調理容器であって、前記加熱用調理容器の内面に位置する内層部をステンレスにより構成し、前記加熱用調理容器の外面に位置する外層部をアルミニウムにより構成し、前記加熱用調理容器の底部の外層部にステンレス製の底板を貼り付けたことを特徴とする、加熱用調理容器。
【選択図】図1

Description

本考案は、加熱用調理容器に関するものである。特に複数の金属層を積層一体化して構成した加熱用調理容器に関するものである。
従来、加熱用調理容器、例えば、フライパン等において、アルミニウムとステンレスを張り合わせ2層構造としたものや、3層構造としたもの、あるいは5層構造等の複数の層で形成した加熱用調理容器が知られている。
電磁調理器を使用して、上記加熱用調理容器を電磁調理器により調理する場合には、該加熱用調理容器が電磁調理器と接する底部をステンレスとする必要がある。
図3に示すように、2層に形成したものでは、電磁調理器で使用する際に、磁性のステンレス部aを外層に配置しアルミニウム部bを内層に配置して形成する。
また、アルミニウムをステンレスで挟み込むことで3層に形成し、電磁調理器による使用を可能とする、加熱用調理容器が従来知られている。
また、5層構造とし、最も外側の層をステンレスにより構成することで、強度を強くすると共に、ステンレス部を電磁調理器に接するものとする事も可能である。
上記した従来の加熱用調理容器には次のような問題点がある。
(1) 2層構造としたものは、ステンレス部を外層部に位置する必要があるため、アルミニウム部を内層部に位置して形成する。このため、アルミニウム特有の加工を加熱用調理容器の外面に施すことが不可能であると共に、ステンレス部特有の加工を内面に施すことも不可能である。
(2) 2層で形成したものは、熱による耐変形性に弱いものであった。
(3) 3層、5層等の多重層により構成したものは、重量が増し取り扱いの容易性が犠牲となるものであると共に、使用材料の増加によりコストが増加するものであった。
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、付加価値の高い加熱用調理容器を提供することにある。
また、簡易に形成可能であり、取り扱い性に優れ、耐久性及び耐変形性及び熱出力に優れ、製造コストの安い加熱用調理容器を提供することにある。
上記の課題を達成するため、本願の第1考案に係る加熱用調理容器は、底部と側部を有し、複数の金属層を積層一体化してなる加熱用調理容器であって、前記加熱用調理容器の内面に位置する内層部をステンレスにより構成し、前記加熱用調理容器の外面に位置する外層部をアルミニウムにより構成し、前記加熱用調理容器の底部の外層部にステンレス製の底板を貼り付けたことを特徴とするものである。
本願の第2考案に係る加熱用調理容器は、第1考案に記載の加熱用調理容器において、金属層を外層部と内層部の2層として形成したことを特徴とするものである。
本願の第3考案に係る加熱用調理容器は、第1考案又は第2考案に記載の加熱用調理容器において、ステンレス製の底板に、底板を貫通する切り込みを設け、加熱用調理容器の底部に、アルミニウム製の外層部の一部を露出したことを特徴とするものである。
本願の第4考案に係る加熱用調理容器は、第1考案乃至第3考案の何れかに記載の加熱用調理容器において、ステンレス製の底板をインパクトボンディングにより外層部に貼り付けたことを特徴とするものである。
以上説明したように、本考案によれば、少なくとも次の何れかひとつの効果を得ることができる。
(1) 内層部をステンレスで形成することで、ステンレス特有の加工である、鏡面加工等を加熱用調理容器の内面に施すことが可能となる。
(2) 外層部をアルミニウムで形成することで、アルミニウム特有の加工である、アルマイト加工等を加熱用調理容器の外面に施すことが可能となる。
(3) 加熱用調理容器の外層部をアルミニウムとし内層部をステンレスとしても、底板をステンレスで形成したことで、電磁調理器での調理の際もステンレスが電磁調理器に接することとなり、電磁調理器での使用が可能となる。
(4) 加熱用調理容器の底部にステンレス板を張り合わせたことで、3層や5層等の多数層により形成した加熱用調理容器より軽量化が可能となる。また、調理時等の取り扱いが容易となる。また、2層構造で形成した加熱用調理容器よりも耐変形性に優れる。
(5) 底板をインパクトボンディングで加熱用調理容器の底部に貼り付けたことで、ステンレスの底板が強固に加熱用調理容器の底部と結合する。
(6) 底板を加熱用調理容器に貼り付けたものであるため、予め、様々なデザインの切込みを形成しておくことで、加熱用調理容器の底部に様々なデザインを施せる。
(7) アルミニウム層が外層に位置し、ステンレス層が内層に位置するという、従来とは逆の構造となるため、デザイン上の新規性が実現可能となる。
(8) 熱伝導率が良好なアルミニウムを使用しているため、容器本体の熱伝導率良く、容器全体が均一に加熱される。
以下に添付図面を参照しながら,本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず,本考案にかかる加熱用調理容器の構成を図面を参照しながら説明する。本実施の形態は,一般的な加熱用調理容器、図面では容器本体の底面が円形でフライパン状の加熱用調理容器を例として挙げたが、釜、鍋型のもの、底面が非円形状のものでも適用可能である。また蓋部を有する加熱用調理容器であっても適用可能である。
(1)加熱用調理容器
図1に示すように,加熱用調理容器は加熱される容器本体部10と、取手部30により構成される。
容器本体部10は容器の底部104と、容器の底部104の外郭を上方に延長した側部103とを有する。
取手部30は本考案に必要不可欠なものではなく、公知の形状・形態のものを使用することが可能である。
また、加熱用調理容器は容器本体部10を構成する金属の層である金属層を、内層部101と外層部102より構成する2層構造に底板20を貼り付けた構造をとるものとする。
以下、内層部101はステンレス製とし、外層部102はアルミニウム製のものとする。
なお、内層部をステンレス製とし、外層部をアルミニウム以外の材料として形成することや、外層部をアルミニウム製として、内層部をステンレス以外の材料として形成する等他の組み合わせでも一定の効果を有するものである。
(2)外層部と内層部
外層部102はアルミニウムにより構成し、内層部101はステンレスにより構成する2層構造とするものである。
例えば外層部102のアルミニウムは厚さが2mm程度、内層部101のステンレスは厚さが0.6mm程度として構成することができる。
なお、2層構造に限らず複数層を有する構造であっても、容器本体部10の外面に位置する外層部102をアルミニウムで構成し、内面に位置する内層部101をステンレスにより構成することで一定の効果を有するものである。
内層部101をステンレスとし、外層部102をアルミニウムとすることで、容器本体部10の内面に、例えば鏡面研磨処理等、ステンレス特有の加工が出来る。また、容器本体部10の外面にアルミニウム特有の、例えばアルマイト加工を施すことが可能となる。
また、熱伝導率が良いアルミニウムを使用することで、熱が速やかに伝わり、容器全体がより均一加熱されるものとなる。
(4)底板
底板20はステンレスにより構成し、アルミニウムの外層部102に貼り付けるものとする。
底板20の大きさは、容器本体部10の底部104の大きさにほぼ一致するように覆うものとする。つまり、底板20を貼り付けることにより容器の底部104がステンレスとなり、電磁調理器にステンレスが接するように形成する。ここで底板20のステンレスは磁性ステンレス(430材)等を貼り付けることが考えられる。
また、加熱用調理容器の外層部102への貼り付けはインパクトボンディングにより行うものである。
なお、加熱用調理容器の外層部102への貼り付けはインパクトボンディング以外にも、コインプレス方式(プレスによるカシメ方式)やブレージング方式(低温溶接方式)等によることも可能である。
なお、底板20をステンレス以外の材料により構成することでも一定の効果を有するものである。
単なるアルミニウムとステンレスの2層構造では、2層バイメタル構造になるため変形を起こしやすいが、底板20を貼り付けたことにより2層構造の加熱用調理容器よりも優れた耐変形性能を有するものになる。
また、例えば、ステンレス−アルミニウム−ステンレスの3層構造に比べて、2層構造に底板20を貼り付けた本加熱用調理容器は軽量化に優れるという特性も有するものとなる。
(4) 加工方法
加工方法は、アルミニウムとステンレスとを張り合わせた状態で、プレス加工により鍋型形状に加工することで、容器本体部10を形成する。その際にアルミニウムが容器本体部10の外側に、ステンレスが内側に位置するように加工する。
その後に、外側のアルミニウム部分にインパクトボンディングによりステンレスの底板20を貼り付ける。
(5) 露出部
底板のステンレス板には切り込みを入れることで、外層部102のアルミニウムを露出させ露出部1021とすることが可能である。
露出部1021の形状は公知の形状を利用可能であり、露出部1021を一定に形成することで出力を上げる、熱変形耐性を強化すること等が可能となる。
また、露出部1021の形をデザイン性を有するものとすることで、加熱用調理容器の底部104のデザインを優れたものとすることが出来る。
なお、加熱用調理容器に露出部1021を設けないことも可能である。
本考案にかかる加熱用調理容器の一部断面図を示した図である。 本考案にかかる加熱用調理容器の断面図を示した図である。 従来の加熱用調理容器の断面図を示した図である。
符号の説明
10 容器本体部
101 内層部
102 外層部
1021 露出部
103 側部
104 底部
20 底板
30 取手部
a 内層部
b 外層部

Claims (4)

  1. 底部と側部を有し、複数の金属層を積層一体化してなる加熱用調理容器であって、
    前記加熱用調理容器の内面に位置する内層部をステンレスにより構成し、
    前記加熱用調理容器の外面に位置する外層部をアルミニウムにより構成し、
    前記加熱用調理容器の底部の外層部にステンレス製の底板を貼り付けたことを特徴とする、
    加熱用調理容器。
  2. 請求項1に記載の加熱用調理容器において、金属層を外層部と内層部の2層として形成したことを特徴とする、
    加熱用調理容器。
  3. 請求項1又は2に記載の加熱用調理容器において、
    ステンレス製の底板に、底板を貫通する切り込みを設け、加熱用調理容器の底部に、アルミニウム製の外層部の一部を露出したことを特徴とする、
    加熱用調理容器。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の加熱用調理容器において、
    ステンレス製の底板をインパクトボンディングにより外層部に貼り付けたことを特徴とする、
    加熱用調理容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101976739B1 (ko) * 2019-03-08 2019-05-09 유니슨이테크(주) 다단 적층식 식품보관용 용기

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