JP3113796U - フランジ付きボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】 フランジ部の圧接面を大きくしながら、フランジ部の締結物への積極的な係合を可能にし、フランジ付きボルトの緩み止め効果を高めること。
【解決手段】 上面に断面多角の係合穴部11を有する頭部12と頭部12下面から下方に延びるねじ部13とを備えたボルトであって、頭部12の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部14を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 上面に断面多角の係合穴部11を有する頭部12と頭部12下面から下方に延びるねじ部13とを備えたボルトであって、頭部12の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部14を設けた。
【選択図】 図1
Description
本考案は、上面に断面多角の係合穴部を有する頭部とねじ部とを備えたフランジ付きボルトに関する。
従来、この種のフランジ付きボルトとしては、例えば図11に示すように上面に断面多角の係合穴部41を有する頭部42と頭部42下面から下方に延びるねじ部43とを備える一方、頭部42の首下部に、厚肉で、頭部よりもやや大きめのフランジ部44が一体形成された構成となっている。
そして、このボルト4は主として鋼製で鍛造加工により製作されている。
そして、このボルト4は主として鋼製で鍛造加工により製作されている。
ところで、上記した形状のフランジ付きボルト4を鋼製で鍛造加工により製作する場合、フランジ部44は比較的厚肉状となり、また大きさも頭部42よりやや大きい程度に制約されるものであった。つまり、鍛造加工によれば上記した形状ままフランジ部44を大きく成形加工することに限界があり、そのため、フランジ部44を大径にして圧接面を大きく取りづらい問題を有し、また、フランジ部44の締結物への積極的な係合によるボルトの緩み止め効果も期待できないものであった。
そこで、本考案はフランジ部の圧接面を大きくしながら、フランジ部の締結物への積極的な係合を可能にし、ボルトの緩み止め効果が確実に得られるフランジ付きボルトの提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1に記載の考案は、上面に断面多角の係合穴部を有する頭部と頭部下面から下方に延びるねじ部とを備えたボルトであって、頭部の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、薄肉の径大フランジ部の剛性強化を計るため頭部外側面からフランジ上面にいたる補強リブを放射状に複数個設けたことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の考案は、ボルトの素材として、薄肉の径大フランジ部の端部又は任意個所を叩いて塑性変形させても錆等が発生しない非鉄金属を用いたことを特徴とする。
本考案のフランジ付きボルトによれば、頭部の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部を設けたから、フランジ部の圧接面を大きくしながら、フランジ部の締結物への積極的な係合を可能にし、ボルトの緩み止め効果が得られる。
また、頭部外側面からフランジ上面にいたる補強リブを放射状に複数個設けることにより、薄肉の径大フランジ部の剛性強化を図ることができると共に、薄肉の径大フランジ部を鍛造加工により容易に成形することができる。
さらに、ボルトを非鉄金属にて構成することにより、薄肉の径大フランジ部の端部又は任意個所を叩いて塑性変形させても錆等の発生を防止することができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1、2は本考案のフランジ付きボルトを示すもので、このボルト1は上面に断面多角の係合穴部11を有する頭部12と頭部下面から下方に延びるねじ部13とを備え、頭部12の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部14を設けたものである。
図1、2は本考案のフランジ付きボルトを示すもので、このボルト1は上面に断面多角の係合穴部11を有する頭部12と頭部下面から下方に延びるねじ部13とを備え、頭部12の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部14を設けたものである。
その場合、薄肉の径大フランジ部14の剛性強化を計るため頭部12外側面からフランジ部14上面にいたる放射状の補強リブ15を複数個(図2では6個)設けている。このように放射状の補強リブ15を複数個設けることにより、薄肉の径大フランジ部14の剛性強化が図れることは勿論、薄肉の径大フランジ部14もつボルト1を鍛造加工により成形する際、補強リブ部分15を介して径大フランジ部14を容易に成形加工することが可能となる。
また、ボルト1の素材としては、軽量化や剛性アップを図ると共に、薄肉の径大フランジ部14の端部又は任意個所を叩いて塑性変形させても錆等が発生しないようにチタン合金などの非鉄金属を用いている。なお、頭部12の平面形状は実施の形態のように円形とする他、例えば6角形など多角形状であってもよい。また、軽量化や剛性アップを図ると共に、錆等の発生を防止する素材として、チタン合金を用いる他、例えばマグネシュウム、アルミ、ステンレスなどの非鉄金属を用いてもよい。
また、図3〜10において、2はねじ孔21が形成されたベース部材、3はフランジ付きボルトの挿通孔31を有する締結物である。
次に、上記したフランジ付きボルト1の作用について説明する。
まず、図3、4に示すものは、ベース部材2のねじ孔21に締結物3の挿通孔31を位置合わせした状態のもとでフランジ付きボルト1のねじ部13を挿通孔31からねじ孔21に差し込み、L形6角棒レンチなどのねじ締め用治具(図示せず)を用いてボルト1のねじ部13をねじ孔21にねじ込んで締結したものである。その場合、径大フランジ部14は薄肉であるも、複数のリブ15…15により剛性アップが図られているので、大きな圧接面を有する径大フランジ部14により締結物3をベース部材2に強固に締め付けてねじ部の緩み発生を効果的に抑えて締結することができる。
まず、図3、4に示すものは、ベース部材2のねじ孔21に締結物3の挿通孔31を位置合わせした状態のもとでフランジ付きボルト1のねじ部13を挿通孔31からねじ孔21に差し込み、L形6角棒レンチなどのねじ締め用治具(図示せず)を用いてボルト1のねじ部13をねじ孔21にねじ込んで締結したものである。その場合、径大フランジ部14は薄肉であるも、複数のリブ15…15により剛性アップが図られているので、大きな圧接面を有する径大フランジ部14により締結物3をベース部材2に強固に締め付けてねじ部の緩み発生を効果的に抑えて締結することができる。
また、図5、6は、予め締結物3の挿通孔31周りで、径大フランジ部14の外周縁と対向する位置に下穴32を形成しておいた場合の締結状態を示す。この場合、先ず、上記した図3、4の場合と同様にフランジ付きボルト1をベース部材2にねじ込んで締結物3をベース部材2に強固に締結する。その後、締結物の下穴32に対応する薄肉の径大フランジ部14の外周縁を叩いて塑性変形させ、下穴32内に突入する係合部14aを形成する。この係合部の下穴32への係合によりねじ部13の緩み発生を確実に防止することができ、信頼度の高い締結を得ることができる。
また、図7、8は、上記した図3、4の場合と同様の締結完了後に、薄肉の径大フランジ部14の外周端部を叩いて締結物3の側縁に沿うように折り曲げ係止したものである。この場合にも、径大フランジ部14の折曲部14bの締結物3側縁への係止によりねじ部13の緩み発生を確実に抑えて締結することができる。
さらに、図9、10に示すように、薄肉の径大フランジ部14の外周縁の殴打による下穴への係合部14aの係合と、薄肉の径大フランジ部14の外周端部の折り曲げによる締結物3の側面への折曲部14bの係止とを組合せるようにすれば、ねじ部13の緩み発生をより確実に抑えて強固に締結することができる。
また、上記した実施の形態では、締結物3の挿通孔31周りに円形の凹みからなる下穴14aをドリルなどにより形成したけれども、例えば長孔や凹溝であってもよい。
1 ボルト
11 係合穴部
12 頭部
13 ねじ部
14 径大フランジ部
15 補強リブ
11 係合穴部
12 頭部
13 ねじ部
14 径大フランジ部
15 補強リブ
Claims (3)
- 上面に断面多角の係合穴部を有する頭部と頭部下面から下方に延びるねじ部とを備えたボルトであって、頭部の首下部に、任意の個所を叩くことにより塑性変形が容易に行える薄肉の径大フランジ部を設けたことを特徴とするフランジ付きボルト。
- 薄肉の径大フランジ部の剛性強化を計るため頭部外側面からフランジ上面にいたる補強リブを放射状に複数個設けたことを特徴とするフランジ付きボルト。
- ボルトの素材として、薄肉の径大フランジ部の端部又は任意個所を叩いて塑性変形させても錆等が発生しない非鉄金属を用いたことを特徴とするフランジ付きボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004916U JP3113796U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | フランジ付きボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004916U JP3113796U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | フランジ付きボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3113796U true JP3113796U (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=43276141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005004916U Expired - Fee Related JP3113796U (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | フランジ付きボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113796U (ja) |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005004916U patent/JP3113796U/ja not_active Expired - Fee Related
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