JP3113659U - 残液回収装置 - Google Patents

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【課題】一斗缶、丸缶などの缶内に残った残液を回収するのに使用する装置に関し、簡単にかつ確実に残液を回収することができる、構造が簡単で取扱いの容易な残液回収装置を得る。
【解決手段】回収容器1と、上面に缶口17を有する缶9を前記回収容器の上部で正立支持する支持枠4と、回収容器1の上に載置される缶の底面周縁部に貫通孔を穿孔する穿孔具5とを備えている。回収容器1は、上面部分が開口しており、支持枠4は、穿孔具5を設けた箇所が最も低い位置となるように缶9を傾斜させて支持する。残液を回収しようとする缶を支持枠4上に正立状態で載置し、要すれば当該缶に押し下げる方向の力を加えることにより、穿孔具5が缶の底板に孔を穿つので、そのまま缶を載置しておくことにより、缶内の残液が回収容器1内へ流出する。
【選択図】 図2

Description

この考案は、一斗缶、丸缶その他の人が両手で持てる程度の大きさ及び重さを備え、灯油、油、洗剤、溶剤、薬剤などの液体の容器として用いる金属製ないし樹脂製の缶から缶内に残った残液を回収するのに使用する装置に関するものである。
一斗缶と呼ばれている薄い金属板又は樹脂製の缶は、平面視で正方形状の上面の一隅部に密閉キャップを備えた缶口を備えており、灯油、洗剤、各種の薬剤などの液体の容器として広く用いられている。また同様な用途及び構造で平面視が円形の丸缶と呼ばれる缶もある。一斗缶や丸缶に収容されている液体を使用するときは、缶口から缶内にポンプの吸込管を挿入するか、あるいは缶を逆さにして缶口から液体を流出させる。
ポンプの吸込管を缶内に差し込んで液体を吸い出す場合、吸込管先端の吸込口が缶の底面に密着すると液体が吸込管内に円滑に流入して来ないので、吸込口を斜めにするなどして、缶の底面に密着するのを避ける。そのため、缶内の液体が僅かになると、吸込管に空気が流入して、缶の底部に液体が残る。
収容されている液体の粘度が低いときは、缶口が真下になるように缶を逆さにして振り動かしてやることにより、缶内の液体をほとんど全部流出させることができる。しかし、液体の粘度が高いときは、残液の流出に時間がかかり、その時間を待つのが面倒であるために、残液を残したまま缶を廃棄することになりがちである。
この問題を解決するために、特許文献1には、最底部に導出口を設けた緩い漏斗状の斜面の上に缶を逆さにして載置する構造の残液回収装置が提案されている。この残液回収装置に缶を逆さにしてある程度の時間載せておけば、粘度の高い液体であっても、缶口から残液が流出するので、缶内の液体を殆ど総て回収することができる。
空になった缶は、従来は内部を洗浄して再使用されることが多かったが、現在では洗浄液及び残液の排出による環境汚染が重視されるようになり、特に洗剤や薬剤などを収容した缶は、一回使用する毎に廃棄され、缶内の残液を焼却等して、缶は再生金属材として再利用するという方法が採られるようになっている。
実開昭56‐124603号公報
特許文献1記載の残液回収装置は、缶を傷つけないので残液を流出させた缶を缶として再使用できるという長所があるが、残液を缶口から排出させるものであるため、缶口を設けた隅が最も低くなるように注意して缶を装置上に載置する必要があり、誤った方向で缶を載置すると、缶内に相当量の残液が溜まったままになるという問題がある。
残液を排出した缶を缶として再利用するときは、特許文献1記載の装置は有用であるが、前述したように現在では粘度の高い洗剤や薬剤を収容した缶は一回毎に廃棄されるので、残液を回収するときに缶を傷つけても問題は生じない。
この考案は、上記のような現状に鑑み、より簡単にかつ確実に残液を回収することができる、構造が簡単で取扱いの容易な残液回収装置を得ることを課題としている。
本願の請求項1の考案に係る残液回収装置は、回収容器1と、上面に缶口17を有する規格形状の缶9を前記回収容器の上部で正立支持する支持枠4と、前記回収容器の上部ないし支持枠に、その上に載置される缶の底面周縁部に対向して、上向に植立された先端に鋭い刃ないし針11を有する穿孔具5とを備え、前記回収容器は、少なくとも前記穿孔具が設けられた上面部分が開口しており、前記支持枠は、穿孔具5を設けた箇所が最も低い位置となるように缶9を傾斜させて支持することを特徴とするものである。
残液を回収しようとする缶を支持枠4上に正立状態で載置し、要すれば当該缶に押し下げる方向の力を加えることにより、穿孔具5の先端の刃ないし針11が載置された缶の底板に孔を穿つので、そのまま缶を載置しておくことにより、缶内の残液が当該孔を通って回収容器1内へ流出する。回収された残液は回収容器1を逆さにすることで取り出すことができるが、回収容器1の底部に開閉弁8を備えた回収口3を設けておけば、回収された残液を容易に取り出すことができる。
缶内に残液が残らないようにするためには、穿孔具5を設けた部分が最も低くなるように回収容器1の脚部の下側に適当な厚さの板などを挟み込んで支持枠4を穿孔具5が最も低くなる方向に若干傾斜させてやればよいが、上記残液回収装置を水平な床面上に設置したときでも、支持枠4の穿孔具5を設けた部分が最も低い位置となる方向に缶を若干傾けて支持する構造としておくのがより好ましい。
この構造は、具体的にはこの考案の装置に設けられる支持脚の長さの差によって装置全体を傾斜させる構造、回収容器1に対して支持枠4の全体を若干傾斜させて設ける構造、または水平な支持枠の上面の反穿設具側に金属板片などのスペーサを予め固着しておく構造などで実現することができる。
本願の請求項2の考案は、上記請求項1記載の構造を備えた残液回収装置において、穿孔具5が平面視でV、L、Uないしコ字形断面を備え、当該穿孔具の根本部の前記Vないしコ字形の内側の位置に、上方に突出する切片折曲げ突起6を備えていることを特徴とするものである。
上記請求項2の考案によれば、残液回収装置に載置した缶の底板の周縁部一箇所がV字形、L字形、U字形ないしコの字形の切片を持った状態で穿孔され、かつ穿孔後その切片が切片折上げ突起6の先端で上方へ押し曲げられるから、軽い力で大きな開口を有する孔を穿孔することができ、缶内の残液をより短時間で流出させることができる。
缶をこの考案の残液回収装置の上に載せ、要すれば缶を押し下げる方向の力を加え、そのまま缶を放置しておけば、缶内の残液は回収容器1内に回収される。予め穿孔具5を設けた部分が最も低くなる方向に支持枠4を傾けた状態で装置を設置しておけば、缶をどの方向に向けておいても缶内に残液が残ることがない。
また、穿孔具5を缶に設けられている缶口より更に缶の縁に近い位置に対向するように設けることにより、缶を振り動かす等の操作を加えなくても残液の殆ど総てを回収することができる。また、穿孔具5を大きな面積の孔が開く例えばV、L、Uないしコ字形断面などとすれば、缶口にキャップをしたままでも、残液を回収することができる。
以下、図面を参照してこの考案の実施形態を説明する。図1はこの考案の一実施形態を示す全体斜視図、図2は図1の装置の穿孔具の部分を示す拡大斜視図である。なお、図1には残液回収中の一斗缶が想像線で示されている。
図1及び図2において、1は回収容器、2は回収容器1を支持している脚、3は回収容器1の底部に設けられたコック8付きの回収口、4は支持枠、5は支持枠4の一隅に植立された穿孔具、6は穿孔具5に隣接して支持枠4に固着された切片折曲げ突起である。
回収容器1は、ステンレス板製で、平面内法寸法が一斗缶の平面外寸より僅かに大きい容器で、その上面全体が開放されている。回収容器1の底面7は傾斜しており、その最も低くなった位置の開口10にコック8を備えた蛇口からなる回収口3が設けられている。
支持枠4は、回収容器1の上縁部内側に溶着したステンレス製のL形材(山形材)で形成され、L形の上向き側面4aが一斗缶9の支持面となり、回収容器上縁の内周面1bが缶9を定位置に位置決めするガイド面となっている。残液を回収しようとする一斗缶9は、正立状態、すなわち缶口17を上向きの状態で、その底部を容器の内周面1bに緩く嵌り込むように挿入され、支持面4aで支持された状態で載置される。
支持枠の支持面4aの一隅、すなわちこの支持枠4に載置される一斗缶9の底板周縁の一隅に対向して、穿孔具5と切片折曲げ突起6を立設した三角片14が支持枠4の下面にねじ15で固定されている。図の穿孔具5は、上端に斜めの刃11を形成したL形鋼からなり、刃11の先端は回収容器の上縁1aより若干低い位置とし、かつこの穿孔具5とその外側の回収容器上端の内周面1bとの間に一斗缶9の底の縁部が僅かな遊隙を持って挿入される間隙Sが形成されている。
切片折曲げ突起6は、穿孔具5のL形の内側となる位置、すなわち穿孔具根本のL形の両端を結ぶ線より内側の位置に、穿孔具5より低い高さで設けられている。三角片14には、一斗缶9からの液体が回収容器に流出しやすいように、穿孔具5と突起6の間に貫通孔16が設けられている。
穿孔具5の断面を上記のようなL形やV形、コの字形などにして、そのVないしコの字の内側に切片折曲げ突起6を設けておけば、図3に模式的に示すように、穿孔具5で切り開かれた切片12が切片折曲げ突起6で上方に折り曲げられて残液を流出させるための孔が大きく開き、缶内の残液を速やかに流出させることができる。穿孔具の刃11の切味が悪くなったときは、三角片14を外して刃を研ぎ直すか、新しいものに取り替える。
支持面4aが水平に設けられているときは、図1に想像線で示すように、穿孔具5を設けた側と反対側の脚2aの下に装置全体を傾けるための板13を敷いて、穿孔具5を設けた側が低くなる方向に傾けた状態で缶9を支持するようにしてやればよい。
上記のように構成された残液回収装置18の支持枠4の上に一斗缶9を正立状態で載置して下方へ押すように力をかけると、一斗缶の底部の隅が穿孔具5とその外側の容器内周面1bとの間に入り込んで、穿孔具5により一斗缶の内壁直近の底板隅部に残液を流出させるための孔が開口され、一斗缶をそのまま放置することにより、缶内に残った残液の殆どすべてを回収容器1内に回収することができる。
実施形態を示す全体斜視図 図1の装置の穿孔具の部分を示す拡大斜視図 穿孔された孔の例を示す拡大断面図
符号の説明
1 回収容器
4 支持枠
5 穿孔具
6 切片折曲げ突起
9 缶
11 刃
17 缶口

Claims (2)

  1. 回収容器(1)と、上面に缶口(17)を有する規格形状の缶(9)を前記回収容器の上部で正立支持する支持枠(4)と、前記回収容器の上部ないし支持枠に、その上に載置される缶の底面周縁部に対向して、上向に植立された先端に鋭い刃ないし針(11)を有する穿孔具(5)とを備え、前記回収容器は、少なくとも前記穿孔具が設けられた上面部分が開口しており、前記支持枠は、穿孔具(5)を設けた箇所が最も低い位置となるように缶(9)を傾斜させて支持することを特徴とする、残液回収装置。
  2. 穿孔具(5)が平面視でV、L、Uないしコ字形断面を備え、当該穿孔具の根本部の前記Vないしコ字形の内側の位置に、上方に突出する切片折曲げ突起(6)を備えている、請求項1記載の残液回収装置。
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